Netflixドラマ『子供はあなたの所有物じゃない』ネタバレ感想「ネコの子」

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ミヅチ
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この記事は、Netflixオリジナルの台湾ドラマ『子供はあなたの所有物じゃない』(原題:你的孩子不是你的孩子)「ネコの子」のネタバレと考察、感想です。

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主な登場人物とキャスト

チョン・グオヤン(リュウ・シフ/劉修甫)
チーウェイ(ワン・ユーピン/王渝屏)
母 ユアン(チョン・シンリン/鍾欣凌)
父 ジャオン(シャオ・シン/邵昕)

ここから先はネタバレがあります!

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あらすじ

男子高校生のグオヤンは、チョン一族の中では浮いた存在です。グオヤンはどうしてもよい成績を取ることができないのです。

グオヤンにはどうしても勉強に集中することができないという性質を持っており、それに悩まされてきました。

新しくやってきた女性の家庭教師はグオヤンの学習障害に気付き、地道に対処していこうと考えます。

その頃、グオヤンは最近出会った女子生徒チーウェイと交流を持つようになっていました。

チーウェイはゴミ捨て場を「パラレルワールド」と呼び、そこで成績が最下位の生徒に暴力を振るうことで満点を取るというジンクスを作っていました。

チーウェイに暴力で勝ったことで冷静さを手に入れたグオヤンは、満月の夜に拾った子猫たちでジンクスを作り出しました

グオヤンは「パラレルワールド」で猫を殺してシャクナゲの根本に埋めることをジンクスとして、満点を取りました。

しかし家から猫がいなくなったことでジンクスは実行できなくなり、グオヤンの成績は元通りどん底になってしまいました。

突発的に猫を殺したことでグオヤンの動物虐待は明るみに出ます。両親は離婚し、母子ふたりきりの家庭になりました。

グオヤンの必死の訴えを受けて、母ユアンはやっとグオヤンと向き合うことを決めました。そしてグオヤンは働くようになります。

自殺を図ったチーウェイも助かり、グオヤンと共に新しい道を歩むようになったのでした……。

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ミヅチガタリ

母ユアンは、一族の嫁たちから見下されていることや、夫が不倫相手にばかり構っていることを全て不出来な息子グオヤンのせいだと考えます。

しかし学習障害を持っているグオヤンは、一般的な学習方法ではきちんと学べないことは明らかです。

母ユアンはグオヤンの学習障害を絶対に認めません。それは、親戚に顔向けできなくなるという考えもあるのかもしれません。

他の一族の子どもたちは皆優秀です。そうなると、グオヤンの障害は母ユアンの『血』が原因だと思われてしまうでしょう。

何としてでもチョン一族にすがりついていきたい母ユアンは、チョン一族から捨てられることを何よりも恐れていたのだと思います。

そんな中で、グオヤンはどんどん追い詰められていきます。ストレスの発散方法を知らないままに……。

そして、グオヤンの前で最悪のストレス発散方法を見せつけたのがチーウェイでした。

暴力でストレスを発散していた2人は問題ですが、他に方法を見つけられないほど追い込まれていたことも見逃せません。

「母のリモコン」は大切なものを奪われる子が描かれましたが、「ネコの子」では大切なものを得られない子が描かれました。

まずは子どものありのままの姿を受け入れることこそが大切なのかもしれませんね……。

詳細なネタバレはこの下です!

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子供はあなたの所有物じゃない – ネコの子

グオヤンの失態

とても大きな回転テーブルを囲んで、一族が老人の誕生日パーティーを開いています。

一族の中でションという男の子は医学部に進学し、ファンという女の子は奨学金をもらい、ヤオという男の子は医師免許を取りました。

リーという男の子は北京大学の法科大学院に入学し、ニンという女の子は台北第一女子大学に行くそうです。

一族の栄えある実績が紹介されていく中、ひとりの男の子が便意を堪えて表情を歪めています。

それこそ、彼らと同じく大学に進学する年のグオヤンでした。あまりに長い話に耐えかねて、グオヤンは漏らしてしまいます。

捨てられた子猫

グオヤンは一族の中で唯一貧しい家におり、肥満体形の母ユアンはウーという男性を呼んで家庭教師をしてもらっていました。

グオヤンは頭の出来が悪いわけではなく、やる気さえ出せれば満点も取れるはずだと言いつつウー先生は家を去っていきました。

母ユアンは怒りに任せてグオヤンを叩き、もう勉強しなくていいから働けと怒鳴ります。

暗い夜の屋上……グオヤンは踏み台に乗って満月を眺めながら、ある出来事を思い出していました。

そこに水漏れ修理にやってきた青年が来て、グオヤンを踏み台から下ろします。その時ふと、猫の鳴き声が聞こえてきました。

植込みの陰になっている段ボール箱の中に、子猫が3匹入っていたのです。グオヤンは子猫たちを持ち帰りました。

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父母の不仲と暴力女子

グオヤンは怒鳴り声で目を覚まします。帰宅した父ジャオンが、母ユアンにも息子グオヤンにも文句をつけているのです。

父ジャオンは飼い始めたばかりの子猫にも文句をつけたため、母ユアンは怒ります。父ジャオンの不倫を理由に、家から叩き出しました。

学校への送迎中、グオヤンが猫を飼い続けられるか心配すると、母は成績を上げるようにと怒鳴りました。

母ユアンからもらったハンバーガーを食べたグオヤンでしたが、胃腸の弱いグオヤンは吐き気を耐えられません。

母の目を逃れて人気のないところで嘔吐していたグオヤンは、自分と同じ年くらいの女の子が誰かに暴力を振るっているところを目撃しました。

その女の子から見とがめられたグオヤンは、慌ててその場を去るのでした。

義父の介助

母ユアンひとりの家に、一族の女性がやってきました。母ユアンは汚れた台所が見えないよう至るところにビニールを貼り付けて出迎えます。

親戚は母ユアンに愚痴を言いにきたのです。外国人労働者の態度が大きく、介護を必要とする父が風呂に入れていないのだと……。

金持ちの義姉に頭を下げるしかない母ユアンは、時刻通りに義父のいる邸宅にやってきました。

義父は風呂で水遊びをするわ、介助をする女性に性的な触り方をするわで、一向に介助が進みません。

「警察を呼んだら?」と心配するメイドを怒鳴りつけつつ、母ユアンは義父のお風呂を手伝い続けるのでした。

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パラレルワールド

お昼休み、グオヤンが「加油(頑張れ)」と書かれたデコ弁に溜息をついていると、朝見かけた暴力女子チーウェイが話しかけてきました。

いきなり「クソ野郎」と言われたグオヤンは驚きます。チーウェイは、グオヤンの従兄弟から誕生日のお漏らしについて聞き出していたのです。

チーウェイは勝手にグオヤンの弁当を食べつつ、ゴミ捨て場にどうやって入ってきたのかと尋ねました。

現実世界でいい子を演じなければいけない満点を取り表彰もされているチーウェイは、ゴミ捨て場をパラレルワールドと呼びました。

チーウェイは「パラレルワールドで最低点のヤツをやっつければ、現実の世界で1位になれる」と語り、満点を表彰したタペストリーを揺らしました。

「ねえ、ブルームーンを見た?」チーウェイは不思議な言葉を残して、グオヤンのもとから去って行きました。

新しい家庭教師

グオヤンに新しい家庭教師がつきました。母ユアンは祈りを捧げ、文字が刻まれた木の棒を家庭教師に渡します。

しかし若い女性である家庭教師は体罰を嫌い、木の棒を受け取らずに勉強部屋へと向かいます。

どうも集中できない様子のグオヤンに、家庭教師は違和感を覚えます。グオヤンは何かに脅えるように小刻みに震えているのです。

滋養たっぷりのおいしいスープを作った母ユアンは、グオヤンと家庭教師にスープを振る舞います。

そこで家庭教師は、グオヤンには学習障害があり、まずは恐怖を取り除く必要があると語りました。

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母の涙

ベッドの上で膝を抱えたグオヤンは、シーツをギュッと握り締め、猫の鳴き声を聞きながら長い夜を過ごしました。

下校したグオヤンは、涙をこぼす母ユアンに理由を尋ねます。父ジャオンが、今住んでいる家を他の女を渡すと告げたのでした。

母ユアンは、父ジャオンが自分たちを捨てたのは息子グオヤンの出来が悪いからだと当たり散らしました。

満点が取れれば何もかも手に入れられた――そう言われたグオヤンは、母ユアンを慰めることしかできませんでした。

ゴミ捨て場にて

登校途中、グオヤンは暴力女子チーウェイに話しかけられます。グオヤンは今回のテストで最下位になっていました。

グオヤンが「一緒に勉強しない?」と問いかけると、チーウェイは突然グオヤンを道路に押し倒しました。

「パラレルワールドでは、再会は生贄の子羊よ!」

チーウェイは、人目がないところでグオヤンに暴力を振るい始めました。グオヤンは逃げますが、行き止まりになってしまいます。

チーウェイはメリケンサックをつけた手を大きく振りかぶりました。その時、グオヤンはなぜか楽しげに笑い始めます。

慌てた様子でやってきた男性たちが、レンガを持って笑っているグオヤンを取り押さえました。

ゴミ捨て場にはチーウェイが横たわっています。正気を取り戻したグオヤンはレンガを地面に落とすのでした。

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父ジャオンの帰宅

保健室にいるグオヤンの元に、父ジャオンと母ユアンがやってきました。暴力女子チーウェイの母親は不満気な表情です。

チーウェイの母親が声を荒らげると、父ジャオンは椅子を投げて応戦しました。

一旦冷静になったところで、警察はチーウェイが先に手を出したと告げます。するとチーウェイの母親は「訴えてやる!」と憤りました。

久し振りに帰宅した父ジャオンは、あんなに嫌がっていた自宅でワインとステーキを楽しみました。

父ジャオンは自らの体面を守るため、息子グオヤンを叱咤激励しにやってきたのです。

もう一人の自分

チーウェイのSNSを見つけたグオヤンは、DMで謝罪します。しかし、チーウェイは「なぜ殺さなかったの?」と返してきました。

チーウェイは自分が壊れていることに気付いているのです。そして壊れ続ける状況から脱出するため、死を望んでいたのでした。

グオヤンは人が変わったように勉強に打ち込み始めます。ニコニコ笑いながら満点を取るグオヤンを見て、家庭教師も大喜びです。

顔中が傷だらけのグオヤンに事情を聴くと、グオヤンは「ブルームーンとパラレルワールドのせいだ」と答えました。

グオヤンは自分の中にもう一人の自分が生まれたように感じたと語ります。すると家庭教師は、ストレスの影響だろうと言いました。

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逃げられないチーウェイ

暴力女子チーウェイは満点で表彰された過去が嘘のように、0点のテストを楽しそうにばらまいて大騒ぎするようになりました。

あまりに迷惑なので同級生たちの手で倉庫に閉じ込められたチーウェイのことを、グオヤンはじっと見つめていました。

倉庫からチーウェイを出してあげたグオヤンは、満点を取る秘訣をチーウェイに尋ねます。するとチーウェイはハグを求めてきました。

ふざけた態度のチーウェイに、グオヤンは「ブルームーンを見た」と必死に食らいつきますが、逃げられてしまいました。

もう一人のグオヤン

その夜から、グオヤンはもう一人の自分の行動に悩まされるようになりました。

もう一人のグオヤンは、グオヤンが可愛がっていた子猫がうるさいからと屋根裏に連れて行くように言ったのです。

その後、子猫の一匹ジンジャーは命を落としてしまいました。悲しむ母ユアンを見て、グオヤンは胸を痛めます。

しかし、子猫ジンジャーを毒殺したのはグオヤン自身だったのです。屋根裏に毒入りのエサを置いて……。

母ユアンはグオヤンの行動に戸惑いつつも、成績が上がるのならばそれでいいのだと自分に言い聞かせていました

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グオヤンの変化

グオヤンは帰宅して机に向かいます。その時、台所から水が流れる音が聞こえてきました。

蛇口を閉めにいったグオヤンは、キッチンの隅にあるケージの中で鳴いている子猫を愛おしげに見つめます。

その後、またキッチンから水が流れる音が聞こえてきました。グオヤンが再びキッチンに向かうと、そこには――グオヤンの姿がありました。

亡くなった祖父の葬式で、グオヤンはスピーチをします。満点を取ったテストを掲げると、一族は祖父そっちのけでグオヤンを称えます。

チョン一族の嫁たちは蓮の花を決められた数折るようにと母ユアンに命じます。面倒な作業を母ユアンに押し付けたのです。

シャクナゲの苗木

帰宅したグオヤンは、自分で植えると成績が上がるというシャクナゲの苗木を渡されます。

噴水の中で踊るチーウェイを横目で見つつ、グオヤンはシャクナゲを植える準備を進めました。

その夜――グオヤンはシャクナゲの木を植えました。そしてこっそりと、子猫の遺体を一緒に埋めるのでした。

グオヤンの秘密

次の土曜日、父ジャオンと母ユアンは家庭教師を招いてグオヤンが満点を取った記念の食事会を開きました。

そこで家庭教師は、何匹もいたはずの子猫が1匹だけになっている理由をグオヤンに尋ねます。

「実は、パラレルワールドで猫を殺せば満点を取れる」笑顔でそう語るグオヤンを見て、家庭教師は愕然としました。

グオヤンは笑いながら、猫はいなくなるけれど花になるのだと語ります。家庭教師はグオヤンにはカウンセリングが必要だと感じました。

しかし、母ユアンもグオヤン本人もカウンセリングは勉強を邪魔すると考え、家庭教師の言うことを聞こうとはしませんでした。

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蓮とシャクナゲ

母ユアンは決められた数の蓮の花を折って、亡くなった義父へと捧げます。グオヤンの受験が上手くいくように願ってのことでした。

自信満々で試験会場に向かったグオヤンですが、どこかから猫の声が聞こえてくるため集中できません。

試験会場のスタッフは猫を見つけられなかったため、母ユアンが猫を探すことにしました。

その頃、グオヤンの机の上にはシャクナゲの花が舞い落ちてきていました。グオヤンは降りしきる花を必死で避けます。

シャクナゲの花に悩まされ続けたグオヤンでしたが、父ジャオンにどうだったかと聞かれ「全問正解かも」と満面の笑みを浮かべました。

突きつけられた現実

返ってきた結果は散々なものでした。大学にすら入れるかどうか分からないほどの成績を見て、父ジャオンはグオヤンに暴力を振るいます。

何としても第一志望の大学にグオヤンを合格させるため、グオヤンは塾に通わされることになりました。

グオヤンが問題を解けないとクラス全員が帰れないという連帯責任を背負い、体罰も受け、グオヤンは追い詰められていきます。

グオヤンの成績だけでなく、家の雨漏りが直らないこともあり、両親の仲もどんどん悪くなっていきます。

そんな日々を過ごしている内に、グオヤンの精神は限界を迎えてしまったのでした……。

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ジンクスをもう一度

ある日、グオヤンは満面の笑みを浮かべて塾を後にしました。そして夜の街に出て、猫缶をエサに猫をおびき寄せます。

猫はエサに殺鼠剤が入っていることなど気付かず、おいしそうにエサを食べました。

街を見回っていた人がグオヤンの姿を見つけます。「何してる」と言われたグオヤンは慌てて逃げ出しました。

やっと平静を取り戻して勉強に打ち込めるようになったグオヤンでしたが、そこに警察がやってきます。

グオヤンは警察に補導されました。しかし、母ユアンは祖父の週忌法要の準備で忙しく、父ジャオンは不倫相手とよろしくやっています。

週忌法要とパトカー

グオヤンはパトカーで警察署に向かいます。その一方で、母ユアンはトラックに大量の蓮の花を積んで週忌法要に向かっていました。

その道沿いに立っている建物の屋上には暴力女子チーウェイがいました。チーウェイは屋上の端を危なっかしい足取りで歩いています。

突然、トラックの前に猫が現れました。運転手が慌ててブレーキを踏むと、トラックの上に何かが落ちてきたような衝撃がありました。

落ちてきたのはチーウェイでした。週忌法要に間に合わせるため、母ユアンは人命救助よりも運搬を優先するよう訴えます。

そこにやってきたのは、偶然にもグオヤンの乗ったパトカーでした。母ユアンはひどく驚きます。

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母子の衝突

グオヤンは逃げ出しますが、すぐに捕まってしまいます。グオヤンは「愛されていない」という不満を母ユアンにぶつけました。

その後――グオヤンは動物虐待の犯人として周囲の人から疎まれるようになりました。猫を愛する母ユアンからも……。

母ユアンは唯一残った妊娠中の猫ディンダンを守るため、グオヤンのことを無視するようになったのです。

堪え切れなくなったグオヤンは自傷行為で気を引こうとしますが、母ユアンは「薬を飲みなさい」としか言いません。

愛を求めるグオヤンは、無理矢理に母ユアンに抱きつきました。それでも疎まれたため、グオヤンは最後の手段に出ます。

グオヤンは母ユアンの首に手をかけました。首を絞められて苦しんでいた母ユアンでしたが、子猫の声を聞いて我に返ります。

グオヤンが得たもの

グオヤンと母ユアンがじっと見つめる中、ディンダンは無事に子猫を産みました。

その様子を見つめていた母は、頑なな態度を改めます。ただひたすらに「愛されたい」と願ったグオヤンの気持ちをくんだのです。

ディンダンのケージの前で、グオヤンと母ユアンは抱き合いました。二人の目からは、涙があふれ出ているのでした。

それから一年後――グオヤンはいつも世話になっている修理業者に弟子入りしていました。

慰謝料なしで離婚したため、家計を支えるためにグオヤンが働くことになったのです。しかし、働くグオヤンは楽しそうでした。

グオヤンとチーウェイ

家庭教師が勧めてきた読書を、グオヤンは進んでするようになっていました。

草の上に寝転んで本を読んでいると、チーウェイが母ユアンの作った弁当を食べながら話しかけてきます。

新約聖書を読んでいたグオヤンのふとした問いに、チーウェイは答えます。

「自らの愚かさを心から反省して、謝るように言うわ」

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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