Netflix独占配信の『悪霊狩猟団カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ6話は、新たにレベル1の悪霊が生まれてしまう物語です。
つらい描写が続くので、どうしてもジュソクに感情移入してしまいますね……。
Netflixドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ6話 情報
日本公開日 | 2023年8月13日 |
制作国 | 韓国 |
ジャンル | ヒューマンドラマ、アクション・アドベンチャー、サスペンス、ファンタジー、エキサイティング |
注意書き | 16+ |
上映時間 | 1時間2分 |
『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ6話 主なキャスト・スタッフ
キャスト
ソ・ムン 窿と地上を繋ぐ力を持つカウンター | チョ・ビョンギュ |
カ・モタク 怪力の攻撃担当カウンター | ユ・ジュンサン 『還魂』 |
ト・ハナ サイコメトリー担当カウンター | キム・セジョン 『社内お見合い』『犯人はお前だ!』 |
チュ・メオク 治癒担当カウンター | ヨム・ヘラン 『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』『サンガプ屋台』 |
チェ・ジャンムル カウンターへの資金提供・事故処理担当 | アン・ソクァン |
マ・ジュソク 消防士 | チン・ソンギュ 『スペース・スウィーパーズ』『サバハ』 |
ファン・ピルグァン レベル3の悪霊 | カン・ギヨン |
ゲーリー・チェ レベル3の悪霊 | キム・ヒアラ 『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』 |
ナ・ジョクボン 新人カウンター | ユ・インス 『還魂』『良くも、悪くも、だって母親』『今、私たちの学校は…』 |
ウィゲン ソ・ムンのパートナー | ムン・スク |
スタッフ
プロデューサー | ユ・ソンドン |
脚本 | キム・セボム ヨ・ジナ |
『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ6話あらすじ
分譲詐欺事件の主犯パク・ソンウクを襲って拘置所に入っていた元消防隊員マ・ジュソクは、悪霊の力を使い脱獄しました。
ジュソクが悪霊の寄主となったことは、すぐにカウンターズ全員に共有されます。しかし、ジュソクは姿を消してしまいました。
ジュソクは再びパク氏を狙うと考えられましたが、ジュソクが現れたのは別の場所でした。しかし、そこも刑事が取り囲んでいます。
ジュソクが復讐をためらう理由は何なのか、カウンターズもレベル3の悪霊ファン・ピルグァンも考え始めるのですが……。
『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ6話ネタバレと感想・考察
マ・ジュソクの脱獄
チュンジン拘置所から出たソ・ムンの目の前に、高い壁を越えて元消防隊員マ・ジュソクが降り立ちました。
悪霊に入り込まれたことを表すジュソクの真っ赤な目を見て、ソ・ムンは混乱します。しかしジュソクの念力を見て、すぐに動きました。
一方、ジュソクの体内から悪霊が語りかけます。ソ・ムンが悪霊狩りだと気付いた悪霊は、復讐の邪魔者を殺すようジュソクに指示しました。
しかし、ジュソクはソ・ムンを足止めするだけで命を奪おうとはしません。むしろ、刑務官に撃たれそうになったソ・ムンの盾になろうとします。
追手の刑務官たちにジュソクが殺されないよう、ソ・ムンは対抗します。その間にジュソクは車に乗り、どこかへ行ってしまいました。
そんなジュソクの姿を見送りながら、レベル3の悪霊ファン・ピルグァンは満足気に笑います。ソ・ムンを苦しめられると確信して……。
ソ・ムンが地(タン)を使ったため、サイコメトリー担当のト・ハナにもジュソクに悪霊が入ったことが伝わります。
ハナは治癒担当チュ・メオクと悪霊の臭いを感知するナ・ジョクボンを連れて、ジュソクの復讐相手パク・ソンウクがいる治療看護所へと向かいました。
刑事でもあるカ・モタクは、パク氏を警護するためひと足早く治療看護所に到着します。しかし、パク氏は無事でした。
ジョクボンも道中で悪霊の臭いがしなかったと言うため、ハナたちはジュソクの居場所が分からなくなってしまうのでした。
母との別れ
モタクの部下カン・ハヌルはジュソクの実家に向かいました。そこでジュソクの母は、息子は戻らないだろうとため息まじりに話します。
しかし、刑事たちが実家から少し離れた場所で見張りを始めたとき――実家にジュソクが現れました。
ジュソクは泣き崩れる母を抱きしめます。そして、拘置所に戻るか家にいてくれと願う母に、チヂミを作ってほしいとねだりました。
母がキッチンに向かって背を向けたのを見届けると、ジュソクはそっと家を出ました。しかし、ハヌルたちによって囲まれてしまいます。
そんな中でも、ジュソクは余裕でした。強い念力で刑事たちを空中へと持ち上げると、拳銃を刑事自身の頭に向けさせたのです。
しかし、悪霊の言葉には従いませんでした。ジュソクは刑事たちを殺すことなく、地面や塀に叩きつけるだけで済ませます。
騒ぎに気付いた母に呼び止められても、ジュソクが止まることはありませんでした。ショックで倒れた母のもとに、ソ・ムンとハナがかけつけます。
ハナが地(タン)を通じてジュソクを追っていると、ジュソクが突然振り返ります。ジュソクは地(タン)の中にいるハナに話しかけてきました。
なんとか説得しようと試みるハナに、ジュソクは復讐の決意が固いこと、そして復讐の罪は自らの命で償うことを告げて去るのでした。
窿人の考え
カウンターズは窿(ユン)に集まり、会議をします。まずは、悪霊に入り込まれた寄主であるジュソクが悪人でないことが議題に上がりました。
メオクのパートナーである窿人クォン・スホは、ジュソクの怒りが悪霊を呼んだと語りました。
次の議題は、まだ人の魂を吸っていない中途半端な悪霊のはずのジュソクが、レベル3を超える力を持つことです。
ソ・ムンのパートナーである窿人ウィゲンは、異例もあると答えます。ソ・ムンとウィゲンも、有り得ない出会いをした異例だからです。
つまり、ソ・ムンが異様に高い能力を持ったことと同じように、悪霊としてのレベルが上がったジュソクもまったく別の特徴を持つ可能性があるのです。
たった一度の殺人でも、ジュソクの能力は飛躍的に上がるかもしれません。ジュソクについた悪霊をできるだけ早く召喚する必要があります。
会議を終えたソ・ムンとハナは、入院したジュソクの母を見舞います。ハナは、ジュソクがまだ誰にも致命傷を与えていないことを話します。
その頃、レベル3の悪霊ゲーリー・チェはジュソクをあおっていました。しかし、ジュソクはゲーリーの言葉に応じません。
ゲーリーは不満げですが、ピルグァンは冷静でした。ジュソクが地(タン)を読む力があることも見抜いており、どう利用しようかと考えていました。
ソ・ムンは、ウィゲンの言葉を思い出します。ジュソクの怒りや後悔を強めた理由は何なのかと問われ、ソ・ムンはピルグァンのことを思い浮かべました。
あぶり出された原因
モタクは同僚の刑事から、ジュソクの脱獄から一週間前に監視カメラが記録されていない時間があったという情報を手に入れます。
その頃、メオクやハナと一緒にいたチェ・ジャンムルは、ひとつの推測を口にしていました。ジュソクが復讐を始めない理由について……。
ジョクボンは始めて釜を使わずに小豆粥を作ろうとして、鍋を爆発させます。それがジュソクの母への見舞いの品だと知り、ソ・ムンは手を貸しました。
ふたりは小豆粥を届けるため、病院に向かいます。そのときジョクボンが、不確かだが悪霊の臭いを感じると言い出しました。
そこにモタクから連絡が入ります。監視カメラも記憶も操作できるような悪霊は、ピルグァンしか有り得ないと――。
カウンターズは息をのみます。ジュソクの母が復讐を始めない理由になっているのなら、ピルグァンは必ず母の命を奪いにいくはずだからです。
手術室に乗り込んだピルグァンとゲーリーは、医師たちを弾き飛ばすと、ジュソクの母から生命維持装置を抜き取りました。
そのとき、手術室に地(タン)が現れます。ピルグァンは、ジュソクが地(タン)を読めることから、手を下すことを諦めて去りました。
当時の状況を調べるために拘置所に向かったモタクは、偶然あるものを見つけます。資金洗浄用の店から逃げた男と同じバラの入れ墨の入った受刑者です。
赤バラ組――亡きイ・チュンジェが率いた組は、チョ・テシン組が倒れたことをきっかけにチュンジン市に進出した一派でした。
赤バラ組37番
勢力を伸ばした赤バラ組でしたが、白頭(ペクドゥ)ダイナスティ分譲詐欺事件に関わったことで、多くの組員が逮捕されました。
そこで、赤バラ組がバラとともに刻む星が等級、数字が序列を表していることが判明しました。
組長であるイ・チュンジェは四つ星のナンバー1です。そうなると、クリーニング店から逃げた一つ星の37番は……おそらく下っ端でしょう。
彼らは皆、同じ店で入れ墨を入れていました。チュンジェのホテルで違法営業中の「TATOO IRIS」です。
彫り師のトミーとデイビッドと会って記憶を読むため、メオクは金持ち夫人に化け、ハナはその連れとしてTATOO IRISに向かいました。
ふたりは新しい客のフリをしようとしていましたが、受付のデイビッドはメオクを「ピッグママ」と勘違いして店内に招き入れます。
ハナは着替えをもらうとき、デイビッドの手を握って記憶を読みました。しかし、赤バラ組37番の顔は分かりませんでした。
すると施術を終えたトミーが奥から出てきました。ハナは気さくに話しかけながらトミーに触れ、記憶を読みます。
すると、37番の入れ墨を入れられた男イム・ジェヨルが見えました。その次の瞬間、そのジェヨルが施術室から出てきます。
赤バラ組の入れ墨を消して逃走を図ったジェヨルを捕まえたハナは、彼の記憶も読みました。そこで、衝撃的な事実が判明します。
隠された事実
ジェヨルがソ・ムンに追われた夜の記憶の中に見たのは、自殺したはずのイ・チュンジェと話している姿でした。
ゲーリーはチュンジェが生きていると知っており、赤バラ組の組員を訪ね回っていました。ジェヨルは殺しもいとわないゲーリーに怯えていました。
チュンジェは女であるゲーリーに捕まるはずがないとたかをくくり、ジェヨルに入れ墨を消すよう指示を出したのでした。
まずはジェヨルを捕まえようと話し合うカウンターズの中で、メオクはひとり考え込んでいました。
カウンターになったばかりの頃――メオクは、寄主となった同級生からひどい暴力を受ける男子生徒を救ったことがありました。
その男子生徒こそがジェヨルだったのです。初めて治癒能力を使った相手で、カウンターとして善人を救うという覚悟を決めたきっかけでもあります。
監護所に停めた車でパク氏の監視をしていたジョクボンは、悪霊の臭いを感知します。モタクが着くのも待たず、ジョクボンは駆け出しました。
記憶を消されたパク氏をゲーリーが訪ねている頃、ジュソクは亡き妻イ・ミンジの墓にいました。そこに、ピルグァンの声が響きます。
パク氏のそばに地(タン)が張られていると考えたピルグァンは、地(タン)を通してジュソクに語りかけたのです。
復讐をためらうジュソクに、パク氏に殺された妻の仇をとるようにと……。そしてピルグァンは、パク氏を建設途中のマンションへと運びました。
復讐の遂行
パク氏を追って、ジュソクもマンションに現れました。必死で逃げようとするパク氏の首をつかんだジュソクは、自らの意思で復讐を決めました。
ソ・ムンとハナもすぐに駆けつけ、ジュソクの妻を殺すよう仕向けたのはピルグァンだと話しました。
しかし、復讐をとげたいと強く願うジュソクの心に、体の内から悪霊が語りかけます。彼らは復讐の邪魔をしたいだけなのだと……。
ジュソクは強い念力でソ・ムンとハナを壁に叩きつけました。そのとき、ハナは飛び出していた太いワイヤーに腹を貫かれます。
ふたりが立ち上がれずにいる中、ジュソクはパク氏の首を片手でへし折りました。糸の切れた操り人形のように、パク氏は床に落ちます。
そしてジュソクは、パク氏の魂を吸い込みました。より悪霊の力が増したことを、ハナは敏感に感じ取ります。
ピルグァンとゲーリーが離れた場所から見つめる中、ソ・ムンは立ち上がりジュソクと戦い始めるのでした。
『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ6話まとめ
脱獄したジュソクでしたが、すぐには復讐しませんでした。悪霊の声を無視することもしばしばあり、我の強さを感じさせます。
母との別れを惜しんだり、妻を死なせてしまったことを悔やんだりと、ジュソクの中では憎しみより悲しみのほうが強く存在したようです。
しかし、ピルグァンの計略によってジュソクは復讐をとげてしまいました。ソ・ムンの幼さが弱点となったと言えるかもしれませんね。
一方、メオクが初めて救った相手ジェヨルが悪人として再びメオクの前に現れました。メオクは気持ちの置きどころに迷っています。
優しさが必ずしも正しい結論を導けるわけではないと、シーズン2では何度も突きつけられます。つらいですね……。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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