こちらにはNetflixで毎週配信中の韓国ドラマ『あなたに似た人』シーズン1エピソード5「うそをついた者はいなかった」のネタバレと感想があります。
主な登場人物・キャスト
チョン・ヒジュ(コ・ヒョンジョン)
ク・ヘウォン(シン・ヒョンビン)
ソ・ウジェ(キム・ジェヨン)
アン・ヒョンソン(チェ・ウォニョン)
パク・ヨンソン(キム・ボヨン)
アン・ミンソ(チャン・ヘジン)
チョン・ソヌ(シン・ドンウク)
アン・リサ(キム・スアン)
ユン・サンホ(キム・サンホ)
イ・ヒョンギ(キム・ホジョン)
あらすじ
アイルランドで不倫相手のソ・ウジェとその間にできた息子ホスと共に暮らしていたチョン・ヒジュは、ケリをつけようと考えていました。
ウジェに睡眠薬を飲ませたヒジュは、ホスを抱いて家を出ます。ウジェが追ってこないよう、ウジェのパスポートも持って……。
ヒジュを失ったウジェは、妻であるク・ヘウォンに4年ぶりに連絡を取ります。そして全てを打ち明けると約束しました。
しかしウジェは交通事故に遭ってしまい、意識不明となりました。ヘウォンは必死でウジェを捜し出し、韓国に連れ帰ります。
目覚めたウジェは記憶喪失になっていました。事故以前の記憶も失っており、記憶喪失の理由は心因性だと診断されます。
ウジェが姿を現したことで動揺していたヒジュでしたが、ウジェの記憶喪失が嘘ではないと分かってきます。
しかしヒジュの夫ヒョンソンがヘウォンと会っていることを知り、ヒジュの心は穏やかではありませんでした。
さらにたまたまヒジュの息子ホスを見かけたウジェは、ホスを可愛いと感じてそれをヘウォンに伝えてしまいます。
過去の記憶のパーツについて覚えているウジェに不安を覚えたヘウォンは、ウジェに偽りの記憶を教え込んでいくことにしました。
ヒジュは、ヘウォンとウジェが近くにいるだけで面倒だと考えるようになります。そしてヒジュ、ヒョンソン、ヘウォン、ウジェの4人が揃う時がきました。
ミヅチガタリ
時系列が分かってきましたね。ヒジュとウジェがアイルランドで暮らしていたのは、ウジェとヘウォンが結婚した後のことでした。
やっぱりダブル不倫だったんですね~。ウジェは妻ヘウォンも美大生の地位も捨てて、アイルランドに移り住んだようです。
しかしヒジュは「お金がないから」という理由で夫ヒョンソンとは離婚していませんでした。
ヘウォンはウジェが消えてから4年間連絡がなかったと言っていたので、おそらくヒジュとウジェの不倫は4年に渡って続いたのでしょう。
ヒジュが夫の元に戻る決心をしたのは、ウジェとの間にできた息子ホスのことがきっかけかもしれませんね……。
おそらくヒョンソンはホスの父親がウジェだと知っています。しかし、実の娘リサと分け隔てなく接しています。
ホスをヒョンソンの子として裕福なテリムの家で育てる代わりに、ヒジュの不倫を許すことにしたのではないでしょうか?
しかし愛する妻ヒジュは許せても、そのヒジュと愛を交わしていたウジェのことは許せないでしょうね……。
ウジェは交通事故に遭う前にも怪我をしていたとのことです。ヒョンソンが事故に見せかけてウジェを襲ったということでしょうか!?
ヒョンソンの焦りっぷりを見ると、ウジェに何もしてないというのは納得がいきません。早く理由が知りたいです!
あなたに似た人 第5話 うそをついた者はいなかった
アイルランドでの出来事
ファインギャラリー館長に連れられて自身の展覧会の隣のスペースで開かれている個展を観に来たチョン・ヒジュの前に現れたのは――。
過去、共に暮らし息子ホスをもうけた相手、ソ・ウジェでした。驚いてウジェを見つめるばかりのヒジュの傍に、ク・ヘウォンがやってきます。
ウジェとヒジュを引き合わせたのはヘウォンでした。事故に遭って記憶喪失になったウジェを治すための計画でした。
アイルランドで事故に遭ったウジェは、パスポートを持っていなかったため身元不明の人物として扱われていたのです。
事故について何も知らなかったヒジュは、ウジェとヒジュの過去を知っているヘウォンの言葉を疑います。
そして何より驚くのは、ウジェの外見が全く変わっていなかったことでした。ヘウォンはそれを、記憶を失ったからだと考えています。
ヘウォンは、ヒジュもアイルランドにいたことがあるだろうと尋ねます。そう……ヒジュがウジェと暮らしていたのは、アイルランドだったのです。
ヒジュは夫アン・ヒョンソンにウジェと同居していることを隠していました。そのことにウジェは不満が募ります。
「俺は全部捨てたのに、ヒジュさんは何も捨てないの?」そう問われたヒジュは、お金のためだと語ります。
ウジェはそれ以上ヒジュを問い詰めることはできず「ケリをつける」というヒジュの言葉を受け入れるしかありませんでした。
記憶喪失のウジェ
しかしヒジュの言った「ケリをつける」という言葉には、ウジェが求めることとは反対の意味が込められていました。
料理に混ぜられた睡眠薬で眠り込んでいるウジェを起こさないよう、ヒジュはそっと荷物をまとめて息子ホスを抱き、家を出ます。
そのまま車でシャノン空港に向かったヒジュは、元いた家――夫ヒョンソンがいる韓国へと戻ったのでした。
ヒジュは、なぜウジェが自分とホスを捜さないのかと不思議に思っていたのです。しかしまさか、事故に遭っていたとは……。
韓国国内の倉庫に残されていたウジェの作品は、劣化しないように妻であるヘウォンが手入れしていました。
ウジェの個展を開催しているファインギャラリー館長は、席を外したウジェを見つめながら、ウジェの父親を思い出します。
館長は「人生は似なくてよかった」と言い、ウジェといたわり合える関係のヘウォンの存在を喜ばしげに見つめました。
ヒジュは、席を外したタイミングでウジェを追いかけました。ウジェが記憶喪失のふりをしていると思ったのです。
しかしウジェは本当に記憶を失くしており、ヒジュを目の前にしても、なぜヒジュが怒りを滲ませるのかが分からないという顔をします。
ウジェとヘウォン
ヒジュの女友達イ・ドンミの元彼パク・サンヒョン元刑事によると、ウジェは2ヶ月前に帰国してウンソン療養病院に入院中とのことでした。
真実を確かめるため、ヒジュは夜中にウンソン療養病院に向かいます。しかし既に表玄関は閉められており、帰るしかありませんでした。
そんなヒジュの姿を、ウジェの病室にいるヘウォンがじっと見つめていることになど一切気付かず……。
ヘウォンは、姿を消した夫ウジェを捜して回っている時のことを思い出します。ふらふらと街を彷徨っていた頃のことです。
ウジェがいなくなって4年が経った頃、突然ウジェが電話をしてきたのです。「ごめん」とウジェは切り出しました。
ヘウォンは驚きと怒りを感じながら、全て説明するというウジェを待つことに決めたのです。
4年もの間待ち続けたウジェを、もう一度待たなければならないのです。その事実に、ヘウォンは崩れ落ちました。
しかしウジェは姿を現さなかったので、ヘウォンはアイルランドにいるウジェを自力で捜し出したのでした。
ウジェにはヘウォンの記憶もありません。ウジェは、自分を捜し出し世話してくれたヘウォンを信じることに決めたのです。
ヘウォンはウジェが住みたがっていた部屋を借りて、ひとりで暮らしていた部屋から引っ越してきていました。
ウンジョン洞路14
ウジェが自分とヘウォンだけが写ったウェディングフォトをじっと見つめている頃、ヒジュはアイルランドの事故を調べていました。
ヘウォンの話が真実なのか分からないまま、ヒジュは朝を迎えます。すると娘リサが衝撃的な話をしました。
ヘウォンがリサの友達ジュヨンを通じて、ウジェの展示会の招待券を送ると言ってきたのです。
ヒジュはリサを止めますが、リサはとっくに暴力をふるったヘウォンを許しており、展示会に行く気のようでした。
悩みを抱えてイライラしているヒジュは、もたもたと食事をしている息子ホスをつい怒鳴ってしまいます。
その後ヒジュはウンソン療養病院に向かいましたが、ウジェは昨晩の内に退院していたため会うことはできませんでした。
夫ヒョンソンの車に乗り込んだヒジュは、行き先の履歴に「ウンジョン洞路14」があることに気付きます。
ヒジュが見たヘウォンの履歴書には、現住所欄に「ソウル市 江北区 ウンジョン洞路42」と記されていました。
気になったヒジュはウンジョン洞路14に向かい「定食専門」と書いてあるヘウォン行きつけのバーに辿り着きました。
店の棚を見たヒジュは「アン・ヒョンソン」と夫の名が書かれたタグがついたボトルを見つけ、誰と一緒にいたかマスターに尋ねました。
テリム病院にて
バーのマスターはヒジュの夫ヒョンソンが誰と店に来ていたかを話しませんでした。
その頃、ウジェは病院で脳のCTスキャンの結果を聞いていました。6ミリの腫瘍があったため、経過観察が必要だと言われます。
ウジェの担当になったのは、ヒジュの義姉である神経外科医アン・ミンソでした。
ミンソは、ウジェの記憶障害は事故以前の記憶にも及んでいるため、外傷性のものではなく心因性ではないかと語ります。
がっかりして退席したウジェの態度を謝罪したヘウォンは、実は自分も過去の記憶があやふやなのだと打ち明けました。
ミンソは、失っている記憶を嘘で埋めることは可能だと話します。その話を聞いたヘウォンは、ひとり悩みました。
ウジェはヒジュの弟チョン・ソヌのリハビリを受け、交通事故以前にも怪我をしていたことが分かります。
ウジェがテリム病院にいるとは知らず、ヒジュはウジェとの間にもうけた息子ホスを連れてテリム病院にやってきました。
義母パク・ヨンソンにホスを預けにきたヒジュは、思わずウジェを避けます。しかし成り行きで、ウジェと2人きりになってしまいました。
ウジェはヒジュを「ギャラリーで会った人」としか認識していません。ヒジュはその足で、病院の事務局へと向かいました。
ミッドナイトサン
ヒジュがウジェの診療記録を見ている様子を目撃した義兄イ・ヒョンギ弁護士は、ヒジュが誰の資料を見ているかを調べます。
待合室でウジェを待っていたヘウォンは、ロビーを足早に歩くヘウォンの姿を見ると慌ててリハビリ室へと向かいます。
ウジェが姿を消したことで、ヘウォンはひどく取り乱していました。その姿を見て、ヒジュの弟ソヌは不思議に思います。
その頃ウジェは、ヘウォンを捜して病院の出入口まで来ていました。車で来ていたヒジュは、ウジェと再び顔を合わせます。
ウジェの記憶が曖昧なため、ヒジュは確実に場所が分かっている引っ越し前のヘウォンの家にウジェを連れて行くことにしました。
その最中、ヒジュは「おふたりに絵を習っていたんです」と話しました。そして、ラジオの音量を上げます。
ラジオから流れてきたのは「ミッドナイトサン」という曲でした。ウジェは曲を聞いて、よく聴いていた曲だと話します。
ウジェから絵を習っていた頃、ヒジュが静物画を描く時にウジェが流していた曲が「ミッドナイトサン」でした。
ヒジュと過ごした日々のことは、ウジェの記憶の底に残っているようでした。ひとりになった車内で、ヒジュはウジェの所見書を開きます。
ウジェには軽度の認知障害があり、逆行性健忘だと記されていました。ヒジュは虚空に目を泳がせます。
ヒジュの家族
ウジェはヘウォンと暮らしている家に戻っていました。ヒジュが送り届けたと知って、ヘウォンは動揺します。
ウジェは、たまたま会ったヒジュの息子ホスを「可愛かった」と語ります。そのことも、ヘウォンを不安にさせました。
ヒジュの義姉ミンソは、ウジェを前に平常心を失っているヒジュを見て、ふたりの関係を怪しんでいました。
忙しそうにしているヒジュに話しかけたミンソは、わざとにウジェの妻であるヘウォンが甲斐甲斐しく世話をしていることを話しました。
その頃、ウジェにスマホを買い与えたヘウォンは、ヘウォンの目を盗んでスマホに位置特定アプリをこっそり入れました。
ヒジュの家では、ファインギャラリー館長を招いて食事会が開かれていました。しかし義母ヨンソンは、現代芸術をゴミと言い捨てます。
全員がヨンソンに気を遣いながら会話をしている時、ヘウォンが突然ヒジュの家を訪ねてきました。
ウジェを送り届けてくれたお礼と言って、ヘウォンは段ボール箱を渡してきました。
義母ヨンソンに見とがめられたヒジュは、慌ててドアを閉めます。その時、ヘウォンから箱を受け取ってしまいました。
ヘウォンの覚悟
ウジェに過去を教えないようにしていたヘウォンは、ウジェがヒジュに絵を教えていた期間は少しだけだと訂正しました。
ヒジュがウジェを好きだったからもっと教えてほしいと頼んだけれど、ヒジュを嫌がったウジェが断ったのだと……。
嘘ではない――ヘウォンは同行者ビザでウジェとドイツ留学しようとしていた頃のことを思い出します。
ウジェは、ヒジュからの授業料で留学するのは嫌だと語っていたのです。だから「ヒジュを嫌がった」というのは完全に嘘ではないのです。
その頃ヒジュは、ヘウォンからもらった箱を開いていました。そこにはメモと子供服が入っていました。
ウジェがヒジュの息子ホスを見て「可愛い」と言ったから、ホスへのプレゼントだとメモには記されていました。
ヒジュが子供服をゴミ箱に叩きつけている頃、ヘウォンは母ク・ジョンヨンとバーで会っていました。
ジョンヨンは勝手に消えて何年も連絡をしなかったウジェをよく思ってはおらず、ウジェとの関係を続けるヘウォンを責め立てます。
しかしヘウォンは「私の人生をやり直すの」と覚悟を決めていました。そして翌日、ヒジュは再びウジェの個展に足を運びます。
ヘウォンに招待された娘リサをその友人ジュヨンと合流させたヒジュは、ウジェの姿を見つけて話しかけにいきました。
記憶の中のウジェ
ヒジュとウジェはお互いのことを話さず、ヘウォンについて話すと、それぞれカフェへと向かいました。
2人はレモネードをシロップ半分でと同じ注文をします。2人を追ってきたヒジュの娘リサとその友人ジュヨンは、2人と同じテーブルにつきました。
リサは、ウジェの作品を「よく分からないし気持ち悪い」と切り捨てます。しかしジュヨンは、ウジェがイケメンだと褒めました。
怒ったリサが席を外すと、その間にジュヨンはウジェとのツーショットを撮り始めました。
以前は撮られることが嫌いだったウジェが快く撮影に応じている姿を見て、ヒジュはウジェの変化を痛感したのでした。
ヘウォンの行動によってリサがとげとげしくなっていると感じて不安になるヒジュですが、夫ヒョンソンの慰めで笑顔を浮かべます。
しかしヒジュの心が癒されたわけではありませんでした。ヒジュはアトリエでキャンバスの前に座ると、昔のことを思い出します。
アイルランドに住んでいた頃、ヒジュは不便な場所にあるガタがきた家で過ごしていました。
不快だと感じる音を描いてみたらどうかと言われたことを思い出したヒジュは、あの頃見た草原を大きなキャンバスに描きました。
「チョン・ヒジュ ソロ招待展」が開かれました。ヒジュが夫ヒョンソンと合流した時「姉さん」と話しかけられます。
そこにいたのは、ヘウォンとウジェでした。しかし最も驚いていたのは、ヒジュではなくヒョンソンでした。
ウジェはヒョンソンに「ご無沙汰してます。お元気でしたか?」と言って右手を差し出しました。
驚いて固まっているヒョンソンを見たヒジュは、そのヒョンソンを見て微笑むヘウォンを見て表情を固まらせるのでした。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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