Netflixドラマ『殺人予言配信』エピソード8【最終回】ネタバレ感想

『殺人予言配信』タイトル新着
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Netflix独占配信ドラマ『殺人予言配信』エピソード8【最終回】は、衝突・横転事故が起きた夜に起きたすべての出来事が判明する物語です。

ミヅチ
ミヅチ

犯人は多くの人が予想できたと思いますが、この犯行動機を当てられた人は少ないのではないでしょうか……。

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Netflixドラマ『殺人予言配信』エピソード8【最終回】 情報

日本公開日2026年2月12日
制作国台湾
ジャンルミステリー、犯罪、サスペンス
注意書きR-16+
暴力、言葉づかい、自殺、家庭内暴力
上映時間43分

『殺人予言配信』エピソード8【最終回】 主なキャスト・スタッフ

キャスト

チェン・ジアレン(陳家任)
第一分署の刑事
イーキン・チェン(鄭伊健)
リン・ティンヨウ/ヨウズ(林廷佑/柚子)
What’s Up Yo!柚!の配信者
ショウ・ロウ(婁峻碩)
リー・シンピン(李欣屏)
サイバー犯罪捜査班の若手女性刑事
リー・ペイユー(李霈瑜)
『ふたりの私』
グオ・ダーフー(郭達夫)
和庚(ホーゴン)病院の医師
ワン・ポーチエ(王柏傑)
『罪夢者』『悲しみより、もっと悲しい物語 The Series』
ホー・ジェンウェイ(何鎮偉)
サイバー犯罪捜査班の主任刑事
リー・リーレン(李李仁)
『恋するマフィア娘』『瀑布』
チェン・ヨウジエ(陳宥潔)
ジアレンの娘/ババ巫女の裏方
バフィ・チェン/チェン・イェンフェイ(陳姸霏)
『WAVE MAKERS 〜選挙の人々〜』
リー・ティンエン(黎庭恩)
ヨウジエの女友達/ババ巫女
クロエ・シャン(項婕如)
『この心亡き者』
ウェイ・モンイエン/ウェイイエン(魏孟言/魏言)
胃発炎チャンネルの配信者
ケント・ツァイ(蔡凡熙)
ガオ・ジーピン/ガオピー(高志平/高皮)
配信者/ティンヨウの友人
ジャン・ファイユン(詹懷雲)
『WAVE MAKERS 〜選挙の人々〜』『女優:ボーン・トゥ・シャイン』
リウ・イエンホワ/ワーザイ(劉彦華/瓦仔)
胃発炎チャンネルの配信者
ヤン・イーシュエン(楊懿軒)

スタッフ

監督・脚本ショーン・スー(蘇文聖)

『殺人予言配信』エピソード8【最終回】 あらすじ

ネット上にあるウェイイエンの撮影した衝突事故動画には、ある秘密がありました。その秘密が、捜査を担当する刑事 チェン・ジアレンに伝えられます。

チェン刑事は衝突事故が起きた当日に、すぐ近くで別の事件が起きていました。しかし、その事件の詳細は分からないように細工されています。

そんな中、チェン刑事は自分だけのとっておきの方法で、その夜に起こった事実に繋がるヒントを得ました。

その一方で、もう一人の犯人をおびき寄せようと配信者たちが動き始めます。あの夜に起きたすべてが明らかになるときが来ました――。

ここから先はネタバレがあります!

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ミヅチガタリ

やはり、もう一人の犯人はホー主任刑事でしたね……。しかし、この犯行動機は予測できませんでしたし、グオ医師との関係性についても予想外でした。

グオ医師はパンクしたことを、衝突事故のせいだろうと考えていました。前輪と後輪との違和感というのは、冷静を欠いた状態では頭に浮かばなかったのでしょう。

ホー主任刑事が銃撃をパンクと書き換えさせ、防犯カメラ映像を消し、自らが犯した殺人をごまかしたがために……復讐の矛先は若者たちに向かいました。

そうやって証拠を消して回ったはいいものの、重要な証拠はどこの誰とも知れない配信者の手元にあるのです。1年間、気が気じゃなかったんでしょうね……。

意外なことに、グオ医師とホー主任刑事との再会は、ウェイイエン発砲事件の発生直後でした。ヨウジエ誘拐より前から共犯関係にあったのではと考えた方は多いのでは?

また、ホー主任刑事が直接グオ医師に協力したということもありませんでした。明確な証拠を求め続けることで、容疑の曖昧なグオ医師を放置しただけです。

しかし、チェン刑事とリー刑事との問題児コンビ、ティンヨウをはじめとした配信者たちの力がホー主任刑事の悪事を暴く結果となったのです。

ネットがもたらす悪影響をじっくりと描いた上で、その影響力は使いようによっては善行に繋がることもある――そう教えてくれた物語でしたね。

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『殺人予言配信』エピソード8【最終回】 ネタバレと感想・考察

残された謎

的中率100%の予言者<ババ巫女>の正体は明らかになりました。また、ババ巫女を利用していた殺人犯 グオ・ダーフー医師は逮捕され、自殺を図ります。

もうインフルエンサー連続殺人事件は起きないだろう。そう思われていたとき、ババ巫女の新たな予言動画が……。

ある夜――金髪の若者が、何かから必死に逃げています。けれども追手の足はとても早く、道にも詳しいようで、若者はすぐに追いつかれてしまいました。

暗闇の中、口を塞がれた若者は助けを呼ぶこともできないまま、追ってきた人物によって命を奪われたのでした。

「動画には続きがある――ネットの動画は後半が切られてる」

グオ医師から最初に狙われた配信者 ウェイイエンは、撮影の手伝いをしていた年下の配信者 リン・ティンヨウに向けてつぶやきました。

ティンヨウは、グオ医師が妻子を喪うきっかけとなった動画を流していたのです。それは、ウェイイエンたちが行ったバイクに乗って花火を打ち合う動画でした。

長いこと昏睡状態だったウェイイエンが突然しゃべったため、ティンヨウは驚きます。ウェイイエンは寝ている間、動けずともすべて聞いていたのです。

ウェイイエンは警察を信用しておらず、黙していました。けれども、ティンヨウはこの数日間共に戦った刑事 チェン・ジアレンにそのことを伝えることにします。

グオ医師が犯行を重ねていたときの動きと、今回の犯人との動きがまったく違いますね。

グオ医師は相手の死角から近付き、相手の自由を奪うことから初めていました。しかしこの犯人は、相手に見つかることを恐れていません。

手術を行う医者は体力があるとはいえ、配信者のような若者と追いかけっこをするのは容易ではないでしょう。

勤務で体力が削られる中、監禁した少女の監視、その少女の友人を脅迫、作らせた予言動画の配信、予言通りに殺人……大忙しの日々だったでしょう。

こちらの犯人はというと、かなり体力に余裕がありそうです。相手をするには苦労しそうですね……。

また、ウェイイエンが目を覚ましました。意識のない人でも聴覚は働いていると言いますが、ウェイイエンもそうだったようです。

ウェイイエンは、グオ医師から脅迫を受けて発砲事件を起こしたと分かっています。

最初から殺人を犯さなかったのは、注目を浴びるためだったのでしょう。被害者自身に発砲事件を起こさせることで、世間に謎をもたらし注意を引くことができます。

連続予言殺人の幕開けに相応しい事件……という筋書きになっていることに気付かず、仲間を守るためにウェイイエンは脅迫に応じたのではないかと考えられます。

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取り消し線

チェン刑事は事故現場で動画を見ていました。グオ医師が持っていたものとは違う、ティンヨウのスマートフォンで撮影されていた動画です。

「動画は例のネットカフェから投稿を。投稿者はカメラに映ってませんが、変ですよ。グオ・ダーフーが投稿者なら、後半を切る必要はありません」

ウェイイエンの証言をもとに、チェン刑事とサイバー犯罪捜査班の若手女性刑事 リー・シンピンが動き始めました。

極秘の捜査をするため、チェン刑事が選んだのは配信者が集まる店 オロモです。初めて店を訪れたリー刑事は、店の内装の奇抜さに驚いていました。

「2021年5月18日、交通事故の他に薬物による死者が出た。過剰摂取だ。事故現場から50mも離れていない。死亡したのは趙国安(ジャオ・グオアン)」

警察のデータベースでジャオはアクセス不可となっていました。また、交通事故の報告書も曖昧です。警察内部に犯人に繋がる人物がいるのは確実でした。

電子機器全般が苦手なチェン刑事は、普段から地下の資料室を利用しています。紙の資料を振り返る者などほとんどいないため、そこには事故の記録が残っていました。

2021年5月18日、小型乗用車3818-DM3が新湖三路(東行き)を走行中、新湖三路を通過。この事故は、後輪が銃で貫かれた異物によってパンクした疑いがあり、車が横転したとみられる。

グオ医師が運転していた車は歩道に乗り上げ、前輪を消火栓に衝突させました。けれども、パンクしていたのは後輪だったのです。

事故を担当した警察官は、パンクの原因が銃弾であることを疑っていました。その書類を見たチェン刑事は、直観で<何かある>と感じ取っているのです。

もし、グオ医師の車が故意にパンクさせられていたとしたら、グオ医師の妻子が亡くなった直接的な原因はそのパンクにあると考えられます。

もちろん、車道で花火を打ち合って視界を塞いだウェイイエンたちにも非はあります。しかし、意図的なパンクには、もっと直接的な悪意を感じますよね。

それが銃弾によるものだとすれば、悪意の度合いはかなり高くなるでしょう。釘や刃物で行われるよりもずっと、被害が大きくなると想定されるためです。

考えられるのは、事件現場近辺で亡くなっていたジャオ・グオアンが関与しているというパターンですが……。

すでに死んでいる人が関与していたとして、この先も事件が続くとは考えにくいですよね。

ヒントは、カットされた動画の後半にあるのでしょう。衝突事故を起こしてから横転事故を起こすまでの間に何が起きていたのか、それが肝になります。

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仕掛けられた罠

新たな予言をしたのはババ巫女本人――リー・ティンエンでした。他の配信者たちを集め、事件の真実を伝えるオンライン会議を開いたのです。

『私が話すことはヨウズやウェイイエン、チェン・ジアレンの命に関わるから、どうか秘密にして。連続殺人事件の犯人はもう一人いる。あと一人死ぬ。――みんなには情報を流してほしい。<ウェイイエンは真相を知っている>と。犯人をおびき寄せるの』

会議に集まった人たちに、事件以来初めてウェイイエンが姿を見せます。殺風景な背景だったのは、そこがウェイイエンの病室であったためでした。

Y蛋(ヤーダン)、美食家 萬萬(ワンワン)、蛋水河(ダンシュイホー)たちが、拘留中に自殺したグオ医師のほかにも殺人犯がいると動画で語ります。

また、ウェイイエンが回復するのも近いと広めることで、視聴者たちは盛り上がりました。その動画についたコメントに、こんなものがあります。

kate0622888:私 ウェイイエンの看護師だけど、胸水は排出されたから いつ意識が戻ってもいい

就寝中のウェイイエンがつけている酸素マスクが、何者かによって取り外されました。そして、その人物はウェイイエンの顔に枕を押し当てます。

ウェイイエンの体が激しく痙攣し、やがて動きを止めました。心電図が心停止を告げるアラート音を鳴らす中、犯人はウェイイエンに再び酸素マスクを装着します。

その犯人は……サイバー犯罪捜査班 主任刑事 ホー・ジェンウェイでした。ウェイイエンが動かなくなったのを確認し、ホー主任刑事は立ち去ろうとします。

ティンヨウはすでに、犯人をおびき寄せるために身を呈しています。そんなティンヨウの前で、兄貴分のウェイイエンが恐れるわけにはいきませんよね。

そもそも、そういう意識を持った者同士だから仲良くなったのかもしれません。もしくは、年下であるティンヨウが影響を受けたのかも……。

なんにせよ、ウェイイエンは体を張ってもう一人の犯人の正体を明かすことに承諾しました。

そういった男気あふれる行動には、配信者たちもなびいてしまうようですね。皆、ウェイイエンたちの気持ちをくんで、罠を仕掛けました。

おそらくですが、動画についたコメントも罠の一環でしょう。このままではウェイイエンが目を覚ましてしまうぞと、犯人をあせらせたのです。

動画の後半に映っているのは、もう一人の犯人にとって都合の悪いものです。ティンヨウはそれを覚えていませんが、ウェイイエンは分かっているのでしょう。

その罠にかかったのは……やはり、ホー主任刑事でした。ことあるごとにグオ医師から目をそらせようとしてきたのは、共犯者だったからなんですね。

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隠された事実

さかのぼること1年前――主任になって間もないホー刑事はバスに乗り、薬物売買を行う男 ジャオ・グオアンを待ち構えていました。

「1時半、林森金都(リンセンジンドゥ)。3キロ以上」

キャップを目深にかぶったホー主任刑事に対し、ジャオは取引内容を告げます。その見返りとして、ホー主任刑事は二袋の薬物をジャオに渡しました。

しかし、ジャオは引き下がりません。ホー主任刑事が薬物を使って出世したことを知り、脅迫しようと考えていたのです。

ジャオが会話を録音していると気付き、ホー主任刑事はあわてます。バスを降りて駆けだしたジャオを、必死に追いかけました。

それと同じ時間――近くの車道では、ウェイイエンたちが花火を打ち合い、その影響でグオ医師の車が衝突事故を起こしていました。

その様子を目にしたジャオは、思わず立ち止まります。するとホー主任刑事がジャオの体をつかみ、駐車場のゲートの支柱に押しつけてきました。

ホー主任刑事に銃口を突きつけられ、殴られ、ジャオは絶体絶命です。その頃、ウェイイエンたちはもう現場を後にしていました。

駐車場の陰で薬物中毒者と刑事がもめていることなど知らず、グオ医師が車を発進させます。それと時を同じくして、ジャオがホー主任刑事から逃れて走り始めました。

ジャオを止めるため、ホー主任刑事が発砲します。その弾は電柱に当たり、跳ね返ってグオ医師の運転する車の後輪に当たりました。

車は横転し、逆さまになりました。これにはジャオもホー主任刑事も驚き、動きを止めました。しかしホー主任刑事はすぐに気を取り直し、ジャオを羽交い絞めにします。

グオ医師が助けを求める声を上げる中――ホー主任刑事はジャオが声を出さないよう、その口を塞ぎ続けました。

息が出来なくなったジャオは、必死にホー主任刑事の腕をタップします。けれども必死なホー主任刑事には届かず、ふと気付いたときにはジャオは息絶えていました。

我に返ったホー主任刑事は防犯カメラの位置を確認し、ジャオの口元に薬物をなでつけます。そして、空の薬莢を拾い上げました。

つまり――グオ医師の妻子を殺したのは、他でもないホー主任刑事だったということですね。

ホー主任刑事自身は、あの夜の出来事をよく理解しています。自分が撃った弾がもとで横転事故が起きたことも、通報しなかったために搬送が遅れたことも……。

その上で、グオ医師を利用することを決めたのです。自分が映っているかもしれない動画を持っている配信者たちを殺すために、その絶望を活用しました。

グオ医師は亡くなるその瞬間までずっと、自分の復讐対象者を見誤っていたのです。しかし、それはそれで幸福なことかもしれません。

本当に復讐すべき相手はすぐ近くにいて、ずっと自分を操っていた――そんな真実をあとから知らされたら、気が触れてしまうでしょうからね……。

そしてここで、ホー主任刑事がなぜグオ医師に協力したのかという謎が解けました。

そもそも<協力>などしていなかったのです。ホー主任刑事は、グオ医師の復讐心を知りながら、自分にとって厄介な相手を殺させた<黒幕>でした。

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偶然と必然

行愛(シンアイ)路にて、ジャオの遺体が救急車に運び込まれます。チェン刑事の仲間 華(ホワ)刑事が捜査に当たっていました。

そこに何食わぬ顔をしてホー主任刑事が現れます。ジャオは情報提供者であり、密売組織の摘発が近いため、表沙汰にしないようにとホー主任刑事が指示をしました。

そして次に、交通班が捜査している横転事故の現場へと向かいました。パンクは銃撃によるものではないかと語る若い警察官を、ホー主任刑事が一喝します。

「確かでないなら書くな」

目撃者はおらず、防犯カメラ映像は確認依頼を出したばかりです。そこでホー主任刑事は、映像の捜査はサイバー班が行うと言ってすべて引き取ることにしました。

ホー主任刑事は提供されたハードディスクを開き、丁寧に金属ブラシで傷を付けていきます。そのあと、ハードディスクをぐるぐる巻きにして倉庫の奥にしまいました。

1年後――ウェイイエン発砲事件で和庚(ホーゴン)病院に向かったホー主任刑事は、横転事故の被害者 グオ医師と、花火を打ち合っていた配信者 ティンヨウと<再会>しました。

ウェイイエンが衝突事故の際に動画を撮影していた配信者グループであると、ホー主任刑事は直感します。そこで主任の地位を使い、スマートフォンの捜査令状を取りました。

その中身を確認しているとき、グオ医師が病室に現れたのです。グオ医師が連続殺人犯である可能性に気付きながらも、ホー主任刑事は野放しにする選択をしました。

ティンヨウが消去した動画を復元すると、そこにはホー主任刑事とジャオとがもみ合う様子がしっかりと映っていました。

動画の後半を消去して投稿されたことに対して、グオ医師は何も知りませんでした。それもそのはず、ホー主任刑事は連続殺人に直接関わっていなかったのです。

グオ医師とホー主任刑事とは共犯者ではないか……というのは、ミスリードだったんですね。

グオ医師は本気で胃発炎チャンネルの4名を恨んでいました。実際の事故原因がホー主任刑事の発砲であったことには気付いていなかったのです。

ウェイイエン発砲事件に衝突事故の関係者が集まっている様子を見て、ホー主任刑事はグオ医師の復讐計画を理解したのでしょう。

その復讐に乗っかり、1年前の過ちを抹消させることにした――というのが、ホー主任刑事の真意だと思われます。

グオ医師が犯人で、ババ巫女を利用しているであろうことは、サイバー班の主任たる者……分からないはずがありません。

しかし<証拠がない>という一点で、すべて却下できる立場にあります。そうして捜査を遅らせることで、自分にとって不都合な証拠をすべて消し去ろうとしたのです。

グオ医師に協力するつもりなど、さらさらなかったでしょう。ただ、事件を長引かせてほしかっただけだと考えられます。

サイバー班の主任である立場を濫用したホー主任刑事でしたが、その行動をひっくり返したのは電子化についていけない頑固オヤジ チェン刑事でした。

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殺人生配信

ホー主任刑事が犯行を終え、ウェイイエンの病室から出てきました。他の刑事たちに囲まれて銃口を向けられるホー主任刑事を、ナースステーションの看護師が撮影します。

ジャオがホー主任刑事の情報提供者であったと判明したとき、この計画が立てられました。モニターに細工することで、ウェイイエンの死を偽装したのです。

ホー主任刑事は気付いていませんでしたが、ウェイイエンの病室はずっとライブ配信されていました。犯人の姿もその犯行も、皆が目撃しています。

病室から出てきたティンヨウが、ホー主任刑事をあおりながら近付いてきました。怒りに震えるホー主任刑事は、左腕でティンヨウを捕まえて銃を突きつけます。

ティンヨウが持っていたスマートフォンは、床に落とした衝撃で配信停止となりました。けれども、看護師が持つスマートフォンが生配信が続けられています。

天井に威嚇射撃され、刑事たちが銃を下ろしました。ホー主任刑事はティンヨウを連れて、エレベーターに乗り込みます。

「ヨウズ、ダサいな。」

チェン刑事の言葉に、ティンヨウが戸惑います。そこで蘇ってきたのが、二人で交わした会話でした。

チェン刑事は、ティンヨウが<ヨウズ>として配信している動画チャンネル<What’s Up Yo!柚!>の決めポーズのことを言っているのです。

両手で裏ピースをして<柚!>のときに肩を揺らし、右肩を下げます。その動きをすれば、後ろにあるホー主任刑事の体に弾を当てられるという意味でした。

「What’s Up!――What’s Up!」

ナースステーションにスマートフォンって持って入れるものでしょうか……。などという現実的なことを考えるのはやめましょう。

なにやら配信者たちと刑事たちがコソコソしている……何か起こるに違いない……スマートフォンを持ち込んで生配信してやろう……。

そんなことを考える不届き者の一人や二人、ナースステーションにはいるものです。

モニターの細工をする時点で、病院関係者の協力が必要になります。その対価として生配信を許したという考えもありますよね。

そして成人男性が成人男性を拘束しているため、ティンヨウが盾となってしまい、刑事たちは発砲することが難しくなってしまいました。

一般市民を傷付けるわけにはいかず、誰も攻撃できない状態になりました。そこで策を練ったのが、チェン刑事だったのです。

ホー主任刑事は、二人が何かしようとしていることは理解できます。けれども、何をするつもりか分からないため、対策が打てないのです。

もしティンヨウの動画を一度でも見ていれば、気付くことができたでしょう。グオ医師のように丹念に相手を調べていないから、こういうことになるのです。

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事件の終わり

エレベーターのドアが閉まっていく中、ティンヨウは覚悟を決めてポーズを取りました。チェン刑事の撃った弾が入っていき、ドアが閉まります。

再びドアが開いたとき、そこには肩を撃たれて倒れているホー主任刑事がいました。ティンヨウは無事で、腰を抜かしながら銃を外に蹴り出します。

ティンヨウが無事だったと分かり、視聴者たちは安堵します。後日、復活を期待されたティンヨウは、ババ巫女の素顔公開と称してティンエンとコラボしました。

『視聴者に伝えたいことがある。俺たちは恐ろしい事件に巻き込まれた。それから、ネットがもたらす悪影響を目の当たりにした。ここで皆さんにお詫びしたい。申し訳ない。俺は警察の取り調べに協力する』

続けてティンヨウが、チェン刑事の娘 ヨウジエのコンサートを宣伝します。2022年12月7日21時半に開催される<チェン・ヨウジエDJソロコンサート>です。

その動画を見ていたチェン刑事は、捜査課課長 張捷(ジャン・ジエ)から声をかけられます。チェン刑事はコンサート当日、会場の外にある駐車場にいたのです。

グオ医師の死の詳細が分かりました。グオ医師は、唯一持つことが許されていた亡き妻の遺品の中に、青酸カリを仕込んでいたのです。

また、ティンヨウはウェイイエンと共に交通工具損壊罪で60日の拘留となりました。ホー主任刑事は左鎖骨に銃弾が貫通したものの、命は助かりました。

ヨウジエの透き通る声が会場内に響いています。チェン刑事は外に貼り出されているポスターひとつひとつと共に自撮りをしてから、会場に入りました。

「次の曲は父に捧げます」

グオ医師は、自らの不正を隠したいホー主任刑事の暗躍には気付かないまま、自分の復讐を遂げたつもりでいたのでしょうね……。

もはや生きる意味は復讐することにしかなかったのでしょう。その対象が胃発炎チャンネルの4名とババ巫女チャンネルの2名と決めた時点で、もう道は決まっていました。

ティンヨウが意外な活躍を見せましたね。兄貴分 ウェイイエンを脅し死ぬ目に遭わせ、自分を殺そうとしたグオ医師の真相を知り、怒っていました。

ティンヨウは、家族に対する想いが深い人です。グオ医師が妻子を喪ったと知ったときの動揺っぷりから見ても<家族>が絡むと共感力が強くなるのかもしれません。

そう考えると、ティンヨウがホー主任刑事にだけは寄り添わなかった理由が分かります。薬物、裏取引、捜査妨害……そのすべてがティンヨウから遠いものなんです。

一方、ウェイイエンは刑事にも犯人にも信頼は置いていませんでした。それでも、一生懸命に駆けずり回るティンヨウの兄貴分として、命を張る覚悟を決めました。

周りを動かす力を持つティンヨウが最後に決めたのは、チェン刑事に命を預けることでした。チェン刑事はその心意気に応え、ティンヨウを救い出します。

ネット嫌いだった父が配信者たちに協力している姿を見て、ヨウジエも父との仲を考え直すことにしたのではないでしょうか。

この物語の主人公はチェン刑事ということになっていますが、すべての物事を動かすきっかけになっているのはティンヨウでしたね。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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