こちらにはNetflixで毎週配信中の韓国ドラマ『mine』シーズン1エピソード1「別世界の人たち」のネタバレと感想があります。
主な登場人物・キャスト
ソ・ヒス(イ・ボヨン)
チョン・ソヒョン(キム・ソヒョン)
カン・ジャギョン(オク・ジャヨン)
キム・ユヨン(チョン・イソ)
ハン・ジヨン(イ・ヒョヌク)
ハン・ハジュン(チョン・ヒョンジュン)
ハン・ジノ(パク・ヒョックォン)
ハン・スヒョク(チャ・ハギョン/VIXXエン)
あらすじ
Netflix独占配信の韓国ドラマ『mine』は、財閥一家のハン家に嫁入りした義姉妹2人を中心に描かれます。
その1人がハン家長男で専務の妻チョン・ソヒョン。財閥の娘ソヒョンは2番目の妻として、前妻の子スヒョクを育てています。
もう1人はハン家次男で常務の妻ソ・ヒス。元女優のヒスも2番目の妻で、前妻の子ハジュンを育てています。
全く立場の違う2人ですが、ヒスは義姉ソヒョンを気遣い立てているため、義姉妹の仲は良好です。
そんな2人の前に現れるのが借金を負った幼稚園教諭キム・ユヨンと、優秀な家庭教師カン・ジャギョンです。
ユヨンは財閥一家――「別世界」で働くのは初めてです。慣れない生活に戸惑うユヨンは、失敗を重ねながら様々なことを学んでいきます。
ハン家に入る前にも財閥で働いていたジャギョンは、ユヨンとは違って意図的に問題行動を起こします。その狙いとは……?
この4人の女性が出会った60日後、ハン家の本家「カデンツァ」で1人の女性が殺されることとなるのです――。
ミヅチガタリ
何だかドロドロした話が始まりそうだな~と思って、楽しみに待っていました。人間関係がゴチャゴチャで頭ぐちゃぐちゃです……。
とりあえず長男の妻ソヒョン、次男の妻ヒス、分家の家庭教師ジャギョン、本家のハウスガイド・ユヨンだけ覚えればいい感じですね。
ハウスガイド・ユヨンを気に入ったのが跡取り最有力候補である長男の息子スヒョクで、次男の息子ハジュンは影が薄いです。
ハン家の長男ジノは見るからに不出来、次男ジヨンは頭は切れるが妻すら寄せ付けない壁があります。
ハン家は長男ジノ、長女ジニ、次男ジヨンの3兄弟のようです。おそらくジヨンだけが婚外子だと思われます。
一番出来がいいのが婚外子というのが皮肉ですね。ただ、スヒョクは隔世遺伝なのか優秀そうなのでハン家は安泰です。
しかし、そうはいかせないぞ! と燃えているのがジャギョン――なのでしょうか? 韓国は復讐好きなので、期待してます。
冒頭で女性が亡くなっているのですが、それが誰かは分かりません。ただ、カデンツァで起きた事件なので、被害者はソヒョンかな? と思っています。
mine 第1話 別世界の人たち
シスターの告発
教会で年老いたシスター・エマが「悪からお守りください」と祈りを捧げています。そしてシスター・エマは、雨の中森を駆け出しました。
その足で警察署に向かったシスター・エマは、殺人事件を目撃したと話したのでした――。
事件発生60日前
ハン家の大邸宅の本家は「カデンツァ」、分家は「ルバート」と呼ばれています。
殺人事件を告発したシスター・エマはシングルマザー財団を仕切っており、ハン家の嫁ヒスから支援を受けていました。
その時、タウム幼稚園で問題が起きました。女性教師が父親の借金のカタに連れ去られそうになったのです。
なんとか事態を収めたヒスでしたが、保母のままでは借金を返せないだろうと考えて、女性教師をメイドとして雇うことにしました。
後に殺人事件が起きるのは本家「カデンツァ」です。その発端となったのが、この日だったのでは……とシスター・エマは考えていました。
ヒスは幼稚園教師をメイドにする許可を義姉ソヒョンからもらい、ソヒョンはヒスの息子ハジュンの家庭教師として優秀な人材を見つけました。
ハン家は上下関係が厳しいところでしたが、家庭教師がやってきてからその秩序が狂い始めたのでした。
ジャギョンとユヨン
ソヒョンが見つけた優秀な家庭教師ジャギョンがハン家にやってきました。ソヒョンがジャギョンの面接を始めます。
ヒスは幼稚園教師ユヨンの面接をしていました。4人兄弟の長女であるユヨンは、子どもの世話が得意だと話します。
ソヒョンはユヨンをメイドとして雇うことを許可し、ジャギョンには客の案内を担当するハウスガイドを頼みました。
ソヒョンはユヨンを家庭教師にして、ジャギョンをハウスガイドとして雇うことに方針転換したのです。
しかし、夫ジノがジャギョンに目をつけたと感じたソヒョンは、ジャギョンを家庭教師として分家「ルバート」に送ることにしました。
その代わり、ユヨンを本家「カデンツァ」に迎えることになりました。こうしてジャギョンとユヨンの勤め先が決まったのです。
ジャギョンは分家へ
「ルバート」にジャギョンを送り出す時、ソヒョンはジャギョンがブランド品を身に着けていることに気付きます。
2人はハン家の庭ですれ違い、本家から分家へ、分家から本家へと向かっていきました。
ジャギョンはヒスとその夫ジヨンに挨拶し、おやつをご馳走になりました。父親譲りで人見知りの息子ハジュンについて、ヒスは説明します。
そこにハジュンが学校から帰宅しました。付き添いのメイドのスヨンの挨拶を無視し、ジャギョンはハジュンに挨拶します。
晩餐会の準備
ハン家の庭では、会長の妻ヤン・スネが歌のレッスンをしています。会長ハン・ソクチョルは書斎で大きな宝石がついたネックレスを見つめました。
ヒスは晩餐会に着ていくドレスを選んでいました。オレンジはタブーとされていますが「だから挑戦したい」とヒスは笑います。
ソヒョンは黒いドレスを身にまとい、ダイヤのネックレスを着けました。夫は父である会長ソクチョルと気が合わないため、気が進まない様子です。
メイドたちは庭を駆け回りながら晩餐会の準備をしていました。ソクチョルは医者から血圧の高さを指摘され、ストレス厳禁だと言われます。
晩餐会とその裏
席決めはヒスが行ったため、会長ソクチョルの前の席はヒスの夫ジヨンだろうと思われました。しかし実際には、ソヒョンの夫ジノとなっていました。
席に着いたヒスは黒い上着を脱ぎ、無彩色以外の色も着るべきだと語ります。会長ソクチョルはなぜかご機嫌でした。
食事が始まりました。ジャギョンはその様子を横目に、本家「カデンツァ」へと侵入します。
晩餐会のために用意された料理を見つけたジャギョンは、生ハムをつまみ食いし始めました。
そこに新人メイドが入ってきます。新人メイドはジャギョンをハン家の人間だと勘違いして「奥様」と呼びました。
そこに別のメイドが入ってきて、ジャギョンがつまみ食いしたことに怒ります。ジャギョンは反省する様子もなく立ち去りました。
ヒスの立場
会長の妻スネは「キム・ミジャが一番好きだったワインよね」と言って、注がれたワインを飲みました。
この晩餐会は会長の愛人ミジャの誕生日を祝うものだったのです。スネはそれが不満なようでした。
元女優のヒスは、ハン家の娘ジニからあまり信頼されていません。助け舟を出すように、ソヒョンが話し始めました。
「スヒョクは私の子じゃないですが、ちゃんと留学させました」と、ヒスがハジュンを留学させないことについてかばいます。
ソヒョンもハジュンの留学を勧めますが、ヒスは自分の子だから自分で決めてあげたいのだと語るのでした。
厳しい立場のヒスですが、会長ソクチョルはヒスの機転の利くところが気に入っています。それがまた、ヒスの立場を悪くしているようでした。
ミジャを手放す会長
会長ソクチョルは席を立つと「この日をもって私は彼女を手放すことにした」と宣言します。ミジャの誕生日パーティーは今回を最後としたのです。
そして晩餐会にいる誰かに大切なものを譲ると言いました。秘書たちが、大きなブルーの宝石がついたネックレスを持ってきます。
それはソクチョルがニューヨークのオークションで落札したブルーダイヤでした。ソクチョルがそれを誰に譲るか話そうとした時――。
秘書が何事かをソクチョルに耳打ちしました。するとソクチョルは震え始め、ついには芝生の中へと倒れ込んでしまいました。
芝生の中に落とされたブルーダイヤが煌めいています。その傍では、ハン家の人々がソクチョルの周りに集まってきていました。
ブルーダイヤとミジャ
会長ソクチョルは病室に運ばれ、人工呼吸器を装着されました。過剰なまでに花で飾られたソクチョルを見て、ヒスは眉をひそめます。
その頃、ソヒョンの夫ジノと会長の妻スネはブルーダイヤが金庫に保管されるところを見つめていました。
秘書は金庫の鍵をどこに保管するか悩みます。ジノは防犯カメラのある会長の病室にある金庫がいいだろうと提案し、決定しました。
スネは「ミジャは愛人に過ぎない」と言い、ヒスの夫ジヨンの実母であるミジャを認めず、自分が母だと言い張りました。
そして、ソクチョルはブルーダイヤをヒスに贈るつもりだったのだと憤ります。その頃、ヒスはハジュンのことで悩んでいました。
ヒスはラップが好きだったり、ギターを習いたがったりしています。ハジュンの産みの母を知らないヒスは悩んだのでした。
録音データ
ジャギョンの怪しげな行為が主任メイドに報告されている頃、ソヒョンは無気力な夫ジノを叱っていました。
その時、会長の妻スネはミジャのお気に入りワインをメイドに投げつけて怒っていました。ソヒョンとジノはその場に駆け付けます。
ソヒョンは主任メイドがスネの暴言を録音していることに気付いていました。そして指輪を外すと、主任メイドに差し出します。
ソヒョンは契約違反だと語り、今住んでいるマンションを取り上げるか、録音を全て渡すかと主任メイドに迫りました。
そしてジュヒというメイドに罪を着せることにして、スネには「録音データは消した」と報告するのでした――。
スヒョクが帰る日
ユヨンは緊張のあまり、よく眠れなかったようでした。今日はスヒョクがハン家に帰ってくる日です。
慣れない「別世界」のしきたりに戸惑いながら、ユヨンは主任メイドからの指導を受けるのでした。
その頃、会長の妻スネはペットの孔雀ノドクに餌をやっていました。ジャギョンが庭を闊歩するのを見て、スネは身を隠します。
専務であるソヒョンの夫ジノは、妹ジニから後継者を譲るように迫られていました。賢い息子スヒョクに跡を継がせたいジノは悩みます。
ユヨンは眠気に耐えられず、ベッドメイクの最中にベッドに倒れ込んでしまいました。
出来のいい孫
スヒョクが自室に戻る直前で目を覚ましたユヨンは、慌ててスヒョクの部屋を出ました。
階段でスヒョクとユヨンはすれ違います。スヒョクはユヨンに目をやりながらも、何も言わずに通り過ぎました。
食卓の準備をしている時、ソヒョンはユヨンに会長の妻スネに挨拶しに行くよう指示しました。その頃、スネはスヒョクと再会していました。
可愛がっている孫との再会に水を差されたことで、スネは激怒します。ユヨンは部屋を追い出されてしまいました。
ヒスと夫ジヨン、息子ハジュンは庭を歩きながら、スネがご機嫌でいてくれるからスヒョクが長く滞在するよう願っていました。
スヒョクの初恋
食事会の時、スヒョクはユヨンのことを気にしていました。その時、会長の妻スネがスヒョクの結婚について話し始めます。
スネはヨンウォングループのノ会長の孫アリムが気に入ったため、スヒョクと結婚させたいと考えていたのです。
スヒョクは恋をした経験がないと語りますが、その目はユヨンを探して部屋の中を彷徨っていました。
ハン家の嫁たち
ユヨンはバックヤードでメイドたちの話を聞いていました。ソヒョンの夫ジノはアルコール依存症で、スヒョクの実母は10年前に出て行ったのです。
しかし財閥の娘である「貴族」のソヒョンと再婚したジノは、ソヒョンの顔色を窺う一環でアルコールを絶ったのでした。
「ここの嫁たちは本当にすごい」という話の流れで、常務であるヒスの夫ジヨンも婚外子だという話が出ます。
そこに主任メイドが入ってきて食事会の片付けをするよう命じてきました。メイドたちは皆、部屋を出て行くのでした。
ジニと嫁たち
食事会が終わって自室に戻ったスヒョクは、ユヨンが着けている飾りがついたヘアゴムがベッドの上にあることに気付きます。
食事会の部屋の中では、ジニが夫ジョンドの浮気に怒って食器を壁に投げつけていました。その場に現れたソヒョンは、一喝してジニを止めます。
「ヒョウォンのイメージに傷を付けないで」と言うソヒョンや「カウンセリングを受けてみませんか?」と言うヒスに、ジニは反抗します。
ジニには話が通じないと考えたソヒョンは、もう自分がいる時にはもう「カデンツァ」には来ないようにと釘を刺しました。
ジノとジヨンは、離婚したいと訴えるジョンドを落ち着かせようとします。しかしそこで、ジヨンに電話がかかってきました。
別世界=地獄
消化不良を起こして腹痛に苦しむハジュンに、ジャギョンは針を打ちます。ジヨンは「民間療法はやめろ」とジャギョンに注意しました。
ソヒョンは書斎で主任メイドのスマホを見ていました。そこで、自分の映像が撮られていたことに気付きます。
ソヒョンはヒスに電話をかけると、ジニに案内しようとしていたカウンセラーを紹介してくれるよう頼み込みました。
そのカウンセラーというのがシスター・エマだったのです。その頃シスター・エマは、悩むユヨンから電話を受けていました。
シスター・エマは「そこは地獄よ」と欲深い人が集まっているハン家を評価します。
ユヨンの夜
電話を終えて庭を散歩していたユヨンは、風に当たっていたスヒョクと出会いました。そこでユヨンはヘアゴムを返されます。
スヒョクは、ユヨンが自分のベッドで寝てしまったと告白しても怒ることはありませんでした。
そしてスヒョクは、ユヨンと寝る場所を取り換えようかと提案します。ユヨンは戸惑ってしまうのでした。
ジャギョンの夜
夜、目を覚ましたヒスはリビングに下りていきます。そこで目にしたのは、自分のドレスを着て踊っているジャギョンでした。
「すごく素敵で」と悪びれる様子もないジャギョンは、その場でドレスを脱ぎました。驚くヒスは声も出せません。
部屋に戻ろうとしたヒスでしたが、注意しておこうとジャギョンの部屋に向かいます。
ジャギョンは「今後は絶対に奥様の物には触れません」と宣言しました。ヒスはその言葉を受けて、立ち去ろうとします。
しかし何かが引っ掛かったヒスは階段で立ち止まりました。すると、ジャギョンが厭な笑みを浮かべてリビングを歩き回る姿を見ます。
死ぬべき人
シスター・エマは「この世に死ぬべき人はいるでしょうか」と語ります。それは人によって違うものです。
ソヒョン、ユヨン、ヒス、ジャギョン――4人の女性たちは、それぞれに死んでほしい人を抱えていたのでした。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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