Netflixドラマ『ベイカー街探偵団』シーズン1-7「死のエクスタシー」ネタバレ感想

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ミヅチ
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こちらにはNetflixで配信中のイギリス製作ドラマ『ベイカー街探偵団』シーズン1第7章「死のエクスタシー」のネタバレと感想があります。

悪夢に入り込んだジェシーを発見したシャーロックは、ビーとワトソンがいる221Bへとやってきました。

3人は調査記録が荒らされたと知り、ジェシーを襲った麻スーツ男がロンドンにある亀裂を探しに来たのだと分かりました。

最初の事件の犯人アーサーを訪ねた3人は、麻スーツ男がやってくるのを待つのでした。

そしてスパイクは、ビリーを釈放させるためレオポルドのいる宮殿へと忍び込みます。5人でひとつなのだと信じて……。

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主な登場人物

スパイク(マッケル・デヴィッド)
ビー(ザディア・グラハム)
ビリー(ジョジョ・マカリ)
レオポルド(ハリソン・オスターフィールド)
ジェシー(ダーシー・ショウ)

シャーロック(ヘンリー・ロイド=ヒューズ)
アリス(アイリーン・オイヒギンス)
リネンの男(クラーク・ピータース)
ジョン・ワトソン(ロイス・ピアソン)

ここから先はネタバレがあります!

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ベイカー街探偵団 第7章 死のエクスタシー

ワトソンの歪んだ愛

ひとり家に残ったビーは今までのことを思い出していました。そして、亀裂が広がったことで大騒ぎになった街に出ます。

ビーが向かった先は221Bにいるワトソンのところでした。悪態をつくワトソンに、なぜ亀裂を開いたのかとビーは問います

ワトソンは、まだ無名だった頃のシャーロックの話を始めます。シャーロック・ホームズの名声は2人で作ったものだと……。

しかしシャーロックはワトソンから離れていこうとしました。アリスと出会ったことで、シャーロックは変わったのです。

「彼に私を見てほしかった」――ワトソンは、愛するシャーロックをアリスから奪い返すために亀裂を開いたのでした。

ビーは「あんたは人を愛せない。心が冷たすぎる。だから孤独なの」とワトソンに語りかけました。

その時、ジェシーを抱えたシャーロックがやってきました。「ロンドンに悪魔が……」

麻スーツ男の計画

白いスーツの老人――ジェシーが「麻スーツ男」と呼ぶその人は、アメリカからの渡航者でした。

麻スーツ男は触れただけで人の命を奪える力を持ちますが、ジェシーのことは殺さず、悪夢の中へと閉じ込めました

シャーロックはワトソンがまた亀裂を開いたのかと疑いますが、ビーがそれを否定します。今回の犯人は麻スーツ男だと……。

イプシシマスである麻スーツ男は、自らの能力を使って神になるつもりです。ジェシーは亀裂の場所を見つけるための道具でした。

イプシシマスでない普通の人々を操るには、恐怖に陥れることだ――ジェシーに麻スーツ男が語りかけます。

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亀裂と宮殿

麻スーツ男が亀裂を見つける前にビーたちが亀裂を見つけ、それを閉じなければ負けです。

そこでシャーロックは「ここで待とう」と宣言しました。そこに警察がやってきて、シャーロックとワトソンを呼び出します。

シャーロックの策を信じられないビーは、ジェシーを221Bに置いて、彼らの捜査についていくことにしました。

その頃、宮殿に戻ったレオポルドは「普通に生きたかった。別人になりたかった」と本音をこぼしていました。

そこに従者ダイムラーがやってきて、ヨーロッパ周遊中の従妹ヘレナのお供をするようにと女王の命を伝えます。

5人でひとつ

スパイクは逮捕されたビリーに会いに行き、レオポルドがバッキンガムに住まう王子だったことを教えました。

ビリーはレオポルドに悪態をつきつつ、殺人を犯した孤児の自分は裁判で絞首刑になるだろうと話しました。

「ビリーは力、ジェシーは魂、レオは頭脳、ビーは心、俺は骨――みんなをひとつにする核だ」

スパイクは5人でひとつなのだと語り、必ずビリーを救い出すと宣言するのでした。

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化物探し

ワトソンたちが呼ばれた理由は、麻スーツ男がワトソンたちの調査記録が置かれた書庫に押し入り、そのいくつかを奪ったためです。

麻スーツ男の理由を推理できずにいるシャーロックの代わりに、ビーは「化物を探してる」と推理しました。

ロンドンにいる500万人の中から化物を探すには、最初の事件の犯人アーサー・ヒルトンを当たるのが確実です。

麻スーツ男は、イプシシマスである息子とジェシーに子どもを作らせようと考えていました。

スパイクは置きっ放しの台車を使って塀の中に忍び込みますが、すぐに護衛に見つかってしまっていました。

愛の行方

気もそぞろなレオポルドに、ヘレナは平民である書記官ヘンリックに恋をしていると打ち明けます。

しかし国のために、ヘレナはレオポルドとの結婚を受け入れるつもりでした。それが義務だとヘレナは語ります。

そして「セックスを結婚前に練習なさって。女性の扱いを知らない方だと困るわ」と語りかけました。

ジェシーは恐怖に立ち向かうことこそが大切なのだと確信し、洞窟の中を進み始めました。

麻スーツ男は、ジェシーが見捨てられることを恐れていると語ります。愛されないことを最も恐れているのだと……。

ジェシーは悪夢の中で、ペスト医師の格好をした男たちに囲まれ、生きたまま土に埋められていくのでした。

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仲間

精神科の厳重に警護された部屋の中にアーサーはいました。かつて悪魔に憑かれたアーサーは監禁されているのです。

ビーは「本当は悪人じゃないって知ってる」と語りかけ、アーサーに注射薬を渡しました。麻スーツ男がやってきたら使うようにと……。

スパイクが忍び込んだのはバッキンガム宮殿でした。スパイクは、レオポルドの姉ルイーズをトーク力で魅了します。

そこにやってきたレオポルドに、スパイクは国を救うよう言いますが、レオポルドは「自信がない」と後ろ向きです。

「僕は弱すぎるんだ」と嘆くレオポルドに、スパイクは「だから仲間なんだよ」と語りかけるのでした。

アーサーと麻スーツ男

警察は守りを固め、ワトソンやシャーロック、ビーもアーサーがいる病棟に残りました。もうすっかり日が暮れています。

ワトソンが昔の過ちを認め、シャーロックが現状を受け止めます。やっと向き合えた2人を見て、ビーは微笑みました。

そこに突然、病棟の守衛が落ちてきました。麻スーツ男がやってきたのです。操られた守衛が、またひとり投身自殺します

ワトソンたちは壁に身を隠しました。守衛がいなくなった道を、悠々と麻スーツ男が歩いていきます。

アーサーの部屋に入った麻スーツ男は、アーサーが悪魔を呼んだ過去を見ました。そして亀裂の場所を探ります。

衝撃音の後アーサーの部屋に入ると、倒れている麻スーツ男と狂乱したアーサーがいました

ワトソンたちが力いっぱい暴れるアーサーを取り押さえている間に、ビーは麻スーツ男の死体に近付いていきます。

しかし麻スーツ男は死んではいませんでした。ビーは悪夢へと放り込まれ、その隙に麻スーツ男は逃げていきます。

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麻スーツ男とシャーロック

麻スーツ男は作っておいたマスターキーを使って、病棟の中を一目散に逃げていきました。そして最後の扉に鍵を差します。

そこに追いついたシャーロックが語りかけます。「マスターキーでは開かない扉さ。善後策を考えておいたんだ」

アメリカ人の習性をもとに麻スーツ男を追い詰めたシャーロックでしたが、麻スーツ男は余裕の笑みを浮かべています。

麻スーツ男は不思議な力を使い、シャーロックを仲間に引き入れました。そして2人は病棟から去って行ってしまったのでした。

ジェシーの目覚め

221Bに戻ったビーは、いまだ眠り続けるジェシーを見ている時、またしても悪夢に入ってしまいました。

アリスは修道女アンナに子どもを預け、幼いビーに「妹を頼んだわよ」と語りかけて去って行きました。

それがビーが母アリスと会った最後でした。そこに、ビリーを連れたスパイクと、レオポルドがやってきます

スパイクの説得の末、レオポルドが口利きしたのです。眠り続けるジェシーのもとに4人が集まり、5人の仲間が揃いました。

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悪夢の中で土に埋もれているジェシーに、ビーたちが語りかける声が聞こえてきます。ジェシーは土から這い出しました。

ジェシーは、自分が化物でも構わない、友達がいればそれでいいと宣言し「あなたも死も怖くない」と叫びました。

その瞬間にペスト医師の姿は消え、洞窟の過去の姿を見ることができました。作業員たちが発破作業をしています。

「アルドゲイト サークル線」という看板を見つけたジェシーは、長い悪夢から覚めて飛び起きました。

アルドゲイト

やっとアルドゲイトに気付いたジェシーでしたが、麻スーツ男とシャーロックはもうそこに辿り着いていました

工事途中のロンドン地下鉄アルドゲイト駅に入った2人は、その奥に青く光を放つ大きな穴を発見します。

「ここが私が神になる場所だ」――麻スーツ男は満足気にそうつぶやくのでした。

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感想と考察

Twitterでの反応

ミヅチガタリ

えーっと……愛するシャーロックを取り戻すために亀裂を開いたと言ってますが、アリスを排除するためだったと考えてよろしいでしょうか?

ワトソンがアリスを仲間に加えることを拒んでいたのは、占い師が胡散臭いからではなく、恋敵出現に焦ったからなんですね。

ワトソンこの野郎! と思う気持ちはいまだにあるんですが、アリスの鈍感さも相当のものなので、ううん……悩みます。

ワトソンにとって一番辛いのは、自分には絶対にできないことをアリスが成し遂げた時だったかもしれません。

アリスがシャーロックの子を宿した時、ワトソンは悪魔の力を頼るしかないと思い詰めてしまったんでしょうね……。

それはそうとスパイクが独学で到達した心理術はすごいものです。弱さを認められる強さも、説得力を増す要因になっていました。

5人がバラバラになってから再集結するまで30分ほどでしたが、しっかりドラマティックになっていてグッときました。

最終話はラスボス麻スーツ男との対決でしょうか? 5人揃ったら怖いものはありませんよね! わくわくします!!

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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