こちらにはNetflixで毎週配信中の韓国ドラマ『あなたに似た人』シーズン1エピソード4「愛してはいけない」のネタバレと感想があります。
主な登場人物・キャスト
チョン・ヒジュ(コ・ヒョンジョン)
ク・ヘウォン(シン・ヒョンビン)
ソ・ウジェ(キム・ジェヨン)
アン・ヒョンソン(チェ・ウォニョン)
パク・ヨンソン(キム・ボヨン)
アン・ミンソ(チャン・ヘジン)
チョン・ソヌ(シン・ドンウク)
アン・リサ(キム・スアン)
ユン・サンホ(キム・サンホ)
イ・ヒョンギ(キム・ホジョン)
あらすじ
ドイツ留学を目指し、美大の先輩ソ・ウジェと結婚した美大生ク・ヘウォンでしたが、ウジェは姿を消してしまいました。
その後、ヘウォンは友人で美術の生徒でもあるチョン・ヒジュとウジェが不倫関係にあったことを知ります。
ウジェとの間に息子ホスをもうけたヒジュでしたが、ある夜ウジェに睡眠薬を盛ってホスと共に家を出てしまいました。
ウジェはヘウォンとの結婚が迫ってもヒジュとの関係を諦め切れずにおり、ヒジュもまた気持ちを変えられずにいました。
そして現在――ヒジュの夫ヒョンソンもヘウォンも、配偶者が不倫していたことを知り苦しみを抱えていました。
ヒョンソンは学園運営から義兄イ・ヒョンギ弁護士を締め出し、対立を深めています。そこにヘウォンが加わってくるのです。
ヘウォンは女子生徒ジュヨンの父イルソンに学園からの補償金を吊り上げるため、あっさり立ち退かないよう指示します。
ヒジュと夫ヒョンソンは、ヘウォンが家庭環境に問題を持つ生徒ジュヨンを取り込んだのだと考えました。
隣のスペースで開かれている個展に足を運んだヒジュは、ギャラリー館長に連れられてその作者と顔を合わせました。
その作者とは――ウジェその人でした。数年ぶりにウジェと再会したヒジュは、表情が固まってしまうのでした。
ミヅチガタリ
前後関係がよく分からないのですが……とにかくヘウォン(ハンナ)の気持ちを知った上で、ヒジュはウジェとの関係を続けたようです。
ヘウォンは2人の微妙な距離感に気付かないまま、愛するウジェと一緒に留学するために結婚を決意していました。
しかしヘウォンはウジェをただの不倫相手としか考えておらず、たとえ子をもうけても離婚・再婚する気はありませんでした。
しかしなぜだか、ヒジュの娘リサもウジェと暮らしていた家の周辺の記憶を持っていました。
しかも、そこにヒジュの夫ヒョンソンがいたと言うのです。それはつまり、不倫を知ったヒョンソンが迎えにきたということです。
それならば、ヒョンソンはホスの父が自分ではなく不倫相手のウジェだと分かっているはずですよね……。
ヒジュは自分の産んだ子であるホスを愛しているのかと疑問に思っているのに、明らかに自分の子でないホスを愛せるヒョンソンは偉いです。
そして最後には衝撃的なシーンがありましたね! 意識不明になっていたウジェですが、韓国に戻ってきていました。
しかもヘウォンが保管していた作品を持ち込んで、わざわざヒジュの個展スペースの横で個展を開いたのです。
ヘウォンだけでなく、ウジェも動き出しました。これから先、この夫婦はどんな動きを見せるのか……ゾクゾクしますね!
あなたに似た人 第4話 愛してはいけない
ヘウォンの恨み
ハンナを名乗っていた大学生時代のク・ヘウォンの結婚式の記憶から、夫となった先輩ソ・ウジェの姿が消えます。
ある冬、ウジェはヘウォンの前から姿を消したのです。ヘウォンは自分に何か問題があったのではないかと悩みました。
ウジェと一緒にアトリエとして使っていた倉庫に何度も足を運ぶヘウォンでしたが、ウジェは姿を現しませんでした。
数年経って……絵画を教えてあげていた友人チョン・ヒジュからもらった緑のコートはくたくたになり、髪も伸び放題になりました。
その時、ヘウォンは街中である広告を見つけます。それは、ヒジュが初めて個展を開くというものでした。
「ウジェ先輩がヒジュさんに会いたがってる」――ヘウォンから遠ざかろうとするヒジュに、ヘウォンはそう言葉をかけます。
ヘウォンは、ヒジュからウジェと別れるように諭されていました。しかしヘウォンは婚姻関係を解消しませんでした。
夫のウジェのことも、その不倫相手である友人のヒジュのことも、ヘウォンは長年恨み続けていたのです。
過去をほじくり返すヘウォンに、どんな理由があろうとヒジュの娘リサに暴力をふるう理由にはならないとヒジュは返します。
ヒジュはヘウォンの話を勝手に切り上げて帰りましたが、ヘウォンはまだ話し足りないようでした。
ダブル不倫の記憶
夜遅くに帰宅したヒジュは、忙しさを心配してくれる夫アン・ヒョンソンの優しさに身を任せました。
ヒジュがヒョンソンと愛し合っている頃、ヘウォンはバーで元生徒ジュヨンから編集された動画を受け取っていました。
翌朝、展示会に出す絵に向き合うヘジュですが、集中力が持ちません。ヘウォンの言葉が気になっているのです。
暖炉に放り込んだ元不倫相手ウジェのスケッチブックは、ヒジュの中学生の娘リサが拾っていました。
リサはスケッチブックに挟まれていた押し花を手に取り、父であるヒョンソンに何の花かと尋ねます。
リサはその花が生えていた場所に心当たりがありました。年に一度だけ野原いっぱいに咲く、その花の咲く場所を――。
幼いリサは、野原にイーゼルを立てて絵を描く母ヒジュのもとに、父ヒョンソンが訪ねてきたという記憶があるのです。
リサはヒョンソンの行動をいぶかしがっていました。そしてその通り、ヒョンソンはヘウォンに呼び出されてバーに行っていました。
「全て知ってて、よく平気ですね」とヘウォンはヒョンソンを挑発します。そこでヒョンソンは全てを悟りました。
ヒジュとウジェのダブル不倫について、それぞれの配偶者であるヒョンソンとヘウォンは事実を知っているのです……。
テリム病院にて
ヒジュのエッセーは第4刷を迎えるほど人気作になっていました。次回作を求める編集者に、ヒジュは正直に答えます。
玉の輿にのって金に苦労することなく絵に打ち込めたという話は、読者にとっては退屈だろうと……。
また、ヒジュは生活に苦労していた頃の話はしたくないと言います。ヒジュにとって貧しい過去は思い出したくないものでした。
ヒジュの夫ヒョンソンは、義兄イ・ヒョンギ弁護士の野心の強さを察知して、遠ざけようとします。
そのイ・ヒョンギはというと、婿入りして妻アン・ミンソに言葉の暴力をふるいながらも、ミンソのことが気にかかって仕方ありません。
テリム病院にやってきたヒジュの友人イ・ドンミはホスピス・緩和ケア病棟で娘リサを待つヒジュに付き添います。
2人は自動販売機のコーヒーを飲みながら世間話をします。そこでドンミは、元警察官である元彼の連絡先をヒジュに渡しました。
ヒジュは、ウジェとの間にできた息子ホスについて「私は息子を愛してるのか」と悩んでいるとドンミに明かします。
ドンミはヒジュを慰めつつ、タクシーでテリム病院を去っていきます。そこに通りがかったヘウォンを気にしながら……。
ヒジュの弟チョン・ソヌからの治療を受けるヘウォンは、深い水の中へと沈んでいく夢を見たり、痛みを感じたりすると打ち明けます。
そして、暴力をふるってしまったヒジュの娘リサに会わせてもらえないと説明し、会って謝りたいと話しました。
イ・ヒョンギ弁護士の行動
ヒジュの義兄でテリム財団に婿入りしたイ・ヒョンギ弁護士は、妻ミンソに不満を訴えます。
テリム財団は医療と学校とを運営していますが、義弟であるヒジュの夫ヒョンソンから除け者にされたことを怒っているのです。
経営の話には疎いからと話を終わらせたいミンソでしたが、馬鹿にされ小突かれて強いストレスを抱えるのでした。
ミンソの部屋を出たイ・ヒョンギ弁護士は、治療を終えたヘウォンとエレベーターに相乗りします。
ヘウォンの懲戒処分の書類を横流ししたのはイ・ヒョンギ弁護士でした。そのおかげで処分が軽くなったとヘウォンは礼を言います。
その頃、ヒジュは娘リサの癇癪でスマホを壊されてしまったリサの女友達ジュヨンに新しいスマホを渡しに行っていました。
初めて新品のスマホを手にしたジュヨンは喜び、酒浸りの父は何の仕事をしてるかも謎で、母はいないと語ります。
軽い調子で寂しさを話すジュヨンに、ヒジュは注意しました。優しいふりをして近付いてくる人がいるのだからと……。
ヒジュにも酒浸りの母しかいない頃があったのだと話している時、窓の外にはヒジュの娘リサの姿がありました。
リサは怒りのままに持っていたドリンクを窓に叩きつけます。ジュヨンは壊れたスマホをヒジュに渡し、掃除に向かいました。
ヘウォンの夜
帰宅しない娘リサを心配したヒジュは、リサがダンスレッスンに使っているスタジオに向かいます。
そこで見たのは、リサとヘウォンが話している様子でした。ヒジュは急いでスタジオへと乗り込みます。
リサは、ジュヨンはヒルみたいな子だと言ってヒジュに怒りをぶつけます。ヘウォンには謝罪されただけだと……。
ヒジュの様子を見たリサは、悪いことをしたのは自分だと思われていると知って愕然として立ち去るのでした。
リサの使っているスタジオを教えたソヌは、謝罪後のヘウォンと一緒に食事をしました。
ヘウォンの自宅近くでは、泣きはらしたヘウォンの母ジョンヨンが電柱にもたれかかっていました。
ヘウォンの自宅付近にあるバーのマスターがジョンヨンをヘウォン宅へと送り届けます。
マスターがバーに向かうと、店の前にヘウォンがいました。そしてヘウォンは、母に惚れているだろうとマスターに問います。
顔が良ければ問題のある男とも付き合うのだと母について語ったヘウォンは、忠告し終わるとさっさと帰宅しました。
家族の悪意
娘リサに弁解しにいくヘジュですが、リサはヘジュと話す気持ちになれませんでした。ヘジュは一方的に拒絶されてしまいます。
展示会に向けて筆を走らせていたヒジュでしたが、ふと思い立って色鉛筆の箱に隠したウジェのパスポートを取り出しました。
ヒジュがウジェと、その間にできた息子ホスと3人で暮らしている頃――ヒジュはウジェの目を盗んでカレーに睡眠薬を入れました。
カレーを食べて眠り込んでいるウジェの横で、ヒジュは物音を立てないように荷物をまとめていきます。
3人分のパスポートを持ち出したヒジュは、ホスを抱いて家を出ました。ウジェの分まで持って行ったのは、時間稼ぎのためでした。
ウジェのパスポートとヘウォンの履歴書を取り出したヒジュは、2人の個人情報を電話で誰かに伝えていました。
翌日、ヒジュは義母パク・ヨンソンに呼び出されました。ヒジュの母がまた金を無心してきたとヨンソンはお怒りです。
ヒジュが悪気なく相手を貶すヨンソンに張り付いた笑顔で対応している頃、夫ヒョンソンは帰宅していました。
ヒジュは持ち帰ったジュヨンのスマホを直していました。それを見つけたヒョンソンは、ジュヨンが編集した動画を見ます。
まるで不倫現場かのように編集されたヒョンソンとヘウォンの動画を見て、ヒョンソンは驚きます。
ジュヨンの父イルソン
ジュヨンのスマホを見たヒジュの夫ヒョンソンは、芸術高校への転換を阻んでいるリーダーがジュヨンの父イルソンだと知ります。
イルソンの住む元ビリヤード場を訪ねたヒョンソンでしたが、イルソンは取り付く島もない状態です。
実は、イルソンの家にはヒョンソンより先にヘウォンが訪ねてきていました。イルソンはヘウォンの言う通りに動いています。
イルソンは学校のために土地を譲るよう迫られており、補償金を釣り上げるために機を見ているのです。
ヘウォンは釣り上げて得した分は、芸術高校に通いたがっているイルソンの娘ジュヨンに使うよう忠告しました。
ヒジュは友人ドンミの元彼を通じて、ヘウォンとウジェの関係を調べていたのです。
ヒジュがヘウォンと親しくしていた頃、ヘウォンはドイツ留学にウジェを連れて行くために結婚すると言い出しました。
貧乏な人生を変えられるチャンスである結婚を、異国で他人の面倒を見るために使うべきではないとヒジュは訴えます。
ウェディングフォトを撮った日、人目を避けてヒジュとウジェは言い争っていました。
ウジェは「結婚しないで」とヒジュに言ってほしいと思っていました。しかし、ヒジュはその想いには応えません。
沈黙の意味
「必ず幸せになります」とハンナ――と名乗っていたヘウォンは語っていました。結婚相手のウジェと友人ヒジュの関係に気付かないまま……。
今や誰も住んでいないウジェの部屋だった場所には、ヘウォンとのウェディングフォトがぞんざいに置かれていました。
アトリエにいたヒジュのもとに、帰宅した夫ヒョンソンがやってきます。ジュヨンが編集した動画を見たかと確かめるためでした。
ヒジュは動画は確認していましたが、不倫現場だと誤解していませんでした。ヒョンソンの顔がいらだっていたからです。
ヒョンソンは、女子生徒ジュヨンは家庭環境が悪く、何度も家庭訪問してくれるヘウォンに懐いていただろうと推測します。
ヘウォンとジュヨンの間には何かあると考えたヒョンソンは、ジュヨンがその動画を撮影したのもヘウォンの指示だと考えていました。
その話を聞いたヒジュは、娘リサが使っているスタジオを教えたのもジュヨンではないかと考えます。
翌日ヒジュは、隣のスペースで開かれる個展「沈黙の意味 線画から彫刻まで」を観に行きました。
ファインギャラリー館長は大学生の頃、彫塑科の貧乏な先輩に片想いしていたと語ります。
しかし、その先輩は世間の無理解に絶望して自死し、自らの作品も壊してしまったのでした……。
館長と共に、ヒジュは「沈黙の意味 線画から彫刻まで」の個展を開いたアーティストに会いに行きました。
「ソ先生」――館長にそう呼びかけられて振り向いたのは、ソ・ウジェその人でした。
ヒジュは人の好い笑顔を貼り付けたまま、驚きのあまり視線を逸らすこともできずにウジェと相対します。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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