Netflixオリジナルドラマ『特別捜査部Q』エピソード9【最終回】は、リンガード検事失踪事件がついに終結する物語です。

誘拐犯の正体がジェニングス家の母アルサと次男ライルであることは分かりました。最終話では、その過去が描かれます!
Netflixオリジナルドラマ『特別捜査部Q』エピソード9【最終回】情報
公開日 | 2025年5月29日 |
制作国 | イギリス |
ジャンル | ミステリー、犯罪、サスペンス |
注意書き | R-16+ 暴力、言葉づかい |
上映時間 | 71分 |
『特別捜査部Q』エピソード9【最終回】主なキャスト・スタッフ
キャスト
カール・マーク 殺人犯に頭部を撃たれた刑事/主任警部 | マシュー・グード 『ザ・クラウン』『家をめぐる3つの物語』 |
メリット・リンガード 頑固な女性検察官/首席検事 | クロエ・ピリー 『クイーンズ・ギャンビット』 |
ジェームズ・ハーディ マーク刑事と共に銃撃を受けた刑事/警部 | ジェイミー・シーヴァス |
スティーブン・バーンズ リンガード検察官の上司/法務長官 | マーク・ボナー |
アクラム・サリム 新部署に送られたIT担当の警察官 | アレクセイ・メンヴェロフ 『クイーンズ・ギャンビット』 |
ローズ・ディクソン 士官候補生の女性 | リア・バーン |
モイラ・ジェイコブソン マーク刑事の上司/警視正 | ケイト・ディッキー |
クレア・マーシュ シャーリー・ヘンダーソン | シャーリー・ヘンダーソン 『Okja/オクジャ』 |
レイチェル・アーヴィング カールの担当精神科医(代理) | ケリー・マクドナルド 『ブラック・ミラー』『Giri / Haji』 |
スタッフ
原作 | ユッシ・エーズラ・オールスン 小説『特捜部Q』シリーズ |
監督 | スコット・フランク |
脚本 | スコット・フランク |
『特別捜査部Q』エピソード9【最終回】あらすじ
新部署”Q”のメンバー皆で、ゴッドヘイブン少年院で撮影されたライル・ジェニングスの映像を見ました。
ライルはどこにいても暴力を振るわれる被害者だったため、同じ少年院にいたサム・ヘイグに痛めつけられても平然としています。
そこで分かったのは、ライルは兄ハリーと共に母アルサから罰を受けていたことです。それが行われるのは、高圧室の中でした。
ライルが異常な生活をしていたことが分かり、ライルについて調べる班と、現地に向かってライル本人を探す班とに分かれて行動することになります。
『特別捜査部Q』エピソード9【最終回】ネタバレと感想・考察
ライル・ジェニングス
ゴッドヘイブン少年院には、10代のライル・ジェニングスの映像がありました。ライルはサム・ヘイグから暴行を受けた直後でしたが、ショックは受けていないようです。
それもそのはず。ライルは少年院だけでなく、学校でも家でも暴力を振るわれていたのです。そしてそれは、クソガキである自分たちにとって当然のことだと考えていました。
ライルと兄ハリーは、母アルサから日常的に虐待を受けていました。兄弟にとって最悪なのは”チャンバー”――”hyperbar”に入れられることでした。
それは、今現在メリット・リンガード検事が監禁されている高圧室のことです。亡き父が仕事用に使っていたものを、アルサは子どもたちへの罰として転用したのです。
ハリーが死んだあとも、ライルはハリーを近くに感じていました。それも幻覚としてではなく、実際に隣にいるものとして捉えていました。
サム・ヘイグは自分を兄と呼び、しつこく後をつけてくるライルを疎ましがっていました。しかしライルは、サムのことをハリーだと信じ込んでいたようです。
自分自身で「ハリーが死んだあと」と語りながら、ハリーがまだ生きているように振る舞うライルは常軌を逸しているように見えました。
リンガード検事の行方を追う新部署”Q”の面々は、沈痛な面持ちで映像を見つめます。そこで退院したジェームズ・ハーディ刑事が口を開きました。
ライルは10年前に出所し、ランプトン精神病院のEPD――パーソナリティ障害――棟に移りました。しかし、それ以降は行方知れずとなっています。
6年前、モル島の向こうにあるロンゲイに”L・ジェニングス”という人物がいました。職場を含めてすべての書類にその名を記していたため、その人物を調査することになります。
リース・パーク事件
モイラ・ジェイコブソン警視正はアラクノフォビア――クモ恐怖症についての説明を聞きながら書類に目を通していました。
リース・パーク226で起きた事件についての事件報告書です。そこに事件を担当する刑事がやってきました。そして、死亡したアンダーソン巡査についての事実を伝えます。
アンダーソン巡査が語った、被害者の娘から安否確認の依頼があったという話は嘘でした。そもそも被害者に娘などいなかったのです。
モイラ警視正は捜査に進展がないこと、そして当事者である主任警部カール・マーク刑事のほうが適役と思われること……それを脅し文句として担当刑事にぶつけました。
緊急派遣センター
モル島の地元警察であるカニンガム巡査は、ジェニングス家を訪ねます。母アルサが対応し、生存確認以外の目的があるだろうと問いました。
本土の緊急派遣センターから依頼があったのです。ジェニングス家の位置からアルサのスマートフォンを通じて通報があったためでした。
アルサは言い訳をしますが、その顔には大きなアザが残っています。そのことについても、ゴミ捨てに行くときに転んだのだと言い訳をしました。
そこでカニンガム巡査は本音を切り出します。行方不明になっているライルが戻ってきて、母であるアルサを傷つけているのではと心配しているのです。
アルサは笑顔でカニンガム巡査を見送りますが、その心中は穏やかではありませんでした。亡き息子ハリーの死因を作った警察が、今度はライルに目をつけている……。
カニンガム巡査
ジェニングス家を後にしたカニンガム巡査ですが、すぐに車を停めてスマートフォンを取り出します。そこには、通報時の音声が送られてきていました。
女性の叫び声は、どこかに反響しているように聞こえます。海辺の廃虚となった施設には、音を響かせそうなものがたくさんありました。
カニンガム巡査はパトカーを降りると、周囲を探り始めます。その頃、リンガード検事は上がり続ける温度に耐えきれなくなっていました。
少しでも涼を感じようと、リンガード検事はシャワーを出します。ふと振り返って窓の外を見ると、そこには――調査をしていたカニンガム巡査の姿がありました。
リンガード検事は必死に助けを求めますが、カニンガム巡査は目の前の現実を受け入れられません。すると、監視室にいたライルが下りてきて会話を始めました。
ライルの言動
ライルは4年前、リンガード検事が海に落ちたと語ったのです。それを信じていたカニンガム巡査は、嘘をついたライルに対する怒りを爆発させました。
カニンガム巡査は、なんとかしてライルを説得しようとします。けれども、ライルはその語りかけには応じませんでした。
窓の外で、カニンガム巡査は何度も殴りつけられて息絶えました。やっと現れた希望が目の前でついえて、リンガード検事はへたりこむのでした。
その頃、”Q”にはリンガード検事の弟ウィリアムと家政婦クレア・マーシュがいました。ウィリアムはハリーの写真を見ても、表情を変えません。
事件当夜――自室にいたウィリアムは、家の中で物音がすることに気付きました。ホッケーのスティックを持ち、家の中を荒らしまわった犯人を探したのです。
背後の人影に気付いたウィリアムは、思い切りスティックを振りました。すると、頭をぶたれたハリーが倒れ込みます。ウィリアムはハリーが犯人だったことに驚きました。
暴行犯
カニンガム巡査はハリーは素行不良だったと語っていました。ところが調べてみると、ハリーには犯罪歴などありませんでした。
犯罪歴があったのは弟ライルのほうでした。そして、ライルは事件直後、ゴッドヘイブン少年院に送られています。
ウィリアムに殴る蹴るの暴行を加えたのは、ハリーではなくライルだったのです。ライルは兄を助けるため、ウィリアムが動かなくなるまで痛めつけました。
僕がいなければハリーは死んでいた――少年院でそう語っていた理由は、ここにありました。ウィリアムからハリーを守るために、ライルは凶行に及んだのです。
ハリーは言うことを聞かないライルを止めるため、暴力に訴えました。気を失ったライルを引きずり、ハリーは車で去って行ったのでした……。
恐怖とカワウ
過去の恐怖を思い出したウィリアムは暴れ始めます。それを見た事務担当アクラム・サリムは、失踪事件当時にウィリアムが暴れた理由に見当がつきました。
ウィリアムはあの日――船にいるライルを見たのです。そこで恐怖を感じたウィリアムは暴れ、姉であるリンガード検事を殴ってしまいました。
続けてローズ・ディクソン刑事が、カワウのマークがついた帽子をかぶった男について尋ねます。ウィリアムは、それもライルだったと認めました。
モイラ警視正は、言語障害を持つウィリアムの”証言”を疑いながらも、現地捜査を許可しました。モル島に向かうマーク刑事とサリムに、カニンガム巡査行方不明の一報が入ります。
カニンガム巡査は、ハリーが不良少年だったと話しました。けれども、それは嘘でした。マーク刑事は、カニンガム巡査が善良な少年を死なせてしまった罪を受け止めきれなかったのだと考えます。
サム・ヘイグの死
ゴッドヘイブン少年院での日々を記事にすると決めたサム・ヘイグは、ライルを訪ねました。巻き毛でひげをたくわえた二人は、まるで兄弟のようにそっくりな見た目です。
そこでライルは、サムに取材対象に近づく方法を聞き出しました。また誰かをストーカーをするつもりかと、サムは冗談を言います。
後日、崖のある公園を訪れたサムは、高所恐怖症のはずのライルが崖の上に向かうのを見て後をつけます。ライルは気付いていないふりをして、人目の届かないところへとサムを誘い出しました。
ライルは突然サムの顔を石で殴りつけます。サムの意識がなくなったことを確認したライルは、人目を気にしつつ工作を始めました。
最初に、自分が持ってきた荷物の中からクライミングに使う道具を取り出し、サムの体に取り付けていきます。そしてサムが意識を取り戻す前に、崖の下へと突き落としました。
最後に、サムが持っていた荷物をサムの車の後部座席に投げ入れます。こうした工作が功を奏し、サムは事故死したという結論になったのでした。
罪と罰
圧をかけられ続けて、もはやリンガード検事の体は限界に近づいていました。上半身を起こしておくことすら、つらく苦しい状態です。
水が欲しいと訴えるメリットの言葉を無視して、アルサとライルとは脱出の準備を進めていました。カニンガム巡査を殺してしまった今、すぐにでも逃げる必要があるのです。
二人は、圧力の電源以外をすべて切って、その場を離れるつもりでした。リンガード検事は、高圧室の窓から、じっと作業を進めるライルを見つめます。
この先、リンガード検事の選ぶ道は二つにひとつだとライルは語りました。極度の高気圧の中でゆっくり窒息死するか、窓を壊して急激な減圧を引き起こし爆死するか――。
兄ハリーが自分ではなく恋人メリット――リンガード検事のことばかり考えていたことを、ライルは疎ましく思っていました。その思いが死を招いたのだと、ライルは信じ込んでいるのです。
ライルの犯罪歴
ローズは、ゴッドヘイブン少年院の資料を手に入れて、在宅勤務中のハーディ刑事と捜査を続けています。
ライルは8歳のとき、パレード中にほえた近所の犬を殺しました。しかし逮捕はされず、精神科受診で済んでいます。
初めて少年院に入ったときの理由は、12歳のときの同級生へのストーキングでした。夜中に同級生の家に入り込み、床で寝ていたのです。
母アルサは、父クライヴの死後19ヶ月間にわたり精神病院に入っていました。しかし、その場には14歳のライルもおり、たばこによる火事の”犯人”はライルかもしれません。
そして、アルサはハリーの死後に正気を失い、ライルを長く高圧室に閉じ込め精神科送りとなっていました。
その後、15歳のライルは他の少年を高圧室に入れて、いつ気を失うか実験しました。その高圧室に、今度はリンガード検事が入れられているのかもしれないと二人は考えます。
モル島にて
モル島はかつて、北海の石油開発の主要エリアでした。10億ポンドほどの投資を受けましたが、その未来は直前で奪われてしまったのです。
道中、サリムは初めて妻が亡くなっていることをマーク刑事に告げました。娘たちを医者にするためでしたが、どちらの娘も理科が苦手で望みは薄そうです。
ジェニングス家のあたりに到着した二人は、車を降りて捜査を始めました。そこには建設されるはずだった施設に使われる大きな部品が転がっています。
ジェニングス家の母子は見つかりません。そこで手がかりを探すためにと、マーク刑事は独断で家の中を捜索することに決めました。
けれども、固く閉ざされた戸を開くことはできませんでした。家の中で母子が銃を構えていることなど知らず、マーク刑事は肩をすくめます。
そんなとき、サリムがあるものを見つけました。破れた大きなのぼりに、リンガード検事の弟ウィリアムが目撃したカワウのマークが入っていたのです。
総力戦
ハリーとライルとの父クライヴの会社”ショアバード・オーシャン・システムズ”のロゴの”O”は……丸の中にカワウのマークが入ったものでした。
ローズは、モル島で仲良くなったカニンガム巡査の息子コリンから、4年前にジェニングス家近辺が立入禁止になったと聞き出します。
ハーディ刑事が高圧室について調べる中、マーク刑事とサリムは立入禁止区域へと入っていきます。そこで見つけたのは、カニンガム巡査の乗ってきたパトカーでした。
息子コリンが10分毎にかけているスマートフォンの着信音が、トランクの中から聞こえてきます。そこには、顔をつぶされて亡くなったカニンガム巡査の遺体もありました。
二人は、ライルが身支度をしていた部屋に入ります。そして、高圧室からの中継が映された古めかしいテレビを見つけました。
救出へ
リンガード検事は目を開けていることも難しくなっています。その目の前には、昔の自分、昔のハリー、昔のライルが現れては消えていきました。
そのとき、突然ノック音と声が聞こえてきました。マーク刑事とサリムとが高圧室を見つけたのです。けれども、二人はどうやって装置を止めたらいいのかが分かりません。
高圧室の外から延々と流れ続けるアナウンスを聞いて、マーク刑事は監視室の存在に気付きます。サリムはまず、アナウンスのスイッチを切りました。
ハーディ刑事は、高圧室を開けたらリンガード検事が死ぬと告げ、何もするなとマーク刑事に指示します。現在は7.5気圧、9気圧になると命の危険があるのです。
開けるのではなく、圧力を安定させるようハーディ刑事は伝えました。海軍や沿岸警備隊が持つ高圧担架で救助されるまでの15分あまり、圧力を制御することが重要です。
家族の結末
二人が圧力を安定させようとレバーを探しているとき、ショットガンを構えたライルが現れました。思わずサリムの前に出たマーク刑事は撃たれ、サリムと共に倒れ込みました。
サリムは白目をむいて倒れていましたが、リンガード検事の叫び声にライルが反応した瞬間、動き出します。隠し持っていた小さなバタフライナイフを投げて、ライルの首元を切ったのです。
そして銃口をつかんだサリムは、そのまま銃を奪います。取り返しに襲い来るライルの体をマーク刑事が蹴り飛ばし、サリムが頭を撃ち抜きました。
左上腕を撃たれたマーク刑事は、傷を押さえながら立ち上がります。ゆっくりとレバーを回して圧力を変えると、高圧室の中に入れるようになりました。
リンガード検事を救出した二人は、警官が集まる海岸にたたずみます。父の遺体を見て沈んだ顔をするコリン警察官には、声をかけられませんでした。
モイラ警視正に連れられてヘリコプターでモル島にやってきたウィリアムは、救出されたリンガード検事へと駆け寄りました。
高圧担架の中から弟ウィリアムの姿を確認したリンガード検事は、細めていた目を見開きます。ウィリアムが生きていたことが、何よりの希望でした。
車で逃走を図ったライルの母アルサでしたが、目の前に刑事が現れて手を振ってきます。手元にあるハンドガンに手を伸ばしたアルサは、ふっとほほえみ自らの頭を撃ち抜くのでした。
“Q”の未来
かつてマーク刑事の担当カウンセラー代理だったレイチェル・アーヴィングが、マーク刑事の自宅を訪ねていました。
血の繋がらない息子ジャスパーは、テニスボール療法が気に入ったようです。またしても撃たれたマーク刑事を皆が心配しますが、本人は語ることを避けます。
3ヶ月後――退院したリンガード検事が署を訪ねました。けれどもマーク刑事は休暇中で、再会を望むリンガード検事は残念そうでした。
リンガード検事は弟ウィリアムと共にモル島に戻り、父ジェイミーと共に過ごすことを決めたそうです。
当のマーク刑事はというと、フィンチ氏の協力者となったスティーブン・バーンズ法務長官を訪ねていました。その過去を黙っている代償にと、要求をつきつけにきたのです。
要求は、予算を倍額にすることと、サリムを昇格させること、新しい車を手配することでした。バーンズ法務長官は、表情を変えずに努力すると返します。
その頃、リンガード検事は誰もいない”Q”に入り、捜査資料が貼られたボードを見ていました。それまでの苦労が垣間見える資料でした。
署に戻ったマーク刑事と、去り際のリンガード検事がすれ違います。マーク刑事は気付きましたが、声をかけることはしませんでした。
サリムとローズとが出勤してきます。それに遅れて、両手で杖をつきながらハーディ刑事も現れました。モイラ警視正は”Q”との連絡役をハーディ刑事に任せることを伝えます。
署の仲間たちにあたたかく迎えられて喜んでいたハーディ刑事でしたが、いざ地下にやってきて驚きます。それは、エレベーターのすぐ前に階段があったためでした……。
『特別捜査部Q』エピソード9【最終回】まとめ
ライルも、母アルサも、兄ハリーを喪ったあと何かが壊れてしまったのかもしれませんね。両者共にそれ以前から異常な部分がありますが、加速したように思えます。
アルサは罪を犯した息子を罰するため、高圧室を用いていました。ハリーがどう思っていたのかは分かりませんが、ライルはその罰を当然のことだと受け止めていました。
ハリーは、おかしいのはアルサで、ライルはその被害者だと信じ込んでいたのでしょう。賢い子だから、あんなおかしな理論に屈するわけがないと思っていたのかもしれません。
しかし、事実は違いました。真に人道を踏み外していたのはライルで、アルサは過激なやり方を好むだけで好き嫌いや善悪の判断には、それなりに納得できる筋がありました。
ライルは自分が任されたことを遂行するため、邪魔になるものはすべて排除するだけです。指示する母が言うことはすべて正しいと思っていたようです。
そんな歪んだ母子関係に巻き込まれてしまったのが、リンガード姉弟にとって最大の不幸だったのでしょう。
アルサはすべての罪をリンガード検事に押し付け、罰を与えることを生きがいにしてしまいました。愛する息子ハリーを奪った愚かな恋人を痛めつけることでしか、満たされない部分があったのでしょう。
最終的に、歪んだ母子はどちらも命を落とし、4年間離れていてもお互いを思い合っていた姉弟は父と共にやり直すチャンスを得られました。
入り組んだ話で、過去と現在とを反復横跳びするような難しさもありましたね。丁寧に作られたドラマだと感じられたので、シーズン2も作ってほしいです!
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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