Netflixドラマ『テラー・チューズデイ:8つの戦慄』「妹」ネタバレ感想

Netflixドラマ『テラー・チューズデイ:8つの戦慄』「妹」アイキャッチ
この記事は約15分で読めます。

Netflix独占配信の『テラー・チューズデイ:8つの戦慄』「妹」は、事故で妹を失った女性とその母親がある出来事によって狂気に呑まれていく物語です。

ミヅチ
ミヅチ

『ある呪われた学校で…』に続き、タイのホラーを取り上げてみました!

スポンサーリンク

Netflixドラマ『テラー・チューズデイ:8つの戦慄』「妹」情報

日本公開日2024年8月20日
制作国タイ
ジャンルホラー
注意書きR-16+
暴力、性描写、ヌード、言葉づかい、薬物、児童虐待
上映時間43分

『テラー・チューズデイ:8つの戦慄』「妹」主なキャスト・スタッフ

キャスト

アイ
交通事故を起こし家族を喪った若い女性
チャープラン・アーリークン
エル
アイが運転する車に同乗し死んだアイの妹
プレーワー・スタムポン
『落ちこぼれ組』
母親
アイとエルの母親
ドゥアンポーン・ソンティカン

スタッフ

監督プルクサー・アマルチ
『当たりくじを奪還せよ!』

『テラー・チューズデイ:8つの戦慄』「妹」あらすじ

若い女性アイは、自分が運転する車で事故を起こしてしまいます。車の警告音で目を覚ましたアイは、同乗していた家族の安否を確かめようと声をかけます。

後部座席に挟まれている母親はそこにいましたが、妹エルの姿が車内にありません。アイはふらふらと車道を歩くエルを見つけ、大きな声を出します。

すると、その声に気付いたエルが振り返りました。そこに大型トラックが走ってきて、エルの姿は見えなくなってしまいます。

その後――アイと母親の二人暮らしが始まりました。PTSDになったふたりは精神安定剤を処方されますが、母親はそれを飲むつもりはないようで……。

ここから先はネタバレがあります!

スポンサーリンク

『テラー・チューズデイ:8つの戦慄』「妹」ネタバレと感想・考察

妹エル

闇の中、天地が逆になった自家用車から煙が上がります。その中には、頭から血を流した女性アイがいました。

どこからか聞こえてくるハッピーバースデーのメロディーをかき消すように、アイの耳に車の警告音が聞こえてきます。

緊急事態だと気付いたアイは、同乗していた母親を呼びます。母親は狭い隙間に入ってしまったようで、身動きが取れずにいました。

妹エルの姿が見えないことに気付き、アイはエルに呼びかけます。エルは自力で車を抜け出し、夜の車道へとふらつく足で出ていました。

アイが必死にエルに呼びかけると、エルは立ち止まりゆっくりと振り返ります。しかし、そこに物凄い勢いでトラックが突っ込んできました――。

『ある呪われた学校で…』はマンガ原作のドラマシリーズでしたが、こちらはラジオ番組に投稿された作品を映像化したものです。

ラジオ番組の投稿者には様々なタイプの方がいらっしゃいますが、その中には素人もいるというのが特筆すべき点だと思います。

いかにも10代向けのマンガが原作だな……と感じさせられる『ある呪われた学校で…』とは一味違うお話になりそうで楽しみですね!

大きなショックを受けてPTSDになったアイは、通院し精神安定剤を飲みながら暮らしています。背中には大きな傷跡が残り、悪夢にうなされる日々です。

しかし、女性は母親のほうを心配していました。母親はまだエルが亡くなったことを受け入れられず、精神安定剤も飲むことなく、不安定なまま暮らしているのです。

ある日、母親が大きな人形をアイに見せてきました。背丈の半分ほどもある女の子の人形を抱き締めた母親は、その人形を「エル」と呼びます。

その人形を持ってきた魔術師の男は、守らなければならないことを教えてくれました。まず、人間同様に三度の食事とおやつのお菓子を与えること――。

そして、夜の12時になる前に必ず人形を箱に戻すこと。最後に、家の周りの木々にくくった赤いヒモで区切られた“結界”の外には、人形を持ち出さないこと。

この三つのルールを守らなければ、エルの魂が宿った人形と暮らせなくなると男は言いました。あやしげな魔術師の言うことに、アイは不信感を隠せません。

妹エルの死からなんとか立ち直って日常に戻ろうと努力しているけれどうまくいかないアイ、現実から目を背けエルを復活させようとする母親――。

まず母娘できちんと話し合ったほうがいいと思いますが、お互いを傷付ける結果になるのを避けようとしているようですね……。

心が不安定になるとオカルトに手を出しやすくなるとは聞きますが、この母親は「オカルトしか救いはない!」と自ら進んで選んだように思えます。

しかし、魂を宿したものの扱いは難しいものです。こういう話って、時間をミスしたり、これくらいならいいだろうと高をくくって失敗するんですよね……。

人の形をしたものに魂を宿して亡くなった子を復活させる話はホラーの鉄板なので、どう裏切るのか、スタンダードに進むのか……期待しちゃいますね。

スポンサーリンク

エルとの再会

母親の行動について、アイはビデオ通話で男友達トゥームに相談します。アイの暗い顔を見たトゥームは、運転手だった自分を責めることはやめるよう諭しました。

エルがアイを恨むはずないとトゥームが言った瞬間、バチバチと部屋の電気が明滅します。人の気配を感じたアイは、2階の自室から階下へと向かいました。

リビングのソファには人形が座っています。人形の目の前のテーブルにはお菓子が置かれ、人形の首は砂嵐のテレビに向けられていました。

母親がやったのだと気付いたアイはテレビを消します。すると、テレビに向けられていた人形の首がアイのほうへと向きを変え、ニッと笑ったように見えました。

しかし、母親がリビングに入ってきてアイに注意したとき――人形の首はテレビのほうへと戻っていました。母親は人形の隣に座り、優しい声で話しかけます。

そもそも妹エルのほうが可愛いと感じていたのか、エルが亡くなった喪失感が生きている姉アイへの愛情を上回ったのか……。

どちらかは分かりませんが、母親の愛情が亡き妹エルへと向かっていることは確かです。そんな母親と向き合うことを恐れるアイの気持ちも分かります。

アイには、悲しみの淵に沈みそうになったとき、現実へと引き止めてくれる男友達トゥームがいます。

しかし、母親にはそういった存在がいないように見えます。そのことが、人形をエルだと信じる頑固な気持ちを生み出したのかもしれません。

アイはトゥームに愚痴をこぼします。妙な魔術師のせいでと憤るアイですが、トゥームはその魔術で母親の苦しみが和らぐならいいのではないかと話します。

トゥームは魔術にはまる母親よりも、苦しみの中にい続けるアイを心配していました。そのときアイは、自分が暗い顔ばかりしていたことに気付きます。

その夜、アイは人形を箱から取り出しました。そして問いかけます――あなたはエルなのか、と。そのとき既に夜の12時を3分ほど過ぎていたことに気付かず……。

人形はエルへと姿を変えました。アイは目の前で起きた出来事に驚き、目を丸くします。エルはにっこりと笑い、アイに抱き着きました。

エルの優しい言葉に、アイも後悔を口にします。しかし、エルの放った言葉はアイの心を揺さぶるものでした。

私が今まで触れてきた話だと、持ち主の目を盗んで人形を取り出すシーンが数ターンあってから、時間を過ぎる描写がありました。

しかし、今回は展開が早いです! 一発目で時間を過ぎています。魔術師の言うことなど大したことはないとバカにしているのでしょうか……。

なんにせよ、トゥームの賢さは凄いです。落ち込んでいるアイにはおどけてみせ、自分の苦しみから目を背けるアイには自分を見つめろと語っています。

こういった話でのビデオ通話の相手というものは、目撃者になったり、次の被害者になったりするものですが……トゥームにはそうなってほしくないですね。

スポンサーリンク

どちらが異常か

エルは、アイが死を願うほどにエルをねたんでいたと語ります。“パパのお気に入り”であるアイは母親から愛されないのだと……。

リビングにある写真立てには、“好色男”である父親の顔だけが破り取られた写真が飾ってあります。

自分の言葉に驚いたようにエルは息をのみ、アイを突き飛ばしました。苦しくてたまらないのだと、エルは顔をゆがめます。

翌朝――目が覚めたアイはペットのインコ・ジブジブがいないことに気付きます。鳥かごは床に落ちており、ジブジブの姿はどこにも見えません。

アイは階下の台所へ行き、母親にジブジブを見なかったか尋ねます。母親は、葬式に参列するかのようなきっちりした格好で料理をしていました。

どうやら魔術師は本物のようですね。もしくは、アイが精神安定剤を飲み忘れてひどい悪夢を見ているか……。

魔術師が来る前までは、アイの悪夢は事故当時の記憶でした。しかし人形に触れて以降は、亡きエルが蘇るという新たな展開を見せています。

母親は魔術に救われましたが、アイは魔術によって苦しみを深めることになってしまったのかもしれません。

“パパのお気に入り”と“好色男”という言葉も気になりますね。アイは女狂いの父親から女性として気に入られていたということでしょうか……。

母親は相変わらず精神安定剤を捨てていました。アイはそれを注意しますが、人形の食事を作る邪魔をされた母親は激怒します。

アイは怒りのままにリビングのソファに座らされている人形を手に取り、玄関を出ます。母親があわてて追いかけてきました。

結界の外へと人形を連れ出そうとするアイに抵抗し、母親は人形の手をつかみます。もみ合った末に、人形の着ていた服がはだけました。

すると、人形の胸から腹にかけておどろおどろしい呪文が書かれていることが分かります。アイはあまりのことに体を固くしました。

その隙に母親は人形を奪い返し、家の中へと戻っていきました。母親にとって病んでいるのはアイのほうで、自分と人形――エルこそが正常なのです。

アイは「ただの人形」と言いましたが、その人形にはしっかりとまじないが施されていました。少なくとも、単なるかわいい女の子の人形ではなさそうです。

母親は依頼人なので、このことは知っていたのでしょう。特に驚くこともなく、むしろ、その処置がしてあるからこそ魂が宿ると信じたのだと思います。

アイは人形とのやりとり、亡きエルとの会話などを、悪夢としてとらえているのでしょう。しかし、もしかしたら現実だったのかも……と思えてきました。

――とはいえ、この家にいるのは精神を病んだ母と娘です。誰かに訴えたところで、精神安定剤を処方されている母娘の話など真に受けてもらえないですよね。

過去に父親とアイとの間に何かがあったことは確実で、それが母親とアイ、そしてアイとエルとの関係にまで波及しているようです。

そのときから、母親はアイよりもエルを……というよりも、アイを捨ててエルのみを愛するようになったのだと思います。悲しい話です……。

スポンサーリンク

3人の幸せ

人形を溺愛する母親を見たアイは、家を出て行く決心をします。リュックに一通りの荷物を詰めたアイは、忍び足で階段へと向かいました。

しかし、1階へと下りようとしたとき――アイは背後から母親に襲われます。そのまま気を失ったアイは、知らぬ間にダイニングの椅子に縛り付けられていました。

ダイニングテーブルには、当然のように人形も座っています。にらみつけるアイを気にせず、母親は朝から作っていたスープをアイの前に置きました。

そのスープには――アイのペットのインコ・ジブジブが入っていました。エルが食べたがったから入れたのだと、母親は当然のように話します。

アイがジブジブの入れられたスプーンを体ごと突き飛ばすと、母親は怒りを爆発させます。父親に似た不出来な娘アイに、母親は我慢の限界を迎えたようでした。

ありますよね、こういうこと……。家を出たほうの親に似た子どもは、心からの愛情を受けることが難しくなるものです。

そもそもあなたが選んだ伴侶でしょうが、と外野としては思うのですが……そうも言っていられないですもんね。

そうは言っても、ペットを調理して食べさせようとするのは無理です。親子だからどうこうという話ではなく、誰がやってもアウトです。

せっかくアイが自分から出て行こうとしてくれたのだから、人形と二人、末永く仲良くやっていればよかったものを……。

心が不安定になったままの母親は、支離滅裂なことを言い続けます。アイは考えも思いもまとまらず、ただ脅えた目で母親を見つめます。

母親は、人形に言われた通りのことをすると宣言しました。そして、缶入りの殺虫剤をふたつのコップに注ぎ始めます。

事故で死んだエルは、母親と姉に見捨てられたと考えているのだ――母親はそう語ります。そして、殺虫剤が入ったコップを飲み干しました。

そして母親はもうひとつのコップを手に取り、アイの口に注ぎ込もうとします。アイは必死でもがき、自分を縛り付けるヒモをほどいて、母親を突き飛ばしました。

転がるように床に倒れ込んだアイは、口に入った殺虫剤を吐き出します。その後ろで、母親が包丁を握って立ち上がりました。

人形いわく、たとえ人形にエルの魂が宿っていたとしても、事故の前のように幸せな暮らしはできないとのことです。

タイは仏教の国なので、死者に対する考え方は日本と近いのでしょう。亡者の魂を現世に縛り付けることは、死者にとって不幸なのだと思います。

そのため、エルの魂を人形に宿してエルを苦しませるよりも、皆で揃って死ぬことによって、彼岸でまた3人仲良く……となるわけです。

納得している母親だけ死ねばいいのでは……と思ってしまうのは、よろしくないことでしょうか。母親とエルだけで充分幸せなんじゃない?

スポンサーリンク

母と娘

雷鳴がとどろく夜――アイは馬乗りになって包丁を振りかざす母親に必死で抵抗します。包丁の刃を何度も受け止め、アイの手は血まみれです。

アイは渾身の力で母親を突き飛ばしました。母親は棚に頭をぶつけ、床に倒れ込みます。さっき飲んだばかりの殺虫剤が口からこぼれ出しました。

人形に指示されたからやるしかなかったのだ……そう語る母親を見ながら、アイは魔術師の男の言葉を思い出します。

人形を結界の外に出すと、魂を閉じ込める力が失われてしまう――魔術師はそう語っていました。アイは人形を外に出そうと決め、ダイニングに戻ります。

しかし、椅子の上にあったはずの人形が消えています。驚くアイの後ろから、2メートルほどの怪物が襲いかかってきました。

もう人形でもなければ、エルでもありません。ゾンビっぽい何かです。ううん……怪物のクオリティは『ある呪われた学校で…』のほうが高いですね。

こちらの良いところは、描写が丁寧なことでしょう。「あれ、どうなった?」とならないように、小さな描写を積み重ねて、ごまかしがない作りになっています。

襲う側が中年女性で襲われる側が若い女性だから格闘が互角だという描写もいいですね。人間対人間のシーンにも手を抜いていないところが好きです。

怪物によって床に押し倒され、アイは首を絞められます。遠のく意識の中で、母親とエルから祝ってもらった誕生日の記憶が蘇ります。

抵抗する力を失ったアイの目に映ったのは、怪物の背中に包丁を突き立てる母親の姿でした。テーブルの上のろうそくが倒れ、ダイニングには炎が揺らめいています。

怪物は消え、人形の姿に戻っていました。母親はか細い声で、人形を結界から出すようアイに頼みます。

アイは人形をつかむと、痛む体を起こして玄関へと向かいました。激しい風が吹く中、つまづきながらも結界を示す呪符の下がったヒモを目指します。

体ごと結界の外へと倒れ込んだアイは、ほっとしたこともあり、体を仰向けにして真っ暗な空を見上げました。

アイは父親に似た自分を責めてきましたが、そんなアイに対して母親もエルも愛情深く接してきたように見えます。

父親がどんな人物なのかは描かれていないので分かりませんが、父親に似てきたアイを嫌っているのは、誰でもなくアイ自身なのかもしれません。

もしくは、他になんらかの理由があって愛情が薄くなったとしても、それをすべて父親に似ているせいだと思い込んでいるのかも……。

アイの誕生日を祝う母親とエルを見ていると、そんな風に思えるようになってきました。もしかして、全部アイの思い込みなんじゃないだろうか、と……。

スポンサーリンク

幸せな家族

ふと自分の手を見たアイは驚きます。母親が振り下ろした包丁を握って血まみれになっていたはずなのに、今アイの手の平には傷ひとつないのです。

左に置いた人形を見ると、アイを見つめるように首がこちらを向いていました。その表情は、笑っているように見えます。

誰もいない家の中は、噓のように静かできれいに整っていました。アイのペットのインコ・ジブジブも元気にしています。

アイはゆっくりと右へと視線を動かします。エルの人形と対になる位置に、母親を模した人形が置かれていました。

母親を模した人形は喪服のような黒いワンピースを着て、パールのネックレスをつけています。いつもの母親と同じように……。

「――という夢を見たんだ」オチですね! 「悪夢を見る」という前フリはしてありましたし、そういうオチでも問題ないと思います。

アイは、母親と妹エルとが自分をちゃんと愛してくれていたとは信じられず、悪夢で自分の思い込みを補強していたということでしょうか?

それとも、自分を愛してくれた家族を喪ったことを受け入れられず、喪ったほうがマシな家族へと記憶を書き換えているのでしょうか……?

とりあえず今知りたいのは、男友達トゥームが実在するのか否かです。実在したとすると、かなり許容量の大きな人物ですよね。

アイは精神科医と向き合い、ビデオを回しながら会話をしています。母のほうが心配だ、とアイはいつもの言葉を繰り返しました。

そんなアイに、精神科医は「薬を飲んでいないだろう」と確かめます。そして、エルがトラックにひかれて死んだ夜、母親も死んだのだと言いました。

しかし、アイは受け入れません。男友達トゥームが話を聞いてくれていた、と……。しかし、トゥームもアイが演じていた人物のひとりでした。

そして、アイは思い出します。

“死んだ家族を生き返らせる”――そう謳うウェブサイトにアクセスしたアイは、エルと母親とのふたつの人形を注文したのだ、と……。

韓国映画『箪笥』を思い出しました。ネタバレになってしまうので、内容について触れるのは控えたいと思います。

ただひとつ言いたいのは、『箪笥』は副読本として小説『姉妹: Two Sisters』を読んだほうが面白いです。

元になった怪談話「薔花紅蓮」を知らないと物語の深みが分からないという不親切な設計ですが、こちらの話を楽しめた方にはぴったりだと思います!

「すべて主人公の妄想でした」というオチでしたが、これはこれでいいと私は思います。見ている間が楽しければ、オチはついているだけで充分ですよね!

スポンサーリンク

『テラー・チューズデイ:8つの戦慄』「妹」まとめ

結局のところ、アイは自分の要素をアイ自身と妹エル、母親、男友達トゥームの4人に振り分けていたんですね。

未来へ進みたい気持ちはアイに、父親に似た自身を嫌う気持ちはエルに、家族3人で過ごしたい気持ちは母親に、妄想ではないという証拠が欲しい気持ちはトゥームに……。

一気に家族を喪ったことで、アイの中には複雑な感情が渦巻いたのでしょう。矛盾した感情を抱えきれなくなったアイは、それぞれを別の人物に振り分けたのです。

まず「妹」というタイトルがミスリードでしたね。タイトルから内容をくみ取ろうとする視聴者の考えを利用したわけです。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

ミヅチをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました