こちらにはNetflixで毎週配信中の韓国ドラマ『mine』シーズン1エピソード13「皆がウソをついている」のネタバレと感想があります。
主な登場人物・キャスト
ソ・ヒス(イ・ボヨン)
チョン・ソヒョン(キム・ソヒョン)
イ・ヘジン/カン・ジャギョン(オク・ジャヨン)
キム・ユヨン(チョン・イソ)
ハン・ジヨン(イ・ヒョヌク)
ハン・ハジュン(チョン・ヒョンジュン)
ハン・ジノ(パク・ヒョックォン)
ハン・スヒョク(チャ・ハギョン/VIXXエン)
あらすじ
シスター・エマの証言では、現場には階段の下にハン家の次男ジヨンが血塗れになって倒れており、その隣に倒れている人がいました。
階段の上には息を切らしたジヨンの妻ヒスがいました。しかし、一度現場を離れたシスター・エマが再び戻ると、人が1人減っていたのです。
ジヨンの隣に倒れていた人を見つけるため、担当刑事は捜査を続けます。その中で、全てを知っている人物に見当がつきました。
現場から飛び出したシスター・エマが救急車を呼ぶように言ったのに、全く驚かなかった人物――それはソンテ執事でした。
しかしソンテ執事は事件の翌日にモナコに渡っており、殺人の容疑者でもない人物を呼び寄せるわけにいかず刑事は悩みます。
事件が起きる11日前から事態は大きく動いていました。次男ジヨンは闘犬場の証言をする予定の男スチャンを手先に殺させます。
スチャンの死により、財閥の後継者争いにおける一番のライバル長男の妻ソヒョンは覚悟を決めます。
ジヨンはスチャンの弟ヒョンドンを妻ヒスに奪われ、ヘジンを殺すこともできず、息子ハジュンの誘拐に失敗し、秘書部長をソヒョンに奪われます。
ジヨンを邪魔しながら、ソヒョンはヒョウォングループを守るため、ヒスとヘジンはハジュンを守るために動いていました。
ソヒョンは性的マイノリティーであることを公表して新代表の座に就く覚悟を決めました。ハン家の人々もその流れに乗ります。
長男ジノは妻ソヒョンの性的指向を受け入れ、ヒョウォンを守るために次男ジヨンの殺害を目論みます。その実行犯としてソンテ執事が選ばれました。
そして事件が起き――その翌日、ソンテ執事はモナコに飛びました。ヒスはジヨンに関する記憶を失ったと語り、事件の謎が濃くなっていくのでした。
ミヅチガタリ
今までの映像によると、次男ジヨンの隣に倒れていたのは妻ヒスのはずなんですが……ヒスは階段の上にいましたね。
そして階段の上にいた影は長男の妻ソヒョンのはずなのですが……何が本当なのか分かりません。教えてください。
ジヨンを殺したい人、殺すと利益を得る人が多過ぎて容疑者が絞り込めません。この事件の担当刑事だけにはなりたくないですね!
ところで、ずっと謎だった長女ジニの夫ジョンドの不倫相手が分かりました――というか、ずっといましたね。ジャスミンでした。
ジョンドは妻ジニと離婚して、甘え上手な不倫相手ジャスミンとの再婚を狙っているそうです。しかしジャスミンにその気はなし。
真実に気付いた時ジニがどれだけ暴れるか楽しみですね。ジニが静かにしていると何だかさみしくて……。
そんな中、ジヨンは邪魔者を排除し身を守ろうと会長就任に向けて頑張りますが、ことごとく失敗していきます。
そして、どうしようもないボンクラだと思われた長男ジノは妻ソヒョンの性的指向を笑顔で受け入れます。
「他の男と不倫している」と疑いを持っていたジノにとっては「そもそも恋愛対象ではない」という事実は安心材料だったんですね。
男として魅力がないから放っておかれていると思って悩んでいたのでしょうか……ジノは思いの外かわいい男でした。
事件に直接は関わらないところで登場人物のいいところが出てきて、楽しくなってきましたね!
mine 第13話 皆がウソをついている
ジヨンの葬式
ヒョウォングループを率いるハン家の次男ジヨンの葬式が行われました。喪服を着たハン家の人々が集まっています。
ジヨンの息子ハジュンは、ジヨンがハジュンの実母ヘジンに贈り、その後ヘジンからハジュンに贈られた馬蹄のペンダントを胸に泣きじゃくります。
ジヨンの実母キム・ミジャがハン家の愛人となるきっかけを作った過去を持つシスター・エマもその場にいました。
シスター・エマは殺人現場を見た時のことを思い出します。警察署に駆け込んで「見たんです。血を流して死んでいました。殺人事件です」と叫んだことを……。
殺人事件の7日後
シスター・エマは刑事に証言します。「階段の上には人影がありました。ソ・ヒスさんでした」
皆が嘘をつくだろう……シスター・エマは不吉な予言をします。次男の妻ヒスは「何も覚えていない」と証言しました。
長男の妻ソヒョンは、義妹ヒスをかばいつつ「心臓麻痺で転落した」と担当医の所見を伝えます。
殺人現場に立ち入ったシスター・エマの証言によると、階段の上にヒス、下に血塗れの夫ジヨン、そしてその隣に倒れたもう1人がいたとのことでした。
しかしシスター・エマが現場に戻ると、ジヨンの隣に倒れていた人物は消えていたのです。刑事はその「もう1人」を追っていました。
刑事はハン家の長男ジノや長女ジニにも証言を求めます。しかし2人は、ジヨンが恨みを買っていることを語るばかりでした。
殺人事件の11日前
ハン家の次男ジヨンは「闘犬場」で闘っていた男の1人を金で雇い、不利な証言をするであろうクァク・スチャンを殺させました。
スチャンを殺した男は、その足でジヨンの敵となったヘジンの過ごしているホテルへと向かいます。
男はエレベーターでヘジンと乗り合わせます。男に不信感を抱いたヘジンは、男をまくと車に乗り込みました。
男はすぐに追いかけてきましたが、ヘジンはとっさに車を発進させて逃げます。ヘジンは襲われたことをすぐにジヨンの妻ヒスに連絡しました。
殺人事件の10日前
ハン家の長男ジノにカンウン警察署のファン刑事から連絡が入ります。スチャンの最後の通話相手がジノだったためです。
その朝、新聞ではジノのアルコール依存症の記事が出ました。ジノは警察署に、次男ジヨンが闘犬場で闘わせていた男たちの写真を提供します。
ジノはジヨンの仕業だと訴えますが、警察は取り合ってくれません。その頃、ジノの妻ソヒョンも動いていました。
ソヒョンはジヨンの妻ヒスに連絡します。ヘジンが尾行された上に誘拐されかけたことを受け、ヒスはヘジンを守らなければと考えていました。
立場がないジノ
警察署から帰宅した長男ジノは、父である会長ソクチョルを訪ねます。するとソクチョルはジノの息子スヒョクが話をしにきたと語りました。
スヒョクは会長になるまでに時間が欲しいと言い、自分よりも会長に相応しい人がいるとソクチョルに提言したのです。
ジノは息子と父から何の話も聞かされていないことを怒りつつ、ソクチョルの書斎を出ました。するとそこに、次男ジヨンが現れます。
ジヨンはスチャンを処理したことで一層余裕を持っていました。そして、実の兄ではないジノの殺害をほのめかします。
殺せ
分家「ルバート」を出た長男ジノは、問題を起こしてハン家をクビになったはずのヘジンに出くわします。
ヘジンは次男ジヨンに突っかかるジノに「死ぬよりも殺すほうがマシ」と忠告しました。
分家「ルバート」に入ったヘジンは、次男の息子ハジュンの家庭教師としてジヨンに自己紹介します。
ジヨンは不機嫌さを露わにして家を出ると、車に乗り込みました。出掛けようとするジヨンの車の前に、ヘジンが立ちはだかります。
ヘジンは、ジヨンに確かめたいことがありました。スチャンを殺したかと、ヘジンを殺そうとしたのか――。
ジヨンはあっさりとスチャン殺人とヘジン殺人未遂を認めます。そしてヘジンに、息子ハジュンを育てたければ妻ヒスを殺せと命じるのでした。
その頃、長男ジノは仲のいいソンテ執事に次男ジヨン殺害を命じていました。会長ソクチョルのブルーダイヤのネックレスを代金として……。
動き出す人々
理事を集めたハン家の長男の妻ソヒョンは、次期会長である次男ジヨンの弱味を握っているスチャンが殺されたことを語ります。
ソヒョンは、ヒョウォングループを保つために全ての責任を取ると語りました。それと同じ頃、スチャンの弟が昏睡から目覚めます。
ジヨンは書斎でショットガンを磨いていました。邪魔になる者は全て殺す――ジヨンは次の標的に狙いを定めています。
殺人事件の5日前
イルシン会に集まったいつものメンバーの前に、ハン家の長女ジニが現れました。皆はジニが聖書の勉強をすると知って驚きます。
ジニは、イルシン会を辞めて次男ジヨンと戦うことにしたジヨンの妻ヒスの代わりとしてイルシン会に入ったのです。
ヒョウォン会長の妻ヒスの兄の愛人だったソ・ジンギョンは、ヒスの兄が亡くなったことで多くの財産を持つ未亡人となっていました。
イルシン会のメンバーのひとりジャスミンは、ダブル不倫をしていました。ジャスミンは不倫相手と楽しそうに電話をしています。
ジャスミンの不倫相手はクレイジーな妻と離婚して、ジャスミンと再婚したいと考えています。しかしジャスミンは離婚する気などありません。
不倫をロマンスだと語るジャスミンに、ジニは突っかかります。ジンギョンは「疲れる勉強会になりそう」と溜息をつくのでした。
動き始める女たち
その頃、分家「ルバート」では次男の妻ヒスと、ヒスが親権を持つハジュンの実母ヘジンが何事かを相談していました。
次男ジヨンの元には離婚訴訟の報せが届いていました。全てを知っておきながら黙っていたチェ弁護士をジヨンは解雇すると言い出します。
チェ弁護士から連絡を受けた長男の妻ソヒョンは、「例の資料」の保管を依頼します。
広報部長と取材部長を出直させたソヒョンは、公表する前に伝えたい相手がいると語ります。そして、誰かに電話をかけました。
次男ジヨンの部下は、スチャンの弟が消えたことに気付きます。担当医も知らず、防犯カメラにも映らずに消えたのです。
ソヒョンの告白
長男ジノを呼び出した妻ソヒョンは、自身が性的マイノリティーであると語りました。ジノはひどく驚きます。
ソヒョンが唯一愛した人が女性だったと知って言葉を失うジノに、ソヒョンは離婚するつもりだが待って欲しいと告げました。
ジノが気にしていたのは、ソヒョンがジノ自身と結婚した後にその「女性」と情を交わしていたかどうかでした。
しかしソヒョンが不倫していないと分かり、ジノは安心します。ジノはソヒョンが冷たいのは、他に男がいるからだと思っていたのです。
次男ジヨンがその事実を知っていたことで「また蚊帳の外か」と怒りつつ、ジノは気が抜けたように笑っていました。
見世物になるだけだと語るジノに、ソヒョンは覚悟を語ります。全てを明らかにしてからヒョウォンの新代表になりたいのだと……。
「代表の資質に関わることじゃない」「離婚はしない」とジノは言います。ジノはソヒョンの性的指向を責めるつもりなどありませんでした。
宣戦布告するヒス
次男ジヨンを訪ねた妻ヒスは、自首を促していました。言い逃れするジヨンに、ヒスは冷静に返します。
人の道を外れるまで堕ちてしまった夫ジヨンを哀れみつつ、ヒスは自分にも責任があると語ります。
そして継子ハジュンは渡米させると告げ、どんな権力を使われてもジヨンについての記事は出ると宣言しました。
ジヨンに迫る女たち
次男ジヨンが入り浸っていた「闘犬場」のブローカーはチョ・ギョンチョルという男でした。前科2犯の犯罪者です。
チェ弁護士から資料を受け取った長男の妻ソヒョンは、スチャン殺害の実行犯を探す手がかりを掴んだのです。
その頃、次男ジヨンは姿を消したスチャンの弟を保護しているのが妻ヒスだったことを知って愕然としていました。
殺人事件の4日前
新しいメイドがハン家の分家「ルバート」にやってきました。次男ジヨン専属メイドは、ジヨンの指示しか聞かないと言い張ります。
ハン家で長く働いている主任メイドが眉を吊り上げて怒っていると、「ルバート」に長男の妻ソヒョンがやってきました。
ソヒョンは新しいメイドにハン家を出て行くよう命じます。反抗した新人メイドでしたが、通報すると言われすごすごと出て行きました。
ソヒョンは、主任メイドに本家「カデンツァ」に戻るよう命じます。そしてソヒョンは会長ソクチョルの書斎へと向かいました。
外堀を埋める
次男の妻ヒスは、夫ジヨンの殺人教唆の記事が出ることを朝食の場で告げました。そして、継子ハジュンの渡米も伝えます。
長男の妻ソヒョンは、ジヨンが殺人教唆をしたことを会長ソクチョルに告げました。ソクチョルは、ジヨンに道を踏み外させた責任を感じます。
ソヒョンは、ジヨンが会長に就任するはずだった日の前日に継子スヒョクの婚約パーティーを開くことを伝えました。
朝食の場で、長男ジノは妻ソヒョンをヒョウォン会長に推すと宣言します。その場にいる全員の持ち株をソヒョンに渡そうとジノは語ります。
ジヨンの血統
闘犬場の「犬」に殺させたスチャンの弟ヒョンドンの行方を捜す次男ジヨンですが、一向に行方が掴めず焦ります。
その頃、長男ジノは母スネに「ジヨンは会長の血を継いでない」と教えました。スネは驚きのあまり、食事中に立ち上がります。
長女ジニも初めて知った事実に驚きます。スネはヒステリーを起こし「ソクチョル! 死ね!」と会長ソクチョルへの殺意まで口にしました。
聖域
警察署から電話を受けた長男ジノは、ファン刑事と合流して闘犬場に向かいました。
ジノは闘犬場の件で次男ジヨンを法に任せるつもりでしたが、ファン刑事は賭博でなく合意の上ならば合法だと語ります。
そして、ファン刑事は上司から捜査を止められてしまいました。聖域なき捜査をと訴えるジノの言葉は虚しく響くだけでした。
ハジュン誘拐
次男ジヨンの息子ハジュンを家庭教師として迎えに行ったヘジンでしたが、そこにジヨンの部下が現れます。
ハジュンを奪われてしまったヘジンはすぐに次男の妻ヒスに電話をかけますが、ヒスは着信に気付きません。
密かにヒョンドンを匿っていたヒスは、ヒョンドンが撮影した闘犬場の映像を見て衝撃を受けていたのです。
ヘジンはヒスに連絡を取るのを諦め、長男の妻ソヒョンに電話しました。ハジュンがジヨンの部下に奪われたことを、ヘジンは涙ながらに訴えます。
秘書部長
次男の妻ヒスは、兄スチャンを殺されて夫ジヨンへの殺意を募らせるヒョンドンと向かい合っていました。
長男の妻ソヒョンが次男ジヨンの秘書部長を呼び出します。ソヒョンは野心の強い秘書部長を自分の駒にしようとしたのです。
ジヨンが今の立場を失うと知らされた秘書部長の命により、ジヨンの息子ハジュンは解放されました。
実母ヘジンのところに戻ったハジュンは、ヘジンの胸に飛び込みました。ハジュンは「産んでくれてありがとう」と涙をこぼします。
ジヨンへの罠
秘書部長は次男ジヨンに、家庭教師が追いついてきたと嘘をつきました。秘書部長は長男の妻ソヒョンのスパイとなったのです。
ジヨンは息子ハジュンの誘拐に失敗したことに加え、自身が雇ったメイドが解雇されたことで怒りを滲ませます。
その頃、会長ソクチョルは本家「カデンツァ」にある愛人ミジャの思い出が詰まった秘密の部屋にこもっていました。
「カデンツァ」に呼び出されたジヨンは、ソンテ執事を脅迫します。ソンテ執事は全てを見通しているジヨンに恐怖を感じていました。
ソンテ執事は、ジヨンをコンクリート打ちっぱなしの壁の前へと連れてきました。「秘密の入り口」だと言って……。
ソンテ執事は指で解錠したドアの向こうへとジヨンを入らせると、外からドアを閉めて施錠するのでした。
ジノの証言
ジヨン殺害事件の事情聴取にて、刑事は現場に3人いたのだと長男ジノに語ります。
現場を目撃したシスター・エマは外に逃げ出し、ソンテ執事と遭遇しました。しかしソンテ執事は驚いていなかったのです。
ソンテ執事はモナコに渡っているため、容疑者でもないのに呼び戻すことはできません。
さらに執事が勝手に行動するわけはないと、ジノの住む本家「カデンツァ」は家宅捜索を受けることになりました。
ジニの証言
次男ジヨンが殺された夜、ハン家の庭ではパーティーが開かれていました。なぜかそこで長男ジノは酒を飲みませんでした。
長女ジニの夫ジョンドが交通事故に遭ったと知り、ジノはパーティーを抜けてジョンドが搬送された病院に向かったのです。
浴びるように酒を呑んでいたジニはパーティー会場に残っていました。そのジニは刑事に対し、怪しいのはジヨンの妻ヒスだと語ります。
失われた記憶
記憶を失ってしまったヒスは、溺愛していた継子ハジュンのことすら覚えていないようでした。
渡米をやめてハン家で過ごすハジュンは、6年間共に過ごした継母ヒスの素っ気ない態度にショックを隠し切れません。
刑事はヒスに聞き取りに行きました。ヒスは、失った記憶は亡き夫ジヨンに出会ってから殺人事件当日までだと語ります。
容疑者は3人
39歳にして心臓麻痺で自宅で亡くなったハン家の次男ジヨンのことは大々的に報道されました。
その報道を見ながら、長男の妻ソヒョンは事件当日のことを思い返します。パーティーの途中で起きたことを……。
刑事は、ジヨンの嘘に憎しみを抱いた妻ヒス、復讐のためハン家に現れたヘジン、後継者争いの敵である長男の妻ソヒョンに容疑者を絞るのでした。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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