こちらにはNetflixで毎週配信中の韓国ドラマ『mine』シーズン1エピソード9「悪魔と祝杯を」のネタバレと感想があります。
主な登場人物・キャスト
ソ・ヒス(イ・ボヨン)
チョン・ソヒョン(キム・ソヒョン)
イ・ヘジン/カン・ジャギョン(オク・ジャヨン)
キム・ユヨン(チョン・イソ)
ハン・ジヨン(イ・ヒョヌク)
ハン・ハジュン(チョン・ヒョンジュン)
ハン・ジノ(パク・ヒョックォン)
ハン・スヒョク(チャ・ハギョン/VIXXエン)
あらすじ
「カデンツァ」で起きた殺人事件の被害者はヒョウォン・グループを率いる財閥ハン家の次男ジヨンでした。
次男ジヨンが会長ソクチョルの子ではなく、愛人キム・ミジャと別の男の間に生まれた子であることが明かされました。
ソクチョルがジヨンに帝王学を施さなかったのは愛人の子だからではなく、ソクチョルの血を継いでいない子だからだったのでしょう。
ソクチョルの遺言が発表され、長男ジノも次男ジヨンも跡継ぎ候補から外されました。まだ若いジノの息子スヒョクが跡継ぎに指名されます。
その騒動でハン家と世間が大騒ぎする中、長男の妻ソヒョンと次男の妻ヒス、そして次男の息子ハジュンの実母ヘジンは動き出しました。
3人は結託し、人でなしの次男ジヨンから妻ヒスと息子ハジュンを遠ざける計画を実行し始めます。
ヘジンは実子ハジュンを取り返したいと訴状を送り、続けて次男ジヨンを訴えるという行動にも出ました。
その一方で、大きな事件が起きました。会長の妻スネが秘密の部屋を発見した流れで長男ジノに大怪我を負わせます。
また、次男ジヨンはストレス発散に通っていた地下闘技場で参加者を煽った末に死者を出してしまいます。
死者が弟で対戦相手が兄だったため、ジヨンは恨みを買ってしまいます。追い込まれたジヨンは、手始めにヘジンの首を絞めました。
たまたまヘジンを訪ねてきたヒスは、ジヨンの暴挙に気付き必死で止めます。ジヨンは意外な場所に現れたヒスに驚くのでした。
ミヅチガタリ
ジヨンが強過ぎるコンプレックスを抱えている理由は愛人の子だからではなく、ハン家の血を継いでいないからだったんですね。
長男ジノや長女ジニは分かりやすく会長の妻スネの特徴を受け継いでいる……というところでミスリードされていたんですね!
ジヨンのヤバさは会長ソクチョルから受け継いだものではなかったわけです。この先に本当の父親の話が出てくることを期待してます。
長男の息子スヒョクが後継者に指名され、ジヨンはさらに荒れてしまいました。そこで余計な事件を起こしてしまいます。
ジヨンは経営者として外面はいいんですが、それを演じるための対価が大き過ぎるんですよね~。
ヘジンからの訴えも、闘技場で闘った兄からの訴えも、ジヨンの自業自得です。しかしジヨンは反省することなく、次の行動に出ました。
ヘジンを殺そうとしたジヨンを止めるため、ジヨンの妻ヒスは、ヘジンと繋がっていることを明かしてしまいました……。
ヒスが危うくなれば、繋がっている長男の妻ソヒョンの立場も危うくなります。ジヨンとソヒョンの戦いが激しくなりますね!
mine 第9話 悪魔と祝杯を
殺されたのは……
ハン家の本家「カデンツァ」で起きた殺人事件で亡くなったのは、会長ソクチョルの愛人キム・ミジャが産んだ次男ジヨンでした。
ジヨンが生まれる前――「私のお腹には別の人の子どもがいます」と告げたミジャに、ソクチョルは自分の子として育てることを誓います。
ミジャが幼いジヨンに対してこぼした「あなたは生まれるべきじゃなかった」という言葉は、それを受けたものだったのです。
カデンツァの攻防
殺人事件の数十日前――ジヨンと跡継ぎ争いをしている長男の妻ソヒョンは、家庭教師ジャギョンを本家「カデンツァ」に呼び出しました。
それを知ってカデンツァに乗り込んできたジヨンは、妊娠中の妻ヒスには真実を知られたくないとヒスの退席を求めます。
そこでヘジンはハン家で育てられている実子ハジュンを取り戻すと宣言しました。ヒスは大声を上げて抵抗します。
ジヨンを差し置いて、実母ヘジンと継母ヒスが睨み合います。ジヨンは冷たい顔でヘジンの腕を掴み、食堂の外に連れ出しました。
「あの時、殺しておけばよかった」ジヨンがそう言い放った次の瞬間、長男ジノがカデンツァに帰宅します。
全ての事情を知っているジノは、揉めているジヨンとヘジンを見てニヤリと笑い、カデンツァを後にするジヨンを見送りました。
その頃、食堂に残っていたソヒョンとヒスに電話がかかってきていました。会長ソクチョルの遺言を公開すると……。
妻スネへの遺言
ハン家の全員に遺言状が届けられました。個人に宛てて一通ずつ記された遺言状を読み、様々な感情が生まれます。
会長ソクチョルは遂に愛することのなかった妻ヤン・スネに城北洞(ソンブクドン)の邸宅と故郷の土地を贈ります。
自らの死後、妻が心穏やかに過ごせるようにと気遣いの言葉を残しながらも、その本心をスネは見抜いていました。
ハン家の主のように傲慢に振る舞い、悠々自適な生活を送ることをソクチョルは許さなかったのだと……。
長男一家への遺言
長男ジノにはホテルの経営を任せたけれど適任ではなかったと告げ、大学院の学費を支援すると会長ソクチョルは書き残していました。
ソクチョルは、ジノをヒョウォン・グループの経営者の座から降ろし、ヒョウォンに関わらない形で生きる道を探せと突き放したのです。
その一方、ジノの妻ソヒョンには責任と品位を守り続けたことを称え、ヒョウォン電子の株すべてと、ヒョウォンE&Mの経営権を譲ります。
ソヒョンが嫁いできた頃から、ソクチョルはソヒョンを跡継ぎ候補として見ていました。ソヒョンはその期待に応えたのです。
長女ジニへの遺言
長女ジニには、ヒョウォン・ベーカリー社長としての責任感の強さを称えてベーカリーの株全てを贈りました。
会長ソクチョルはジニがパワハラ騒動で退任する前に意識を失いましたが、ジニの悪い兆候には気付いていたようです。
ベーカリーの株を譲る条件として、定期的なカウンセリング受診を挙げました。遺言書を読んだジニは笑うしかありません。
次男一家への遺言
次男ジヨンの妻ヒスへの遺言では、継子ハジュンとの将来のためにヒョウォン物産の株3万株を譲ると書いてありました。
ヒスはハジュンを連れてハン家を出る計画を立てていたため、会長ソクチョルからその道を潰されたと知り愕然とします。
次男ジヨンには、愛せなかったことを謝罪すると共に、社会奉仕活動に励んで愛することと愛されることを学ぶよう諭します。
会長ソクチョルは、ヒョウォン・グループの次期会長の座を狙うジヨンの企みに気付いていたのか、ヒョウォン学院の理事の座を譲るのでした。
ソクチョルは自分の子でないジヨンを帝王学から遠ざけるだけでなく、会長の座を狙えないように経営者の立場までもを奪ったのです。
ヒョウォンの後継者
会長ソクチョルがヒョウォン・グループの後継者に選んだのは、次男の息子スヒョクでした。30歳になったら会長の座に就くよう指示します。
そしてソクチョルが持っている30万8000株の内、半分に近い15万株がスヒョクに贈られました。残り半分は国内の基金に寄贈されます。
ヒスの誓い
長男ジノと次男ジヨン、そして後継者を指名されたスヒョク本人は会議室にて遺言を聞きました。それぞれに戸惑いが生まれます。
遺言の内容を知ったジヨンの妻ヒスと仲がいいメイドのスヨンは、ジヨンが後継者候補から外されたことを心配します。
ヒスは「悪人が権力を握ってはダメなの」とスヨンに語りました。その一方で、遺言に逆らってでも継子ハジュンと家を出ると決心します。
ユヨンの恋の行方
メイドたちにスマホが返却されました。そこで長男の息子スヒョクと恋人になったばかりのハウスガイドのユヨンも遺言の内容を知ります。
後継者として正式に指名を受けたスヒョクに計画的に近付いたのではないかと、周りのメイドたちは声高に噂話を広めます。
そんなユヨンに、スヒョクの母ソヒョンは「シンデレラの呪縛と闘うことになる」と告げました。
以前のように交際をやめろと迫るのではなく、スヒョクと付き合い続けるのならば偏見と闘う覚悟を持てと諭したのです。
ユヨンはそんなソヒョンの言葉に驚きながらも、微笑んで頷きました。他人からの攻撃に耐える覚悟を決めて……。
ジノの気持ち
意識不明状態が続いている会長ソクチョルの病室に入った会長の妻スネは、病室にある金庫の暗証番号を破ります。
それはソクチョルが愛し続けた愛人ミジャの生年月日でした。妻スネは怒りながらも、金庫に隠されていたソクチョルの部屋の金庫の鍵を取り出します。
その頃、ソクチョルの金庫の下に隠された秘密の部屋では長男ジノが祝杯を挙げていました。せめて次男ジヨンが継がなくてよかったと……。
そして次に、出来の悪いジノに学び直すことを指示したことへの反抗として1杯……さらに、息子スヒョクの後継者就任を祝してボトル一本……。
ジノは感謝と怒りとで複雑な気持ちになりながらも、何かから解放されたようにすっきりとした顔をしていました。
ミジャの本心
次男ジヨンは後継者から外されたストレスを発散するため、地下闘技場へと観戦しに出かけました。
「殺せ!」「殺せ!!」体ひとつで闘い合う男2人に、ジヨンは何度も叫びます。その声に応えるように闘いは激しくなっていきました。
「ハン家の子だったら私たちの人生は変わってたはず。こんなことなら生まれてこなければよかった」ジヨンは母ミジャの言葉を思い出していました。
ジニのカウンセラーは……
長女ジニは、シスター・エマに電話をしていました。カウンセリングを受けるのが条件となり、シスター・エマを頼ったのです。
ハン家専属のカウンセラー扱いされてスケジュールがいっぱいになっているシスター・エマは、怒りを露わにして電話を切ります。
怒りを抑えながら頼み込んでいたジニは、一方的に電話を切られて怒るかと思いきや、むしろ「気に入ったわ」と笑うのでした。
秘密の部屋を知ったスネ
会長ソクチョルの部屋の金庫の鍵を盗み出した会長の妻スネは、金庫を開けてブルーダイヤのネックレスがなくなっていることに気付きます。
しかし金庫に下りた時、別のことに気付きました。秘密の部屋で長男ジノがレコードをかけっ放しにしていたのです。
ジノは酔っ払って眠り込んでしまったのです。そんなジノに気付かないまま、スネはソクチョルと愛人ミジャの写真が入った額縁を叩き割りました。
額縁のガラスの破片は、会長の座を引き継いだジノへと飛んでいきます。スネは息子に怪我をさせたことに気付き短く悲鳴を上げました。
あちこちで起きる問題
主任メイドはジノが怪我をして病院に運び込まれたことを隠そうとしますが、ジノの妻ソヒョンは隠さないようにと指示します。
その後に起きるもっと大きな騒動の布石とするため、ソヒョンはこの事故を利用しようと考えたのでした。
その頃、次男ジヨンには電話がかかってきていました。地下闘技場の責任者は、昏睡になった男のことをジヨンに相談します。
今回、地下闘技場で闘っていた男2人は兄弟だったのです。ジヨンは知ったことかという態度で、金で解決するように告げました。
兄弟が昏睡状態になったことで、闘技場で勝った男は怒りを滲ませています。闘技場の責任者は、どうしたものかと悩むのでした。
ソクチョルへの怒り
頭に怪我を負って入院することとなった長男ジノに付き添った会長の妻スネは、怒りのままに会長ソクチョルの病室へと乗り込んでいきました。
愛人ミジャへの想いを地下の秘密の部屋に隠し続けていた夫に向かって、スネは拳を振り上げます。そして力の限り叩きました。
体を何度も叩かれたことで、ソクチョルの心拍は乱れます。その影響か、スネの去って行った病室ではソクチョルの指がかすかに動くのでした。
スジの絵画
長男の妻ソヒョンと次男の妻ヒスは、連れ立ってソ・ジンギョンのギャラリーにやってきました。
ソヒョンとチェ・スジがかつて付き合っていたことを知らないジンギョンは、よい作品としてスジの絵画を勧めてきます。
ソヒョンはヒスに、スジの作品を贈りたいと思ったのです。偏見と戦うことを選んだヒスにはぴったりだと考えたのです。
同性愛者であるスジは、偏見と戦う苦しみを作品へと昇華していました。その作品がヒスの助けになると思ったのでしょう。
ヒスは、何の資料も見ずに連作のタイトルを挙げていくソヒョンを不思議に思いながらも、その想いに感謝するのでした。
真実を知ったヘジン
ソヒョンは、次男ジヨンの元恋人であり、ジヨンの息子ハジュンの実母であるヘジンに真実を告げていました。
ヘジンを死んだことにしようと企んだのは、ハジュンを取り上げた会長の妻スネではなく、次男ジヨンなのだと……。
ソヒョンは、復讐するならばすべてを仕組んだジヨンだけを対象にするようにとヘジンを諭しました。
ヘジンは乗馬をして心を落ち着けようとしますが、できませんでした。残酷な真実を知り、ヘジンの目からは涙が零れます。
動き始めるヒス
分家「ルバート」に帰宅したジヨンに、妻ヒスは語りかけました。嘘をつき続けると、それが真実になるのだと……。
そして、ジヨンを許してはいないことを打ち明けました。そして、許して欲しいのならば継子ハジュンを守ることに協力するよう語ります。
ヒスは流産したことを隠したまま、妊娠継続を偽ります。ジヨンはヒスに疑いを持ちながらも、協力すると申し出ました。
女同士の仲
長男の妻ソヒョンは、ヒョウォンE&Mの後継者となったことや、息子スヒョクが後継者に指名されたことを祝われます。
しかし周囲の女性陣は内心面白くないようで、順当に次男ジヨンが跡を継がなかったことへの疑問を口に出すのでした。
その頃、ジンギョンはイルシン会で共に聖書の勉強会に参加している女友達をカフェに呼び出していました。
その中のひとりジャスミンは、経営者を名乗る男と不倫をしています。ジャスミンは、夫が先に不倫したと開き直っていました。
スネの兄の死
会長の妻スネの兄が亡くなり、ハン家の人々とジンギョンに連絡が行きました。愛人であるジンギョンも葬儀に向かいました。
スネの兄の本妻は、愛人ジンギョンが本妻よりも多く遺産を相続したことに怒り、ジンギョンの頬を叩きます。
その一方で、会長ソクチョルの意識が12秒戻ったことで回復の見込みが出てきました。ハン家の人々はソクチョルの病室に集まります。
母子のすれ違い
後継者の氏名を受けた長男の息子スヒョクでしたが、ヒョウォン・グループ会長の座には就きたくないと考えていました。
恋人ユヨンを失いたくないだけだろうと叱る継母ソヒョンに、スヒョクは気持ちを聞いて欲しい、幸せを願って欲しいと訴えます。
しかしソヒョンは何も答えないまま、涙ぐむスヒョクを放って立ち去るのでした。
ジヨンの悪夢
次男の妻ヒスは、ベッドでデビュー当時の事務所社長が映画を製作するため、その台本に目を通していました。
女優を辞めると約束したはずだと問う夫ジヨンに、ジヨンも結婚時の約束をひとつも守っていないとヒスは反論します。
ヒスはジヨンの話を遮り、ベッドに潜り込みました。しかし眠ることはできず、真っ暗な中で誰もいない庭に出ます。
何かの鳴き声を耳にしたヒスがプールに向かった頃……ジヨンはヒスの不在に気付いて寝室から出ていました。
そこに猟銃を構えたヒスが現れます。ヒスはジヨンに銃口を向け、引き金を引きました。ジヨンは床に倒れ込みます。
ヒスが高笑いを上げていると、その声が別人のものに変わっていきました。ジヨンが目を上げると、そこにはヘジンがいました。
――ジヨンは飛び起きます。隣を見ると、ヒスが背を向けて眠っていました。ジヨンは深い溜息をつきながら寝室を出ます。
ヒスが眠ってはおらず、動向を探るように目を開けたことにも気付かずに……。
離婚と引き渡し
ヘジンはというと、法律事務所「キム・ナムテ」を訪ねていました。それを知ってか知らずか、長男の妻ソヒョンも次男の妻ヒスも普段通りの朝を迎えます。
ヘジンは弁護士に、18ヶ月の息子を奪われたから訴訟を起こしたい、相手はヒョウォン・グループの次男だと話しました。
その朝、長女ジニの夫が本家「カデンツァ」の食堂を訪れました。ハラスメント気質のジニに耐えかねたのです。
しかし会長の妻スネは離婚を認めませんでした。さらに、浮気をしているジニの夫にも否があると語ります。
キム弁護士はヘジンに面会交流権を求めるよう勧めますが、ヘジンは何としても取り返したいのだと語ります。
なぜ大手ではなく個人事務所にと尋ねられたヘジンは「銃が撃てなければ手榴弾を投げそうだから」と返すのでした。
訴訟について
次男ジヨンと妻ヒスも食堂に現れました。そこでヒスは、ヘジンが実子ハジュンの引き渡し裁判の申し立てをしてきたと話します。
ヒスは、ヘジンがハン家の名を汚したいのだろうと語ります。長女ジニのパワハラ報道、会長ソクチョルの孫たちの婚外子報道に続けて……。
会長の妻スネが不名誉な記事だけはと言ったため、長男の妻ソヒョンは実子を守るために表沙汰にはしないだろうと返します。
ヒスは6年間育ててきた継子ハジュンを守ることを誓い、ソヒョンはそれを支えると宣言しました。
そこでジニは、ハジュンのことばかり話すヒスに疑問を投げかけます。妊娠中なのに、なぜ継子のことばかり話すのかと……。
ジニの話を遮るように、ソヒョンはメイドに食事を運ばせました。妊娠初期の体に必要な食材で作ったスープが運ばれてきます。
ヒスが流産していることを聞き出した主任メイドが目を泳がせる中、朝食の時間は穏やかに過ぎていくのでした。
孫たち
ヒスは、チェ・スジの連作の最終作品「No.5 壊せ 勝つまで」を分家「ルバート」の壁に飾りました。
ヒスはジヨンに向かって、継子ハジュンに様々な境遇の人がいることを教えたいと語ります。母親がいない子、父親がいない子……。
その頃、ハウスガイドのユヨンは翌日に休暇を取りたいと申し出ていました。主任メイドは即座に長男の妻ソヒョンに報告します。
息子スヒョクとユヨンがデートすると聞いたソヒョンは、ソンテ執事に2人を尾行するよう指示しました。
チェ弁護士
次男の妻ヒスは顧問であるチェ弁護士に、解雇した弁護士の名前を教えるよう迫りました。チェ弁護士は簡単に応じます。
17年間に渡り会長ソクチョルの弁護士を続けてきたチェ弁護士は、ソクチョルが期待していない次男ジヨンよりもお気に入りの妻ヒスを尊重していると語ります。
しかしその後、長男の妻ソヒョンのところに向かったチェ弁護士は、ヒスの申し出のことをありのままソヒョンに打ち明けました。
チェ弁護士はヒスの味方なのではなく、ソクチョルが後継者候補としてきたソヒョンの味方なのです。ソヒョンはヒスの申し出を許可しました。
2通目の訴状
城南(ソンナム)地方裁判所から次男ジヨンへの訴状が届きました。ジヨンは訴えを起こしたヘジンに電話しますが、もちろん出ません。
ヒスは、ヘジンと戦うのは継子ハジュンの母親である自分だと語ります。弁護士の選任から全て任せて欲しいと言いました。
ジヨンはヒスを信じ切れないようですが、ヒスとの婚姻関係を続けるために機嫌を損なうわけにはいかず、ヒスに従いました。
息苦しくなったヒスは、ソンテ執事を呼んで部屋の酸素濃度を上げます。ヒスは酸素の濃い空気を吸い、チョコレートを口に含みました。
ソヒョンとスジ
長男の息子スヒョクとその恋人でハウスガイドのユヨンはデートに出かけ、キムパやトッポギなど庶民的な味を楽しみました。
その頃、秘書から無名の画家の絵を勧められた長男の妻ソヒョンは、その画家の絵を展示しているスタジオA9を訪ねました。
実際の絵を目にしたソヒョンは、チェ・スジとの美しい思い出に浸ります。そこにやってきたのは、スジその人でした。
スジはかつての恋人ソヒョンと再会したいがため、名前を明かさずにソヒョンとの思い出にまつわる絵を描いたのです。
画家として大成したスジに、本当は昔のままで変わっていないのだとソヒョンは打ち明けます。強がっているだけなのだと……。
絵を描くのが好きだったソヒョンでしたが、スジと別れてからは描けなくなりました。「私にとって絵はあなたよ」
ソヒョンはスジを愛する代わりに、絵画を鑑賞してきたのです。ソヒョンは立ち去ろうとしますが、スジに止められました。
ジヨンとヘジン
次男ジヨンに、地下闘技場で勝った男から電話がかかってきました。負けて昏睡状態になった弟が死んだと、男は語ります。
その頃、ヘジンは泊まっているホテルに戻ってきていました。部屋の電気が点かずに首を傾げていたヘジンは、違和感に気付きます。
隣の部屋から出てきたのはジヨンでした。ジヨンはヘジンに襲いかかります。「君のせいで全て失った。消えてくれ」
ジヨンはヘジンの首をその手で絞めていきます。そこにやってきたのはジヨンの妻ヒスでした。
ドアフォンに応じないヘジンを心配したヒスは、ヘジンのスマホに電話をかけます。着信音は部屋の中から聞こえてきました。
ヘジンは必死でドアの外のヒスに呼びかけます。ヒスは夫ジヨンがヘジンを襲っているのだと勘付き、ジヨンにやめるよう呼びかけるのでした。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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