Netflix独占配信の『悪霊狩猟団カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ3話は、ソ・ムンに興味を持った悪霊ピルグァンがカウンターズに罠をかける物語です。
ピルグァンは仲間であるゲーリーやウォンにも、いちいち計画を説明したりはしないタイプでした。こういう独裁者はだいたい、味方を失って滅びるんですよね……。
Netflixドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ3話 情報
日本公開日 | 2023年8月5日 |
制作国 | 韓国 |
ジャンル | ヒューマンドラマ、アクション・アドベンチャー、サスペンス、ファンタジー、エキサイティング |
注意書き | 16+ |
上映時間 | 1時間9分 |
『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ3話 主なキャスト・スタッフ
キャスト
ソ・ムン 窿と地上を繋ぐ力を持つカウンター | チョ・ビョンギュ |
カ・モタク 怪力の攻撃担当カウンター | ユ・ジュンサン 『還魂』 |
ト・ハナ サイコメトリー担当カウンター | キム・セジョン 『社内お見合い』『犯人はお前だ!』 |
チュ・メオク 治癒担当カウンター | ヨム・ヘラン 『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』『サンガプ屋台』 |
チェ・ジャンムル カウンターへの資金提供・事故処理担当 | アン・ソクァン |
マ・ジュソク 消防士 | チン・ソンギュ 『スペース・スウィーパーズ』『サバハ』 |
ファン・ピルグァン レベル3の悪霊 | カン・ギヨン |
ゲーリー・チェ レベル3の悪霊 | キム・ヒアラ 『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』 |
ナ・ジョクボン 新人カウンター | ユ・インス 『還魂』『良くも、悪くも、だって母親』『今、私たちの学校は…』 |
ウィゲン ソ・ムンのパートナー | ムン・スク |
スタッフ
プロデューサー | ユ・ソンドン |
脚本 | キム・セボム ヨ・ジナ |
『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ3話あらすじ
姉貴麺屋では、悪霊ファン・ピルグァンとソ・ムンが念力をぶつけ合い、お互いの力がどの程度なのかを探り合っていました。
そんな中、妻ミンジを殺した犯人である詐欺師パク氏を狙い、マ・ジュソク消防隊員が行動を起こします。
刑事であるカ・モタクが駆けつけたこともあり、ジュソク隊員の復讐は達成されずに済みました。
しかし、ジュソク隊員の心には誰にも入り込めない闇が生まれます。その一方、カウンターズは新たなアジトに移り――。
『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ3話ネタバレと感想・考察
ソ・ムンvsファン・ピルグァン
ソ・ムンたちカウンターズが経営しているククス屋・姉貴麺屋に、ある男がやってきました。
コイントスをしながら店内に入ったその男こそ――中国のカウンターたちの魂を吸ったレベル3の悪霊たちの中心人物ファン・ピルグァンだったのです。
店内には幼児たちがいるため、戦うことはできません。近寄ってきたソ・ムンに、ピルグァンは座るよう促しました。
ピルグァンが念力で引いた椅子に、ソ・ムンが座ります。そこでソ・ムンは、ピルグァンの放ったコインを空中で止め、折り曲げました。
金や命を目的に悪行を繰り返しているとピルグァンは語ります。そんなピルグァンに、ソ・ムンは自らが悪行狩りだと明かしました。
カウンターズを鼻で笑うピルグァンに、ソ・ムンは問いかけます。本当は恐れているから、偵察のために来たのだろうと……。
その言葉がピルグァンの怒りを誘い、ピルグァンは念力で地震を起こします。その揺れは、調理場にいたチュ・メオクにも伝わりました。
ソ・ムンはピルグァンの力を抑えるため、地(タン)を呼びます。ト・ハナは大量に出てきた地(タン)を見て、あわてて立ち上がりました。
ソ・ムンと同じテーブルについている男がピルグァンであると気付き、メオクとハナは幼児たちの前に立ちました。
その間にも、ピルグァンとソ・ムンとの念力のぶつかり合いは続いています。ピルグァンはソ・ムンの力により興味を持ったようでした。
倒すべき敵
ピルグァンの念力は店の窓に亀裂を入れ、幼児たちのテーブルにあるグラスを動かしていました。
落ちたグラスが割れてしまう――と思ったとき、そのグラスをピルグァンがつかみます。ソ・ムンとの念力比べに満足したようです。
悪霊とは違い、カウンターであるソ・ムンには守るべきものがたくさんある……それを知れたピルグァンには収穫がありました。
全力で念力をぶつけ合ったソ・ムンとピルグァンは、お互いが離れたあとで鼻血を流します。
実際に会ったことで、ソ・ムンとメオク、ハナは必ずピルグァンを狩らなければならないと覚悟を新たにするのでした。
その頃、チュンジン消防署では手入れ中の消防車が勝手に署を出ていくという事件が起きていました。
同僚たちと連絡を断っているマ・ジュソク隊員が消防車の運転席にいることは、誰も知りません。
新人カウンターのナ・ジョクボンは、怪力担当のカ・モタクから稽古をつけてもらっています。
まったく力を発揮できないジョクボンを見て、モタクは呆れます。本当は、窿(ユン)――現世とあの世の境目と繋がっていないのではと思うほどでした。
そんなモタクに、消防隊員が消防車を乗っ取ったという事件の知らせが入ります。その頃、消防車はあるトンネルの中にいました。
マ・ジュソク隊員の後悔
ジュソクは、妻ミンジを殺した詐欺師パク・ソンウクが緊急護送されるルートで待ち伏せしていました。
道路をふさぐように停められた消防車を見て、警官たちが護送車から降りてきました。ジュソクは、その警官たちに放水を始めます。
消化器を使って車内に残った警官を追い出したジュソクは、車のドアを閉めました。そして、南京錠を壊してパク氏のいる後部へと侵入します。
手錠をかけたまま必死で逃げ回るパク氏に、ジュソクは斧を振り上げます。パク氏は恐怖に震えながら、言い訳をつらねます。
そのとき、駆けつけたモタクが護送車に乗り込みました。ジュソクはパク氏を殺す覚悟を決めきれず、そのまま逮捕されます。
事件は軽症者のみで片付きました。しかしジュソクは、すべてを諦めたように後ろ向きになってしまいます。
ソ・ムンは面会に行き、ジュソクに語りかけました。家族を殺した犯人に殺意を向けた経験はソ・ムンにもあると、なぐさめます。
しかし、ジュソクが落ち込んでいる理由はまったく違いました。ジュソクは、妻子の命を奪った犯人を殺せなかった自分に怒っていたのです。
ジュソクの変化にショックを受けたソ・ムンは、激しい個人練習をしたあと、姉貴麺屋へと向かいました。
ソ・ムンはピルグァンたちを倒せるか不安でいっぱいになっていました。そんなソ・ムンを、メオクたちが力強く励ますのでした。
新しい居場所
姉貴麺屋の場所を悪霊ピルグァンに知られてしまったため、アジトを移すことになりました。
資金提供・事故処理担当のチェ・ジャンムルは、自らが会長を務めるジャンムル流通の倉庫の奥にアジトを作ったのです。
鍛えるためのリングや筋トレ器具はもちろん、ダーツやジュークボックスもあります。姉貴麺屋とは比較にならないほど充実していました。
個人部屋も4つあり、奥からモタク、メオク、ハナに割り振られました。自宅から通うソ・ムンとジョクボンは共同部屋です。
ジャンムルが新しく用意した黒いユニフォームを身に着け、5人は訓練を始めます。実際に悪霊ふたりと戦ったソ・ムンが悪霊役です。
まだカウンターの力を持たないジョクボンはもちろん、全員がリングから弾き出されました。しかし、ハナは立ち上がります。
目で見て動くのではなく、体で感じなければピルグァンたちには追いつけない――そう言われたハナは全力を出し、ソ・ムンを倒しました。
刑務所に入ったジュソクは、他の受刑者たちにあおられて殴り合いをしてしまいます。独房に入れられたジュソクは、服を脱ぎました。
服をねじって窓にはまった鉄格子にくくりつけたジュソクは、首を吊ります。ジュソクの深い怒りは、悪霊を呼び寄せました。
ジュソクの中に入った悪霊は、服を引きちぎってジュソクの命を救います。ジュソクは亡き妻ミンジの幻覚を見て、生き続けることを決めるのでした。
ジョクボンの能力
ピルグァンたちに勝つ力をつけるために、ハナは6時間以上もランニングをします。それに付き合うジョクボンは泣き言を重ね、休憩を取りました。
ジョクボンを待つあいだに、ハナはピアノ教室に引き寄せられます。そこでピアノの弾いていたのは、ハナの知る男性でした。
その男性パク・ドフィは、ハナと同じ高校の生徒だったのです。思わずピアノ教室を飛び出したハナを、ドフィは追いかけました。
そこにジョクボンがやってきます。あわてたジョクボンは転倒し、地面に顔を打ちつけました。
ハナとドフィは、鼻血を出したジョクボンを心配します。するとジョクボンは、臭い臭いと騒ぎ始めました。
ドフィはとりあえず、ジョクボンをピアノ教室で休ませることにします。そして、手当てのための薬を買いに出ました。
気持ち悪くなったジョクボンは、ピアノ修理にやってきたスタッフの男に吐しゃ物を直撃させてしまいます。
謝りながら吐しゃ物を拭き取ろうとしたハナは、男の記憶を読みました。男は殺人の経験がある悪霊でした。
ハナはすぐに悪霊と戦い始めます。すると悪霊は奥に入り、ピアノ教室の生徒を人質に取ります。
しかし、ハナのとっさの機転により悪霊は殴り飛ばされました。そしてハナは、ジョクボンに悪霊の臭いをかぎ取る力があることを知るのでした。
モタクの悩み
ピアノ教室にドフィが戻ってきた頃には、生徒の記憶は消され、ハナとジョクボンはいなくなっていました。
アジトに戻ったハナは、ジョクボンの能力を皆に教えます。地(タン)の見えるピルグァンたちを追い詰めるには、ぴったりの力でした。
ルームメイトになったソ・ムンとジョクボンは、同じ部屋で眠ります。ふたりが穏やかな夜を迎えている頃、モタクは悩んでいました。
モタクは怪力担当です。しかしウォンと戦ったとき、まるで歯が立ちませんでした。10年もカウンターをしているのに、役に立てなかったのです。
モタクは、もう引退するべきではないかとすら考えるようになっていました。ジョクボンを見つけたのが最後の貢献だったのだと……。
そんな話を聞いたメオクは、モタクを励まします。いくら歳を重ねようが、モタクの骨が一番丈夫なのだと――。
その夜、ピルグァンたちは動き始めます。ピルグァンは韓国にいる悪霊たちを使い、流れに任せて“何か”をするようです。
翌朝、ジョクボンは悪霊の臭いに気付きました。ジョクボンの鼻を頼りに、モタクたちは車を走らせます。
ジョクボンがここだと言った場所は牛舎でした。ソ・ムンは地(タン)を発動しましたが、悪霊は見つかりません。
しかし、ハナは悪霊を感知しました。郊外にいるレベル3、美術館にいるレベル1……5人は二手に分かれることにします。
ピルグァンの計画
ジャンムルの運転で、メオクは休館中のドンイン山美術館に向かいました。レベル1の悪霊は、すぐに逃げ出しました。
メオクたちは被害者の男性を救い、逃げた悪霊を追います。その頃、ジョクボンは鼻を動かしながら、何か言いたげな顔をしていました。
ソ・ムンは、ジョクボンに優しく声をかけて言葉を引き出します。するとジョクボンは西側――美術館のあるほうから臭いがすると言いました。
ジョクボンの能力を信頼していないハナとモタクは、勘違いだろうと一蹴します。しかしソ・ムンは、本当ではないかと感じていました。
美術館では、メオクとジャンムルがピルグァンと対峙していました。ソ・ムンはすぐにメオクに連絡を取ります。
返事がなかったため、ソ・ムンとモタクは美術館に向かうことにしました。メオクとジャンムルは、ウォンに弾き飛ばされています。
死力を尽くして抗うメオクに、ピルグァンが念力を使います。メオク自身にジャンムルを殺させようというのです。
ピルグァンは、メオクが持つ槍をジャンムルに向けさせ、突き立てようとしました。しかし、すんでのところで槍があらぬ方向に飛んでいきます。
そこに現れたのは、ソ・ムンでした。ピルグァンは待ち望んでいたかのように、ソ・ムンを迎え入れます。
ピルグァンとソ・ムンとの念力対決を見て、陰に隠れたウォンは息を呑みます。誰にも手を出せない一騎打ちの始まりでした。
『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2:カウンターパンチ3話まとめ
ピルグァンはソ・ムンに好意のようなものを抱いているように思えますね。仲間たちはあくまで部下で、興味を持つ対象ではなさそうですし……。
今回は、ハナの甘酸っぱい思い出が掘り返される一方で、ジョクボンの持つ“悪霊の発する臭いをかぎ分ける”という能力が判明しました。
ジョクボンは悪霊のレベルが強いかどうかも少しは分かるようです。慎重なピルグァンが相手なので、これは心強いですね!
ジュソク隊員――元隊員でしょうか――が悪霊を体に入れてしまったのはショックでした。早く本当のことを明かすべきだったのかもしれません。
ピルグァンは、複数人で戦ったとしても大変な相手です。しかし、ソ・ムンがひとりで戦うことになりそうで心配ですね……。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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