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Netflixドラマ『ミステリーバス』ネタバレ考察「古い学校」

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ミヅチ
ミヅチ

この記事は、Netflixオリジナルのノルウェードラマ『ミステリーバス』(原題:Bloodride)「古い学校」のネタバレと考察、感想です。

都会の小学校で挫折を味わった若い女性教師サナは、静かな田舎にあるアサック小学校で教師生活を仕切り直すことにしました。

しかしサナは赴任初日から怪しげな老人男性を目にします。そして、校舎でひとりになった時には怪奇現象が起きるのです。

寄宿舎の世話人アグダや先輩教師トリーネ、用務員カトに話を聞いたサラは、霊の正体へと近付いていきます。

都会で過ごしてきたサラには、田舎独特の「空気」に追い詰められた家族の話が痛ましく思え、霊に同情するようになっていきます……。

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主な登場人物とキャスト

サナ(エレン・ベンドゥ)
アグダ(インガン・オイエン)
イエーゲル(トールフィン・ナグ)

ここから先はネタバレがあります!
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ミステリーバス – 古い学校

新任教師サナ

若い女性サナが、1927年に創立されたアサック小学校へと入っていきました。アサック小学校は今日、新学期を迎えます。

40年間閉校していたアサック小学校には、児童たちと顔馴染みの中年女性トリーネ先生が赴任しています。

サナは、オスロから国語を担当するためにやってきたのです。新入生を歓迎していると、門の外に怪しげな老いた男性を見つけました。

しかし、ふと目を離した隙に老人はいなくなってしまいました。サナはそれを少し気にしながら、授業へと向かいました。

謎の老人

都会で挫折したサナは、教師生活を仕切り直すために静かな田舎にやってきました。児童たちは素直で、サナは喜びを感じます。

児童たちを帰した後、サナは校内を見て回ります。そこで朝見かけた老人と出会いました。彼は「用務員だ」と言うとすぐに立ち去ります。

半地下から響く声

児童たちは帰ったはずなのに、どこかから小さな子どもが泣く声が聞こえてきます。サナは声に導かれ、地下へと入りました。

扉の先には、半地下になっている空間がありました。そこには骨格模型があり、サナは思わず身をのけぞらせます。

そこには誰もおらず、外の声が反響しただけだろうとサナは考えました。そして地下室を出て、ドアを閉めるのでした……。

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何か感じる

寄宿舎に戻ったサナに、世話人アグダは「校舎はどうだった?」と尋ねます。「校舎の前を通ると何か感じるのよ」とアグダは語りました。

そこでサナは、地下室から声が聞こえたと打ち明けました。アグダはやっぱりかという反応で、サナに詳しい話をしようとします。

サナの隣の部屋にはジョニーという妙な男がいます。少しおかしくなっているようで、じっと人を見つめる癖があるようでした。

イエーゲル

サナは、年老いた用務員イエーゲルは既に退職しているとトリーネ先生から教えられます。子どもたちから怖がられていたと……。

敷地内をイエーゲルがうろついていた話をすると、トリーネ先生は「亡くなったと想ってたわ」と言うのです。

怪奇現象

サナひとりになった教室で、蛍光灯が点滅します。そしてチョークがひとりでに宙に浮き「サナ 私たちを助けて」と黒板に記しました。

サナは逃げるように教室を出て、寄宿舎へと戻りました。しかしアグダの姿はどこにもなく、誰かがサナを追いかけてきます。

近付いてくる足音に脅えながら、サナは自室へと入りました。足音はサナの部屋ではなく、近くの別の部屋に入ります。

サナは追いかけてくる男の手を見て、イエーゲルだと感じました。そこに現れたアグダは、ジョニーの父だと語るのでした。

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死か失踪か

アグダは「あの学校で人が死んだって知ってる?」と切り出しました。随分昔のことなので、サナは全く知りませんでした。

アグダは、アサック小学校で死んだ人物が成仏できずにこの世を彷徨い、成仏の手助けを求めていると言うのです。

その話をトリーネ先生に話すと、人が死んだという話は聞かないが70年代後半に失踪した人はいると聞かされました。

1978年の春

サナは、校舎の壁にある歴代児童の写真を見て回ります。そこにアサック小学校卒の用務員カトが現れて、写真のひとりを指差します。

カトの同級生の中に、失踪した女子児童ウンニがいました。他にも失踪した児童がいないかと聞くと、カトは別の写真へと移動します。

ウンニとマリ、シセル、オッドの4人の写真を指したカトは、1978年の春に起きたことを話します。

町外れに母親と暮らしていた4人は突然学校に来なくなり、様子を見に行った人は1年以上前に死んだ母親の遺体を発見しました。

ストーレン家は地域に馴染めず、容姿の醜い母親と4人の子どもたちは周囲から冷たくされていたのです。

ストーレン家へ

ひとりになったサナの前に、4人の霊が現れます。「憎まれてた」「悪いヤツ」「誘拐された」「ここから出して」「写真を見て」――。

仕事を終えたサナは森の中にあるストーレン家へと向かいました。今は廃墟になっているようで、鍵もかかっていません。

小屋に入ったサナは、写真の中の少女が持っている人形を発見しました。そのサナの後ろに、人影が現れます。

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イエーゲルは犯人か

いつの間にか現れたイエーゲルは「母親はイカれてたし、子どもたちは悪魔の子だ」とストーレン家に近付かないよう警告しました。

激しく叱責されて追い出されたサナは、寄宿舎へと戻りました。そんなサナに、4人から選ばれたのだとアグダは語りました。

イエーゲルこそが4人の子どもたちを殺したのだ、そして息子ジョニーにも何かしたのだとアグダは推理します。

しかしサナはアグダの言葉を鵜呑みにはせず、きちんと調べることにします。そして「写真を見て」と言われたことを思い出しました。

死の境界線を移す

写真の後ろにはスペースがあり、本の1ページが挟まっていました。それは魔術書の一部で、死の境界線を移すものです。

サナとアグダは最初に子どもたちの声が聞こえてきた校内の地下室へと向かいました。夜の校舎の中を、2人は少しずつ進んでいきます。

サナは床に不自然にボードが置かれていることに気付き、それをどけます。その下には土があり、掘ると小さな頭蓋骨が出てきました。

復活の儀式

魔術に詳しいアグダは、死の境界線を移す魔術を実行します。魔術は成功し、4人の子どもたちは生きている時の姿を取り戻しました。

そこにイエーゲルが飛び込んできました。「町のためにやったんだ」息子ジョニーを壊したのは4人だとイエーゲルは語ります。

掘り返された骨を見て、イエーゲルは焦りました。「あいつらは普通じゃない。悪魔の子だ!」

4人の子どもたち

「サナ」――ウンニとマリ、シセル、オッドが声を合わせてサナを呼びます。4人の子どもたちは、凶暴な悪魔の顔を露わにしました。

サナとアグダは思わず金切り声を上げます。しかしその声は誰に届くこともなく、血飛沫だけが残るのでした……。

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考察と感想

考察

1970年頃――ある田舎町の外れの森にストーレン家がありました。母親とウンニ、マリ、シセル、オッドの4人の子どもたちが住んでいます。

ストーレン夫人はとても醜く、周囲の人々から村八分にされていました。それは、小学生である4人の子どもたちも同様です。

1978年の春、4人の子どもたちが学校に来なくなりました。ストーレン家には、1年前に亡くなった母親の遺体だけがあったのでした。

外れ者のストーレン家には周りとの交流がなく、母親の死は放置されてきたのです。そして4人の子どもたちは姿を消したのです。

母親の死因は分かりませんが、4人の子どもたちを殺したのは、彼らが通うアサック小学校の用務員イエーゲルでした。

イエーゲルは息子ジョニーがおかしくなる直前に、「悪魔の子」と呼ばれる4人がジョニーに何かしているのを見たのです。

その後40年間アサック小学校は閉鎖されました。イエーゲルが用務員を辞める年になった頃、アサック小学校は再び開校されます。

そこにやってきた都会の教師サナは、4人の子どもたちの本性を知らないまま彼らに同情を寄せ、復活の儀式までしてしまいます。

現世に蘇った4人の子どもたちは、手始めに自分を生き返らせたサナたちを食い殺してしまうのでした……。

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ミヅチガタリ

イエーゲル死亡説はただの噂で、寄宿舎に出入りしている息子想いの老人でしたね。もしかして読み方はイェーガーでもいいのかな……。

田舎の人々のねっとりとした団結が、結果的には悪魔の手から町を救っていたとは驚きでした。

1年以上放置されていた死体が見つかっても、それをしれっと覆い隠しちゃう田舎独特な空気感がグッときます。

おそらくサナは都会生まれの都会育ちで、田舎に根差す人たちを無意識に下に見ているところがあります。

自覚はないでしょうが、自分の判断こそが正しいのだと信じ込んでいるところがあります。

4人の子どもたちがサナに目をつけたのは、周りに流されがちな田舎の人たちとは違い、サナは独断専行だからでしょう。

私自身も都会育ちなのでサナのやり方に共感する部分もあります。しかし、それはどうかと思う部分もあります。

とにかく、魔術書がどうのとか言い出す人が出てきたら距離を置きたいなと思います。殺人犯にも……。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

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