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Netflixドラマ『子供はあなたの所有物じゃない』ネタバレ感想「母のリモコン」

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ミヅチ
ミヅチ

この記事は、Netflixオリジナルの台湾ドラマ『子供はあなたの所有物じゃない』(原題:你的孩子不是你的孩子)「母のリモコン」のネタバレと考察、感想です。

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主な登場人物とキャスト

チェン・シュリ(ケリー・コ/柯素雲)
ジ・ペイウェイ(子供時代)(トロイ・リュー/劉子銓)
ジ・ペイウェイ(青年時代)(フィガロ・ツェン/曾少宗)
ラン(ハンナ・リング/凌心妤)

ここから先はネタバレがあります!

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あらすじ

神経質で体面を気にする女性チェン・シュリは夫と離婚し、息子ペイウェイを女手ひとつで育てることになりました。

成績の悪いペイウェイはいつも成績表を偽造していたのですが、念入りに掃除していた母シュリに偽造用の印鑑を見つけられてしまいます。

悩むシュリの前に謎の男が現れ、時を戻せるリモコンを渡してきました。シュリは手始めに、ペイウェイが偽造をやめるまで同じ日を繰り返します。

本物の成績表を見たシュリは、ペイウェイに学校を休ませ塾に通うよう指示しました。ペイウェイは10日以上同じ日を繰り返します。

ある日、塾をサボったペイウェイは自分と同じく絵を描くのが好きな少女ランと出会います。2人は恋人になりました。

ランとの仲を知ったシュリが時を戻したことで、ペイウェイの初めての恋が終わりました。そこからペイウェイは自殺を図るようになります。

リモコンで自殺を止められ続けたペイウェイは、諦めて大人になることを選びます。しかし、ある日リモコンを奪おうと決心しました。

金庫のパスワードを破ってリモコンを取り出したペイウェイは、リモコンを持ったまま交通事故に遭い――中学時代に戻るのでした。

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ミヅチガタリ

よくある「時を戻そう」系ホラーですね! 時を戻したことで何が変わるのかで、作品の面白さが変わってきます。

「母のリモコン」では、夫から捨てられた妻が代替品である息子への独占欲を暴走させ、息子の行動を全てコントロールしようとします。

自分の意思に背く行動を取る息子に対し、言う通りにするまで同じ日を繰り返す母親……う~ん、かなりのホラーですね!

時間を戻ってしまう現状が怖いのではなく、時間を戻す目的が怖いというのは新しい切り口だなと感じました。

親友と誓い合った男友達が簡単にペイウェイを見捨てることには中学生の友情のリアルを感じます。

……そうそう、「あなたの絵は松本大洋に似てる」「井上雄彦が好き」「バガボンドね」というくだりには驚きました。

イラスト好きなペイウェイとランはかなりいいカップルだと思うので、突然恋が終わった時は観ているこっちもショックでした。

母シュリが「リモコンは1つじゃない」と最後まで息子ペイウェイを操ろうしたのは後味悪かったですね。リモコン、壊れてるといいな……。

詳細なネタバレはこの下です!

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子供はあなたの所有物じゃない – 母のリモコン

シュリの発見

離婚を目前にした妻チェン・シュリは、夫ジ・クオフォンから自宅の権利と1万元を受け取ることになりました。

資産の半分を受け取るはずだったシュリは不満気ですが、その代わりに息子ペイウェイを引き取ることにします。

夫クオフォンの荷物を引き取らせる際、業者は土足でリビングに上がり込んできました。潔癖症のシュリはすぐに掃除を始めます。

リビングからキッチンに進み、息子ペイウェイの部屋を掃除し始めたシュリは――ベッドの下に見覚えのある印鑑を発見しました。

偽造成績表

その頃、ペイウェイは男友達4人でたむろっていました。バイクレンタルの話で盛り上がっていると、女生徒が友人カイシャンに上着を借りにきます。

女生徒からカイシャンが映画の誘いを受けたことを友人全員でからかい、それが終わるとペイウェイは成績表の偽造を始めました。

ペイウェイがベッドの下に隠していたのは、偽造成績表に押すための偽造印鑑だったのです。成績の悪いペイウェイの最終手段でした。

帰宅したペイウェイに、母シュリは偽造印鑑を差し出しました。怒るシュリに、ペイウェイは厳し過ぎるシュリが悪いかのように言います。

深夜、シュリはバス停へと出て行きました。すると、広告動画に出てきた男性が話しかけてきます。「僕の方法を使えば子どもは変わります」

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2017年6月7日水曜日

翌朝――ペイウェイは寝坊してタクシーに乗りました。タクシー運転手は息子がペイウェイと同じ中学校に通っていると言います。

その話に聞き覚えがあったペイウェイは首を傾げます。しかし急いで学校に入り、バスケットボールを拾い、教室に入りました。

朝は自習になっていたため、ペイウェイは遅刻にならずに済みます。そして近くの席に座っている友人たちと雑談を交わしました。

休み時間に男友達と4人でたむろっていると、女生徒が友人カイシャンに上着を借りにきます。ペイウェイは既視感を覚えていました。

居心地の悪さを感じながら、ペイウェイは同じ出来事ばかりが起きる1日を過ごします。そしてまた、成績表を偽造しました。

3度目

翌朝、目を覚ましたペイウェイはバスを乗り過ごしタクシーに乗ります。バスケットボールを拾って、自習中の教室に入りました。

強烈な既視感を覚えたペイウェイがスマホを確認すると「2017年6月7日水曜日」と表示されています。

ペイウェイはまた成績表を偽造し、母シュリに手渡しました。するとシュリは溜息をつき「間違いに気付くまで同じ日を繰り返しなさい」と諭します。

シュリはペイウェイに向かって丸みを帯びた黒いリモコンを向けました。そして早戻しボタンが押され……また6月7日が始まります。

そしてペイウェイは6月7日を繰り返し、何度も教科書に落書きをしては成績表を偽造しました。母シュリは根気強く早戻しを繰り返します。

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ペイウェイの気持ち

遂にペイウェイは本物の成績表を母シュリに差し出しました。ペイウェイの成績の悪さを知ったシュリは、ある決断を下します。

ペイウェイは学校を休み、塾で数学と英語を学ぶことになりました。しかし、それも何度も何度も繰り返されるのです。

同じ授業を何度も聞けば良い点数が撮れるようになるはずだと母シュリは考えていました。しかし、ペイウェイの精神はもう限界です。

久し振りに登校したペイウェイに対して、男友達は冷たいものでした。しかしそこで男性教師がペイウェイを救おうと動いてくれました。

ペイウェイを卒業旅行に行かせることを勧める男性教師でしたが、母シュリは聞く耳を持ちません。責任を取るのは自分だと……。

イラストが繋ぐ縁

ペイウェイの卒業旅行に参加する夢は絶たれました。ストレス過多になったペイウェイは、ボールペンをカチカチと鳴らし続けます。

ペイウェイは元々、イラストを描くのが好きな子です。図書館の机や席を区切るボードに描かれたイラストを見つけ、笑顔になりました。

オレンジとブルーのペンで書かれたイラストには隙間があったため、ペイウェイはそこに黒いペンでイラストを描き足します。

そのイラストを描いていたのは同年代の派手な少女ランで、ペイウェイに気付いた少女はカラーペンを貸してくれました。

イラストを通じて2人は仲良くなります。塾をサボって図書館に通っているペイウェイは、ランからの明日の約束に曖昧に頷きました。

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ランの家

また同じ日が繰り返されたら約束を果たせないと思ったペイウェイは、テストで力試ししたいからと日を進めるよう母シュリに頼みました。

ランは両親のいる自宅にペイウェイを招いてくれました。ランの両親はどちらも独特な個性を持っていますが、優しいいい人です。

バルコニーに出た2人は水鉄砲に絵の具を入れ、大きな白い布に噴射していきます。ペイウェイは自由な時間を楽しみました。

卒業旅行に行きたい、サッカーがしたい、塾を辞めたい――ペイウェイは瞼の裏に夢を描き、笑顔を浮かべます。

母シュリに図書館ではなく家で勉強するように言われたペイウェイは、図書館に行かない代わりにスマホを買ってくれるよう頼みました。

スマートフォン

ペイウェイが塾をサボっていたことが母シュリに知られてしまいました。ペイウェイは咄嗟に体調不良だと嘘をつきます。

ある日、ペイウェイの服にインクの汚れを見つけたシュリは溜息をつきます。しかし約束通り、ペイウェイにスマホを買い与えました。

ペイウェイは塾の授業中、シュリに帰宅が遅れると連絡を入れます。塾が終わると、ペイウェイはランとデートに出かけました。

ペイウェイとランの間には恋愛感情が芽生えていました。ペイウェイは初めての恋に戸惑いながら、楽しさを噛み締めます。

街中でデートを楽しんでいるペイウェイのことを、母シュリはスマホのGPSで追いかけているとも知らずに……。

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ランとの別れ

ある日、ペイウェイとランが図書館でイチャついていると、そこに母シュリがやってきました。シュリはランチにランを誘います。

ランに対して朗らかに接していたシュリでしたが、それは情報を聞き出すためでしかありませんでした。

シュリはペイウェイに失望し、リモコンを使って全てをやり直そうとします。ペイウェイがランとの交際を諦めなかったためでした。

ランと出会う前まで時間を巻き戻されたペイウェイは、起床したその瞬間にランの家に向かいました。

しかしランもその両親も、その時間ではペイウェイのことを知らないのです。ペイウェイは不審者扱いされてしまいました。

ペイウェイが見た夢

ランと引き離されたことでペイウェイは強いショックを受け、眠りから目覚めなくなってしまいました。

眠っているペイウェイの瞼の裏には、母シュリによって引き裂かれた男友達や母シュリと楽しく遊ぶ妄想が描かれています。

しかし、その妄想の中ですらペイウェイはひとりぼっちになってしまいました。シュリの介抱によりペイウェイは目を覚ましたのです。

ペイウェイは久し振りにお風呂に入りました。そして手首を切り、ゆっくりと湯船に沈んでいきます。

血塗れの湯船を見た母シュリは、金庫からリモコンを取り出しました。早戻しされたことで、ペイウェイは死ぬ前に戻ります。

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死ねないペイウェイ

目覚めたペイウェイは腕に傷がないことに気付き、次の手を考えます。今度は湯船に電源を入れたドライヤーを入れたのです。

しかし、やはり母シュリの手により自殺は阻止されてしまいました。次にペイウェイは、ベランダから飛び降り自殺しました。

シュリはまた時間を戻します。するとペイウェイは「何度死なせるつもり?」と涙ながらに訴えてきました。

友人との仲も恋人との仲も引き裂かれたペイウェイに残されたのは、自分に強く執着する母シュリとの繋がりだけでした。

男友達は卒業し、ランが図書館の机に描いたイラストは消されます。ペイウェイが家にいる間に、全てが過ぎ去っていきました。

ティンシャン

大人になったペイウェイは、ジジと交際するようになりました。ジジが使い終わった洗面台を、ペイウェイは念入りに掃除します。

母シュリにディナーに呼ばれてペイウェイが足を運ぶと、そこにはおばの娘ティンシャンがいました。

見合いの席にやってきたティンシャンでしたが、同性愛者でありメリッサという婚約者がいるティンシャンは気乗りしない様子です。

ティンシャンは親から同性愛を否定され男性の婚約者を募られながらも、諦めずに自分の意志を貫き通すつもりでした。

他人のせいにするのは自分の弱さを棚に上げることだ――ティンシャンの言葉を受けて、ペイウェイは考え込みました。

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ペイウェイの決意

ペイウェイは、ランが「いつかニューヨークの芸術学校に行きたい」と言っていたことを思い出します。

ペイウェイは現在のランについて調べ始めます。ランは夢を叶え、アーティストとなっていました。

ペイウェイは母シュリをヨーロッパへ旅行させることにしました。出発の朝、ペイウェイはタクシーに乗ったシュリをそっと見送ります。

ペイウェイは無人となった実家に入りました。バールを持ったペイウェイは、母の部屋の中に金庫を見つけます。

金庫を開けるには8桁の数字を入れなければなりませんが、ペイウェイはその数字が分かりません。

金庫のパスワード

その頃、母シュリはパスポートを忘れたことに気付いて実家に引き返していました。しかしその直前、ペイウェイはパスワードを破ります。

パスワードはペイウェイの生年月日だったのです。ペイウェイは中学生の頃からの苦い記憶を辿っていきます。

シュリが実家に戻ると、家の前にペイウェイがいました。ペイウェイがリモコンを握っていることに気付き、シュリは焦ります。

車道の向こうにいるペイウェイに向かって、母シュリは「1つじゃないのよ」と脅しました。するとペイウェイが歩き出します。

車道を横切るペイウェイに向かってトラックが突っ込んできました。そしてペイウェイはトラックにはねられます。

ペイウェイは中学生の頃に戻っていました。そして図書館に行ったペイウェイは、再びランと出会ったのでした……。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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