Netflixドラマ『今際の国のアリス』シーズン2-5【ネタバレ感想】すぺぇどのくいいん「ちぇっくめいと」

Netflixドラマ『今際の国のアリス』シーズン2タイトル
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ミヅチ
ミヅチ

こちらにはNetflixのオリジナルドラマ『今際の国のアリス』シーズン2 エピソード5のネタバレと感想があります。

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主な登場人物・キャスト

アリス(山崎賢人)
ウサギ(土屋太鳳)

アン(三吉彩花)
クイナ(朝比奈彩)

ヘイヤ(恒松祐里)
スペードのキング(谷田歩)
リサ(山本千尋)

宇佐木重憲(平山祐介)
ヘイヤの母(佐藤寛子)
ノゾミ(柳生みゆ)
コウタ(太田琉星)
中年の医者(成松修)

ボーシヤ(金子ノブアキ)
アグニ(青柳翔)

ここから先はネタバレがあります!

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ネタバレまとめ

げぇむ

♠K「さばいばる」

難易度:K

るうる

元傭兵の♠Kを倒せば勝利。

「げぇむ」の参加者

アリス

アグニ
ヘイヤ

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げぇむ

♠Q「ちぇっくめいと」

難易度:Q

るぅる

クイーンチームvs挑戦者チーム

ゲームの参加者16人は全員「挑戦者チーム」となり、スペードのクイーン率いる「クイーンチーム」の4人と戦う。

ゲーム開始時に20人全員が背中側にボタンがついたベルトを装着する。
挑戦者チームの色は青クイーンチームの色は赤

ターン制

1ターン5分間の攻守交替制で、全16ターンのゲームを行う。
奇数ターンはクイーンチームの攻撃、偶数ターンは挑戦者チームの攻撃となる。

攻撃するチームは、相手チームのメンバーの背中にあるボタンを押す。
ボタンを押されたメンバーには電流が走り、そのターンは動けなくなる。また、次のターンからは相手チームのメンバーとなる。

勝利条件

全16ターンが終わったあと、人数が多いチーム全員が勝利となる。
敗北したチームは全員死ぬ。

なお、両チームにはひとりずつ「王様」がおり、王様はチーム間の移動ができない。
クイーンチームの王様はスペードのクイーン、挑戦者チームの王様は10歳の少年コウタである。

「げぇむ」の参加者

アリス
ウサギ
コウタ
他 挑戦者チームの13名

リサ
他 クイーンチームの3名

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ミヅチガタリ

スペードのクイーンであるリサ役の山本千尋さんは、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での暗殺者トウ役が印象的でした。

そもそも武術、特に演武が得意ということで、魅せる動きや映える緩急というものが身についているようですね。

「ちぇっくめいと」はドラマオリジナルのげぇむなので、リサはドラマ独自の絵札を持つ国民です。

ウサギと似て非なる人物として作り上げられたリサは、今まで唯一無二だったウサギのキャラクターをより魅力的に見せてくれました。

身体能力の高さ、圧倒的な武力に裏打ちされたカリスマ性、好みだからとアリスを狙う女の子な部分――。

ウサギが持つ何に対しても力を尽くす真っ直ぐさは持たないものの、ウサギが持たない小悪魔的な魅力がありますよね。

一方、ヘイヤもかなり女子力高めな子です。しかし、一軍女子だった元の世界では本気の恋をしてこなかったようですね。

生きるか死ぬかの状況になり、片足を失ってから出会った死にたがりだが死ねないアグニには一途に惚れているようです。

それはそうと、アリスをからかうと面白いからとおちょくるわけですが……ヘイヤの息抜きは独特ですね。

5話ではヘイヤとリサ、ふたりの強烈な女性が登場しました。アリス、今際の国でハーレムを作っちゃうんでしょうか……?

詳細なネタバレはこの下です!

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今際の国のアリス シーズン2 エピソード5

死に損ない

スペードのキングに追われる中でアリスとはぐれてしまったウサギは、夜の森でアリスの名を呼び続けています。

その頃、アリスはアグニと再会していました。ニラギが生きていることを知らせても、アグニは表情を変えません。

仲間はどうなったのかと問われ、アリスは淡々とそれぞれの行動を答えます。するとアグニは、意外な提案をしてきました。

「スペードのキングを仕留める。お前も手伝え」

アリスは、無尽蔵の体力を持ち銃を使いこなすスペードのキングを倒すなど不可能だと考えてきました。

しかしアグニは違いました。アグニにとって大切なのはスペードのキングを倒せるかどうかではないのです。

「死に場所を探してる人間には最適のゲームだよ。――ビーチで死に損なった人間だ。帰るところも望む場所もない」

アグニがスペードのキングを死ぬ理由にしていると知り、アリスは協力を拒みます。生きることに理由なんてないと、アリスは答えました。

義足の少女ヘイヤは、二人の会話を木の陰で聞いていました。そして、現実の世界のことを思い出します。

ヘイヤはいわゆる一軍の女子で、男子の誘いを断っても、弓道部を休んでも、彼女のいる男へと気軽に手を出しても平気でした。

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ヘイヤの左足

ヘイヤは繁華街を女友達と一緒に歩いているときに、あの花火を見ました。そして、最初のゲームに参加したのです。

スタジアムに集まった人々には、ひとり一台ずつスマートフォンを与えられました。ヘイヤは何も知らぬまま参加者になってしまいます。

「難易度 スペードの7。ゲーム『かまゆで』。ルール ゲーム会場が倒壊するまでに脱出できればゲームクリア」

ヘイヤと同じく初めてゲームに参加する人々は、ゲームをクリアしないと生き残れないという中年男性の言葉に眉をひそめます。

そんな中、地響きと共にゲームが始まりました。ヘイヤは逃げ出すようにスタジアムの出口へと走りました。

ヘイヤに続き走り出した参加者たちを、爆発が襲います。多くの悲鳴を背後に聞きながら、ヘイヤは必死で走りました。

爆発に巻き込まれたヘイヤが意識を取り戻したとき、その左足にはスタジアムの鉄骨が突き刺さっていました。

爆発はまだ続いており、目をやった先には熱湯がぼこぼこと音を立てています。ヘイヤは悲鳴を上げたあと、逃げる決意をしました。

まず、瓦礫から突き出している鉄骨から左足を抜くと、制服のシャツを傷に巻き付けました。そして未だ続く爆発を逃れる場所を探します。

少し離れた場所に、壁が崩れたため床まで落ちてきたダクトがありました。ヘイヤは恨みつらみをつぶやきながら、ダクトの中を進んでいったのでした。

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アグニの作戦

アリスと別れたアグニの目の前に、ボーシヤの幻覚が現れます。ボーシヤは、今のアグニの行動に疑問をぶつけてきました。

「ビーチと心中しようと、たくさんのメンバーを殺したことへの罪滅ぼしのつもりかな? スペードのキングと戦って綺麗に散ろうなんざ、死に損ないには贅沢だぜ」

アグニは、ボーシヤを死によってしか救えなかった自分のことを、今でも責め続けているのです。

翌朝、目を覚ましたアリスをヘイヤがからかいます。経験豊富なヘイヤの言動に、アリスは動揺を隠せません。

しかし、ヘイヤの本命はアグニのようでした。アリスを襲う姿を見られたヘイヤは、慌ててアグニに言い訳を並べます。

「ヤツはある程度、狙いを定めて攻撃を仕掛けてくる。俺たちの位置情報を把握してるのかもしれない。理由は分からん。とにかく、一か所にとどまるのは危険だ」

スペードのキングだけを狙ってきたアグニには、経験からくる情報があります。それをもとに、アグニは作戦を立てていました。

山中において自分たちが有利になる場所へとスペードのキングをおびき寄せるとアグニは語ります。

アグニによると、スペードのキングはしぶとく自分を狙ってくる参加者を覚えており、ターゲットにしているようです。

山中を歩く三人は、首つり自殺を図った男の死体を見つけます。男の気持ちに寄り添うアリスですが、ヘイヤは男を蔑みました。

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未来への貸し

ヘイヤは、最初のゲームを思い出しながら語ります。ダクトの先には道がなく、眼下には沸騰する湯が池のように広がっていました。

しかしそこに、ヘイヤの母親の幻覚が現れます。「朱音」と優しく呼びかけて手を広げる母親を見て、ヘイヤは覚悟を決めました。

飛び込んだ先は――熱湯ではありませんでした。ヘイヤは浮気を繰り返し、娘にもつらく当たってきた母親に救われたのです。

「かまゆで」で生き残ったのは、ヘイヤひとりでした。しかし、生き残ったヘイヤに危機が訪れます。

左足の傷が妙な色になってきたのです。焦るヘイヤの前に、現実世界で医者をやっていた中年男性がやってきました。

中年男性は、足を切り落とす代金としてヘイヤの体を求めました。ヘイヤはすぐにその意図を理解し、応じることを決めたのです。

「私は未来の私に貸しを作った。今の私があるのは、あのときの私が必死で生きたから。だから私は絶対に死ねない。意地でも生き延びる」

アリスが強制的に協力させられている頃、ウサギはある一軒家に入っていました。そこでウサギは、若い女性ノゾミと出会います。

ノゾミは、ゲーム会場にひとりでいた小学生の男の子コウタと一緒に行動していました。しかし、コウタのビザはもうすぐ切れてしまいます。

コウタは両親について語ろうとせず、膝を抱えました。ゲームの中で親を喪ったであろうコウタを見て、ウサギは父を思い出します。

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vsスペードのキング

「山で死んでも、それは精一杯生きた証だよ。だから、そんなことがあっても柚葉は柚葉の人生を精一杯生きてくれよな」

登山家であるウサギの父は、その言葉通り山で消息を絶ちました。ウサギは窓辺で夜明けを見ながら、物思いにふけります。

その頃、アンは横浜方面へと歩いていました。もう東京を抜けているはずだとアンは考えますが、ある地点で方位磁石が狂ってしまいます。

アンはぐるぐると回り続ける方位磁石に頼るのをやめ、通った場所にある木に傷をつけて目印にすることにしました。

アグニは崖っぷちでスペードのキングを待ち伏せすると決めました。アグニとアグニの知識を吸収したヘイヤが山中に罠を仕掛けます。

ふたりが本物の罠とプレッシャーを与えるための偽物の罠を仕込んでいる間、アリスはテントで待つことになりました。

夜になり、アリスは眠気に襲われます。暗視スコープをつけたスペードのキングが近付いていることにも気付きません。

ワイヤーの罠を避けたスペードのキングは、移動して別の角度からアリスに狙いを定めました。しかしその時、閃光が走ります。

アリスはおとりだったのです。アグニは明るくなった瞬間に、スペードのキングの胴体に銃弾を撃ち込みました。

しかし次の瞬間、連射音が響きます。スペードのキングは防弾ベストを着ていたのです。アグニとアリスは二手に分かれました。

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生き延びた人々

二人はスペードのキングを崖に追い詰めますが、その瞬間、アリスの足下に手榴弾が投げられました。

アグニの叫び声で手榴弾に気付いたアリスはとっさに身をかわします。しかし、その勢いでアリスは崖の下へと落ちてしまうのでした。

スペードのキングに狙い撃ちされているアグニを救うため、ヘイヤが元弓道部の腕を活かして襲いかかります。

しかし体力的に優れたスペードのキングには敵わず、ヘイヤは投げ飛ばされてしまいます。そんなヘイヤを受け止めたのは、か細い息のアグニでした。

ヘイヤはアグニと共に物陰に身を隠し、懐中電灯で獲物を探すスペードのキングから逃れたのでした。

流れに乗って川辺に着いたアリスは、ウサギを捜し始めました。テントの中、車の中、ゲーム会場……しかし、ウサギは見つかりません。

朝、目を覚ましたアグニはまたしてもボーシヤの幻覚に悩まされます。死に損なったと思う度に、ボーシヤが現れるのです。

ヘイヤは、アグニが生きていることに安堵し、涙を流してアグニに抱きつきます。しかしアグニの表情は憔悴したままでした。

その頃クイナは、スペードのジャックのゲームに参加して、他の参加者たちをなぎ倒していました。

腕力や体力には自信のあるクイナでしたが、絵札のゲームを仲間がいない状態でクリアするのは厳しいと身をもって知るのでした。

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再会

山頂に辿り着いたアンは驚きました。遠くに見える富士山の前には、あるはずのない多くの山脈が見えていたのです。

「この世界って……」

ウサギはコウタを連れて、スペードのクイーンが行うゲームに参加することにしました。しかし、コウタは参加に前向きではありません。

たとえ元の世界に戻れても親はもういないとつぶやくコウタに、ウサギはその親が何を望んでいるだろうかと考えさせます。

10歳のコウタを連れてスペードのゲームに参加しようとするウサギに、ひとりの参加者が突き放すような言葉をかけてきます。

「勝てるよ、ウサギなら」

アリスは、体力に自信のあるウサギならばスペードのゲームに参加するかもしれないと思い、わざわざ参加しに来ていたのです。

再会を喜び抱き合うアリスとウサギを、コウタがじっと見つめます。そこでウサギは、コウタの置かれた事情を説明しました。

「ゲーム『ちぇっくめいと』。これからクイーンチームと皆さんチャレンジャーチームとで対戦をしていただきます」

聞き慣れた合成音声が流れたと思うと、今度は女性の声が語り始めました。モニターにポニーテールの女性の影が映ります。

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ちぇっくめいと

クイーンチームはクイーンを含めて4人おり、王様はクイーンです。そしてクイーンの独断により、挑戦者チームの王様はコウタに決まりました。

ゲームは全部で16ターンあり、交互に攻撃します。1ターンの持ち時間は5分で、全16ターンが終わったときに人数が多かったチームの勝利となります。

攻撃するチームがもう一方のチームを追いかけ、背中のボタンを押します。ボタンを押された人は次のターンから相手チームのメンバーになります。

しかし、王様は相手チームに移動することはできません。つまり、少なくともどちらかの王様は死ぬことになるのです。

挑戦者チームの全員がボタンのついたベルトを装着した瞬間、最初のターンが始まりました。まずはクイーンチームの攻撃です。

クイーンチームが駆け上がってくる様子を見た挑戦者は、散り散りに逃げ出しました。ウサギは震えるコウタを勇気づけ、その場を去ります。

クイーンチームの王様であるリサは、動きの鈍いフジキを狙います。ボタンを押された瞬間に電流が流れ、フジキは床に倒れ込みました。

ウサギと同じくらい身体能力が高く、しかしウサギとは違って冷酷で暴力的なリサは次々と挑戦者チームを赤く染めていきます。

最初のターンが終わり、2ターン目が始まりました。逃げおおせたアリスは攻撃ターンでどう行動するかを考えます。

「捕まったやつらを取り返そう。向こうに捕まったやつらが積極的にクイーンに協力するわけがない。絶対にこっちに帰ってこようとするはず」

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クイーンの猛攻

アリスたちと一緒に逃げていたケンイチは、アリスの指示通り参加者を救うことにしました。すると、フジキが声をかけてきます。

しかしフジキのもとに駆けつけたケンイチの死角から、リサが襲ってきました。ケンイチは突き飛ばされ、階段を転げ落ちます。

「クイーンが襲ってる?――確かに、ルールで暴力は禁じられてなかった」

アリスとウサギがリサの行動に驚いている間に、2ターン目が終わってしまいました。アリスは考えを変え、別々に行動することに決めます。

「ターンが変わるときにサイレンとアナウンスがある。そのときに、海側の側面に顔を出して必ず位置を確認し合おう」

5ターン目にして、人数は入れ替わりました。コウタが見つめるモニターには、数字がどんどん移動していく様が表示されています。

発電所は特殊な建造物のため見通しがよく、その中で移動する光るボタンは目につきます。挑戦者チームはどんどん追い詰められていきました。

「お前もクイーン側にとどまれ」
「ここにいれば他のゲームに参加しなくてもいいし、スペードのキングに追われて撃ち殺されることもねえ」

電流が走って倒れたトバに、最初からクイーンチームにいたシンゴとユウジが語りかけます。彼らも最初は参加者だったのです。

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リサの狙い

クイーンが生き残っている間、クイーンチームについた参加者は生き延びられる――そんな説得に、誰もが心を動かされます。

最初はアリスたちと組んでいたケンイチも、スペードのキングに脅えてクイーンに協力すると決めていました。

カエデやナツキなどの女性たちも、このままでは死ぬことになるコウタに可哀想と思いながらも、自分の安全を優先していました。

「向こうはあと3人だけ。あなたたちは生き残れる。でも、もうひとり引き込むわよ。子連れの女といた男。あの男……タイプなの」

13ターン目、クイーンチームの攻撃が始まりました。逃げるアリスを、リサが肉食獣のような目をして追いかけます。

しかしそのとき、アリスとリサの間にウサギが飛び降りてきました。ウサギはリサの狙いがアリスだと気付き、アリスを守ることにしたのです。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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