Netflixドラマ『あなたに似た人』シーズン1-15「別れは愛より難しい」ネタバレ感想

Netflixドラマ『あなたに似た人』タイトル
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ミヅチ
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こちらにはNetflixで毎週配信中の韓国ドラマ『あなたに似た人』シーズン1エピソード15「別れは愛より難しい」のネタバレと感想があります。

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主な登場人物・キャスト

チョン・ヒジュ(コ・ヒョンジョン)
ク・ヘウォン(シン・ヒョンビン)
ソ・ウジェ(キム・ジェヨン)

アン・ヒョンソン(チェ・ウォニョン)
パク・ヨンソン(キム・ボヨン)
アン・ミンソ(チョン・ヘジン)

チョン・ソヌ(シン・ドンウク)
アン・リサ(キム・スアン)

ユン・サンホ(キム・サンホ)
イ・ヒョンギ(キム・ホジョン)

ここから先はネタバレがあります!

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あらすじ

夫アン・ヒョンソンが不倫したかもしれないと初めて疑ったことで、チョン・ヒジュはヒョンソンが抱えてきた苦しみを実感しました

そしてヒョンソンの言う通り、かつての不倫相手ソ・ウジェとの共同プロジェクトは辞退することにしました。

そこで以前、車載カメラに収めたウジェがヒジュの拒絶を無視して襲っているように見える映像を使います。

ヒジュは義兄イ・ヒョンギ弁護士からDVを受けてきた妻アン・ミンソに事実を話します。しかしミンソはその事実を受け入れませんでした。

ミンソは今まで自分をコケにしてきた母パク・ヨンソンへの反抗心をあらわにし、ヨンソンは家族への不信を深めます

そんな中、ヘウォンが自殺騒ぎを起こしました。ウジェの連絡を受けたヒジュの弟チョン・ソヌがヘウォンを救います。

ヘウォンは、ソヌの亡き友人ジョンソプの母がソヌに抱く憎しみを解きほぐします。そうして2人の繋がりは強くなっていきました。

さらに、ヘウォンは正式に女子高生イ・ジュヨンの未成年後見人となったことで、親になる責任感を感じ始めます。

ヒジュは娘リサがウジェに近付いていることや、自傷癖があることを知り、家族のために生きるという思いを強くしていました。

しかしリサは、ヒジュがウジェと不倫していたことを確信し、まだ会っていることも知り、ヒジュに怒りをぶつけます

ウジェは、ヒジュが距離を置き始めたことを知りました。そこでヒジュの夫への信頼を失くそうとします。

しかしヒジュが冷たくあしらってくるため、次にヒジュの息子ホスを狙います。しかしそれはヒョンソンに妨げられました。

ヒジュは最後の一手としてヘウォンを頼りますが、ヘウォンは既にウジェとの離婚を決意し、憎しみを捨てていました

ウジェは、ヒジュから捨てられたことをやっと自覚します。荒れるウジェを見て、ヘウォンはやっと理解してもらえたと語りました。

ウジェの絶望は凶行へと変わっていきます。ヒジュを訪ねたウジェは、アトリエでヒジュの首を絞めるのでした……。

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ミヅチガタリ

ヘウォンは、ヒジュが浮気される苦しみを知ることで、自分の気持ちを理解してほしいと思ったのかもしれません。

その通り、ヒジュはされる側の苦しみを知りました。しかしヒジュは苦しみを反省に活かし、夫ヒョンソンに寄り添います

一方ヘウォンの抱えていた捨てられる苦しみを知ったウジェは、その苦しみに耐えかねて過激な行動に出ました

たとえ愛に溺れていても冷静さを捨てないヒジュと、愛に溺れたら理性を失ってしまうウジェは対照的なふたりですね……。

また今回は、ヘウォンを見殺しにはしないが助けにもいかないウジェと、何としてもヘウォンを助けたいソヌとの違いも描かれました。

ヘウォンにその気がないためソヌとの関係が発展することは難しいでしょうが、少なくともいい友人ではいてほしいですね……!

ヒジュに夫ヒョンソンよりも優れた人間だと思われたいがために頑張ってきたウジェでしたが、思うように結果が得られません。

もどかしさがウジェを焦らせ、ヒジュが離れていくことが受け入れられず――結局ヘウォンが追い詰めたのはウジェだったのです。

しかしウジェの狂気が向かう先はヒジュでした。ヘウォンの行動が少しずつ影響し、諦めた頃に努力が実ったということです。

おそらく殺されるのはウジェなのでしょう。もしかしたら、アトリエに向かっていたリサが殺人犯かもしれません。

1話冒頭でヒジュは「愛する者が自分の代わりに死ぬことこそが地獄」と語り、まだ地獄ではないと考えていました。

つまり殺されたのはヒジュが愛していない者で、口ぶりから考えるに、加害者こそが愛する者――と私は考えました。

次回が最終話。ヒジュのアトリエではどんな事件が? ヘウォンのこれからは? 気になることがいっぱいですね!

詳細なネタバレはこの下です!

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あなたに似た人 第15話 別れは愛より難しい

何かが変わった夜

深夜ソ・ウジェのアトリエから帰ったチョン・ヒジュは、自宅の前に見たことのある自家用車が停まっていることに気付きます。

それはウジェの妻ク・ヘウォンが運転する車でした。その車の助手席には、眠っているヒジュの夫アン・ヒョンソンがいました。

「夫に何をしたの?」とヒジュが聞くと、ヘウォンは「慰めました」と答えます。ヒジュは言葉の意味を汲みかね、うつむきました。

「結局はヒジュさんの欲のせいです」とヘウォンは続けます。家庭も欲望もどちらも求めたから、どちらも失うことになるのだと……。

ヒョンソンの痛みやウジェの痛みまで代弁するヘウォンに、ヒジュは怒りをぶつけます。

しかしヘウォンは止まりません。裏切られた側の痛みをよく知るヘウォンの語る苦しみは、ヒジュの心にトゲを残しました。

「理事も男ですよ。浮気するかも」――以前ヘウォンが言っていたことを思い出し、ヒジュはヒョンソンを疑います。

しかし翌朝、ヒジュはいつもと変わらぬ笑顔でヒョンソンの相手をします。そして、昨晩のことを覚えているかと、ごく冷静に尋ねました。

するとヒョンソンは話し始めます。ふたりの義兄イ・ヒョンギ弁護士が転落事故に遭った現場に行った時のことを……。

そこでヒョンソンは、ヒジュとかつて不倫していたウジェと会ったのです。そこでウジェは、ヒョンソンを煽りました。

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ミンソの復讐

ウジェは、ヒジュの夫ヒョンソンの表情を見て笑いました。ヒジュの裏切りを恐れながら、平気なふりをしていると……。

ウジェは畳みかけるように、妻ヘウォンと離婚してヒジュと恋愛をやり直すのだと語りました。

そこにヘウォンが現れます。ヘウォンはヒジュの義兄イ弁護士がヒジュと会うと聞き、現場にやってきたのです。

事故だと言い張る目撃者ウジェを見て、ヘウォンは違和感を覚えました。事故ではなく、ヒジュが加害者の事件ではないかとヘウォンは考えます。

それはヒョンソンも同じでした。ヘウォンは行きつけのバーにヒョンソンを招き、ヒジュが犯人ではないかと話しました。

ただ一緒に酒を呑んだだけだと話すヒョンソンを信じ切れずにいるヒジュに、ヒョンソンは思わず「君と一緒にしないでくれ」と言ってしまいます。

血の気の失せた顔をするヒジュを前に、ヒョンソンは電話を取ります。それは、イ弁護士の手術が終わったという連絡でした。

イ弁護士の手術を担当したのは妻であるアン・ミンソ神経外科長です。ミンソはイ弁護士からDVを受けていました……。

ミンソの手術の結果、イ弁護士の右半身は麻痺して動かず、かろうじて左脚に神経は残ったものの、動かせるかどうかは分からない状態です。

さらに、イ弁護士の言語能力は回復の兆しがありません。ミンソは手術を成功させる形を取りながら、夫から仕事と自由を奪ったのでした。

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ミンソの怒り

ヒジュの義母パク・ヨンソンは、顧問弁護士であり婿のイ弁護士が回復の見込みのない状態であることに不安を覚えます。

「一生、介護を?」ヨンソンの問いかけに、ミンソは微笑みました。そしてミンソは、イ弁護士を愛して結婚したわけではないと話します。

そして「あなたなんか産みたくなかったわ」に始まるヨンソンの暴言を振り返り、母からの威圧的な態度への反抗心を覗かせました。

立ち去るミンソを見て唖然とするヨンソンに、同席していたヒジュは、ミンソは傷付いてきたのだと静かに語るのでした。

ヒジュの夫ヒョンソンは、イ弁護士の容体が悪いことに加え、ヒジュを奪い去ろうとするウジェの動きも気になっています。

ウジェの活発な活動を妨害したいヒョンソンですが、ウジェを後押しするファインギャラリー館長イ・ジョンウン代表が防波堤になっていました。

そのイ代表は、アトリエで制作に励むウジェと一緒にいました。そして、ウジェの才能はヒジュが一番理解していたと話します。

ヒジュは、ウジェを深く傷付けた無名の芸術家であるウジェの父こそが、芸術家ウジェにとっては最高の父親だったと語っていました。

「才能と満たされない心、両方を授けた」というヒジュの言葉をイ代表から聞いたウジェは、満足そうに微笑みます。

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見えない傷

目を覚まさないイ弁護士の病室へと向かったヒジュは、イ弁護士の妻ミンソ医師に事実を話します。イ弁護士の転落現場にヒジュもいたのだと……。

その頃、ヒジュの娘リサは図書室にいました。ウジェの言葉を聞いて、ヒースの花が出てくるエミリー・ブロンテ著『嵐が丘』を探しに来たのです。

ヒジュの義姉ミンソは、イ弁護士がヒジュとウジェの不倫を疑い、脅しをかけた末に転落したという話をヒジュから聞かされます。

「本当は手をつかめたんです」と震えるヒジュに、ミンソは落ちる夫の手を掴めば、2人とも落ちてヒジュは助からなかっただろうと語りました。

ミンソはイ弁護士の転落が事故だろうが事件だろうが、関係ないのです。ただ夫の暴力から逃れられたことだけが、ミンソにとっての現実でした。

落ち込んだヒジュのもとに、女友達イ・ドンミがやってきました。ドンミは経営していた釣り場を畳むと決めたのです。

補償金をもらって釣り場を手放すドンミは明るく前向きでしたが、ヒジュは深く沈んだままなのでした。

夜、バーにいつもいる老人を見たヘウォンは、老人のように気楽な人生を送れるようになりたいとつぶやきます。

しかしバーのマスターは、老人の妻は認知症で、娘は幼い頃から事故で体が不自由なのだとヘウォンに話しました。

ヘルパーが娘を入浴させる2時間――バーでお酒を呑む間だけが老人にとって唯一の休息だったのです。

年を取ったから気楽に過ごせるなどということはない。相手を追い詰めれば自分も岸壁に立つことになるとバーのマスターは語るのでした。

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ヒジュの決意

帰宅した夫ヒョンソンを迎えたヒジュは、本心を打ち明けました。疑う辛さを知り、ヒョンソンの気持ちが分かったのだと……。

そしてヒジュは、ウジェとの共同プロジェクトからは抜けると話しました。仕事ではなく家族を選ぶと決めたのです。

仕事の区切りだけはつけたいと言うヒジュを、ヒョンソンは許しました。しかしヒョンソンの表情は曇ったままでした。

翌日、ヒジュはファインギャラリー館長のイ代表に会いに行きました。そして共同プロジェクトを辞めたい理由を打ち明けました。

ウジェのアトリエを訪ねた時、ウジェに襲われた映像を見せたのです。表沙汰にするつもりはないと言いながら……。

ヒジュは被害者としての顔も見せつつ、有名な芸術家としての矜持も覗かせました。そうして話は丸く収まったのです。

帰宅したヒジュは、学校から娘リサの報告を受けました。リサの太ももが傷だらけだと、教師は話します。

リサに自傷癖があり、数日間欠席していると初めて知ったヒジュは驚きます。そのリサは、今ウジェの家にいました。

ウジェに招き入れられたリサは、離婚協議書を見つけます。そしてリサは『嵐が丘』の物語の意味を尋ねました。

リサには苦しむだけなのに愛に執着する理由が理解できないのです。ウジェは、意味深に微笑んでリサの心をかき乱します。

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激怒するリサ

ヘウォンと離婚すると決めたウジェは、引っ越ししていました。その場所は、かつてヒジュが絵を習うために借りていた場所でした。

「暗証番号は同じだからいつでも来て」と言うウジェを無視するヒジュに、ウジェはイ弁護士のスマホのことを話します。

イ弁護士のスマホにはまずいものが入っているかもしれないと脅すウジェに、ヒジュは無表情に「知らない。興味もない」と返すのでした。

リサを自宅のアトリエに連れ込んで叱るヒジュでしたが、リサは強い怒りをもってヒジュに言い返しました。

リサは、美術教師であったヘウォンに叩かれたのも、弟ホスが誘拐されたのも全てヒジュのせいだと声を荒らげます。

そして幼い日、娘と夫を置いてヒジュがウジェの車に走って行ったことを、リサは明確に思い出していました。

「だまされてあげたでしょ!? なのに会い続けるなんて」とリサは怒りを爆発させました。ヒジュは蒼白な顔でリサを見つめます。

不倫相手のウジェの方が家族よりも大事なのかとリサは怒り「ママって最低。もう大嫌い」と吐き捨てて去って行くのでした。

ヒジュの弟で理学療法士のチョン・ソヌの診察予約を調べに、ソヌの亡き友人ジョンソプの母がテリム病院を訪れていました。

ソヌが病院を辞めると知ったジョンソプの母は怒り、ソヌにかばんを叩きつけながら喚き散らしました。

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亡き友人ジョンソプ

ヒジュの弟ソヌが亡き友人ジョンソプの母に黙って殴られていると、そこにヘウォンがやってきました。

そして事情を知っていることを明かし「あなただけ幸せだとジョンソプが悔しがるはずよ」と言うジョンソプの母を止めます。

「友達が一生苦しむのを望むでしょうか」ジョンソプはそんな子だったのかと問いかけるヘウォンの言葉に、ジョンソプの母は崩れ落ちます。

ジョンソプの母を家へと送った後、ソヌはヘウォンに会いました。そして、怒りを受け止め続けるソヌに理由を尋ねます。

ジョンソプを喪ったおばさんには怒る資格があるのだと、気が晴れるまでいつまでも待つつもりだとソヌは答えました。

海外研修のためにアメリカに発つ予定のソヌですが、迷っていました。そんなソヌに、留学を諦めて後悔したとヘウォンは語ります。

ヘウォンにも留学をやり直したらいいと勧めるソヌでしたが、ヘウォンは「私はもう遅いです」と遠くを見つめるだけなのでした。

ヘウォンは夫ウジェのアトリエに向かい、イ弁護士が目を覚ましたら事実を話すだろうとウジェに言いました。

しかしウジェは余裕を見せ、離婚協議書へのサインを勧めます。そして、不幸な姿を大事な人に見せつけるなとヘウォンを叱りました。

お互いに傷付け合うよりは孤独な方がましだと言うウジェに、ヘウォンは死ぬまで別れないと念押しするのでした。

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ソヌの決意

ヒジュは帰宅した夫ヒョンソンに、娘リサには自傷癖があるのだと、教師から聞いて初めて知ったのだと相談しました。

リサの様子がおかしいと気付きながら踏み込まなかったことを後悔しながら、ヒジュはどう接すればいいのかと悩んでいました。

その頃、ヘウォンは一人きりになった家で大量の睡眠薬とお酒を呑んで倒れていました。

ヒジュの弟ソヌは、玄関ドアを大家に開けさせてヘウォンを助けました。そしてすぐにヘウォンの夫ウジェのもとへと向かいます。

ウジェはソヌに電話して、ヘウォンを救わせたのです。なぜウジェ自身がヘウォンを助けに行かないのかとソヌは怒りました。

ソヌは、ウジェがヘウォンを大切にすることを願っていたのです。しかしそれは叶わないと知り、ソヌは諦めました。

さらに、ウジェのような人は姉ヒジュの傍には置いておけないとソヌは決意したのでした。

そしてウジェはファインギャラリー館長イ代表に、共同プロジェクトからヒジュが抜けたことを知らされます。

イ代表は、ウジェに対してヒジュと接触しないよう注意しました。ウジェは、ヒジュが離れていくことに動揺しました。

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ホスの父親

幼稚園にお迎えに行ったヒジュの夫ヒョンソンは、息子ホスとウジェがボール遊びをしている様子を見て、車から飛び降りました。

すぐにホスを引き離したヒョンソンは、父親面してホスを可愛がるウジェをにらみつけながら警告します。

ヒョンソンはDNAから見てもホスは自分の子だと話しますが、ウジェは科学的な見地などどうでもいいと話しました。

ホスのへその緒を切ったのも、幼いホスの面倒を見ていたのもウジェなのだという自身が、ウジェを支えていたのでした。

その頃、ヘウォンは母ジョンヨンの家で目を覚ましていました。病院に運び込まれたヘウォンのことを、ジョンヨンは心配していました。

ジョンヨンは、やはりヒジュの夫ウジェはダメな男だと怒っていました。そして、ヘウォンを助けた男性のことを褒め始めます。

「ああいう男を選ばないと」と、ヘウォンを運び込んだ男――ヒジュの弟ソヌと付き合うようにとジョンヨンは語りました。

そこに同居している女子高生イ・ジュヨンが帰ってきます。そしてソウル家庭裁判所からの手紙を差し出しました。

それは、ジュヨンの未成年後見人になる申請をしたヘウォンに宣告期日を報せる通知でした。

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赤いバラの行方

ヘウォンの母ジョンヨンは、商店街で行きつけのバーのマスターを見つけて笑顔になり、身なりを整えます。

しかしマスターは花やで赤いバラを選んでいました。それを見たジョンヨンは、マスターが亡き妻へ花を捧げるのだと直感します。

病院のA病棟に入ったジョンヨンはキム・ソヨンと書かれたベッドに向かいました。「姉さん……」とつぶやきながら……。

意識不明のキム・ソヨンのベッドサイドテーブルには、赤いバラの花束が置かれていました。

詐欺師のせいで全財産を使い果たしたマスターの妻は、キム・ソヨンだったのです。ジョンヨンはマスターの目を避けるように逃げ出しました。

ヒジュの夫ヒョンソンと息子ホスは、ヒジュの義母ヨンソンの家に行っていました。

ヨンソンは自分に逆らいヒジュと結婚した息子ヒョンソンや、反抗心をむき出しにした娘ミンソのことはもう諦めていました。

ミンソが勝手に結婚したDV夫イ弁護士のことも、留学したきり顔も見せないミンソの息子ジョンファンのことも諦めました。

他の家族への期待を捨てたヨンソンにとって、唯一の希望は懐いてくれる孫ホスだけになったのです。

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ヘウォンとソヌ

ヒジュの義母ヨンソンは、ヒジュの息子ホスを育てるのは自分だとヒジュの夫ヒョンソンに言い張りました。

浮気疑惑のあるヒジュにも、自分の子ではないかもしれないと考えるヒョンソンにもホスは預けられないとヨンソンは怒鳴ります。

そこにヒジュの娘リサが現れました。リサはヨンソンの話を聞いていながら、動揺した顔ひとつ見せないのでした。

ヒョンソンは、母の言う通りホスを留学させようと考えます。ヒジュはホスを手元に置きたいため反対しました。

しかしヒョンソンは頑なでした。ウジェが父親面をしてホスと親しくするくらいなら、留学させたいと思ったのです。

その夜、ヒジュの弟ソヌとヘウォンは話していました。そこでソヌは、眠れない時は薬ではなく自分に頼ってほしいと語りかけます。

ソヌは、ヘウォンが気まずいだろうと考えていました。しかしヘウォンにとってソヌは、傍にいると楽な相手だったのです。

ヘウォンとソヌが距離を縮めている頃、ヘウォンの夫ウジェは荒れていました。あるネット記事を読んだためです。

「自らを商品として売る彫刻家」というウジェを叩く記事を見て、ウジェはヒョンソンを訪ねました。

ヒョンソンが記者を操って炎上を招いたと考えるウジェですが、ヒョンソンはそこまで興味がないと言い放ちます。

「人間性は隠しきれない」とヒョンソンは語りました。そしてアイリッシュ・パブのコースターをウジェに渡すのでした。

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諦めないウジェ

女子高生イ・ジュヨンの未成年後見人を決める裁判が開かれました。ジュヨンの父は親権を制限され、ヘウォンが後見人となります。

判決を聞いたジュヨンの父は、ヒジュの夫ヒョンソンの言う通り、ヘウォンはジュヨンの父を利用してたのだと怒ります。

「ジュヨンを手懐けて俺の金を奪う気だったんだろ!」と叫ぶ父を、ジュヨンは涙を浮かべて見送るのでした。

義兄イ弁護士の病室を訪ねたヒジュは、イ弁護士のスマホを解除するために意識不明のイ弁護士の指を借りました。

そこに人がやってきたため、ヒジュは急いでイ弁護士のスマホをポケットにしまいます。

病室に入ってきたのはウジェでした。立ち去ろうとするヒジュを呼び止めたウジェは、スマホの録音をヒジュに聞かせます。

イ弁護士はウジェとも接触していました。そしてヒョンソンこそがウジェを車ではねた張本人だと、ヒジュに打ち明けます。

ウジェは、ヒョンソンが愛するヒジュと息子ホスを奪って行ったのだと、そう分かっていたら立ち去らなかったと話します。

そしてヒジュに、ホスと一緒に戻ってきてほしいと訴えました。しかしヒジュは、ウジェの気持ちに応えるつもりはありません。

夫と寄り添って去って行くヒジュを見て、ウジェの心は乱れました。しかしウジェには、さらなる衝撃が待っていました。

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ウジェの苦しみ

ファインギャラリー館長のイ代表は、ウジェがヒジュと距離を置かなければならない理由として映像を見せました。

それはヒジュが、ウジェに襲われたように見えるように車載カメラに録画させたものでした。

ウジェが一方的な加害者に見える映像が残っている以上、世の中から信用されるのはヒジュの方だという事実が突き付けられます。

ウジェが荒れに荒れてアトリエで暴れている頃、ヒジュはヘウォンに会いに行っていました。

ウジェを止めるようウジェの妻ヘウォンに頼みに行ったヒジュでしたが、ヘウォンは憑き物が落ちたようにすっきりしていました。

「私みたいにはならないと言ってましたよね。その言葉を守り通せるか、ずっと見守らせてもらいます」

その夜、ウジェがアトリエに戻るとヘウォンが待っていました。ヘウォンは離婚協議書にサインします。

そして、ヒジュがやってきて「ウジェを止めて」と懇願されたことをヘウォンは打ち明けました。

「2人が幸せなら憎むだけで済んだのに、もう哀れだわ」ヘウォンは今、ウジェへの憎しみを断ち切りあわれんでいました。

どんなに自分の気持ちを訴えても理解してもらえなかったけれど、今はウジェ自身が苦しみを抱えているのですから……。

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そして事件が起こる

ヒジュの息子リサは弟ホスが留学すると知り、自分の意志ではないのに行かされるなんてと怒りをにじませます。

そのまま自室に戻ったリサは、まだ帰ってきていない母ヒジュが、家の外でウジェの腕を引っ張っている姿を目撃しました。

人目を避けてアトリエにウジェを連れてきたヒジュですが、ウジェはヒジュの首に手をかけ、床へと押し倒します。

ヒジュが自分を捨てようとしていると知り、ウジェは絶望したのです。ウジェはヒジュを誰にも渡さないため、最終手段に出ていました。

そんなウジェの行動を知ってか知らずか、ウジェの妻だったヘウォンもヒジュの家の前にやってきていました。

ヘウォンがヒジュの家の前から去って行ったのと同じ頃、リサは父ヒョンソンの目を盗んで家を出ていました。

リサはそっと隣接するヒジュのアトリエへと向かいます。そして、血に塗れた事件が起こってしまうのです。

ヒジュの描いた笑顔の家族4人の大きな絵には血飛沫がはね、アトリエにはおびただしい量の血が流れ出します――。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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