こちらにはNetflixで毎週配信中の韓国ドラマ『mine』シーズン1エピソード6「不都合な真実と偽りの平和」のネタバレと感想があります。
主な登場人物・キャスト
ソ・ヒス(イ・ボヨン)
チョン・ソヒョン(キム・ソヒョン)
カン・ジャギョン/イ・ヘジン(オク・ジャヨン)
キム・ユヨン(チョン・イソ)
ハン・ジヨン(イ・ヒョヌク)
ハン・ハジュン(チョン・ヒョンジュン)
ハン・ジノ(パク・ヒョックォン)
ハン・スヒョク(チャ・ハギョン/VIXXエン)
あらすじ
タイトルの「不都合な真実」は家庭教師のジャギョン(を名乗るイ・ヘジン)が次男の息子ハジュンの実母であるという事実です。
そして「偽りの平和」とは、お互いの秘密を知る次男ジヨンと長男の妻ソヒョンが牽制し合い、上記の事実を隠して保つ平和を指します。
次男ジヨンの秘密は、妻ヒスに隠して息子ハジュンの実母ヘジンを家庭教師として家に入れたことでした。
しかしヒスが身ごもったことにより、ジヨンの興味は婚外子ハジュンからヒスの子に移ったのです。
会長ソクチョルから次期会長候補として期待されている長男の妻ソヒョンの秘密は、同性愛者だということです。
お互いの秘密を握り合う次期会長候補の2人が争っている頃、次男の妻ヒスは夫の連れ子ハジュンへの愛を深めていました。
ジヨンはジャギョン(を名乗るイ・ヘジン)を追い出すと決めます。そしてジャギョンはイ・ヘジンに戻ることになりました。
ヒスが「不都合な真実」を知ったことで、ヘジンとの戦いは新しい局面を迎えるのでした。
ミヅチガタリ
跡目争いに全く関係なさそうな出来の悪い長男ジノが代表取締役になった理由は、ヒスに真実を隠すためでした。
息子ハジュンを跡継ぎに相応しい人材に育て上げるため、次男ジヨンは実母ヘジンを家に迎えました。
ジヨンにとってハジュンは可愛い息子ではなく、自分が跡継ぎになるための要素のひとつなのでしょう。
だからこそ、妻ヒスが妊娠したと知った途端ヘジンを追い出しました。ヘジンの欠点を受け継いだハジュンを見切ったのです。
ジヨンは愛人の子ですが、誰よりも財閥一族としての自覚が強い人物です。それは意外にも、ソヒョンの不満に繋がりました。
愛を思い出したソヒョンにとって、愛情深い人間を演じて周囲全員を騙しているジヨンはモンスターに近い存在なのかもしれません。
ソヒョンはジヨンと闘う決意をしたようです。それは家を守るためなのですが、その強い気持ちは息子スヒョクを縛ることにもなっています。
スヒョクはハウスガイドのユヨンと純愛を育てています。厳しく当たる継母からは、どんどん気持ちが離れていくのでしょう……。
mine 第6話 不都合な真実と偽りの平和
雨の夜
財閥一家ハン家次男ジヨンは、元女優の妻ヒスに電話をしていました。2人は別々の車で、雨の中を走っています。
ヒスは、家庭教師ジャギョンが夫の連れ子ハジュンの実母ではないかと疑い、それを証明するためDNA検査を考えていました。
しかしヒスはDNA検査を踏み止まります。ヒスは妊娠初期で、まだそれを家族の誰にも伝えていないことを思い出したのです。
その時ハジュンが婚外子であることが報道され、ショックを受けたハジュンが家を飛び出してしまいました。
ヒスの妊娠を知った夫ジヨンは、運転やストレスが妊娠に悪影響を及ぼすと心配していました。
「お義母さんとジヨンの企みに、私とヒスが踊らされてる?」――長男の妻ソヒョンは、ひとり書斎で考え込むのでした。
ハジュンはどこに
真っ赤なコートを着た次男の息子ハジュンの家庭教師ジャギョンは、買い物を終えて次男ジヨンに電話を掛け直しました。
怒ったジヨンは、ハジュンが家出をしたのは記事を出したジャギョンのせいだと怒り狂っています。
ハジュンの実母であるジャギョンは、私に似て強いはずだと自分に言い聞かせながら車を走らせ始めました。
ノドクの逃走
ハン家の分家「ルバート」がハジュン失踪で大騒ぎになっている頃、本家「カデンツァ」でも問題が起きていました。
会長の妻スネが可愛がっているペットの孔雀ノドクが檻から逃走したのです。スネは怒ってメイドたちを怒鳴ったり蹴ったりしていました。
その様子を見た長男の妻ソヒョンは、孔雀よりハジュンを心配するべきだと提言します。するとスネは口を滑らせました。
「ノドクと違って2人の母親が……」ソヒョンはそれを聞き逃しませんでした。スネは、家庭教師も母親のように接していると語ります。
コンサート会場にて
次男の妻ヒスは、息子ハジュンが好きなアーティストであるウ・ウォンジェのコンサートが開かれていることを知ります。
その頃、家庭教師ジャギョンはハジュンの荷物につけた位置捜索システムを使ってハジュンの居場所を突き止めていました。
ヒスはコンサート会場に入ります。そこには、コンサートスタッフに手当てされている制服姿のハジュンがいました。
ヒスはホッとしてハジュンを抱き締めますが、ハジュンは目を伏せたまま無言を貫きます。
少し遅れてジャギョンが会場に到着しました。ヒスに連れられて帰るハジュンの姿を見て、ジャギョンは安堵するのでした。
SMILE
長男の息子スヒョクとハウスガイドのユヨンは、テラスで話していました。話は尽きませんが、ユヨンは仕事に追われています。
去り際、ユヨンは「あまり悲しむと癖になるよ」とスヒョクにアドバイスしました。笑顔でいるようにと……。
ヒスの母性
ペットの孔雀ノドクは、月に照らされて空を飛んでいました。ノドク捜索をしていたメイドたちは、思わず目を奪われます。
そんな中、次男の妻ヒスとその息子ハジュンが帰宅しました。長男の妻ソヒョンは、複雑な表情で2人を出迎えます。
2人に遅れて、次男ジヨンが帰宅しました。ジヨンは花瓶から枝を取り出し、黙ってコンサートに行ったハジュンを叩こうとします。
「たとえあなたでもこの子に触れたら許さない」家庭教師ジャギョンが陰から見守る中、ヒスはハジュンの盾となりました。
ヒスは、ショックで大泣きするハジュンを抱き締めて寝かしつけました。ジャギョンはその様を、ドアの隙間から覗き見ます。
嫉妬、怒り、悲しみ……そしてヒスへの感謝と罪悪感。ジャギョンの中には様々な感情が生まれました。
しかしジャギョンの感情の行き着く先は、絶対に自分のものを取り戻して見せるという強い決意なのでした。
婚外子の噂
記事を読んだ会長の妻スネは、長男の息子スヒョクも、次男の息子ハジュンも婚外子だと書かれていることを知ります。
また、長男の妻ソヒョンは出産を諦めたという根も葉もない話まで書かれており、スネは「卑しい奴ら」と怒ります。
その上、まだ孔雀ノドクが見つかっていないと聞き、スネの怒りは頂点に達しました。
盗人
それぞれの夜が過ぎていきます。ソンテ執事は荷物を持ってこっそりと会長ソクチョルの寝室へと入りました。そして、地下金庫の上に立ちます。
ソンテ執事が用意した安物のガラス吸盤は、厳重な扉をいとも容易く開いてしまいました。ソンテ執事は、ブルーダイヤのネックレスに手を伸ばします。
ジヨンの結論
その頃、次男の息子ハジュンの実母である家庭教師ジャギョンは、ハジュンの部屋に入っていました。
ジャギョンはベッドに入り、ハジュンを抱き締めます。その時、次男の妻ヒスが入ってきてジャギョンは呼び出されました。
ヒスとジャギョンが言い争っていると、そこに次男ジヨンがやってきました。ジヨンはヒスを庇って、寝室へと連れ帰ります。
ジヨンは、疑わないで欲しいとヒスに頼みました。そして、ヒスを不安にするジャギョンはクビにしようと言い出します。
寝室から出てきたジヨンに、ジャギョンは全てを打ち明けると迫りました。ジャギョンはそこで、ヒスの妊娠を知らされます。
ジヨンは「欲張りな女は嫌いだ」「君は6年前に死んでる」と言い放ちます。ジャギョンは存在を消されることとなりました。
苦悩と盗難
怒ったジャギョンが車を発進させたところ、ソンテ執事とメイドのギョンヘが前を塞ぎました。ジャギョンはクラクションを鳴らして2人を追い払います。
ソンテ執事とギョンヘは、金庫の中の物を持ち出して逃げるところでした。ジャギョンはそれに気付かず、道路へ出て行きます。
ジャギョンは不安定になり、自分自身を車ではねる幻覚を見ました。その頃、会長の妻スネもジャギョンに迫られる悪夢を見ていました。
ジャギョンは深呼吸をして気を取り直し、ハン家へと戻りました。その目は、強く光っているのでした……。
嫁同士の気遣い
翌朝、目覚めた次男の妻ヒスは長男の妻ソヒョンと話をしました。ソヒョンが話し始める前に、ヒスは妊娠を打ち明けます。
ヒスは、実子が生まれても夫の連れ子ハジュンとの信頼は変わらないと語ります。ソヒョンは、ヒスにジャギョンのことを話すのをやめました。
ラザールダイヤモンド
ソンテ執事とメイドのギョンヘは盗み出したブルーダイヤを鑑定士に見せますが「ラザールダイヤモンドだ。売れないよ」と言われてしまいます。
2人がショックを受けている頃、仕掛けた隠しカメラの映像を見ていた主任メイドはほくそ笑んでいました。
そこに会長の妻スネから呼び出しがかかります。ペットの孔雀ノドクを見つけろと言われ、主任メイドは事実を告げました。
怒り狂うスネのところに長男の妻ソヒョンがやってきます。そして、スネから家庭教師ジャギョン解雇の言質を取りました。
みっともない女たち
ハン家長女ジニは美容整形を受け、立場上は伯母であるソ・ジンギョンと合流します。そこでジニは叱られてしまいました。
ジニの気性が荒いことを知っていて結婚してくれた夫に気を遣うよう言われたジニが落ち込んでいると、目の前で修羅場が始まりました。
長男ジノの愛人同士が争っているのです。長男の妻ソヒョンが不倫に無関心な中、愛人同士は愛を競っているのでした……。
ソンテ執事とメイドのギョンヘ
偽物のブルーダイヤを持って途方に暮れているソンテ執事に、主任メイドが電話をかけてきました。
ソンテ執事とメイドのギョンヘは主任メイドの下僕になるのは嫌だと思いながらも、高飛びする金も度胸も持っていないのでした。
不都合な真実か、偽りの平和か
長男の妻ソヒョンは、カウンセリングも行える修道女シスター・エマを訪ねていました。
ソヒョンは詳細を伏せながら、妊娠中のヒスに対してジャギョンのことを伏せておきたいという気持ちを打ち明けます。
しかし、真実を知るのが遅くなればなるほどヒスの苦しみは大きくなってしまう……悩むソヒョンに、シスター・エマは問います。
「不都合な真実か、偽りの平和か。どちらを選びますか?」
真実を知るジノ
本家「カデンツァ」で長男の息子スヒョクと、ハウスガイドのユヨンが見つめ合っています。その様子を、長男ジノが目撃しました。
しかしジノが2人に理由を聞く前に、母である会長の妻スネから呼び出されてしまいました。そこでジノは真実を聞かされます。
出来の悪い長男ジノの代表取締役就任は、ジャギョンの正体を知るスネを口止めするための交換条件だったのです。
主任メイドの笑み
戻ってきたソンテ執事とメイドのギョンヘは、主任メイドに出迎えられました。そこで主任メイドは、2人の犯行が収められた映像を見せます。
事実を知って呆然としているジノは、すぐ傍でそんなやりとりが行われていることも知らずにフラフラと歩いていくのでした。
ソヒョンとジヨン
長男の妻ソヒョンは、次男ジヨンに会いに行きました。その途中、ソヒョンは母親のように振る舞う家庭教師ジャギョンを目にします。
「カン・ジャギョン――いいえ、イ・ヘジンをなぜ家へ?」自らも財閥育ちのソヒョンは、ジヨンの企みに気付いていました。
そして、妻ヒスを騙し続けようとするジヨンに助言します。手遅れになる前に、ヒスに自分から事実を伝えるべきだと……。
しかしジヨンは頑固でした。状況によってやり方は変わると語るジヨンは、互いの秘密を知る仲間としてソヒョンを扱います。
秘密を握るジヨン
次男ジヨンは知っていたのです。長男ジノの妻としてハン家に迎えられたソヒョンは、会長ソクチョルにとっては次期会長候補でした。
優秀なソヒョンを恐れたジヨンは、隠し撮りが趣味の主任メイドから情報を得ます。そして、ソヒョンの秘密を知りました。
ジヨンは、ソヒョンが性的マイノリティーであることを夫と世間に隠しているのは問題だと語りました。
ソヒョンは、ジヨンに弱みを握られたことを知って焦ります。次期会長候補のトップを争う2人の冷戦が始まりました。
駐車場の攻防
家庭教師としてハン家に入った次男の息子ハジュンの実母ジャギョンは、最後に次男ジヨンを呼び出しました。
そして数秒後、ジャギョンは次男の妻ヒスを呼び出しました。それを知らず、ジヨンは車の中でジャギョンを出迎えます。
ジヨンは、本当のカン・ジャギョンを口止めして、ジャギョン――イ・ヘジンには元の世界に戻るよう語ります。
ジャギョンがジヨンにキスを迫った時、ヒスが駐車場にやってきました。ヒスを見たジヨンは驚き、身を伏せます。
そしてジャギョンに身を隠させると、ジヨンは車を出ました。ジャギョンがいることを知られないように、ヒスと家に戻ろうとします。
そこでジャギョンはクラクションを鳴らしました。ヒスは振り返り、もう一度車に向かっていきます。
去り際のジャギョン
その時、シスター・エマがヒスに電話をかけてきました。ヒスは電話に出ると、イルシン会のイベントに出ると約束します。
そこにジャギョンが現れました。ジャギョンはヒスの妊娠を祝うと「出ていく前に話したいことがあります」と切り出しました。
しかしヒスは、ジャギョンを疑いたくないと断りました。会長の妻スネには子どもは持たないと言ったヒスでしたが、妊娠は喜びでした。
「今度話します。また今度」ジャギョンはそう告げると、荷物をまとめてハン家を後にします。
「ハジュン、私は生きてる。もう少し待ってて」ハジュンの部屋を見つめて、ジャギョンは心に誓うのでした。
mine
シスター・エマのカウンセリングを受けている長男の妻ソヒョンは、唯一手に入れられなかった恋人との未来を悔いてはいませんでした。
しかし、その傷は大きく心に残っていました。だからこそ、2年前にかつての恋人チェ・スジがハン家を訪ねた時には驚きます。
ハン家の庭を並んで歩いたソヒョンとチェ・スジでしたが、その恋がもう一度始まることはありませんでした。
シスター・エマに「彼女はどんな存在?」と問われたソヒョンは「mine……私のもの」と答えます。
ソヒョンの目からは涙が零れ落ちました。ソヒョンは、チェ・スジを手放さなければならないと決意したのです。
ジノの発見
帰宅したソヒョンは、不倫相手と楽しく会話する夫ジノを無視して通り過ぎます。ジノは、ソヒョンの態度に変化を感じました。
主任メイドは、ブルーダイヤを取り出して自分の首にかけます。その時、ジノが部屋に入ってきました。
ジノはブルーダイヤのネックレスをじっと見つめます。主任メイドは震えながら言い訳しようとしますが、声が出ませんでした。
母を想うハジュン
息子ハジュンを送迎する次男ジヨンは、ハジュンの実の母親について「死んだ」と言いました。自分の母親と同じように……。
ジヨンは、妻ヒスが妊娠していることをハジュンに教えました。ハジュンはそれを聞いて、不安な気持ちになります。
「お母さん、僕を捨てないで」出迎えたヒスにハジュンは抱き着きました。実母が死んだのなら、もう母はヒスしかいないのです。
ハジュンは、生まれてくる子の面倒を見ると語りました。ヒスは健気なハジュンを見て、思わず涙するのでした。
イ・ヘジン
イルシン会のチャリティーイベントが開かれました。そこには、中心となるシスター・エマやヒスの姿もあります。
シングルマザー財団「タウムセンター」の幟もあります。そこに、広報部から電話がかかってきました。
記事の情報源がイ・ヘジンだと聞かされたヒスは、ハジュンの実母がイ・ヘジンだと夫ジヨンが語ったことを思い出します。
実母の余裕
長男の妻ソヒョンは、ヒスのもとへと急ぎました。ジヨンが自分から事実を語らないのならば、自分が語ろうと考えたのです。
チャリティーイベントにやってきたソヒョンは、ヒスに「カン・ジャギョンを名乗るイ・ヘジンはハジュンの実母だ」と伝えました。
ヒスはあまりのことに言葉も出ません。そこに一台の車が現れました。そこから出てきたのは、ジャギョン――を名乗っていたイ・ヘジンでした。
「こんにちは。イ・ヘジンです」そう言ったヘジンを、ヒスはビンタしました。しかしヘジンは、ただ鼻で笑うだけでした。
シスター・エマの証言
ハン家の本家「カデンツァ」で起きた殺人事件を目撃したシスター・エマは、警察署で証言します。
「私が見つけた時、2人が倒れてたんです。でも、また戻った時には……」
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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