こちらにはNetflixで毎週配信中の韓国ドラマ『あなたに似た人』シーズン1エピソード6「愛はそんなふうに終わらない」のネタバレと感想があります。
主な登場人物・キャスト
チョン・ヒジュ(コ・ヒョンジョン)
ク・ヘウォン(シン・ヒョンビン)
ソ・ウジェ(キム・ジェヨン)
アン・ヒョンソン(チェ・ウォニョン)
パク・ヨンソン(キム・ボヨン)
アン・ミンソ(チャン・ヘジン)
チョン・ソヌ(シン・ドンウク)
アン・リサ(キム・スアン)
ユン・サンホ(キム・サンホ)
イ・ヒョンギ(キム・ホジョン)
あらすじ
ク・ヘウォンは、アイルランドにいた行方不明の夫ソ・ウジェの入院費を払っていたのがテリム財団だと突き止めていました。
ウジェとアイルランドで不倫生活をしていたチョン・ヒジュの夫アン・ヒョンソンは、ヘウォンの問いかけをはぐらかします。
交通事故に遭って意識不明になったウジェが入院していた病院と、ヒジュとウジェの間の息子ホスが生まれた病院は、同じスライゴ総合病院でした。
ヒジュは留学中の幼い娘リサと過ごすためと言ってイギリスに発ったふりをして、ウジェと共にアイルランドに3年間住んでいたのです。
アイルランドにいたことは義母パク・ヨンソンにも知られていますが、同棲している相手がいたことは知られていませんでした。
ヒョンソンはヒジュの不倫を知りながら、家族にそれを隠し、ヒジュへの愛を貫いて生きてきたのでした。
ヒジュの娘リサはヒョンソンと共にアイルランドにいるヒジュを訪ねたことがありました。ウジェと会ったリサは、ウジェが母の不倫相手だと確信します。
ウジェは少しずつ記憶を取り戻していました。ヒジュと暮らしてから料理をするようになったことも思い出します。
ヘウォンが不安を感じる中、ウジェはアイルランドでの記憶も取り戻していきます。そしてウジェは、実の息子ホスと話しました。
ホスを可愛いと感じるウジェは自然なやりとりをしますが、それはヒジュにとって耐えられないことでした。
ミヅチガタリ
ヒジュがウジェと暮らしていたのは3年間でした。ウジェは4年経ってから連絡しているので、1年間の誤差がありますね。
ウジェが先にアイルランドに行っていたのか、ヒジュが家を出てから時間を置いて連絡を取ったのか、今のところ不明です。
しかし、ヒョンソンが長期間ウジェを放っておくとは考えにくいですよね……。
ヒョンソンは故意にウジェを車で轢いたようです。そして意識不明になったウジェはスライゴ総合病院へと運ばれました。
ヒョンソンがなぜウジェを放り出さなかったのかは分かりません。事故を隠滅する代わりに助けた……のでしょうか?
リサの記憶によると、留学していた幼いリサはヒョンソンと共にアイルランドに行き、ヒジュに会っています。
ヒースについて聞いたのは、ヒジュからでしょう。そして、ウジェは過去のヒジュと全く同じことを話しました。
リサは、ヒジュの横顔を描いていたのはウジェで、アイルランドでヒジュと暮らしていたのもウジェだと確信したのでしょう。
リサの心が揺れ動く中、「湖」という意味の名を持つホスは純粋でした。実父ウジェとの再開に、そうとは知らず笑顔になります。
夫ウジェを信じ切れないヘウォンに、自分は妻ヒジュを愛し信じていると言い切るヒョンソンはよかったですね……!
あなたに似た人 第6話 愛はそんなふうに終わらない
ヒジュの個展
チョン・ヒジュとの不倫の記憶は失ったソ・ウジェが、まるで知っている相手かのようにヒジュの夫アン・ヒョンソンに挨拶したことで空気が凍ります。
しかしウジェはすぐに「知り合いかと思いました」と訂正します。覚えていないことを失礼だと感じたようです。
ヒジュの個展にやってきたウジェとその妻ク・ヘウォンは、ヒジュとヒョンソンの肝を冷やしただけで去っていったのです。
ヒジュに知らせずにヘウォンと会っていたヒョンソンは、「定食専門」の看板があるバーでヘウォンに問い詰められていました。
国番号353――それだけを頼りにウジェを捜し当てたヘウォンは、ウジェの入院費を払っていたのがテリム学園の社会事業チームだと知ったのです。
ヘウォンとヒョンソンの間でどんな会話があったのかと気にしながらも、何事もないかのようにヒジュは振る舞います。
個展「チャン・ヒジュ ソロ招待展」が開かれているファインギャラリー館長が、ヘウォンと共にヒジュの前にやってきました。
館長が外した後、ヘウォンは「私が何を知っているか気にならない?」とヒジュに問いかけ、去って行ってしまいました。
するとヘウォンの前に、ヒジュの夫ヒョンソンが現れます。ヘウォンはウジェを死んだものとして扱ったことを弁明しました。
一度は死んだようなもの……そう語って、ヘウォンはヒョンソンの肩に手を置きます。それをヒジュが見ていると知った上で――。
絵から音が聞こえる
ヒジュが描いた草原の絵を見つめていたウジェは、ヒジュが夫ヒョンソンと寄り添い笑っている姿を見つめます。
個展の帰り、ヘウォンと親しくしていたヒョンソンにヒジュは怒ります。ヒジュは、家族がヘウォンと関わることを嫌がっていました。
さらに、ヒョンソンがウジェの現在の様子を気にしていることも気に入りません。ヒジュはどんどん不機嫌になっていきます。
その頃、ヒジュの個展から帰宅したウジェは「絵から音が聞こえた」とヘウォンに語っていました。
ヒジュが描いた草原は、ウジェと過ごしていたアイルランドの家の周囲の風景でした。
ヘウォンは、ウジェに飲ませる薬の中に鎮静剤を混ぜます。ウジェは何の疑問も持たずに与えられた薬を飲みました。
帰宅したヒジュは、メイクを落としながらウジェの行動を思い出します。すると、ヒョンソンの書斎から大きな音が聞こえてきました。
ヒョンソンは物を落としただけだとごまかし、仕事の話を始めます。ヒジュに協力している件は上手くいっていると……。
ヒジュは満足し、ヒョンソンの書斎を去りました。その後、ヒョンソンはノートパソコンを再び開きます。
ヒョンソンが見ていたのは、ウジェの所見書でした。ヒョンソンも、ウジェの症状について気になっていたのです。
サイン会でのウジェ
ヒジュの個展のイベントとして、サイン会が開かれました。そこにウジェが姿を現し、ヒジュとツーショットを撮ります。
写真を撮る際にウジェのスマホにヘウォンからの着信がありましたが、ウジェは電話を切るように指示しました。
ファンとの談話会にて、ヒジュは絵について語ります。「心の中の窓」について話したヒジュに、ウジェが質問してきました。
ヒジュの心の窓――額縁の外に広がっている景色はどこのものかとウジェは尋ねます。ヒジュは「ただの草原」と答えました。
「僕が知ってる場所かなと」というウジェの質問を、ヒジュは「想像で描いたんです」とかわしました。
ウジェのスマホのGPSを追って、ヘウォンも談話会に姿を現します。それを見たヒジュは、全てヘウォンの企みだと思い込みました。
しかしヒジュに問い詰められたウジェは、ひとりで来たのだと答えます。ヒジュはそれを受け入れるしかありませんでした。
その頃、ヒジュの夫ヒョンソンはテリム財団の理事長である義母パク・ヨンソンから叱られていました。
テリム女子中学の生徒ジュヨンが巧みに不倫現場のように編集した映像を見たヨンソンは、不倫は絶対に許さないと怒ります。
さらに、娘リサに会うためと3年間に渡り家を空けアイルランドに住んでいたヒジュへ投資した金も、しっかり回収するよう指示しました。
ヨンソンは、ヒジュが息子ホスをアイルランドで出産したことを思い出し、ヒョンソンがアイルランドの病院を支援する理由を勘繰るのでした。
『島と湖の話』
ヒジュの夫ヒョンソンは、不倫現場に見える映像を義母ヨンソンに提供したのは義兄イ・ヒョンギ弁護士だと気付いていました。
精神外科医の姉アン・ミンソに、ヒョンソンは尋ねます。ウジェの記憶喪失は演技なのではないかと……。
ミンソはその可能性もあると言いつつ、ヒジュもウジェの病状を気にしていたことをヒョンソンに話しました。
ヒョンソンはヒジュに電話し、近くにいないことを確かめた上でテリム病院に来院するウジェを待ちました。
ウジェはヒョンソンをヒジュの夫と認識しています。ヒョンソンは、そのままウジェが過去の記憶を取り戻さずにいてほしいと強く思っているのでした。
気晴らしに友人イ・ドンミが経営する釣り場にやってきたヒジュは、ドンミと話しているヘウォンを見て不愉快になります。
ヒジュの著書『島と湖の話』を読んだヘウォンは、アイルランドで過ごした日々を思い出す度にドンミの釣り場に行くという一文が気になったのです。
ヘウォンは、イギリスにいるはずのヒジュがアイルランドにいた頃、夫ウジェもアイルランドにいたとカマをかけました。
「誰かに何かを奪われたわけじゃない」とヒジュは返します。幸せになれない理由は、ウジェを選んだヘウォン自身の選択にあるのだと。
ヒジュを湖に引き込んだヘウォンは「礼儀がなってない、今も昔も」と言い捨てて釣り場を去って行くのでした。
ヒジュの覚悟
ヒジュの友人ドンミは、異国の地で出来心でやらかすことはよくあると話します。反省しているヒジュを責めるつもりはありません。
「私は絶対に離婚しない」とヒジュは決意していました。既に不倫という過ちを犯したヒジュは、何かを悟っていたのです。
ヘウォンが、ヒジュとウジェの不倫を知っているのかどうか、ヒジュにもドンミにも分からないのでした。
その夜、ヒジュの夫ヒョンソンは再びヘウォンと会い、数々の行動について忠告していました。
ヒョンソンは妻ヒジュを愛しているのだとはっきり語ります。そして、夫ウジェを信頼できないヘウォンの本心を突きました。
何としてもヒジュを守りたいヒョンソンは、ヘウォンに手切れ金を渡してバーから去って行ったのでした。
テリム財団の一部として、ヒジュはテリム・ギャラリーを設立しようとしていました。それも、義母ヨンソンに許可を得ずにです。
その協力者となっている義兄イ・ヒョンギ弁護士は、ヒジュがウジェの病状を調べている理由を尋ねました。
ヒジュは、娘リサに暴力をふるった臨時教師だったヘウォンの夫だから念のため調べているのだと語るのでした。
するとそこにヒジュの息子ホスが嘔吐したと連絡が入ります。義母ヨンソンは、ヒジュが嫌いなものをホスに食べさせたからだと嫌味を言いました。
スライゴ総合病院
義母ヨンソンは、ヒジュの息子ホスが産まれたアイルランドのスライゴ総合病院に、ヒジュの夫ヒョンソンが関わっていると話します。
話を聞いたヒジュは不安になり、ウジェの付き添いでテリム病院に来ていたヘウォンに半ば八つ当たりしてしまいます。
ヒジュの弟チョン・ソヌからリハビリ治療を受けているウジェは、元通りになるためにと無理に体を動かそうとします。
ソヌはそんなウジェを励ましつつ、愛情がなければリハビリには付き合えないのだと語るのでした。
帰宅したヒジュは、夫ヒョンソンがスライゴ総合病院を含めた海外事業について話してくれなかった理由を問います。
ヒョンソンは、ヒジュにアイルランドのことを話さないようにしていたと語りました。自分と離れている間に妊娠したことを振り返りつつ……。
ヒョンソンは一度、アイルランドにいるヒジュに会いに行っていました。娘リサを連れて行きましたが、ヒジュは上の空だったと思い返します。
その頃、ウジェはアトリエで彫刻を作り始めていました。事故の前に怪我をしていたという担当医ソヌからの話を思い出し、ウジェは表情を曇らせます。
ファインギャラリー館長からウジェの父親の話を聞いたヘウォンは、ウジェが覚えている父親の話を聞き出そうとします。
しかし、ウジェは話したがりませんでした。そこにファインギャラリーから、ウジェの作品が売れたと連絡が入ります。
ウジェとリサ
ヒジュは、娘リサの友人ジュヨンがテリム芸術高校に進学希望だと知って、夫ヒョンソンが不倫しているような動画を作ったジュヨンを脅迫します。
その頃、ウジェの作品は1200万ウォンで売れていました。しかしウジェは、作品を資産としてではなく大切にしてくれる人に売りたいと話します。
ヘウォンを呼び出したファインギャラリー館長は、部下であるキュレーター(学芸員)がヒジュに引き抜かれると話します。
そのキュレーターの代わりとして、館長はヘウォンに目を付けたのです。ウジェの作品を大切に保存していた腕を見込んだのです。
席を外していたウジェは、たまたまファインギャラリーに来ていたヒジュの娘リサと遭遇しました。
何枚ものリサの絵を観て、リサが大切に愛されてきた娘なのだとウジェは理解しました。
ウジェは「子どもを愛さない親もいる」と語り、どこか遠くを見るような目をします。
そんなウジェの横顔を写真に収めたリサは、ヒジュが焼却処分しようとしたウジェのスケッチブックに挟まっていた押し花を取り出します。
「これを知ってますか?」そう問われたウジェは「ヒース」とつぶやきます。年に一度、野原いっぱいに咲く花だと――。
それを聞いたリサは、ヒースの押し花をぐしゃぐしゃに握りつぶし、怒ったような顔で去って行きました。
ウジェの料理
帰宅したウジェは、料理しているヘウォンに「学生の時はほとんど俺が作ってたろ」と声をかけます。
ウジェの記憶が戻りつつあることに脅えるヘウォンは訂正しますが、その言葉はウジェに届きませんでした。
ウジェの作品を買った人は明かされていませんでしたが、翌朝ヒジュにかかってきた電話で分かりました。
ヒジュの義母ヨンソンのところにウジェの彫刻が届けられていたのです。ヒジュはすぐにファインギャラリーに電話しました。
そこにヘウォンからメッセージが届きます。ヘウォンこそが、義母ヨンソンに作品を送り付けた犯人だったのです。
ヘウォンは、ヒジュがウジェの彫刻の購入者だと暴きます。ヒジュが収蔵庫宛に送るようにしていたのを、ヘウォンがわざとヨンソン宛に書き換えたのです。
ヒジュは応援したいからだと語り「家族に関わらないで」と再度ヘウォンに忠告しました。
するとヘウォンは「彼は私の全てだったんです」と語りました。ウジェとの不倫について話していると分かったヒジュは、はぐらかそうとします。
しかしヘウォンは話を止めません。ヒジュもウジェも大切な人だったのにと涙ぐむヘウォンに、ヒジュは不倫を否定し続けました。
そこでヘウォンは、ウジェの得意料理は何かと問います。「何がおいしかったかホスは覚えてるかしら」
手料理と湖
ヒジュは堪忍袋の緒が切れたのか、グラスの酒をヘウォンにぶちまけました。それでもヘウォンの態度は変わりません。
ヒジュはバーを出ると、泣きわめきました。その横を、ヘウォンの母ジョンヨンが目を合わせないように通り過ぎます。
「店の前に変な女が」と言って店に入ったジョンヨンは、酒をかぶってびしょ濡れになっているヘウォンを貶します。
去り際、ジョンヨンを狙っているバーのマスターにもう一度注意すると、ヘウォンはバーを出ていきました。
帰宅したヘウォンは、ウジェに料理を作ってもらうことにしました。ヘウォンといる頃は料理をしなかったウジェに……。
ウジェは手早く野菜を切り、味見をしながらスープを作りました。ヘウォンはウジェの後姿を、複雑な表情で見つめていました。
ヒジュは夫ヒョンソンや娘リサ、息子ホスと共に外出しようとします。しかしリサはコンクールが近いからと断りました。
ホスは少年野球チームに入っていますが、今日行われる児童・青少年親善試合には出場できませんでした。
ヒジュは「まだ小さいからよ」とホスを慰めますが、ホスはいらだってボールを放り出しました。
そのボールが転がった先にいたのは、ホスの実父であるウジェでした。ヒジュは、なぜウジェがここにいるのかと驚きます。
ホスがウジェに駆け寄っていきました。ウジェは「湖」という意味の「ホス」という名を聞いて「いい名前だね。おじさんは湖が好きだ」と語りました。
ウジェとホス
ウジェは続けて、スライゴ修道院の鐘が沈んでいるギル湖が好きだと語りました。その鐘の音は、純粋な心を持つ人には聞こえるのだと……。
その頃、ヘウォンは教会で祈っていました。しかしヘウォンの左手の薬指には、結婚指輪がありません。
野球場から出てきたヒジュの夫ヒョンソンは、ウジェが息子ホスと話している様子を目にしました。
雨の夜、アイルランドのトンネルにてウジェを車で轢いたことを思い出したヒョンソンは、思わずバットを握りしめました。
その時、驚きで動きを止めていたヒジュがホスを引き寄せました。「何を企んでいるの? 今更どうするつもり?」
涙ながらに訴えるヒジュを、ヒョンソンが物陰からじっと見つめていました。ヒジュは、あまりの衝動で震えていました。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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