こちらにはNetflixで独占配信中の韓国ドラマ『再婚ゲーム』エピソード5のネタバレと感想があります。
主な登場人物・キャスト
ソ・ヘスン(キム・ヒソン)
イ・ヒョンジュ(イ・ヒョヌク)
チン・ユヒ(チョン・ユジン)
チャ・ソクジン(パク・フン)
チェ・ユソン(チャ・ジヨン)
あらすじ
ソ・ヘスンは超富裕層のバツイチ社長イ・ヒョンジュの息子ジュノの家庭教師となりました。
ヘスンの復讐相手であるチン・ユヒはヒョンジュとすぐに体の関係になりデートを重ねるも、どこか距離を詰め切れずにいます。
3人が会員となっている超富裕層向けの結婚相談所レックスの代表チェ・ユソンは、裏取引の相手コ・エランのために動き始めました。
エランの娘チョン・ミジンに最高の結婚相手を演じる術を教えてきたチェ代表は、ヒョンジュがユヒに不満を持ち始めたことを見抜きます。
一方、ヘスンがヒョンジュに近付いていると知ったユヒは、ヒョンジュにヘスンが男をたぶらかす悪女だと吹き込みました。
チェ代表の指示通り、ミジンは賢い女を演じてヒョンジュから結婚相手に相応しいと思われつつ、ヒョンジュの母親とも親しくなろうとします。
ヘスンはユヒの嘘に踊らされたヒョンジュと仲違いするも、家族たちに叱られて心から謝罪してきたヒョンジュを許します。
特にジュノとは仲良くなり、ヘスンはジュノの「母親に会いたい」という秘めた思いを共有するまでになりました。
ジュノが母親に会いたいと思いながらも躊躇っている頃、ユヒは冷めてしまったヒョンジュの気持ちを煽りに行っていました。
そうして、ヒョンジュの家の地下室でヘスンとユヒは再会しました。ヘスンの強烈な復讐心は、ヘスンとヒョンジュしか知らないのです……。
ミヅチガタリ
ユヒは余裕たっぷりな態度でいながらも、もしかしたら自分の知らない証拠があるのかもと思っているのか、はっきりとした行動には出ません。
しかし、今回ヘスンに言うことを聞かせるため、わざわざヘスンの家を競売にかけるという大胆な手に出ました。
それがヘスンの復讐心を爆発させてしまいます。ただ亡き夫カン・ナムシクの真実を知ってほしいというだけの思いだったのに……。
ヘスン自身だけではなく娘ミジンの人生も壊そうとしたユヒに、ヘスンはより強烈な復讐をしようと誓ったのです。
子持ちの獣に近付いてはならないと言われていますが、まさにその通りですね。子どもに手を出す相手は破滅させてしかるべきと考えるのですから……。
元恋人であるヘスンへの想いを引きずり続けるチャ・ソクジン教授は、ヘスンの娘ミンジに近付きます。
ヘスンはヒョンジュの息子ジュノと仲良くなり、ソクジンはヘスンの娘ミンジと仲良くなり――妙な三角関係が出来上がりつつありますね。
チェ代表のサポートを受けているミジンが一番有利なのですが、ミジンがジュノの心を掴めるとは思えないですよね……。
とはいえ、ヘスンの復讐が果たされるためにはユヒが幸せを掴む直前まで進まなければなりません。
もしかしたらヒョンジュが復讐に手を貸してくれるのでしょうか? 気高いミジンはそれを許すのでしょうか……?
再婚ゲーム エピソード5
家庭教師
“スーパーブラック”と呼ばれる超富裕層の中でもトップクラスに鎮座するバツイチの社長イ・ヒョンジュは、夜中に自宅へと戻りました。
「ジュノ君のお父様? はじめまして。今日から家庭教師を務めます、ソ・ヘスンです。」
自宅にいるはずのない女性が出てきて驚くヒョンジュでしたが、中学生の息子ジュノの家庭教師だと聞き挨拶を交わしました。
ヒョンジュは仮面パーティーでそっけない態度を取りながらも自分を指名したチン・ユヒと、親しい間柄になっていました。
しかし、会いたがるユヒに対してヒョンジュは仕事が忙しいからと、あっさり断ってみせます。
ヒョンジュは、どこかで見たような顔の女性が家から出てきたことに引っ掛かり、母親に事情を尋ねます。
ヒョンジュの疑問に母親は、国内トップレベルである韓国大学の学長から推薦された人なのだと答えるのでした。
翌日、超富裕層向けの結婚相談所レックスではヒョンジュとユヒの交際のことが議題に上ります。
ユヒの担当コンシェルジュである若手のキム・ジソンは自信満々に二人の交際は順調だと答えますが、代表のチェ・ユソンは違う考えでした。
「チョンさんにシークレット会員のエステを」
上手くいかない
ヒョンジュに指定されたジュエリーショップに出向いたユヒは、店員から2カラットのダイヤモンドをあしらったプラチナリングを渡されます。
その後ヒョンジュとユヒは2回目の食事会を開きます。ユヒは楽しそうに旅行の計画を立てると話していますが、ヒョンジュは浮かない表情でした。
その頃ヘスンは、韓国大学で新しく設立される“最高経営者養成課程”に入るための話し合いに向かっていました。
本来は、神話学担当で特任教授のヘスンが入れる場ではありません。しかし学生時代の元恋人のチャ・ソクジンが力添えをしてくれるのです。
学部主任と女性教授チョン・ミジンが話している部屋に入った時、ヘスンとミジンは顔を見合わせて驚きます。
ヘスンとソクジン、ミジンは仮面パーティーで会っていました。ミジンはヘスンが気に食わないようで、すぐに席を外します。
ヘスンも、教授であるソクジンのおまけとして扱われていることを感じて不快感を表すのでした。
その夜、デートを終えたヒョンジュが帰路につこうとしますが、ユヒが勝手に運転手を帰らせてしまっていました。
ユヒはヒョンジュとの仲をより深めたいのです。しかし、仕事に支障の出ることを平気でしてくるユヒに、ヒョンジュは不快感を覚えるのでした。
悪女の囁き
「医師が不足してるって聞いたんだ。医療費もかさむでしょ。祖父みたいな名医になって役立ちたい」
ヒョンジュの息子ジュノは、無医村で働いていた祖父を尊敬していました。そのため、経営学を学んでほしい父に従うつもりはないようです。
ジュノの話を聞いたヘスンは、まだ幼さを残すジュノがしっかりと自分の将来や国の未来を考えていることに感心しました。
ヒョンジュに付き添って家にやってきたユヒは、家庭教師を終えて帰ろうとしているヘスンの姿を見かけます。
ユヒは焦りを顔に出さないようにしながら、ヘスンが仮面パーティーの“アテナ”だと教えました。
「次はあなたね。彼女、有名なの。金持ちの男性を惑わし財産を奪うって。罠に落ちた人が大勢。――家庭教師? わざと近付いたのかも」
ヒョンジュは不快そうな顔をして、家に入っていってしまいました。ユヒが車内から様子を伺っていると、ヘスンが戻ってきます。
ヒョンジュはヘスンが忘れて行ったスマートフォンを手渡すと、どういうつもりで近付いたのかと問いただします。
「私にも大切な子どもがいます。その子が恥じるマネはしない。試験の後に辞めます」
きつく問い詰められてショックを受けながらも、ヘスンは持ち前の気の強さでヒョンジュに言い返したのでした。
悪女は踊る
「いい? 忘れないで。あなたの夫はレイプ魔で、私は被害者なの。手を引かなきゃ慰謝料を請求する。あなたと娘が暮らせてるのは私のおかげなの」
怒り狂ったユヒは、またしても邪魔をしに現れたヘスンに忠告します。ヘスンは反抗しながらも、ユヒの激情に揺さぶられます。
母コ・エランがチェ代表と裏で取引しているおかげで有利な立場にいるミジンは、今やチェ代表とべったりでした。
ミジンは、同じ大学で働く教授のソクジンが、仮面パーティーでヒョンジュと楽しげに話していたヘスンを手助けしていることをぼやきます。
ミジンはソクジンの言葉通り、ヘスンとソクジンとは大学の級友だと思っています。しかしチェ代表は、二人の仲を疑っていました。
ヒョンジュは経営するゲーム会社「ハイブル」と、友人が経営する「ライオンソフト」との契約締結式に臨んでいました。
そこに立ち会ったのは、こちらもヒョンジュの友人が率いる法律事務所ホウォンです。ユヒはそれを知り、動きました。
「ホウォンで採用して。ハイブルの法務顧問でしょ。実はイ社長と会ってるの、個人的に」
ヒョンジュと交際していると匂わせ、ユヒは自分を採用すれば得になると相手に思わせるのでした。
トロフィーワイフ
ヒョンジュの母親は、精神が不安定な孫ジュノのために一刻も早く新しい母親を見つけたいと思っていました。
その一方で、スーパーブラックと娘ミジンの結婚を望む次期大統領候補の秘書官コ・エランもチェ代表に詰め寄っていました。
「お見合いできたら、約束通り河南(ハナム)の土地の規制を外します」
チェ代表は満足げに微笑みながら、ヒョンジュとの面会に向かいました。そして、さりげなくユヒとの仲を尋ねます。
ヒョンジュはユヒを積極的だと褒めも貶しもしない言い方をします。その様子からユヒに不満を抱えていると、チェ代表は判断します。
「もしかしたら社長には、こちらの方のほうがお似合いかと」
ダイヤモンド会員のミジンがヒョンジュに勧められているのと同じ頃、ミジンはヒョンジュの母親が通うお茶の教室にいました。
女性はセックスの対象だと語るヒョンジュを落とすのではなく、母親に気に入られて家に迎え入れられるのが最善だとチェ代表は説きました。
「世間に示すのです。離婚を帳消しにする完璧な妻と、幸せな家族を持つ社長の姿を――たとえ嘘でも。必要なのは愛ではなく、トロフィーです」
結婚に前向きではないヒョンジュを言葉巧みに説得して、チェ代表はミジンとの仲を取り持っていました。
そして、ヒョンジュとミジンの見合いの場に国際サーキットを選びます。コンシェルジュたちの意見ではなく、チェ代表自らの考えで……。
駆け引き
ヒョンジュはスーパーカーを運転できる技術を持っていました。ミジンは助手席に乗り、スピード走行を楽しみます。
ヒョンジュがソクジンを知っていると知り、ミジンは話に乗ります。ソクジンはアメリカで大手企業の顧問をしていた過去がありました。
ヒョンジュはソクジンの経営者向け講義に興味を示します。“最高経営者養成課程”――ミジンも招集されている講義です。
ミジンは自分も講師を務めると明るく話します。ヒョンジュは積極的な様子に、少し引いてしまうのでした。
「よければ、これから飲みに行かない?」
「また今度。明日忙しいの」
ヒョンジュから誘われたにも関わらず、ミジンはあっさり国際サーキットを後にしました。
そんなミジンに好感を抱いたヒョンジュはふっと微笑みます。それを知っているかのように、ミジンも満足げに頬をゆるませるのでした。
ヘスンはというと、家庭教師を辞めることを娘ミンジに話していました。ジュノへの応援メッセージを送りながら……。
別れのつらさ
ヒョンジュはただ一度会っただけでも、ミジンの賢さには気付いていました。その安心感に、チェ代表は拍車をかけます。
「安心と信頼を与える女性は、実業家の妻に求められる重要な資質です」
ミジンはトロフィーに相応しい妻だと、ヒョンジュは感じていました。ゴルフの予定をすっぽかされたユヒの怒りなど、全く考えていません。
ミジンとその母エランは、スーパーブラックとの結婚が上手くいきそうだと喜びます。母娘の復習が一歩進みました。
ジュノの試験結果を見に行こうとしたヘスンは、自宅前で待ち構えていたユヒに呼び止められます。
まだヘスンが対抗してくるつもりだと知ったユヒは、どこかに電話をかけてヘスンの自宅を競売にかけるよう指示するのでした。
ヘスンの熱心な指導のおかげか、ジュノは苦手な国語で100点満点を取れました。ジュノは、離婚して家を出た母に伝えたいと思います。
しかし、不倫した母と仲良くするのは、父ヒョンジュへの裏切りになってしまう――とジュノは悩んでいました。
「あなたの人生よ、誰にも気兼ねすることないわ。親子には絆がある。いつでもあなたの味方なの。たとえ悪いことをしても、許し、愛してくれるわ」
ジュノの満点に気を良くしたヒョンジュの母は、夕食を共にしようとヘスンを誘います。しかし、ヘスンは断りました。
「お父様から、試験までとのお話だったので」
ヒョンジュの母も、息子ジュノも、仕事ばかりでなく人として温かく接するヘスンを気に入っていました。
そのため、何も言わずにヘスンを追い出したヒョンジュに対して、ジュノは失望するのでした。
女同士の勝負
「なぜ勝手なことするの? 私が雇った人よ。ジュノがやっと心を開いたというのに。理由は何?」
「先生しかいない。心が通じ合うんだ。母さんみたいで、傍にいると落ち着く。言っても分からないさ。とにかく辞めさせないで」
母からも息子からも責められ、ヒョンジュは複雑な気持ちでした。そして、ソクジンとの会話を思い出します。
ソクジンは、仕事に家庭にと忙しいヘスンが恋愛や結婚のために仮面パーティーに参加したとは思えないと語っていました。
母と息子ジュノ、そして信頼の置ける友人となったソクジン――身近な人々の語るヘスンの人物像は、ユヒが語った悪女とは正反対です。
ヒョンジュが思い悩む中、ヘスンは大きな岐路に立たされていました。自宅が競売にかけられてしまったのです。
保証金も返されず、すぐに家を出て行けと一方的に通告されました。ヘスンはすぐに、ヒョソン法律事務所に向かいます。
すると、ユヒが会社名義で差し押さえ申請をしたのだと分かりました。それは、ヘスンにある条件を呑ませるためでした。
「今度は受けて立つわ。勝つまで闘う。世間が真実を知るまで、絶対に諦めない」
ユヒは邪魔さえしなければ手を引くと言いますが、ヘスンは強気な態度を崩しません。しかし、ユヒも退く気はありませんでした。
ユヒの家で、亡き夫カン・ナムシクは何度も情事を重ねたのでしょう。そんな最悪の想像をかき立てられながらも、ヘスンは耐えるのでした。
子ども思い
ユヒとの言い合いで息を荒らげるヘスンに、ヒョンジュが電話をかけてきました。ヒョンジュは素直に謝りたかったのです。
「僕にとってジュノは大切な息子だ。なのに父親の僕があの子をがっかりさせた。虫が良すぎるが、辞めないでほしい。ジュノのために。」
ヒョンジュが人を信じられないことを打ち明けたことと、素直に何度も謝ったことで、ヘスンは侮辱されたことを許したようでした。
島にある別荘で食事をしながら、ヘスンは家庭教師を再び務めるかどうかを考えるのでした。
その頃、ヘスンに会うためソクジンは競売にかけられてしまったヘスンの自宅を訪ねていました。
そこにヘスンの娘ミンジが現れました。ソクジンが母ヘスンの大学時代の友人で、現在は韓国大学の教授だと知り、ミンジはすぐ食事の誘いに乗ります。
食事を終えたヒョンジュは、仮面パーティーでヘスンが言いかけたことが何だったかを尋ねます。
ヘスンは亡き夫ナムシクを自殺に追いやられた経緯を話します。しかし、それがユヒに関わることだとは話しませんでした。
「一番幸せな瞬間に破滅させる。それまで言わずにおきます」
世間に真実を知ってもらえれば十分だという思いは、もうヘスンの中にはありませんでした。
ユヒの画策
ヒョンジュがヘスンに孤独さを打ち明けている頃、ユヒはチェ代表に会いに行っていました。
狙っているヒョンジュが他の会員と見合いをしていると知り、ユヒは怒りに満ちた表情になっています。
「指輪を断るべきでした。案外、我慢強くないのですね。私が思うに、指輪はいわばテストです」
チェ代表は、ヘスンがヒョンジュの家に出入りしているとユヒに伝えます。警戒すべき相手はヘスンなのだと……。
ユヒはヘスンへの怒りを思い出したのか、チェ代表の前から立ち去りました。チェ代表はその後ろ姿を見送り、口の端を上げます。
ユヒはもらった指輪を外すと、ヒョンジュにメッセージを送りました。しかし、ヒョンジュは一瞥しただけで眉ひとつ動かしません。
ヒョンジュの息子ジュノは、母親に会いに行っていました。しかし、父には真実を知られないようヘスンに会いに行ったと話していました。
ヒョンジュから連絡をもらったヘスンは、すぐに事情を察します。そして、道端に佇むジュノを迎えに行きました。
ジュノがいない家には、ユヒが訪ねてきていました。ユヒは指輪を突き返し、ヒョンジュに喧嘩を売ります。
「イ社長、この際だからはっきり言っておく。あなたに興味はない」
父と、息子と
金持ちと見れば体を任せる女だと思っているのだろうと、ユヒはヒョンジュの心を見透かしたように語ります。
「あなたとは終わり。分かった?」
言うだけ言って去って行こうとするユヒの腕を、ヒョンジュはとっさに掴みました。そして二人は見つめ合います。
その頃ヒョンジュの息子ジュノは、国語の点数を知って喜んでくれた母親に会いに行く途中で立ち止まっていました。
「母さんは幸せに暮らしてる。僕がいなくてもね。そんなこと考えてたら……会いたくなくて」
ジュノはまだ、女として人生を謳歌する母親に再会する勇気が持てずにいたのです。ヘスンはそれを察し、明るく慰めました。
ヘスンは自家用車にジュノを乗せて、ヒョンジュの自宅へと向かいました。家の中で、ヒョンジュとユヒが会っているとも知らず……。
ジュノはヘスンを誘って地下室に向かいます。そこはワインセラーにもなっており、一緒に酒を飲もうとしていたヒョンジュとユヒがいました。
ごく近い距離で楽しげに話しているヒョンジュとユヒの姿を見て、ヘスンは歩みを止めます。
ユヒもまた、ヒョンジュの息子ジュノと親しく話しているヘスンを見て、表情を凍りつかせるのでした。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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