こちらには韓国ドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』(原題:『驚異的な噂』)シーズン1エピソード13のネタバレと感想があります。
チョンシンは育った場所である養護施設「慈恵園」に行き、自分を虐待していた実父を殺しました。
実父の魂を食らって完全体となったチョンシンを倒すため、ウィゲンたちはカウンターズに結界(キョルゲ)の作り方を教えます。
モタクは元恋人ジョンヨンを殺した犯人を特定する証拠を見つけ、署内にいる犯人を逮捕へと導きました。
ヒョグは殺人犯の息子となり、イジめられます。テシンが市長を見捨てる中、チョンシンと戦ったムンでしたが……。
主な登場人物
悪霊狩猟団:カウンターズ 1-13
チョンシンの実父
養護施設「慈恵園」に1台の車が乗りつけます。車からはチ・チョンシンとペク・ヒャンヒ、その仲間の寄主の男が下りてきました。
チョンシンを育てたのは、慈恵園に来た「父」でした。しかし、チョンシンは覚えています。実の父のことを……。
チョンシンは、実の父から暴力を振るわれていました。チョンシンの頭の傷は、実の父がつけたものだったのです。
実の父に会いに行ったチョンシンは、念力を使って父を自殺させました。そして父の魂を食らうと、チョンシンの首筋に血管が浮かび上がります。
完全体になったチョンシン
その頃、チョンシンたち3人は連続殺人犯として指名手配されていました。その報道を見たカウンターズは、窿(ユン)へと向かいます。
ウィゲンは「チョンシンが完全体になった」と語ります。魂を食らい続けた寄主と悪霊は一心同体になり、最終レベルへと至ったのです。
キム・ギランは、チョンシンが「永遠に死なない体になった」と言います。最終レベルの悪霊は自分自身を治癒する力を得るのです。
しかも、完全体になって1ヶ月が経つと、悪霊に食われた魂は消滅してしまいます。チョンシンに食われたムンの両親の魂も……。
市長かテシンかハンギュか
テシングループ会長のチョ・テシンは、チュンジン市長のシン・ミョンフィが逮捕されたと知って笑います。
上機嫌のテシンは、手先であるノ・チャンギュに選択を迫ります。市長か、自分か、常務で兄のノ・ハンギュを選ぶのかと……。
市長は優秀な弁護士を用意して黙秘を続けるものの、忠実な部下であったチャン秘書は市長の本性を知って、心が離れかけていました。
結界(キョルゲ)と地(タン)
チョンシンを倒す唯一の方法は、結界(キョルゲ)を使うことでした。創世期の窿人が植えた白樺の木で作った魔法の杖を使う、危険な手法です。
完全体となったレベル4の悪霊を倒すために、ウィゲンたちは文献で見た方法を試します。魔法の杖が光り、窿の人々の黒目がなくなります。
結界の中にいたカウンターズは苦しみ始めました。結界には、体に魂が入っている者から力を奪う効果があるのです。
結界の中にいるカウンターも力を失いますが、地(タン)の効果は得られます。つまり、結界を使って悪霊を倒すためには、ムンが地を操れないといけないのです。
窿人でも、結界を張るのは命がけです。その思いに応えるため、ムンは必死で地を呼ぶ訓練を続けました。
ジャンムルの実戦復帰
チョンシンを狩るチャンスは一度だけです。既に地のことを学んだチョンシンは、結界にも対策を打ってくる可能性が高いからです。
4人で結界を張ると、誰もチョンシンを窿に送れなくなります。そこでチェ・ジャンムルが結界を張る1人となりました。
ジョンヨンを殺したのは誰だ
心配なことはもうひとつあります。モタクは、元彼女の女刑事キム・ジョンヨンを殺されてから挙動不審になっているのです。
モタクはカウンターズには何も言わず、ひとりでジョンヨンを殺した犯人を探していました。そこでモタクは、ひとりのおじさんに話しかけます。
犯人は防犯カメラの位置を熟知し、全て避けています。しかし、いつも同じ場所に駐車している車には映像が残っているはずでした。
おじさんはモタクの事情を勘違いしながらも同情し、車載カメラの映像を渡してくれました。そこに映っていた犯人は……。
殺人犯は警察署の中に
翌日、モタクはジョンヨンの部下である刑事カン・ハヌルを呼び出します。そして、殺人犯が映っている車載映像のメモリーカードのことを教えました。
モタクに疑われたハヌルは「僕は違います」と語ります。その直後、ハヌルはメモリーカードのことを伝えに署長室に飛び込みました。
「モタクが科捜研に向かっている」と聞いた署長は、腹心の部下にメモリーカードを奪ってくるように指示します。
ハヌルは、署長と腹心の部下の会話を録音していました。腹心の部下がモタクに打ちのめされている時、署長はハヌルが仕掛けた盗聴器に気付きます。
ジョンヨンを殺したのは、テシンから命を受けた署長だったのです。尊敬していた署長の落ちぶれた姿に、モタクはショックを受けました。
ハヌル発案の署長をハメる作戦は成功しました。モタクは、ジョンヨンがずっと自分を想っていたことを知り、涙を浮かべて微笑むのでした……。
ヒョグ失墜
地を呼ぶ訓練が上手くいかないムンを見かねて、メオクがククスを作ります。メオクはムンに、きちんと人生を楽しむよう説きます。
そこに幼馴染たちが飛び込んできました。3人で街を歩いていると、シン・ヒョグが不良にイジめられているところを目撃します。
大統領候補の息子から殺人犯の息子となったヒョグは、今やイジめられる側でした。ヒョグは、助けに入ったムンのことも拒絶し、その場を立ち去ります。
慈恵園にて
市長はチャン秘書を泣き落としますが、キョンイン警察署を出たチャン秘書はテシンとチャンギュにさらわれてしまいます。
慈恵園の子どもたちは、チョンシンの実父を「お父さん」と慕っていました。そんな子どもたちに真実を知らせろとヒョンヒは主張します。
チョンシンの仲間は空腹を抑え切れなくなり、子どもを襲おうとします。その男が地を踏んだことで、ハナはチョンシンの居場所を察知しました。
地の呼び方
幼馴染と一緒にいたムンは、トラックにひかれそうになった子どもを救う時、無意識に地を呼び寄せます。
そこでムンは、地を呼ぶのは怒りや殺意ではなく、誰かを救いたいという気持ちだと気付きました。
寄主と悪霊
カウンターズと合流したムンは、慈恵園へと急ぎます。しかしカウンターズが到着する前に、チョンシンが男を始末しました。
男を食べたことで、チョンシンの中の悪霊が力を増します。子どもを救いたいチョンシンと、食いたい悪霊がせめぎ合います。
チョンシンは何とか悪霊を抑え込むと、慈恵園を出て行くことに決めるのでした。
ヨンニム殺害の犯人
テシンは市長と面会し「お別れのご挨拶です」と伝えます。怒る市長に、テシンはある映像を見せました。
キム・ヨンニムとチャン秘書は親友だったのです。チャン秘書は7年前、ヨンニムにペットを預けた時にペットカメラも渡していました。
そこには、ヨンニムが殺される様子も映っていました。ヨンニムを殺した犯人――市長の顔もしっかりと記録されています。
殺人の証拠を握られている市長は、テシンの言うことを聞くしかありませんでした。
チョンシンvsカウンターズ
チョンシンとヒョンヒが慈恵園を去ろうとしている時、カウンターズは5人揃って慈恵園の前に到着します。
モタク、ハナ、メオク、ジャンムルが魔法の杖を持ちます。「姉貴組、ファイト!」円陣を組んで気合いを入れた5人は、慈恵園の前に結界を張りました。
チョンシンとヒョンヒが慈恵園から出てきます。2人は死んだはずのムンを見て驚く暇もなく、結界に力を奪われていきます。
地を連れて歩くムンが近付いてきますが、ヒョンヒは動くことすらできず、チョンシンは体中から血を流して苦しみます。
ムンはチョンシンを窿へ送ろうとしますが、チョンシンは全力で抗います。そこに、慈恵園の子どもが飛び込んできました。
男の子は泣きながら「許してあげて、お願いだから」と訴えます。ムンを銃で撃とうとしたチョンシンでしたが、考えを変えました。
チョンシンは自分の頭に銃口を向けると「よく見てろ。お前の親がどうなるか」と笑い、引き金を引くのでした……。
市長の自殺未遂
その頃、拘留中の市長が意識不明の状態で搬送されていました。市長は自殺を図ったと報道されるのでした。
感想
Twitterでの反応
ミヅチガタリ
監督と脚本家がモメたことで、13話から脚本家が変わったんですよね。本来は12話で終わる予定だったそうで……。
脚本家降板ということで一時は視聴率を落としたようですが、最終回には最高視聴率を出しているので、結果的にはよかったのでしょう。
13話の見どころはやっぱり結界ですよね! 私はこういう霊界要素の強いアイテムが好きなので、めちゃくちゃ盛り上がりました!
そして、ヒョグがやってきました。父親の置かれた立場がモロに反映される可哀想な子ですが、鼻っ柱を折られるのも成長の糧になるはずです。
ムンが地を呼び出す方法が「怒り」「殺意」というのを疑問に思っていました。それが覆されてホッとしています。
少年漫画っぽい雰囲気が好きなので、ムンには主人公らしくいてほしいんですよね。それが叶ったことに安心したんです。
ハヌルの大活躍には興奮しました。ジョンヨンの真実を追う姿勢を引き継いだ後輩がいることは、モタクの救いにもなると思います。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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