Netflixドラマ『明日』シーズン1-2「落花 2」ネタバレ感想

Netflixドラマ『明日』タイトル
この記事は約13分で読めます。
ミヅチ
ミヅチ

こちらにはNetflixで配信中の韓国ドラマ『明日』エピソード2「落花 2」のネタバレと感想があります。

スポンサーリンク

主な登場人物・キャスト

チェ・ジュヌン(ロウン)
危機管理チーム長ク・リョン(キム・ヒソン)

イム・リュング(ユン・ジオン)
玉皇大帝(キム・ヘスク)
引導管理チーム長パク・ジュンギル(イ・スヒョク)

ここから先はネタバレがあります!

スポンサーリンク

あらすじ

“記憶のキー”を使って自殺の危険性があるノ・ウンビの記憶に入り込んだのは、危機管理チーム長のク・リョンと新人チェ・ジュヌンの2人だけでした。

記憶の中の人には触れないよう注意されたジュヌンでしたが、同級生から理不尽な暴力をふるわれるノ・ウンビを見て思わず駆け寄ってしまいます。

人気Web漫画『復讐人 フク子』に描かれていたいじめられっ子はノ・ウンビで、いじめっ子は作者のキム・ヘウォンだったのです。

記憶の中に閉じ込められる危険がある中、クチーム長とジュヌンは必死に記憶を渡り歩き、現実世界へと戻りました

ノ・ウンビは学生時代、ひどいいじめを受けながらも新たな標的にされそうだった女友達を救い、自らを励ましながら踏ん張っていたのです。

そんな過去に囚われているノ・ウンビの弱さを見抜いたのか、キム・ヘウォンは再びノ・ウンビを脅しました

耐え切れなくなったノ・ウンビは自殺を試みますが、そこに現れたクチーム長の冷たい言葉により自分の本心――生きたいという気持ちを思い出します

まだ自殺の危険性を残したままのノ・ウンビの前に、学生時代のノ・ウンビがハマっていたコメディアンがやってきました。

大好きだったコメディアンの演技を目の前で見たことで、ノ・ウンビが死にたいと思う気持ちはごくわずかになりました。

その後、クチーム長はキム・ヘウォンといじめに加担した友人たち、真実を握り潰したノ・ウンビの上司をやりこめたのでした。

スポンサーリンク

ミヅチガタリ

クチーム長は、自殺志願者に冷たい現実を突きつけました。その言葉では現実は冷たく、死んだ方が楽なように感じられます。

しかし、自殺志願者にも生きたいともがいていた時期があります。必死で踏ん張っていた時が……。

クチーム長は当時の気持ちを自殺志願者に思い出させることで、本当は生きたいと願っていることを自覚させるのです。

クチーム長の言葉は、苦しみ抜いた末に死を選んだことのある人にしか届きません。そう……ジュヌンには理解不能なのです。

なぜクチーム長には追い詰められた人の気持ちが分かるのかというと――クチーム長は自殺して地獄に堕ちたことがあるためでした。

玉皇大帝は救われない魂を持つク・リョンに希望を持たせ、クチーム長は他の死神とは違う目的を持って働くことになりました。

しかし、そんなクチーム長にとって邪魔としか思えなかった“半人半霊”のジュヌンにも以外な価値があるようです。

ジュヌンは人が希望を持って生きていた瞬間を的確に見抜く力があるようです。それは、生きようとする力を湧かせるきっかけになります。

元自殺者であるために自殺志願者の気持ちを深く理解できるク・リョン、チーム長の指示を素早くこなす百人力を持つイム代理……。

凸凹な3人チームが結成されました! いかにも話を引っかき回しそうなジュヌンのこともあり、先が楽しみですね!

詳細なネタバレはこの下です!

スポンサーリンク

明日 第2話「落花 2」

ノ・ウンビの笑顔

死神たちが働く「走馬灯葬儀社」に就職した“半人半霊”の青年チェ・ジュヌンは、初めての仕事で放送局に来ていました。

ジュヌンが同行した危機管理チームは不人気で人材不足です。チーム長のク・リョンと代理のイム・リュングの2人きりのチームでした。

しかしジュヌンの初仕事の日だというのに、イム代理は普段通り8時間きっかりで労働を終えて帰宅してしまいます。

危機管理チームは自殺を止めるのが仕事です。今回の対象者は29歳の女性放送作家ノ・ウンビでした。

ノ・ウンビとWeb漫画『復讐人 フク子』の作者キム・ヘウォンの関係を疑問視したクチーム長は、「記憶のキー」を使うことにしました。

「人に触れたりして気付かれたら、記憶の中に閉じ込められる」

ノ・ウンビの学生時代の記憶の中で、クチーム長とジュヌンはノ・ウンビとキム・ヘウォンの姿を見つけました。

キム・ヘウォンが彼氏と上手くいかずいらだっている時、同じ教室でノ・ウンビは友人と笑い合っていました。

楽しそうなノ・ウンビに目をつけたキム・ヘウォンは、女友達と共にノ・ウンビを校舎裏に連れ出し殴る蹴るの暴行を加えました。

「いい? よく聞いて。この音がしたら必ず笑うこと」

スポンサーリンク

いじめられっ子ノ・ウンビ

ノ・ウンビは、キム・ヘウォンがペンをカチカチと鳴らす音を聞いたら笑顔を作らなくてはならないと脅されました。

どんなに辛い時でも、キム・ヘウォンがペンを鳴らしたらノ・ウンビは声を上げて笑います。

ノ・ウンビの女友達はいじめから救おうとしてくれますが、それを見たキム・ヘウォンはいじめの対象を女友達に変えると脅してきます。

ノ・ウンビはいじめから逃れるか女友達を救うか悩んだ末、女友達を救うためにいじめを受け続けることに決めました。

キム・ヘウォンたちのいじめはエスカレートしていきます。牛乳をかけられて蹴られているノ・ウンビを見て、ジュヌンは思わず飛び出しました。

ノ・ウンビに覆いかぶさって代わりに暴行を受けたせいで、キム・ヘウォンたちにジュヌンの存在を気付かれてしまいました。

記憶の世界が歪み始めます。クチーム長は急いでジュヌンを連れて引き返そうとしますが、この世界に入ってきたドアはもうありません。

「鍵穴があるドアを探して」

教室のドアに「記憶のキー」を差し込んで回すと、記憶に飲み込まれる寸前で別の記憶へと移ることができました。

スポンサーリンク

被害者と加害者

何とかノ・ウンビの記憶から現実に戻ってきたクチーム長とジュヌンでしたが……ジュヌンが持っていた記憶のキーは折れてしまっていました。

キム・ヘウォンは相変わらずかつての友人たちと仲良くしていました。友人たちはセレブへの道を進むキム・ヘウォンを羨みます。

友人のひとりがノ・ウンビのことを話題に上げますが、キム・ヘウォンは名前を覚えておらず“カチカチ”というあだ名でやっと思い出します。

取材してきたのがノ・ウンビだったと知ったキム・ヘウォンでしたが、余裕たっぷりの態度は変わりません。

「何のこと? 私はいじめてない」

放送局で残業していたノ・ウンビは、過去の苦しみで息を乱しながらもキム・ヘウォンへの取材についての書類をまとめていました。

「この本がいじめの被害者にとって慰めになることを願ってます。加害者は擁護しません。被害者の人生を壊したんですよ」

まるで他人事のように、自分が加害者だったことを忘れてしまったかのように語るキム・ヘウォン――。

ノ・ウンビは顔を歪めながらも、歯を食いしばって仕事を続けるのでした。

スポンサーリンク

カチカチ

「陰があるのは過去にとらわれてるせいね。バカみたいに今もずっと引きずってる」

ジュヌンはひどいいじめをしておきながら被害者に寄り添う人格者のように振る舞うキム・ヘウォンに怒ります。

しかしクチーム長は、加害者は加害したことそのものを覚えていないこともあるのだと冷たく語るのでした。

翌日、テレビ局でノ・ウンビとキム・ヘウォンは再び顔を合わせます。2人きりのトイレの中、逃げ場はありません。

「笑ってよ。得意でしょ」

キム・ヘウォンが何もなかったかのように振る舞うのを見て、ノ・ウンビは勇気を振り絞り苦しかったことを語ります。

しかしキム・ヘウォンは面倒臭そうに、気弱なノ・ウンビに10代の頃のように脅しをかけて去って行くのでした。

取材の場でキム・ヘウォンはノ・ウンビと同級生だったことを明かし、顔を強張らせるノ・ウンビに向かってペンの音を聞かせるのでした。

ジュヌンは音に敏感なふりをして、キム・ヘウォンの手からペンを取り上げます。

怒りに任せてキム・ヘウォンを睨みつけたり割って入ったりするジュヌンに、クチーム長とイム代理は控えるよう厳しく注意するのでした。

スポンサーリンク

味方

ノ・ウンビのネガティブ度は92%まで上昇していました。しかし記憶のキーが壊れてしまったため、もう記憶には入れません。

放送当日の夜、ノ・ウンビは上司に放送を取りやめるよう持ちかけます。自身がいじめの被害者であることも伝えました。

しかし上司はキム・ヘウォンの言葉を真に受けて、子ども時代のケンカのことでとノ・ウンビのことを責めてきました。

諦めたノ・ウンビが電話を切った時、キム・ヘウォンが現れました。番組が放送中のため、部屋の中には2人しかいません。

「グズのあんたに味方なんていないの」

脅えてうずくまるノ・ウンビの耳元で、キム・ヘウォンはペンをカチカチと鳴らします。

耐え切れなくなったノ・ウンビは部屋を飛び出し、階段を上へ上へと進んでいきました。

学校の先生と同じように、上司もノ・ウンビ自身にも問題があったと言ってきたのです。味方がいないのは事実だと、ノ・ウンビは感じていました。

ノ・ウンビは学生時代と同じように屋上に出ようとします。そこに追いついたジュヌンは、ノ・ウンビの腕をつかんで引き止めました。

スポンサーリンク

心から笑いたい

「昔も今も何一つ変わってないのよ。終わりが見えないトンネルみたい。絶対に抜け出せない」

そう言って屋上に出たノ・ウンビの前に、クチーム長とイム代理が現れました。

「それが最善の選択? だったら死になさい。他に答えがないなら死ねばいい」

クチーム長は冷たい言葉を投げかけます。本気で死ぬつもりなどないのだろうと、ノ・ウンビに問いかけているのです。

ノ・ウンビを追い詰めているようにしか見えず、ジュヌンは割って入ろうとします。しかしイム代理に止められてしまいました。

クチーム長はいじめっ子と戦ってこなかったノ・ウンビの今までを責め立てます。

ノ・ウンビのネガティブ度は95%まで上昇し、アプリはアラームを鳴らしていました。

屋上の手すりから身を乗り出したノ・ウンビは、手すりの外側に立ってクチーム長に向き直ります。

キム・ヘウォンの悪趣味なルールのせいで、ノ・ウンビは笑うことにすら抵抗を感じるようになっていました。

いつか心から笑えるようになりたいと自分なりに努力してきたのだと、ノ・ウンビは涙を流します。

「もう一度聞くけど、命を絶てば全て終わると思う?」

スポンサーリンク

本当の気持ち

「私だって生きていたい。死にたくない。私だってこんな風に死にたくない」

心の奥底にあった叫びを口にしたノ・ウンビに、クチーム長は静かに語りかけます。

「乗り越えよう……努力して……ダメでもやるの」

クチーム長がノ・ウンビに投げかけた言葉は、全ていじめと戦う学生時代のノ・ウンビが自身に言い聞かせていた言葉でした。

それを思い出したノ・ウンビは、クチーム長が人ならざる者であることに気付きます。

クチーム長が死神だと知り、ノ・ウンビは驚いて足を滑らせてしまいました。ノ・ウンビの体が夜空に放り出されます。

ゆっくりと落ちていく中、ノ・ウンビは楽しかったことを思い出していました。放送作家としてやりがいを持っていたことも……。

死にたくない――そう強く感じた瞬間、クチーム長が瞬間移動してノ・ウンビの体を支え、地面までゆっくりと下ろしました。

「助けられるのは自分だけよ。だから、見下されないようにしっかりしなさい」

クチーム長の言葉に、ノ・ウンビは小さく頷きました。ノ・ウンビのネガティブ度は50%まで下がります。

しかしまだ危険な値です。イム代理が不安げな顔をしていると、ジュヌンがあるおじさんを連れてやってきました。

スポンサーリンク

後悔の道

ジュヌンが連れてきたのは、学生時代のノ・ウンビが通学中に観て笑っていたコント番組の出演者でした。

「笑ってほしいけど難しいかな」

ジュヌンはノ・ウンビに心から笑ってもらうため、チョン課長を演じていたタレントに手助けしてもらったのです。

おじさんがチョン課長のキャラを貫き通して歌と踊りまで披露したことで、ノ・ウンビは吹き出してしまいました。

ノ・ウンビのネガティブ度は20%まで下がり、もう自殺する心配はなくなったのでした。

自殺した者は地獄に堕ちて、現世に残された人々の鳴き声を聞きながら後悔の道を歩むことになります。

自殺する恐れのある者を救うことで“仕事”が終わったと思っていたジュヌンですが、クチーム長にはまだやることが残っていました。

「いよいよ本業に取りかかります」

ぽかんとしているジュヌンに、イム代理は意味深にそう伝えるのでした。

スポンサーリンク

過去の自分

スタジオ入りを控えたキム・ヘウォンの前に現れたクチーム長は、ノ・ウンビに謝るよう迫ります。

しかしキム・ヘウォンが応じるはずもなく、溜息をついて部屋を出て行こうとしました。

クチーム長はキム・ヘウォンの体を左腕一本で持ち上げ、首を絞め上げます。

「人を死ぬほど苦しめても冗談で済ませる。でも、やられた方は地獄なの」

苦しみに顔を歪めるキム・ヘウォンは、離してくれとクチーム長に頼みます。するとクチーム長はキム・ヘウォンを床に叩きつけました。

キム・ヘウォンが顔を上げると、そこは学生時代にノ・ウンビをよくいじめていた校舎裏でした。

そして目の前に立っているのは――学生時代のキム・ヘウォンでした。キム・ヘウォンは、過去の自分自身に殴る蹴るの暴行を受けます。

次にキム・ヘウォンがいたのは、学校の屋上でした。ノ・ウンビが自殺未遂をした時の景色を追体験しているのです。

現実に戻ったキム・ヘウォンは、脅えて涙を流しながらクチーム長に許しを請いました。

スポンサーリンク

一件落着

ノ・ウンビが何年間も耐えてきた苦しみに数秒で音を上げたキム・ヘウォンを、クチーム長は冷たく見下ろします。

「『復讐人 フク子』で一躍有名になった人気漫画家のキム・ヘウォンさんが、いじめの加害者だったことが明らかになりました」

テレビでは大々的にキム・ヘウォンの過去が取り上げられていました。それを見たキム・ヘウォンは、静かに涙を流します。

キム・ヘウォンと一緒にノ・ウンビをいじめていた女友達2人は、偉そうに振る舞っていたキム・ヘウォンの転落を喜びます。

しかしそこにクチーム長が現れ、2人の頭を超能力でガラステーブルに叩きつけて去って行きました。

「番組の制作陣は、事実を知りながらそのまま放送しました。制作陣に被害者がいたことも深刻な問題です」

ノ・ウンビの意見を軽視し、こき使ってきた上司は報道を見て頭を抱えるしかありませんでした。

そしてノ・ウンビ自身は、いじめの過去から目を背けることをやめて、事実を明らかにすることに決めたのでした。

スポンサーリンク

映像管理チーム

仕事を終えて「走馬灯葬儀社」に戻ったクチーム長は、会長である玉皇大帝と会っていました。

玉皇大帝が、危機管理チームに解散という脅しをかけてまでクチーム長に結果を出させたかったのには理由がありました。

「早くあの人に会わせるためよ。あなたが本当に助けるべき人」

クチーム長は、本当に“あの人”が存在するのかという疑問を持っています。しかし同時に、会いたいと強く思っていました。

その後、ジュヌンは危機管理チームに本格的に所属するかどうかを問われます。

ジュヌンが選んだのは映像管理チームでした。ジュヌンは映像編集が初めてでしたが、勘の良さで仕事を覚えていきます。

「危機管理は陰気なチームだったろ。自殺する人間にばかり関わるんだからな」

映像管理チームには明るい人ばかり揃っており、自身のチームに誇りを持っていました。

しかし、彼らは自殺志願者のことも危機管理チームのことも見下していました。弱い人と、暗い人だと……。

「何も知らないくせに勝手なことを言わないでください!」

ジュヌンはカッとなって先輩たちを怒鳴りつけてしまい、会長室でその失敗を反省するのでした。

スポンサーリンク

ジュヌンの配属先

地獄にある、ところどころ光が漏れるトンネルの中――ク・リョンはひたすら歩き続けていました。

地獄で歩き続けるク・リョンは、どんなに脅されても他の者のように助けを求めることがありませんでした。

「後悔も憎しみもない者に地獄は意味がない」

ク・リョンの前に現れた玉皇大帝は、ある人の命を助ける代わりにク・リョンの願いを叶えると約束します。

その条件として、ク・リョンは走馬灯葬儀社で働くことになったのです。自殺しようとする人を助けるために……。

走馬灯チーム長会議が開かれ、ジュヌンの所属先をどこにするかが話し合われました。

どのチーム長も引き取りを拒む中、クチーム長が手を上げます。引導管理チーム長のパク・ジュンギルは意外そうな顔をします。

パクチーム長は、人を救うために力を尽くすクチーム長を不愉快だと感じているのでした。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

ミヅチをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました