Netflixドラマ『返校』第5話「繰り返される歴史」ネタバレ感想

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ドラマ『返校 DETENTION』はNetflixにて2020年12月5日から毎週土曜日23:30頃に独占配信されている作品です。

「忘れた? それとも――思い出すのが怖い?」

Netflixにて世界一斉配信される台湾ドラマ『返校 DETENTION』は、同名の大ヒットホラーゲームを原作としています。

主人公は田舎の学校に残る奇妙な風習を通して、白色テロが蔓延る時代を生きた女子生徒の幽霊と出会い、学校に隠された謎を解き明かしていきます。

この記事ではNetflixオリジナルドラマ『返校 DETENTION』シーズン1 第5話「繰り返される歴史」のネタバレ、感想と考察を行っています。

ミヅチ
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第5話では、リウ・ユンシアン(リー・リンウェイさん)が男性教師シェン・ホワに襲われたことが公になり、事実関係が調査されることとなります。

ここから先にはネタバレがあります!
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第5話「繰り返される歴史」のあらすじネタバレ

リウ・ユンシアンの父は、男性教師シェン・ホワがユンシアンを襲ったことを知ってシェン校長に訴え出ましたが、いなされてしまいます。

怒った父は、シェン校長もろともシェン先生を訴えようと公的に問題にしました。ユンシアンはその調査において、シェン先生に何度も傷付けられます

ユンシアンが過去に盗作をしたこと、精神病を患っていること、幻覚に悩まされていることなどが取りざたされ、ユンシアンはどんどん不利になります

シェン先生は恋心を認めましたが、ユンシアンの症状のため性的暴行は認められず、父は家を出ます。ユンシアンはその夜、自殺を図るのでした

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『返校 DETENTION』シーズン1 第5話「繰り返される歴史」

父の帰宅

「帰ったぞ」と言ってリウ・ユンシアン(リー・リンウェイさん)の部屋に入ってきたのは、ユンシアンの父でした。

父は、倒れたユンシアンの具合を心配しています。優しく声をかけてくれる父に、ユンシアンは思わず抱きつきました。

父が帰ってきたことで、母も嬉しそうです。食卓を囲んで他愛無い話をすることが、ユンシアンにとっては幸せなひとときでした。

その頃、チョン・ウェンリアンは廟でお祓いをしていました。ウェンリアンは、倒れたユンシアンから白鹿のペンダントを取っておいていたのです。

自分の力ではどうにもならないと思い、ウェンリアンは母に相談します。すると母は、本人がお願いしないと祓えないと話すのでした。

翌日、帰宅したユンシアンは、両親が日記を読んだことを知ります。父は、男性教師シェン・ホワから何をされたのか話せと言ってきました。

ユンシアンは母の顔を見ます。そして「覚えてないわ」と答えました。父はユンシアンを救うために力を貸すと、ユンシアンに語るのでした。

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父と校長

ユンシアンが何も語らないため、父は校長室に乗り込みました。教育について語るシェン校長に、父は「ユンシアンをシェン先生が傷物にした」と怒ります。

シェン校長は、シェン先生のことをかばいます。その口ぶりから、シェン校長は全てを知っていたのだと父は確信しました。そしてシェン校長を脅しました。

その夜、シェン先生はシェン校長に呼び出されました。シェン校長はさすがにシェン先生がユンシアンに手を出したとは知らず、怒りを爆発させました。

ユンシアンは父と外食していました。すると、そこにシンディという人から電話がかかってきます。父は、電話を取りませんでした。

ユンシアンは気になっていたことを聞きます。父は、いつまでここにいられるのかと……。父は具体的に答えず、どこにいても父親に変わりないと話しました。

翌日、父に連れられてユンシアンは会議に出ていきました。証言を求められたユンシアンの代わりに、父がシェン先生との仲について説明しました。

日記に書いていた通りに、父は証言します。個人的に指導を受けていたこと、それが重なったのちに、シェン先生が性的暴行を働いたこと――。

目撃者がいないと知ったシェン校長は、誤解があると言い出しました。そして、ユンシアンに診断書を取り、証拠として提出するよう迫ります。

ユンシアンは立ち上がって、腕にある跡を見せました。赤黒いアザを見た大人たちは、一斉に目を伏せます。ユンシアンは、正式に検査を受けることになりました。

ユンシアンが検査を受けている頃、父は不倫相手に電話をかけ、協議離婚を進めていると話すのでした……。

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謝罪

シェン先生がユンシアンを呼び出し、藍衣詩社に連れ出しました。ユンシアンは、シェン先生に脅えて顔を上げることもできません。

シェン先生は「どうかしてたんだ。なかったことにしてくれないか?」と言ってきました。お互いのためと上手いことを言うシェン先生に、ユンシアンは脅えます。

シェン先生は、ユンシアンの手を取って謝罪します。ユンシアンは「他に言うことは?」と聞きますが、シェン先生は何も言いませんでした。

大人たちの聞き込みは、藍衣詩社の部員たちにも行われました。部員たちはシェン先生のことをかばいつつも、個人補講については認めます。

シェン先生は、ユンシアンと2人で撮った写真を眺めていました。そして、図書室で見かけた女子生徒が、写真の奥に映り込んでいることに気付きます。

その女子生徒はファン・ルイシン(ハン・ニンさん)でした。シェン先生は不安になり校長に相談しますが、気のせいだと言われます。

校長は、旧知の間柄であるバイ教官に対処を頼みました。するとバイ教官は、ユンシアンのクラスの級長スー・ジエユーを呼び出しました。

その頃、ユンシアンは周囲の生徒から、先生を誘惑したとんでもない女だと噂されていました。ユンシアンは教室から逃げて、涵翠楼の屋上に上ります。

そこにやってきたウェンリアンに、ユンシアンは本当のことを言いました。シェン先生とは行為に及んではいないのだ、と……。

ウェンリアンは、ユンシアンにこの町を出ようと言いました。しかしユンシアンは頷くことができず、調査会へと向かいました。

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目撃者

シェン先生は、ユンシアンが自分から誘ってきたのだと言い訳しました。すると、ユンシアンの父が、シェン先生が渡した真珠のピアスを取り出しました。

一瞬焦ったシェン先生でしたが、受賞の祝いだと言い訳します。すると父は、担任であり、個人補講もしているシェン先生からは逃げられないと説明します。

「父親が校長だから、やりたい放題か」父がそう言うと、シェン先生の表情が変わりました。するとそこで、バイ・グオフォン教官が資料を取り出しました。

それは、ユンシアンが盗作をした証拠でした。ユンシアンは嘘をつく癖があるのだと言って、バイ教官はユンシアンを責めます。

責め立てられたユンシアンは、幻覚を見ました。ファンの姿を見たユンシアンは、生徒たちの間をすり抜けていくファンを追っていきます。

その幻覚を覚ましたのは、ジエユーでした。ジエユーは、図書室にユンシアンを呼びに行った時に目撃したことを話しました。

シェン先生とユンシアンがキスを目撃したのは、ジエユーだったのです。そしてジエユーはバイ教官の指示を無視して、シェン先生からキスしたことを証言しました

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恋愛か否か

シェン先生は、シェン校長の言うことを聞くしかありませんでした。父の力を失うことを誰よりも恐れていたのは、自分自身なのでした――。

帰宅したユンシアンは、ボロボロに傷付いた母を慰めます。「悪いのは私よ」ユンシアンは以前と同じように、母が自分を責めないようにと気を遣いました。

母は、シェン先生がユンシアンに贈った芸香の鉢を叩き割っていました。

次の会議で、シェン先生は国語力を活かして弁明を始めました。あくまで迫ってきたのは孤独を抱えたユンシアンで、自分は拒否できなかったのだ、と……。

ユンシアンの父は立ち上がり、ユンシアンが精神病を抱えていることを打ち明けました。そんなユンシアンにこんな状況は酷だと語ったのです。

するとシェン校長は、精神病は妄想を伴うことがあると切り返しました。そして、ユンシアン自身に尋ねます。「お父さんが帰宅したのは転校してから初めてだな?」

そしてバイ教官は、ユンシアンの症状には妄想や幻覚があり、今回もそうだったのだと話します。学校側は何としてもシェン先生を守るつもりでした。

ユンシアンは恋愛していたという妄想をシェン先生から打ち砕かれ、それを受け入れられずにこんな騒動を起こしたのだと、シェン校長は結論付けました。

そしてシェン先生は、ユンシアンに対して恋愛感情は一度も持ったことがないと証言しようとしました。しかし、途中で言いよどみます。

「師弟でなければよかった」とシェン先生は言いました。しかし、ユンシアンの証言の不確実性から、事件はなかったものとされました。

シェン先生の心は、とっくに壊れていました。やっと見つけた自分を父の付属品として見ない存在を、自分から遠ざけてしまったのですから……。

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絶望

ユンシアンの父は、家を出て行きました。ユンシアンはそれをドア越しに聞きながら、ウェンリアンから渡された手紙を読んでいました。

ウェンリアンは、夜のバスで町から出て行こうとしていました。ユンシアンはその手紙を信じて、荷物を持ってバス停に向かいます。

しかし、終バスが来る時間になっても、ウェンリアンは姿を見せませんでした。ユンシアンは、ウェンリアンの家に向かいます。

ユンシアンは、祭壇に置いてある白鹿のペンダントを見つけました。そしてそれを握り締めると、堪え切れなくなって大泣きするのでした。

帰宅したユンシアンの傍には、ルイシンがいました。ルイシンは復讐を説きますが、ユンシアンは「恨むのは自分だけ」と語ります。

ユンシアンは、服を着たままバスタブに入りました。そしてカッターの刃を繰り出すと、左の手首を切りつけて、水の中に沈めるのでした……

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第5話「繰り返される歴史」の感想

Netflixドラマ『返校 DETENTION』シーズン1 第5話「繰り返される歴史」は2020年12月19日に配信されました。

詩人の恋愛

ユンシアンはまだしも、シェン先生は恋心などなかったと貫き通すべき存在でした。特に教師と生徒となれば、立場が危うくなるからです。

しかし、シェン先生はそうできませんでした。唯一、シェン先生を「校長の息子」として見ないでいてくれたユンシアンのことを否定できなかったのです。

ユンシアンのことを否定すれば、自分自身のことも否定することになる――そんな風に想ってしまったのかもしれません。

詩人として愛だの恋だの語っていると、そういう感情が高ぶりやすくなるのかもしれません。そして、それを切り捨てられなくなるのかも……。

真のクズにはなれなかったシェン先生でしたが、父・シェン校長とバイ教官の働きにより、ユンシアンの言葉は信憑性がないという結論になるのでした。

どうなったの!?

おそらくジエユーは、バイ教官から嘘をつくように指示されていたはずです。ユンシアンから迫ったと言えと、命令されていたでしょう。

しかしジエユーは、ユンシアンが優しく接してきたことや、親しくしていたことを忘れずにいました。そしてバイ教官に逆らいました

ジエユーは級長の地位を守れるんでしょうか? 一気に「幽霊」にはならないでしょうが、心配でなりません……!

そして、ユンシアンを呼び出しておいて、姿を見せなかったウェンリアンが心配です。ウェンリアンはそんなことをするヤツじゃないんです!

ルイシンの力でどこかに行くように仕向けられたのか、それとも何か危険なことがあったのか……心配です! 無事でいてほしい!!

ミヅチ
ミヅチ

まさかユンシアンが自殺を図るとは思いませんでした。そして、幽霊であってもルイシンはそれに気付けないんですね……。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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