Netflixドラマ『ある呪われた学校で…:ザ・シリーズ』「呪い」ネタバレ感想

Netflixドラマ『ある呪われた学校で…:ザ・シリーズ』「呪い」アイキャッチ
この記事は約15分で読めます。

Netflix独占配信の『ある呪われた学校で…ザ・シリーズ』「呪い」は、旧校舎の保健室にいる看護教諭の幽霊にまつわる噂についての物語です。

ミヅチ
ミヅチ

「呪われた学校」でありながら、校舎や敷地にまつわる呪いが描かれたのは今回が初めてでしたね。そして、やっぱり「旧校舎」と「ホラー」の相性は最高です!

スポンサーリンク

Netflixドラマ『ある呪われた学校で…ザ・シリーズ』「呪い」情報

日本公開日2022年8月10日
制作国タイ
ジャンルホラー
注意書きR-16
暴力、言葉づかい、性的暴行、自殺
上映時間45分

『ある呪われた学校で…ザ・シリーズ』「呪い」主なキャスト・スタッフ

キャスト

コーン
いじめられっ子の優等生男子
パタドン・ジャングン
看護教諭の幽霊
旧校舎の保健室にいる女性の幽霊
ナリンティップ・フォンファッタラサークン
『バトル・オブ・シングルズ~恋の真剣勝負!~』

スタッフ

監督サニポン・サディパーン

『ある呪われた学校で…ザ・シリーズ』「呪い」あらすじ

クナコーン校の校舎裏には、危険なため立入禁止となっている旧校舎があります。そこにある閉ざされた保健室には、ある噂がありました。

保健室に入り、そこに置いてある車椅子をドアに背を向けるように置きます。そして、その車椅子に座っていると……看護教諭の幽霊が現れるというのです。

その看護教諭の幽霊に願い事を言うと叶えてもらえる――そんな噂が、まことしやかにささやかれているのです。

成績が悪く落第の危機を迎えている女子生徒ミントは、学年1位の成績でいじめられっ子の男子コーンに試験での不正に協力するよう持ちかけました。

しかし、いじめっ子たちとコーンの座席は離れておりカンニングはできそうにありません。そこでミントが思いついたのが、保健室の噂でした……。

ここから先はネタバレがあります!

スポンサーリンク

『ある呪われた学校で…ザ・シリーズ』「呪い」ネタバレと感想・考察

いじめられっ子コーン

クナコーン校の旧校舎――その廊下の奥には閉鎖された保健室があります。そこに入り、置いてある車椅子に座ってドアに背を向けると看護教諭の幽霊が現れるそうです。

看護教諭の幽霊に願い事をすると、望みが叶えられる――そんな噂が、生徒たちの間でささやかれていました。

その旧校舎の前には“改修中 危険”と書かれた立札があります。人が寄り付かなくなった立入禁止の旧校舎の付近では、いじめが行われていました。

男子生徒ふたりと女子生徒に囲まれ、男子生徒コーンは身を縮こまらせています。いじめっ子たちは、成績優秀なコーンにカンニングさせろと凄んでいました。

カンニングに付き合うにも、コーンと彼らの座席は離れています。どうすればいいのかと問うコーンに、いじめっ子たちは何とかしろと暴力を振るいます。

ほんの数分の間に信じられないくらい頭が悪いことが分かる表現に、思わず笑ってしまいました。離れた席でカンニングは無理でしょう……。

成績優秀で気が弱いといじめの標的になるというのは世界共通なのでしょう。コーンはそんなに体が小さいわけではないのですが、その臆病さに目をつけられたようです。

しかし、噂になっている幽霊は優しいですね。いやいや、望みを叶えたあとに魂を要求されるかもしれませんから、気を抜いてはいけません。

美しくなるための代償は非常にえぐいものでしたし、本当の友達を得ることは何百年経ってもできないようですし……。

翌朝、中間試験を控えた生徒たちはテスト前に最後の確認をしたり、いつも通りはしゃいだり、各々が自由に過ごしていました。

コーンはというと、同級生の男子ジャックとモーに笑われていました。彼らは、コーンの教科書を水たまりの中に投げ込んでいたのです。

コーンは学校で朝食を済ませようと空いている席を探します。しかし同級生はもちろん後輩にまでバカにされ、コーンの居場所はありませんでした。

仕方なく校舎裏で食事をしていると、いじめ主犯格の女子ミントが男子ふたり――Aとボムを連れてやってきました。

中間試験は8時30分から始まります。試験開始前に事を済ませるため、ミントはコーンをある場所に連れて行く計画を実行しました。

コーンは冒頭の3人だけではなく、学校中のほとんどの生徒から軽んじられているようです。おそらく、主犯格ミントが相当やり手なのでしょう。

可愛い女の子なので、SNSで人気を得ていたり、ちょっとした芸能活動をしていたりといった部分があるのかもしれません。

これまでの話の中で、本人の性格がどうであろうとSNSなどのメディアで人気を得ている女子はスクールカースト上位に置かれることは描写されていますからね……。

そして、特にやんちゃな男子たちはミントの手駒となっているようです。私の偏見ですが、そういう男子ってビジュアルいい女の子に弱いところがありますよね!

個人的には、学校で朝食を摂れるのはいいなあと思います。大学くらいになるとできるのですが、中高、できるならば小学校からできるといいですよねえ。

スポンサーリンク

旧校舎の保健室へ

コーンは旧校舎に連れてこられました。朝だというのに薄暗い旧校舎を見て足がすくむコーンを、3人は中へ入るよう急かします。

コーンが固く閉ざされた保健室のドアに体当たりすると、あっさり開きました。コーンは何者かの影を追いますが、それはいじめっ子たちには見えていないようです。

Aは保健室の中に車椅子を見つけ、はしゃいで座ります。ボムはそんなAに付き合い、車椅子を押して保健室を回ります。

ミントはふと噂を思い出し、スマートフォンを手に取ります。噂通り、Aの座った車椅子は保健室のドアに背を向けている状態でした。

噂通りならば、Aの前に看護教諭の幽霊が現れるはずです。しかし、すぐに立ち上がったからなのか、Aの前には何も現れませんでした。

ミントからすれば、願い事をするのが自分でないのならば、コーンでなくともよかったのかもしれません。

しかし、アホながらも察しのよいAは幽霊の出現を待つことなく立ち上がりました。こういう野生の勘の強さはやんちゃ男子っぽくていいですね。

そして当初の計画通り、コーンが願い事をする立場に置かれます。ミントの狙いとしては、コーンへの支配をより強めることもあるのではないでしょうか。

それにしても『ある呪われた学校で…』内でのいじめっ子の女子はビジュアルが上の下より上の子ばかりですね。

3人はコーンを車椅子に縛り付けました。そして、ミントたちが中間試験に合格するように願うことをコーンに命じます。

車椅子に拘束されたままのコーンを置いて、3人は去って行ってしまいました。試験が始まるまでに教室に戻ることができないかもしれないと、コーンは涙を流します。

3人が学年1位を取ったコーンのポスターにいたずら書きをしていると、教師が声をかけてきます。既に両親を呼んで注意されたことのある3人は、あせって言い訳しました。

しかし教師は聞く耳を持たず、中間試験に落ちたら再び両親を呼び、留年させると宣言されます。両親が厳しい3人は、親からの仕打ちを恐れ始めました。

コーンは願い事をしてくれるだろうかとミントは不安になってきました。そんなミントを励ますため、Aは不本意ながらもミントラに寄り添います。

お姫様扱いなのかと思っていましたが、卒業祝いに車をプレゼントしてもらうという話を聞く限り、ミントは実家が太いようです。

実家が太くてビジュアルもいいとなれば、当たり前にスクールカースト上位ですね。逆らう選択肢がないのは、コーンだけではないようです。

Aやボムにしても、ミントがわがままを言えば従うしかないという立場にあるんですね。実質的に、ミントラがクラス、いや学年――もしかしたら全校に影響力を持つのかもしれません。

しかし、そんなミントの影響力も教師にまでは届いていないというのが安心できますね。汚職にまみれた学校でなくてよかったです!

スポンサーリンク

願い事

その頃、まだコーンは旧校舎の保健室で車椅子に縛り付けられたままでした。そんなコーンの背後にあるドアが開き、風が吹き込んできます。

コーンの前にある窓にかかったカーテンの向こう側に、人の影が横切っていきます。その影はいつの間にかコーンの後ろへと回り、声をかけてきました。

願い事を問われたコーンですが、あまりの恐怖に声が出ません。そんなコーンに歩み寄ってきた看護教諭の幽霊は、そっと腕を伸ばしました。

すると、車椅子とコーンを縛り付けていた布がするりと外れます。跳ねるように車椅子から立ち上がったコーンに、幽霊は再び願い事を尋ねました。

コーンは目の前の出来事が信じられず、ミントが脅かしているのだと自分に言い聞かせます。そして、願い事を言わないまま保健室を飛び出して行くのでした。

言わないんかい! どう考えてもドアから出て行った3人がそんな仕掛けをすることは無理なのですが、コーンもそれは分かっているのでしょう。

学年1位を取るほどに成績優秀なことから考えても、コーンがオカルトを信じるタイプだとは考えにくいです。

訳の分からない相手に弱みを見せることを避けるために、虚勢を張りつつ逃げるしかなかったということでしょうか……。

しかし、願い事をせずにミントたちが試験に落第したらコーンはただでは済みません。それを避けるため、もう一度保健室を訪れることになるのでしょうか。

そして気になるのは、願い事を叶えてもらうための代償だけでなく、願い事をしなかった場合についても噂には書いていなかったことです。

基本的に『ある呪われた学校で…』の幽霊は現れて怖がらせるだけで終わらせてくれる……なんてことはないので、心配です。

煙草を吸うため体育館の裏にいたボムは、ゆらゆらと布が揺れている様子を目にします。チャイムが鳴る8時までに教室に入れと言われたミントたちはあせっていました。

そこにコーンが現れます。Aはコーンを壁に押しつけ、願い事をしたのかと問い詰めます。コーンは嘘をつき、その場をやり過ごそうとしました。

そのとき生徒の大声が聞こえました。体育館の裏に死体があると言うのです。その血まみれの死体は――ボムのものでした。

それを聞いたコーンは思わず笑い出しました。僕の願いが叶ったのだと笑うコーンに、ミントとAは何を願ったのかと怒鳴り散らします。

看護教諭の幽霊に迫られたコーンは、Aとボム、そしてミントが死ぬようにと願ったのでした……。

ちゃんと願い事をしていたんですね。よかった、よかった。しかし、予想通りコーンは3人の死を願っていましたね。

前回の「ランチ」同様、コーンにも許されない行動が出てきましたね。ストレスが溜まっていたとはいえ、ヤモリの四肢を引き千切るのはいかがなものか……。

しかし、怒って手を上げるAもどういう神経をしているのかと思います。コーンは自力では勝てないから耐えているだけで、強い力が手に入れば反抗してくるのは分かっていたことでしょう。

ミントは呆然としています。自分の思い通りにならないことなど、生まれてこの方一度もなかったのかもしれません。

その最初の一撃が自らの死を決定付けるなど、考えもしなかったでしょう。怒りよりも先に、なんでこんなことにという困惑が先だったようです。

スポンサーリンク

願いが叶うとき

体育館裏でタバコを吸っていたボムの前に現れたのは、保健室にあった車椅子でした。驚いてスチールの棚にぶつかったボムの頭に、白い布が落ちてきます。

布越しに、看護教諭の幽霊がけたたましく笑う様が見えました。そのボムの頭の上では、プラグの外れた電動ドリルが動き始めています。

棚の上から落ちてきた電動ドリルは、ボムの体を貫きました。何が起きているのか分からないまま、ボムは試験を受ける前に命を落としたのです。

話を聞いたAは駆け出しました。ミントもAを追いかけて階段を駆け下りていきます。すると、階段の踊り場にあの車椅子が現れます。

動きを止めたAを、ミントが突き飛ばしました。車椅子にもたれかかるようにかぶさったAを放って、ミントは階下へと走り去ります。

ミント……そういう子だと思いました! それに、ミントが最後にならないと面白くないですし、ナイス判断だと褒めたいです!

看護教諭の幽霊という話だったので、何か保健室関連のもので殺したのかなと思っていたのですが――電動ドリルとは!

校内にあるものならば何を使おうが私の勝手だ、ということでしょうか? いいですね、そういう見境のない幽霊は大好きです。

しかし、体育館裏に転がっていたボムの死体を見つけた生徒は何をしていたのでしょうか……?

ミントに怒りをぶつけるAの頬を、看護教諭の幽霊の手がつかみます。幽霊に両頬をつかまれたAは、情けない叫び声を上げていました。

その声を聞いたミントは、早く学校の敷地から出ようと校門に急ぎます。しかし、Aと対峙しているはずの車椅子が目の前に現れ――。

階段の踊り場では、何度も柱に頭を打ちつけて亡くなったAの死体が横たわっています。校内の人々がそれに気を取られている間、校門前ではミントが襲われていました。

水たまりに足を滑らせたミントは、ポニーテールをつかまれて旧校舎へと引きずられていきます。その叫び声は、校舎にいる人々の耳には届きません。

ミントの死体は、旧校舎の前にあるバスケットゴールにぶら下げられていました。何が起きたのか分かりませんが、Aやボムと同じく血まみれになって……。

看護教諭の幽霊は非常に仕事が早いです。かなり優秀な人物だったと思われますが、なぜ保健室の地縛霊となってしまったのでしょうか?

もしかしたら、生きているうちはどんくさい人物だったのかもしれません。他の話と同じように、魂を何かに明け渡すと優秀になるのかも……。

個人的に気になるポイントは、口の端に左右どちらも縫合の跡があることです。口裂け女のようなイメージですね。

中々の美人に見えるので、その美しさを妬んだ周囲の人々から攻撃対象にされ、恨みを募らせて死んだ――という過去があるのかもしれません。

幽霊の生きていた頃の姿を考えるのは楽しいですね。

スポンサーリンク

死の対価

生徒が立て続けに3人も亡くなったことにより、中間試験は延期となりました。教師たちは生徒を事故現場から遠ざけ、早く帰るように促します。

何も分かっていない中で指示を出す教師にも、そんな教師から事情を聞き出そうとする生徒たちにも……コーンは笑いが堪え切れません。

そのとき、朝バカにしてきた下級生が、わざとコーンにバスケットボールをぶつけ因縁をつけてきました。コーンは彼らに、Aと同じ目に遭うと言い放ちます。

そんなコーンに、同級生たちは非難を浴びせます。コーンは自分を責め立てる生徒たちが許せず、全員に対して仕返しをすると宣言しました。

コーンは再び旧校舎の保健室に入ります。そして、車椅子をドアの前へと移動させました。全員に復讐するのだという強い意志が、気弱なコーンの背中を押します。

ジャック、モー、コング、ガイド、ポー、トン、ゲーム、ホワイト、リー、チャンプ……思いつく限りの名前を挙げ、コーンは復讐を願いました。

コーンの気の弱さは優しさからくるものではなく、卑屈さからくるものだったようです。友達ができないことには理由があったようですね。

強い力を得た今となっては、コーンが弱くある必要はありません。因縁をつけてくる下級生など脅してやればいいのです。

自分を助けもせず、ただミントの実家の太さを恐れていただけの同級生たちなど、全員殺してしまえばいいのです。

そういう考えを持つコーンに、曲がりなりにも看護教諭であった幽霊は何を思うのでしょうか?

車椅子に座ったままうたた寝をしてしまったコーンの前に、看護教諭の幽霊が現れました。コーンは喜び、いじめっ子全員を殺してほしいと頼みます。

幽霊はコーンの願いを叶えると即答します。しかし、前の願い事を叶えた対価をもらっていないと付け加えました。

死の対価は、生きた魂の一部で払うものだと幽霊は語ります。死体ひとつにつき、体の一部分が要求されるのです。

そのとき、コーンの右手の中指・薬指・小指が激しく痛み始めました。それがボムとAとミント――3人分の死の対価なのです。

そして、新しい願い事のいじめっ子全員は33人――コーンは取り消すと叫びましたが、幽霊は高笑いするだけでした。

やはり対価を要求してきましたね。幽霊にしろ怪物にしろ魔物にしろ、何かしら「願い事を叶える」と言ってくるモノは、代わりに対価を迫るのが定石です。

命の対価は命です! がよくあるパターンですが、今回は割と軽いものでしたね。コーンの考えが浅くなければ……。

指1本がひとり分ならば、腕や脚などは細分化されるのでしょうか? 臓器ごとにカウントしてくれるのでしょうか?

「一部分」という呼び方が気になりますね。「目」と言えば両目を指しますが「左目」「右目」と言えば片方ずつになります。尺度が相手の自由なのです。

噂があるのに対価について不明な理由は、願いが叶った直後に噂を流した人が、対価を払ったあとは噂を追加できない状況にあったからなのでしょうね……。

スポンサーリンク

あの噂、知ってる?

看護教諭の幽霊がひとり始末する度に、コーンの体から一部が失われていきます。コーンに暴言を吐いた同級生の男子が校庭から落ち、犯罪者の流れ弾に当たり……。

コーンは33人の死を願ったことを悔いると同時に、自らの言動を思い出します。学年1位の座を鼻にかけ、周囲を見下していたのがいじめの原因だったのです。

コーンの右脚と左脚のひざから下が失われました。コーンに嫌がらせをした下級生の男子ふたりは、バイクに二人乗りしているときに転倒し頭を打ちつけました。

コーンの右腕はひじから先が動かなくなりました。コーンにホースで水を浴びせていた女子ふたりは建造物の角に頭を打ちつけて亡くなります。

コーンから金を巻き上げた男子は、運転中に衝突事故を起こし車内で亡くなりました。コーンをバカにしていた男子ふたりも頭を打ちつけて亡くなります。

最早、看護教諭の幽霊が止まることはありません。死体が増えるたび、コーンの体はどんどん動かなくなっていきます。

脅えて保健室から逃げ出そうとするコーンを、幽霊が室内へと引き戻します。33人殺し終えるまでは死なせないと笑う幽霊に、コーンは叫び声を上げました。

コーンが対価を払い終えて命を落としたあと――そんなことをまったく知らない女子生徒たち3人が旧校舎の保健室を訪れます。願い事を叶えるために……。

やはりなんの手加減もなく、看護教諭の幽霊は生徒たちを殺していきました。そして対価をすべて回収するため、じわじわとコーンを苦しめていきます。

途中で死んだ場合は、対価が手に入れられなかったという結果になるのかもしれません。さっさと頭を奪われたほうがコーンとしては楽なのですが……。

保健室の先生といえば優しく受け止めてくれるというイメージがあるので――おそらくタイでも同じようなものだと思うので――意外な本性という感じがしますよね。

幽霊の経歴は謎のままでしたが……私としてはやはり、校内の人々に恨みを募らせて死んだ説を推したいですね。

面白かったのは、看護教諭の幽霊が地縛霊ではなかったことです。思った以上にアグレッシブで、そこも保健室の先生イメージから離れていてグッときました!

スポンサーリンク

『ある呪われた学校で…ザ・シリーズ』「呪い」まとめ

「呪い」というかなりストレートなタイトルだったので、どういうストーリーなのかと楽しみにしていたのですが、期待以上でした

看護教諭――いわゆる保健室の先生の幽霊なのですが、そのイメージに反して生徒に願い事を強いるわ、願い事の取り下げは認めないわ、大事なことをあとから話すわ……。

考えが浅く勢いで行動しやすい10代を狙っているところを見るに、保健室の先生イメージを持って生徒たちが接してくることも計画の内なのかもしれません。

前回と共通している点は、主人公に同情しきれないところですね。周囲の人々をバカにして、いじめのストレスを何の罪もないヤモリを殺し……。

絶対に対価を必要とするはずなのに、その部分は噂に載っていない――そういう七不思議あるあるが踏襲されているのがよかったですね!

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

ミヅチをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました