Netflixドラマ『目覚めれば』シーズン1-4ネタバレ感想

Netflixドラマ『目覚めれば』タイトル
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ミヅチ
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こちらにはNetflix独占配信のポーランド製ドラマ『目覚めれば』(原題:『Otwórz oczy』)シーズン1エピソード4のネタバレと感想があります。

警察の事情聴取を受けたユリアは、赤毛の少女こそが両親を喪った火事を起こした放火犯だと確信します。

そんな中、謎の数字が書かれた人形を渡してきたマグダは自殺し、やつれきったシモンはなぜか退所していきます。

幼い少女アリエラに導かれるように地下室に入ったユリアはボイラー室の中に施設のメインフレームがあることを知りました。

ユリアは去り際にシモンが残した言葉を受け、施設の秘密に迫ろうとします。施設が隠していることを知るために……。

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主な登場人物・キャスト

ユリア(マリア・ヴァヴレニウク)
アダム(イグナツィ・リス)

パヴェウ(ミハウ・シコルスキ)
シモン(ヴォイチェフ・ドラトフスキー)
イザベラ(クラウディア・コシュチスタ)
ミレナ(ズザンナ・ガレヴィッチ)

ゾフィア・モルスカ先生(マルタ・ニエラドキエヴィッチ)
マグダ(サラ・ツェラー・イェジェルスカ)
赤毛の少女(ポーラ・クロール)
ピョートル先生(マルチン・ツァーニク)
アニエラ(マルティナ・ノヴァコフスカ)

ここから先はネタバレがあります!

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目覚めれば 4話

赤毛の少女と火事

「カロリナ 目を覚まして」――夜中に目を覚ましたユリアは、部屋の外に誰かがいることに気付きます。

それはいつも見ている赤毛の少女でした。詩を詠むようにぼそぼそとつぶやいた少女は、ベッドの上のユリアに歩み寄ります。

赤毛の少女が腕を振り上げると、その両腕は真っ赤に燃え盛りました。そして、燃える腕がユリアに……。

ユリアは、机の上に置かれた金属製の立方体から手を離しました。記憶回復施設「セカンドチャンス」に、警察がやってきたのです。

ライフ巡査部長とヤナス巡査は、火事が起きた日のことをユリアから聞き出しに来たのです。しかし、ユリアには記憶がありません。

立ち会いのゾフィア先生は、警察にユリアを追い詰めないよう注意します。その中で、ユリアは救急隊員やヤネク医師の記憶を離しました。

しかし、警察が知りたいのは火事の原因でした。放火疑いで捜査している警察は、放火の犯人を捜しているのです。

ユリアは、よく幻覚に現れる赤毛の少女が、火事の際の記憶に残っていることを話しました。青白い赤毛の少女のことを――。

そしてユリアは衝撃的な事実を知ります。火事が起きた時、ユリアは家の外にいたのです。そして両親のいる家には、外から鍵がかかっていました。

ゾフィア先生はユリアに、赤毛の少女は実在しないのだと言い聞かせてきます。しかしユリアには、赤毛の少女は実在すると確信していました。

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アダムの異変、マグダの自殺

朝食を終えたユリアは、教員から渡された薬を飲んだふりをしました。そして食堂に姿を見せなかったアダムの様子を見に行きます。

薬を吐き出したところを幼い少女アニエラに見られてしまいましたが、ユリアは気にせず2階へと向かいます。

教員をやり過ごしてアダムの部屋に向かうと、アダムは頭に電極装置をつけて眠っていました。

突然目を覚ましたアダムは、便器に青い液体を吐き出します。苦しみながらも、アダムはユリアの演奏がよかったと微笑みました。

アダムの部屋にやってきた教員に追い出されたユリアは、赤毛の少女の似顔絵を作るために絵の上手いイザベラに協力を頼みます。

事情を知ったイザベラは、ユリアの言葉をもとにイメージ通りの赤毛の少女を描いてくれました。

似顔絵を自室に持ち帰ったユリアは、ゾフィア先生から渡された施設入所時に預けられた荷物が入った箱を取り出します。

小説「真夏の夜の夢」を開いたユリアは、赤毛の少女がつぶやいていた詩のような一節が書かれていることに気付きます。

風呂に入ろうとしたユリアは、鏡の中で幼い少女アニエラの前でマグダが浴槽に沈み込み、入水自殺する様子を見ます。

ユリアが慌ててマグダの部屋に向かうと、マグダの部屋の扉からとめどなく水が流れ出していました。

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マグダの人形

ユリアが見た通りのことがマグダの部屋の中で起こっていました。浸水によりショートを起こし、施設内は停電になります。

金属製の立方体がマグダの部屋の中にもありました。教員たちが集まる横で、幼い少女アニエラがしゃがみ込んでいます。

部屋を追い出されたユリアは、部屋の外に集まっていたイザベラたちにアニエラがいると伝えます。

しかし、イザベラたちはアニエラの姿を見てはいませんでした。ユリアの、アニエラが犯人かもしれないという言葉は茶化されてしまいます。

イザベラの部屋を出たユリアは、点滅を繰り返す電灯の中で立ち尽くしていました。そんなユリアの姿を見て、ミレナは目を伏せます。

自室で目を覚ましたユリアの前に、ゾフィア先生がいました。そして、壁に貼られた赤毛の少女の似顔絵に気付きます。

ゾフィア先生は似顔絵を見て、ユリアにそっくりだと語ります。似顔絵を警察に渡そうと思っていたユリアは動揺します。

ゾフィア先生が去った後、アニエラがユリアの部屋を訪ねてきました。そして、一瞬の隙をついてマグダからもらった人形を奪い去ります。

すぐにアニエラを追いかけたユリアは、そもそもマグダの人形はアニエラの持ち物だったことをイザベラから教えられました。

アニエラは人形を地面に叩きつけながら、けんけんぱをして遊んでいました。「51,63,82,19」と書かれた枠を使って……。

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ブラックボックス

施設の前に黒い車が停まりました。その中に、マグダの遺体らしきものが運び込まれます。

ふと目を離した瞬間に、人形を持ったまま幼い少女アニエラが地下室に飛び込んでいきました。ユリアは慌てて後を追います。

地下室に飛び込んだユリアは、シートを被せられた人々が安置されていることに気付きます。

するとそこに、ゾフィア先生とピョートル先生が現れます。ピョートル先生がゾフィア先生を責め立てていました。

「やらねば取り返しがつかなくなる」「タナトフスキの娘を入れた君が言うな」「アダムの逃亡でご破算だ」

2人がボイラー室を開けるところを、ユリアは目撃しました。中にある謎の機械の存在をユリアは知ります。

亡くなる直前、マグダは「ブラックボックス」について語っていました。マグダはボイラー室の謎の機械に気付いていたのです。

ユリアに機械を見せたことで満足したのか、アニエラは人形をユリアに手渡して去って行きました。

その直後、ユリアは退所が決まったシモンを見かけます。すっかり弱弱しくなってしまったシモンは、ユリアを見つけて近寄ってきました。

トイレに行くと理由をつけて、シモンはユリアに近寄ってきました。「ここから逃げろ。殺されるぞ」

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ボイラー室へ

シモンを救えないと知ったユリアは、せめてアダムだけでも救おうと施設中を探して回りました。

アダムは、マグダが亡くなったことも知りませんでした。もちろん、シモンの退所についても……。

顔色がよくなったアダムに、マグダの言ったブラックボックスは地下にある謎の機械――施設のメインフレームだと、ユリアは語ります。

そして、火事を起こした赤毛の少女が自分なのではないかと悩んでいることも……。アダムはフッと笑い、ユリアへの協力を申し出ました。

ユリアとアダムは機械に詳しくないため、ゲーマーのパヴェウを巻き込むことにします。パヴェウはあっさり乗ってきました。

教員たちに見つからないよう、3人はこっそりと地下室へと向かいます。懐中電灯で照らしながら、明かりのない通路を進んでいきました。

入り組んだ廊下を進んでいった先には、バーコードがついたシートに覆われた大勢の人が横たわっていました。

アダムは「死体安置所だ」とつぶやきます。しかし彼らの上に乗ってしまったユリアは知っていました。彼らは生きているのです。

奥に進むと、ボイラー室がありました。マグダの人形を取り出したユリアは、そこに書かれた数字を打ち込みます。

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メインフレーム

ボイラー室の中には、施設のメインフレームがありました。パヴェウはケーブルとゲーミングPCをケーブルで繋ぎます。

冷えたボイラー室の中でパヴェウはメインフレーム内のデータを取り出していきます。すると、メインフレームが赤く光り始めました。

教員たちが持つ金属製の立方体に警報が伝えられ、続々と教員がボイラー室へと集まってきます。

それを知らぬまま、パヴェウはデータを見ていきます。「ユリア」「パヴェウ」――データは出てきません。

「アダム」と入力すると、アダムとは似つかない別人が出てきました。混乱するパヴェウに、ユリアは告げます。

「カロリナよ」――自分の本当の名前はカロリナなのかもしれないと思ったユリアは、カロリナ・ウィニアレクというデータに辿り着きます。

カロリナのデータには、ユリアの写真がありました。生年月日もユリアと同じです。ユリアの疑念は確信に変わりました。

そこにゾフィア先生とピョートル先生が飛び込んできました。メインフレームに接続したことを知り、ピョートル先生は怒ります。

「ユリアじゃない。カロリナだった」そう語るユリアに、ゾフィア先生は「そうかもね」とつぶやくのでした……。

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ミヅチガタリ

ピアノコンサートの途中で倒れてしまったユリアは、回復した途端に警察の事情聴取を受けることになりました。

記憶喪失になっているというのに、警察はユリアに対する気遣いを見せません。むしろ、犯人を相手にするかのように厳しく問い詰めます

それもそのはず――ユリアは自宅が火事になった時、なぜか家の外にいたのです。両親は外から鍵のかかった家の中にいたのに……。

赤毛の少女が犯人かもしれないと思ったユリアは似顔絵を作りますが、その顔はユリアにそっくりでした。

放火犯は赤毛の少女。赤毛の少女はユリアにそっくり。つまり両親を殺したのはユリア自身……。

ユリアの心が不安定になる中、マグダが入水自殺を図ります。しかも、その直後にやつれきったシモンが退所していきます。

アニエラの導きにより施設のメインフレームに辿り着き、大勢の眠らされた人々を見つけたユリアは強硬策に出ます。

マグダやシモンを救えなかった後悔を引きずっているユリアは、何としてもアダムだけは救いたいと思ったのでしょう。

パヴェウの力を借りてメインフレームにアクセスしたユリアは、本当の名前がカロリナだったことを知りました。

なんとなくですが、ユリア――カロリナは、池で溺死したアリエラ・タナトフスキの娘なのかもしれませんね……。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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