Netflixドラマ『目覚めれば』シーズン1-2ネタバレ感想

Netflixドラマ『目覚めれば』タイトル
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ミヅチ
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こちらにはNetflix独占配信のポーランド製ドラマ『目覚めれば』(原題:『Otwórz oczy』)シーズン1エピソード2のネタバレと感想があります。

記憶回復施設「セカンドチャンス」には月に一度、家族訪問の日があります。ユリアには、おばが会いに来てくれるはずでした。

しかしおばは来ませんでした。落ち込むユリアは、誰も訪問してくれないアダムとの距離を縮めていきます。

そんな中、ユリアは自分がコンサートを開くほどのピアニストだったと知ります。そして、マグダは同じくプロレベルの歌手だったと……。

そして、ユリアは赤毛の少女の幻覚に悩まされるようになります。その頃、施設の地下の装置は不具合を発生させていました。

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主な登場人物・キャスト

ユリア(マリア・ヴァヴレニウク)
アダム(イグナツィ・リス)

パヴェウ(ミハウ・シコルスキ)
シモン(ヴォイチェフ・ドラトフスキー)
イザベラ(クラウディア・コシュチスタ)
ミレナ(ズザンナ・ガレヴィッチ)

ゾフィア・モルスカ先生(マルタ・ニエラドキエヴィッチ)
マグダ(サラ・ツェラー・イェジェルスカ)
赤毛の少女(ポーラ・クロール)
ピョートル先生(マルチン・ツァーニク)
アニエラ(マルティナ・ノヴァコフスカ)

ここから先はネタバレがあります!

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目覚めれば 2話

脳の機能

ユリアは、ヘルメットをかぶった消防隊らしき大人に抱えられて救急車に運び込まれていました。

救急車に乗せられたユリアは、ヤネクという男に話しかけられます。しかしユリアの意識は朦朧としており、返事をすることができません。

医師が注射を準備している様子を見たユリアは、思わず「やめて!」と叫んで身をよじりましたが、抵抗むなしくそのまま注射されてしまうのでした……。

目覚めたユリアは、毎朝流れる昨日までに取り戻した記憶のアナウンスを耳にします。記憶回復施設「セカンドチャンス」の朝が始まりました。

ユリアはまず、昨日襲ってきた女性マグダの部屋に向かいました。マグダは頭に多くの装置をつけて眠っています。

マグダの耳に入っていたイヤホンを取り出してみると、大音量の音楽が流れていました。そこに新任セラピストのピョートル先生がやってきます。

ピョートル先生はマグダを難しい患者だと語りました。マグダは現実と妄想が区別できず、脳の機能も低下しているとのことです。

セカンドチャンスでは脳の機能を更新させるため、しっかり睡眠を取らせたり時には無理にでも安静にさせたり、運動をさせたりしているのです。

ピョートル先生に促され、ユリアは庭へと出ました。するとシモンはこむら返りを起こしたらしく座り込んでいました。

明日は家族訪問の日です。イザベラはアダムに誰が来るのか尋ねましたが、アダムは19年も家族と没交渉なのだと答えました。

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ボイラー室

家族訪問のことを聞かされていなかったユリアは、ジョギングを抜け出してゾフィア先生の部屋へと向かいます。

ゾフィア先生は毎月の第1土曜日が訪問日だと教えてくれました。ユリアのおばさんもやってくるとのことです。

自分は完全に孤独な存在なのではないかと感じていたユリアは、訪ねてくれる人がいることに喜びを感じます。

しかし、おばさんと一緒に暮らせないことにがっかりもしていました。ゾフィア先生は落ち込むユリアを励まします。

そして、ゾフィア先生は箱をユリアに渡しました。その中にドビュッシーの「月の光」の音符を見つけたユリアは、音楽室に向かいます。

ユリアがピアノを弾いていると、イザベラがやってきました。絵が得意なイザベラは、ゾフィア先生から部屋に飾るものを制作するよう頼まれたのです。

「月の光」を演奏する内に、ユリアは妙な感覚に襲われました。何かがうなるような音が聞こえてくるのです。

イザベラはボイラー室の音だと言いますが、ユリアはそういう音ではないと感じていました。

音楽室の下では、謎の機械が音を立てていました。ピョートル先生は機械に支障があると主張しますが、ゾフィア先生は聞き入れません。

ボイラー室には謎の機械があり、その機械を再起動させることで何らかの問題が起きてしまうようでした。

訪問日に備えて、ミレナは入居者たちの写真が入った写真立てを磨いていました。その中に、歌っているマグダの姿がありました。

マグダは、セカンドチャンスの最初の患者だったのです。1年以上前、美声の持ち主であるマグダはコンサートを開くほど元気でした。

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森の中で

自室に戻って眠ろうとしていたユリアは、アダムがシモンとパヴェウを連れて森に行こうとしている姿を見ました。

アダムに誘われ、ユリアも森に向かいます。ダンスが得意なシモンはミュージカルのオーディションを受けることが決まっていました。

そのオーディションに受かれば、18歳になったシモンは独り立ちしてセカンドチャンスを出ていくことができるのです。

アダムは教員から渡される薬――「アムネジオル」と名付けた安定剤を熱していました。そして、十分に温まったそれをストローで吸い込みます。

シモンとパヴェウも同じく熱したアムネジオルを吸いました。すると、彼らは麻薬を吸ったかのようにおかしな挙動を始めます。

彼らと一緒に森から戻る最中、ユリアはまた「カロリナ」と呼びかける女性の声を聞きました。

そして、赤毛のワンピースを着た少女が木の陰から出てきました。ユリアは慌ててアダムたちの元へと走ります。

合流した場所でユリアは墓を見つけました。アリエラ・タナトフスキという女性の墓です。

アリエラの墓には人生とは幻影だと語る詩が刻まれていました。アダムたちは相変わらずアムネジオルでおかしくなっています。

からかってくるアダムたちに向かって、ユリアは「いつまでも出られないわけだ」と捨て台詞を吐いて自室へと戻りました。

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赤毛の少女

訪問日の朝、シモンは体調を崩して吐いていました。そのため、ユリアはアダムと組んで活動することになります。

気まずく感じたユリアに、アダムは軽い調子で謝ります。そして、視覚を封じて触覚を研ぎ澄ませる訓練が始まりました。

布で目を覆ってアダムの顔を触っていたユリアは、その顔が昨日遭遇した赤毛の少女だと感じます。

そして赤毛の女性の顔がドロドロに溶けてきました。ユリアはハッとなって手を離すと、目隠しを取って駆け出しました。

消防隊に運ばれた日の記憶……そして森で遭遇した赤毛の少女……ユリアは建物に入り、入居者の写真を見ていきます。

自分の写真を見つけたユリアは、その写真がおばから送られてきたコンサートの時の写真だとゾフィア先生に聞かされます。

自分の身に何が起きたのか、自分は何者なのか、赤毛の少女は誰なのか――ゾフィア先生は、やはり何も教えてはくれませんでした。

その後、ユリアは音楽室へと向かいます。そこには部屋から抜け出したマグダがいました。すぐに教員たちがマグダを捕まえにやってきます。

マグダは両手が拘束される服を着ています。ろくに逃げることもできないマグダを捕まえた教員は、マグダの首に注射を打ちました。

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家族訪問の日

ユリアはゾフィア先生の部屋へと向かいます。孤児のアニエラがセラピーを受けている最中でしたが、ゾフィア先生は応じてくれました。

ゾフィア先生は、幻覚に支配されているマグダには薬物治療が必要なのだと語ります。そこでユリアは夢のことを語り始めました。

ゾフィア先生はそういう幻覚を抑えるために毎朝薬を出しているのだと語ります。そして、必要ならば追加の薬を飲むようにと他の薬も渡してくれました。

いつものように、ユリアは薬を叩き潰して飲みます。今日はおばがやってくる日……幻覚に悩まされているわけにはいきません。

ユリアは記憶喪失になってから初めて会うおばに少し緊張していました。そんなユリアをイザベラが迎えに来てくれます。

2人とも、いつもと違って念入りに見た目を整えています。ユリアは施設の玄関へと向かいました。

しかし、ユリアのおばはまだ到着していませんでした。ひとり待つユリアの傍に、誰にも訪ねてきてもらえないアダムがやってきます。

皆、家族や親戚が会いに来てくれます。しかしユリアとアダムは孤独でした。そんな2人の距離は、ほんの少しですが縮まりました。

訪問日をキャンセルしたおばから渡された荷物だと言って、ゾフィア先生が以前とは違う箱をユリアに渡してきます。

ユリアは直感していました。写真と同じように、これは最初から持っていたものなのだとうと……。

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幻覚

ゾフィア先生は、親しい人と一緒にいる時に記憶を取り戻してほしかったのだと語りました。

ユリアが箱を開けると、そこには家族と一緒に写っている写真がありました。どうやらキャンプの最中のようです。

ユリアと両親の背後に写った車の中に、赤毛の少女が写っていました。ユリアは必死で少女のことを話します。

しかし、ゾフィア先生は「そんな人は写っていない」と答えます。驚いたユリアがもう一度写真を見ると、少女の姿は消えていました。

幻覚と現実の区別がつかなくなっている――ユリアは一度咆哮を上げると、崩れ落ちるようにしゃがみ込みました。

夜になると、アダムが部屋にやってきました。ユリアはアダムに赤毛の少女のことを打ち明けます。

記憶と共に火事で失われた両親や、会いに来てくれないおばの他に、親しい人がいると思い込みたいのかもしれないと……。

アダムは「この施設はおかしい」と語ります。記憶を失った自分たちに、望む通りの記憶を植え付ける場だと疑っているのです。

しかし、疲れて眠ってしまったユリアにその言葉は届きませんでした。アダムは部屋の電気を消し、自室へと戻っていきます。

その夜、眠っているユリアの手をさする人がいました。その人は――ユリアの幻覚に現れる赤毛の少女でした……。

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ミヅチガタリ

ユリアが度々耳にする「カロリナ」と呼びかける声は、赤毛の少女が発するものだったようです。

赤毛の少女はユリアの前にしか現れないので、ユリアの過去に強い影響を与えた人のようですね。

記憶回復施設「セカンドチャンス」は謎めいた施設ですが、そのプログラムは脳の機能を高めるために組まれていました。

しかし、それも教員が語ること……アダムにとっては「嘘」なんですね。アダムは行方をくらましている間、何かを知ったのかもしれません

1年以上前にはコンサートを開けるほど健康だったマグダも、施設にいる間に幻覚と現実の区別がつかなくなってしまいました。

とりあえず確実なことは、セカンドチャンスには家族を喪ったり見放されたりした才能を持つ人が集められているということです。

ユリアも多くのコンサートを開くほどの実力を持ったピアニストだったようです。しかし、両親を喪ったユリアを引き取る人はいませんでした。

2話で明らかになったのは、施設には謎の装置があり、その装置には不具合が出ていることです。

マグダが正気を失ってしまったり、ユリアが幻覚に悩まされているのは、この装置の不具合が原因なんでしょうか?

赤毛の少女、森の中の墓、麻薬のような作用のある薬、謎の装置……施設に隠された謎は広がるばかりです!

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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