Netflixドラマ『イクサガミ』4話「黒幕」ネタバレ感想

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Netflixオリジナルドラマ『イクサガミ』4話「黒幕」は、響陣の策によって黒幕に近付いた愁二郎が意外な再会を果たす物語です。

ミヅチ
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愁二郎たちvs赤山たちも面白いのですが、やはりカムイコチャvs無骨のような一騎打ちが燃えますね!

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Netflixドラマ『イクサガミ』4話「黒幕」情報

公開日2025年11月13日
制作国日本
ジャンルヒューマンドラマ、アクション、歴史・時代劇、サスペンス
注意書きR-16+
暴力
上映時間48分

Netflixドラマ『イクサガミ』4話「黒幕」主な登場人物・キャスト

嵯峨愁二郎(岡田准一)
香月双葉(藤﨑ゆみあ)
衣笠彩八(清原果耶)
柘植響陣(東出昌大)

カムイコチャ(染谷将太)

住友財閥の男・諸沢(榎木孝明)
三井財閥の男・神保(酒向芳)
安田財閥の男・近山(松尾諭)
三菱財閥の男・榊原(矢柴俊博)
VIPの世話役・平岸(黒田大輔)

(淵上泰史)

祇園三助(遠藤雄弥)

赤山宋適(山中崇)
狭山進之介(城桧吏)

安藤神兵衛(山田孝之)
(二宮和也)

貫地谷無骨(伊藤英明)

前島密(田中哲司)
大久保利通(井浦新)
永瀬心平(中島歩)
川路利良(濱田岳)

ここから先はネタバレがあります!

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ミヅチガタリ

壬生風五郎役が佐野岳さん、烏丸七弥役が田中偉登さんだったんですね。どちらも<蠱毒>開始より前に亡くなっていたとは……残念です。

もっと佐野岳さんの殺陣が見たかったなと思っていたら、殺陣ドッキリにかけられたことで想定外の披露の場を得ていました。そちらでも大変なことになっていましたが……。

今回はカムイコチャと無骨が出会ってしまったことで、ドキドキさせられましたね! どちらかが脱落するのではと、ハラハラしました。

また、新キャラクターの狭山進之介が登場したことで「双葉って結構戦えるんだな」と認識を改めさせられました。

彩八は強くならなくていいと言っていましたが、双葉は今でも充分に強い子だと思いました。少なくとも、進之介のように流されてはいません。

そして、愁二郎はかつての仲間 中村半次郎と再会しました。櫻と名を変えても、顔つきが変わってしまっても、愁二郎への執着心は捨てられなかったようですね。

今回はカムイコチャと無骨とのなんでもありのアクションがありました。次回の、どちらも流派を背負っているであろう愁二郎と櫻との対決がより楽しめそうです。

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参加者の生死

嵯峨愁二郎
香月双葉
衣笠彩八
柘植響陣
狭山進之介

貫地谷無骨
カムイコチャ

赤山宋適
赤山の手下 2名 ほか

化野四蔵
蹴上甚六
祇園三助
岡部幻刀斎 ほか

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『イクサガミ』4話「黒幕」ネタバレと感想・考察

兄弟の宿命

巫女の娘 衣笠彩八は<萬楽一座>に入り、「豊女分演舞」と称して刀投げのパフォーマンスをしています。しかし観客の男たちは、演舞よりも肌を見せろと騒ぎました。

彩八はうんざりしながら的を回し、4振の小刀を同時に投げると<文明開化>の4字に当てます。それを見てやっと、客はやっと歓声をあげました。

旅芸人の一座に入ったはいいものの客入りは悪く、彩八の立場は危ういものです。座長からは自分のものになれと迫られる日々でした。

そこに、京八流の師匠のもとで共に育った兄のひとり 祇園三助が現れます。二人とも昔の血気盛んな性格ではなくなり、生きることを優先していました。

三助は妻と娘との生活のために人力車の車夫となっていました。家族を持ったあとでも、三助はかつての兄弟を探し続けているのです。

壬生風五郎と烏丸七弥の二人は、岡部幻刀斎によって殺されました。幻刀斎は、京八流の技の流出を防ぐために弟子たちを狙っているようです。

三助は<蠱毒>を利用して、幻刀斎を始末しようと考えました。しかし、陸軍にいた化野四蔵と蹴上甚六と三助の3人だけでは心許ないのが現実です。

「兄弟全員でかからなければ幻刀斎は殺せない。彩八、これは俺たち兄弟の宿命だ」

<兄弟>のひとりである嵯峨愁二郎と再会したものの、彩八は悩んでいました。この<宿命>を愁二郎にも背負わせるべきか、考えあぐねているのです。

そこに、いつもの調子で柘植響陣が入ってきました。能天気な響陣に少しばかりいらだちつつも、彩八は言葉を促すのでした。

京八流の弟子たち8人の消息が判明しました。山を下りたのは愁二郎、彩八、三助、四蔵、甚六と殺された風五郎と七弥の7人全員だったんですね。

長兄 赤池一貫の命を引き換えに、ひとまず全員が山を下りることができたわけです。

幻刀斎は現在、極度の近視です。そんな状態で処分対象である弟子たちを探すのは、相当大変なことでしょう。

だからこそ、彩八たちは何年も逃げ続けてこられたのです。とはいえ、四六時中気を張り続けていては、まともな生活は送れません。

家族を得た三助、立場を得た四蔵と甚六は、逃げ続ける立場から脱却したいと考えても当然のことだと思います。

彩八も、幻刀斎がいなくなれば旅芸人ではない生き方を見つけられるかもしれません。ひとところに留まり、腰を据えて生きていくことができるのです。

そもそも、幻刀斎に脅えて生きることになったのは愁二郎が原因です。しかし、兄弟たちが生き延びているのもまた、愁二郎が原因なのです。

山を下りた愁二郎が充分苦しんできたことは、彩八も分かったはずです。だからこそ、彩八は<兄弟の宿命>に愁二郎を巻き込むべきか、悩んでいるのでしょう。

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黒幕探し

響陣は、<蠱毒>の黒幕を探る案を話し始めました。一つ目の案は、参加者を警察に突き出すことです。

ひと月以内に釈放されない立場となれば、自動的にその参加者は脱落となります。けれども、黒幕が警察にまで影響力を持つのであれば、その参加者は殺されるはずです。

二つ目の案は、死体がどこに運ばれているのかを調べることです。300人近くの参加者がおり、現在も100人近くが殺し合いをしているはずです。

それなのに、他の参加者の死体が放置されている様子はありません。<蠱毒>の隊員は参加者の遺体をどこかに運んでいるのです。

「まずは、警察に突き出す素材狩りや」

内務卿 大久保利通は、財閥の男たちが何を企んでいるのか、なぜこんなことをするのかと悩みます。そこで駅逓局長 前島密は、自分の考えを話しました。

「金を餌に士族を殺し合わせる――それ自体が狙いという可能性はないでしょうか? 彼らは士族の不条理な強奪に苦汁を飲まされてきました」

警視局長 川路利良は、財閥の男たちが1週間前から長期休暇を取っていると告げます。行方知れずの4名を探し出すよう、川路に指示しました。

大久保卿の秘書 永瀬心平は、財閥を捜査することの危険性を諭します。しかし、川路は国家への反逆を許してはならないと、永瀬を制するのでした。

<蠱毒>の内側にいる参加者と、外側にいる明治政府とが同時に捜査を始めました。

黒幕である<主催>が姿を現さない中、政府は財閥の男たちが黒幕ではないかと目星をつけます。

前島の言う通り、財閥の男たちにとって士族は面白くない存在でしょう。デスゲームに参加させても心が痛む節がないのは、それが理由だと思われます。

政府にも気を遣わせるほどの存在だからこそ、食うに困るようになった士族たちを見下し、人間扱いしていないという面もあると思います。

<主催>にとっては、それも計算の内なのかもしれません。いざというときには、財閥の男たちにすべての罪をかぶせて自分は逃げおおせるつもりで……。

わざと彼らに疑いが向くように、銃を用意させたり、天龍寺の近くに観覧できる場所を用意したりしている……という可能性は高いですね。

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桑名と四日市

桑名宿――海産物を売る声に誘われ、愁二郎たちは店に入ります。そこにいたのは、刺青が入った体格のいい男たちでした。

店の客の中には、木札を隠しもせずに過ごす豪胆な者や、天龍寺で見かけた顔がいくつもあります。響陣は、誰を警察に突き出そうかと品定めをします。

そこに、洋装の男――赤山宋適が現れました。赤山が指を鳴らすと、その場にいた全員が店の窓と出入口を塞ぎます。その場にいる全員が、赤山の協力者だったのです。

「ほとんどの参加者がこの店の前を通りますからね。僭越ながら、罠を張らせていただきました」

赤山は<蠱毒>については話さず、ただ金で人々を雇っていました。策士と言いながら罠にかかった響陣を、彩八は冷たい目で見やります。

赤山が愁二郎たちを襲うよう指示を出している頃――四日市宿には、貫地谷無骨がいました。無骨は通りかかる参加者の実力を推測しつつ、茶を飲んでいます。

カムイコチャを参加者と見抜いた無骨は、愁二郎を見かけなかったか尋ねました。知らないと答えたカムイコチャに、無骨は弓など鉄砲と同じだと語ります。

「これは神に供物を捧げる道具だ。一緒にするな」

神を信じるカムイコチャの前で、無骨はなんの罪もない夫婦を斬り殺しました。その無骨に向かって、カムイコチャは弓を構えます。

「女を狙え」と堂々と言い放つ赤山の前にカムイコチャがいたら、秒速で始末されていたでしょうね。

けれども、カムイコチャが戦う相手は無骨、そして赤山と戦うのは愁二郎たちとなりました。

信仰など持っていない――もしくは時代の移り変わりと共に捨てた無骨と、神と共に生きてきたカムイコチャとの戦いは、見応えがありそうですね。

2話で無骨に負けた右京は、武士としての誇りを軸に生きていました。その誇りがゆえに、卑怯な戦い方ができない右京が負けたという前例があります。

そうなるとカムイコチャも……? と不安になりつつ、安心できる愁二郎たちの戦闘について考えます。

愁二郎は主人公なので大丈夫でしょう。おそらく双葉も心配ないと思います。危ういのは響陣と彩八ですが……有象無象なら死ぬ危険性は低いと思います。

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出会いと別れ

赤山に雇われた男たちは、彩八を狙います。しかし、京八流で鍛えてきた彩八は敵を寄せつけません。

香月双葉もへっぴり腰ながら小刀を構え、3人の大立ち回りの中で気を張っています。話が違うと言いながら、雇われた男たちの一部が逃げていきました。

そんな中、赤山の仲間から蹴られていた青年 狭山進之介が、物陰で刀を抱えて震えています。しかし双葉と目が合い、脅えながら刀を抜きました。

まるで腰の入っていない進之介は、彩八に軽く蹴られて倒れます。戦意喪失した進之介のことなど誰も気にせず、皆戦い続けました。

店の隅に人の壁を作っていた赤山でしたが、愁二郎たちによって引き倒されます。誰からも守ってもらえなくなり、赤山は地面に倒れ込んだのでした。

四日市宿では、カムイコチャが早打ちを仕掛けます。無骨が周囲の人々に刀を向けられないよう、刀の動きを封じたのです。

カムイコチャの矢を避けるため、無骨は人や建造物に隠れながら移動します。しかし、カムイコチャの矢は障害物を越えて山なりに飛んできました。

無骨はわざと狙いやすい位置に移動します。そして、そこにいた女性を盾にして矢を防ぎました。無骨はカムイコチャの精神を攻撃したのです。

接近戦になり、カムイコチャは弓の先端にある刃を出しました。二人の戦闘が激化し、周囲から人が消えていきます。

すると、隊員のひとり 櫻が現れました。通報され警察が向かってきたため、戦闘をやめて場を去るよう、二人に指示します。

「時代は変わった。武士に生きる場所はない。戦争のあと、散々な目に遭っただろう? 貫地谷無骨」

双葉を人質として見ている響陣は当然ですが、彩八も双葉を助けています。常に意識の中に双葉を置いているように見えますね。

彩八は京八流の弟子たちの中で、末っ子の扱いを受けていたように思います。年齢を重ねて、その兄たちの想いに共感できるようになったのでしょうか。

彩八にとって双葉は、かつての自分に重なるのかもしれません。これは、金などの即物的な関係からは生まれない関係性ですね。

双葉は自分の弱さを自覚しながらも、必死で戦っています。少なくとも、どこかに隠れてやり過ごそうなどとは考えていません。

新キャラ進之介が出てきましたが……双葉よりも腰抜けでした。どうしてその有様で今までやってこられたのか、不思議です。

そして、カムイコチャvs無骨は横槍が入るという形で終わりました。どちらかが死ぬまで終わらない戦いにならず、よかったです……。

形勢としては、無骨が有利だったと考えていいでしょう。無骨の精神攻撃を受けて、カムイコチャは少し平静を欠いていたように見えました。

だからといって、カムイコチャは無骨の攻撃をまともに受けてはいません。おそらく、あったとしてもかすり傷程度で済んでいるはずです。

あくまで相手が人間である前提の侍や無法者の戦闘術と、カムイコチャが磨いてきた対野生動物の戦闘術はまったく違います。

おそらく、無骨にとって面白くもあり、とてもやりにくい相手でもあるのではないでしょうか。

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忍び稼業

桑名宿の店の中では、赤山と進之介が縄で縛られていました。響陣はあらかた木札を回収し、どちらを警察に突き出すか考えます。

赤山は、脱落させられるよりはと、警察に行くと言い出します。進之介も申し出ますが、赤山に一喝されました。

「殺してないんです、全然、まったく! 天龍寺だって、落ちてた札をたまたま拾って……」

進之介は父の商売を助けるために参加したものの、殺し合いなどできませんでした。赤山に脅され言いなりになり、どうにかここまでやってきたのです。

愁二郎が進之介を受け入れることを決めたため、響陣はそれに従います。そして二手に分かれ、警察に赤山を突き出すと同時に、死体の行先を探ることにしました。

「天龍寺での報告を受けた5月5日から、電報の通信数が急激に増えています。暗号を用いているため、内容の解読はできておりません。ですが、電報が打たれている場所は判明しました」

駅逓局長 前島が報告をあげます。富士山麓の南側、何も存在しないはずの場所から電報が打たれていることが分かりました。

警視局長 川路がそこに行くよう指示を受けます。その動きは財閥の男たちにも知らされましたが、彼らは<主催>がいるから大丈夫だと笑いました。

響陣と進之介は警察に連行された赤山を見守ります。赤山が留置場に入れられたあと、警官がやってきました。

赤山の服を奪った響陣は、立場のある人物のふりをして警察署内に表から乗り込みます。

進之介は悪運によって二つの関を通過したわけですね。なんというか……生き延びてよかったのか悪かったのか、微妙なところです。

赤山に脅されるまま、赤山の手下たちのサンドバッグ役として桑名にやってきたのでしょう。

そんな進之介に舞い込んだ幸運が、愁二郎たちとの出会い……となるといいのですが、双葉以上に戦えないとなると、心配です。

財閥の男たちは、明治政府が動いても大丈夫だと高をくくっていました。おそらく<主催>は、やはり、明治政府か警察に近しい人物なのでしょう。

いざとなれば警察も政府も黙らせることができると思っていなければ、あの余裕は出ないと思います。

そんな中、彩八は双葉に生い立ちを打ち明けました。強くなった経緯は、決して幸せなものではありません。

双葉には強さと引き換えに何かを失うことにはなってほしくないのでしょう。彩八は割と情の深い人物なんですね。

……ところで、愁二郎が死んだふりをすると決めたのは響陣ですか? グッジョブ!

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人斬り

彩八たちは尾行してくる隊員に、遺体にふんした愁二郎を回収させます。愁二郎が連れていかれたのは、レンガの建物でした。

他の遺体の上に、愁二郎が乗せられます。遺体の回収場所には、隊員がひとりしかいません。愁二郎はそっと体を起こし、遺体から奪った帯で隊員の首を絞めました。

隊員は騒ぐひまもなく、すぐに気を失います。隊員を部屋の隅に置いた愁二郎は、そこにあった書類を手に取りました。

そこにあるのは、政府や財閥の重要書類ばかりです。愁二郎が入れられたのは、銀行の倉庫だったのです。

一方、留置場に入った赤山を訪ねたのは、警官姿の隊員でした。隊員は隠し持っていた銃で、赤山を撃ち抜きます。

愁二郎が亡くなったという報せが届き、隊員 櫻が倉庫にやってきます。櫻はすぐに、愁二郎の企みに気付きました。

響陣もまた、その動きを見抜かれていました。響陣が言い逃れる一方で、愁二郎は素直に櫻の前に姿を現します。

「中村半次郎……天龍寺で安藤を斬った姿を見て、もしやとは思った。お前はあのとき死んだはずだ」

愁二郎が体験した<悪夢>の中で、半次郎は共に戦った仲間でした。半次郎は、憧れであった愁二郎との再会に目を細めます。

「旧知の二人がそろえば、酒を酌み交わすか……殺し合うか、二つに一つ」

愁二郎のモデル半次郎説、破れたり……。しかし愁二郎は、半次郎を上回る存在だったということですね。

これで分かったことは、隊員たちにも士族が多くいるであろうことですね。それも、下級士族が多いようです。

財閥の男たちにとって目障りだった存在ではない、名ばかりの武士――と言うと、あんまりでしょうか。

隊員たちは死線をくぐった数が多いようで、響陣や愁二郎の浅はかな作戦には引っかかりません。

むしろ罠だと分かっていながら、そうだとしても対処できると踏んで、やってきているのでしょうね。

安神を一撃で倒した太刀筋を見て、愁二郎は驚いたことでしょうね。ただ、かつてと顔つきがまったく変わった<櫻>には、面影を感じられなかったようです。

櫻がわざわざ確認にやってきたのは、愁二郎と再会するためだったのでしょうか……。その感情はなんと名付けられるべきなのでしょう……。

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黒幕の正体

警視局長 川路は、馬車でとある洋館へと向かっています。部下を連れて入ったその洋館の2階には、財閥の男たちがいました。

「解析の結果、やつらが暗号を用いて電報を送っている場所は、日本橋電信局でした。そこで我々は、やつらが送った電報を受け取った人物を追跡し、場所を突き止めました。電報の終着点は、内務省 警視局――」

駅逓局長 前島が大久保卿に伝えた通り――<主催>は警視局長 川路だったのです。けれども、二人はまだ確信を得ていません。

そんな中、川路は<主催>として財閥の男たちに挨拶をします。金銭の協力は、国を思う心からしたことだと、住友財閥の男・諸沢が語りました。

「亡霊退治は国家の一大事業。失敗の許されぬ大義。その使命を我々で果たそうじゃないですか。この国の、未来のために」

響陣は、隊員が背に隠した拳銃の撃鉄を起こした音を聞きます。愁二郎は、櫻――半次郎に向けて一歩踏み出しました。

残り 七十人

黒幕は<薩摩藩出身>の<下級武士>ではないかと推測していましたが……川路について調べてみると、合っていました!

川路は薩摩藩の家臣であったものの、身分の低い準士族だったそうです。また、明治維新後には大久保卿と共に士族から敵視される存在となったようです。

士族から敵視されていた存在――を逆手にとって、士族を敵視していた人物としたわけですね。うまいです。

それはそうと、誤って死亡報告された参加者――それも財閥から期待をかけられている愁二郎を、隊員の櫻が殺していいのでしょうか。

もし櫻が勝ってしまったら、川路の面目が立たないようになってしまいます。<遊び>の面白さが、大幅に失われてしまうためです。

その一方で、愁二郎が勝てばなんの問題もないと判断されるでしょう。隊員を殺すことに関しては不問に付すと、すでに前例を作っています。

つまり櫻は、愁二郎に負ければその場で死に、勝てば川路に殺される立場にあると言ってもいいでしょう。

そんな危うい立場になってまで、櫻は愁二郎に会いにきたのです。愁二郎が死ぬはずはない、そう信じて……。

さて、隊員の参加者殺しが禁忌であろうことは、響陣にも適用されます。特にそちらは心理的問題もないので、響陣はすぐに解放されるのではないでしょうか。

※トップ画像・引用文はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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