Netflixドラマ『華燈初上―夜を生きる女たち―』エピソード23ネタバレ感想

Netflixドラマ『華燈初上―夜を生きる女たち―』タイトルS3
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ミヅチ
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こちらにはNetflixで配信中の台湾ドラマ『華燈初上―夜を生きる女たち―』エピソード23のネタバレと感想があります。

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主な登場人物・キャスト

ローズ/ロー・ユノン/羅雨侬(ルビー・リン/林心如)
スー・チンイ/蘇慶儀(シェリル・ヤン/楊謹華)

ジャン・ハン/江翰(リディアン・ヴォーン/鳳小岳)
ホー・ユエン/何予恩(デレック・チャン/張軒睿)
ヘンリー/ホン・リエン/洪立亨(ワン・ポーチエ/王柏傑)
マー・ティエンホワ/馬大華/ヒノキ(ウォレス・フォ/霍建華)
ルー・パオロン/劉寶龍/ベイビー(ウー・カンレン/呉慷仁)

ハナ/リー・シューホワ/李淑華(エスター・リュウ/劉品言)
アチー/チー・マンル/季满如(シエ・チョンシュアン/謝瓊煖)
アイコ/ワン・アイレン/王愛蓮(パフ・クオ/郭雪芙)
ユリ/ホアン・パイホー/黄百合(ニッキー・シエ/謝欣穎)
ヤヤ/林雅文(キャミー・チャン/江宜蓉)
シャオハオ/小豪(フー・ウェイジエ/胡瑋杰)

パン・ウェンチェン/潘文成(トニー・ヤン/楊祐寧)
アタ/リー・チェンタ/阿達(ジャン・グァンチェン/章廣辰)
コウ・チーハオ/葛志浩(シュウ・ジエカイ/修杰楷)

ここから先はネタバレがあります!

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あらすじ

ハナが売春婦をさせた彼氏を殺しかけたきっかけは、彼氏が他の女に売春の稼ぎを貢いでいると知ったからでした。

しかし殺意を行動に移してしまったトリガーになったのは、彼氏がハナのことを「犬」と呼んだことだったのです。

そのトリガーのことは誰にも知られず、ハナ自身も自覚しないまま、ハナは「光」でホステスとして働き始めました。

人気ホステスとなったハナでしたが、スーは初対面の時からハナは「光」にそぐわないと感じており、追い出す機会を探っていました。

不器用ながら真っ直ぐなアタ刑事と愛を育んできたハナでしたが、スーから嫌われていると知ってスーと距離を置くようになりました

スーが親友であるはずのローズから、ローズが大切にしている息子ズーウェイを奪うつもりだと知り、ハナは怒ったのです。

ローズとハナを罵る中で、スーはローズを「ご主人様」ハナを「犬」と呼びます。トリガーが引かれ、ハナは殺人衝動を爆発させました。

恋人ハナを迎えに「光」へ向かったアタ刑事はスーの死を知り、証拠隠滅や死体遺棄を介してハナの殺人を隠したのでした。

ローズはハナが犯人だと悟り悩みますが、向かいのクラブ「シュガー」ママのベイビーから後悔しないよう生きようと言われ決意します。

そしてローズは、嘘をついてスー殺害の罪から逃れようとしているハナと対峙するのでした。

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ミヅチガタリ

スー・チンイを殺害した犯人はハナでした……。いや、誰がスーを殺していてもおかしくはないと思いますけどね!

ハナに疑いを持ったのはパート2の後半でした。ハナが前科者だからではなく「川岸にいた」に違和感を持ったのがきっかけです。

さらにハナは、スーにより一度「光」を追い出されています。それも、犯罪被害者になったことを理由にです。

しかしハナはその時、スーがハナ自身を嫌っていることを確認していました。ハナはスーの悪意を恐れたのかもしれません

ローズは行き場のないハナを助けることに理由を必要としていません。あるとすれば、過去の自分を救う代わりに他人を救っているのでしょう。

本来、ローズは救われるべき子どもでした。しかし自力で逃げる力を持つまでは、誰も救いに来てはくれませんでした。

そんな過去の傷を埋めるように、ローズは過去の自分とかぶる人物を救っているのです。男に振り回されたり、希望を持てなかったりする人を……。

スーの歪んだ考えは、ハナを「犬」と呼ぶことで自らの死を招いてしまいました。自業自得と言えるでしょう。

ローズは自力で生きていく努力をしているのに、スーは誰かに守ってもらうことを前提に生きているのが面白い差ですね。

自分より下の相手は踏みつけ、上の相手には全力ですがるスーの生き様が哀しく思えてきました……。

詳細なネタバレはこの下です!

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華燈初上―夜を生きる女たち― 第23話

リー・シューホワの過去

1980年10月1日、台北――売春婦として働かされていたリー・シューホワ――ハナは、彼氏に愛を確認します。

ハナは他の女に売春の稼ぎを貢いでおきながら愛を語る彼氏に怒りをぶつけると、彼氏はシャオウェンという女の名を出しました。

「若くて美人だし、寝た男の数も少ない」と他の女を褒める彼氏に、ハナは怒りと悲しみが抑え切れなくなりました。

「犬」と呼ばれたことで堪忍袋の緒が切れたハナは、ベッドサイドに置いてあった小さなナイフを握りしめて彼氏に襲いかかったのでした。

1988年8月11日、台北 条通(ティアオトン)――日系ナイトクラブ「光」のホステスとして働くハナはアタ刑事と初デートをしました。

「俺も麻薬を売ってる」殺人未遂の前科を持つハナを慰める言葉は、冗談として流されてしまいました。

恋をしてはいけないとブレーキをかけているハナに、アタ刑事は「君には幸せになる権利がある」と語りかけました。

しかしその後、アタ刑事がハナを麻薬の売人だと疑い捜査していたのだと知ったハナは、激しく怒りました。

ハナと仲直りしたいアタ刑事は「光」の前でハナを待ち続け、不機嫌なハナに不器用ながら本音を伝えます。

「君は汚れてないと俺は思う」一生懸命に言葉を紡いでくれるアタ刑事に、ハナの心は動かされていったのです。

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ハナの過去

ハナを誘拐し襲ったシュウ・クオピアオへの怒りも、アタ刑事の本当の気持ちでした。

それを分かった上で、ハナは他の女性を選ぶようにとアタ刑事を諭します。しかし、アタ刑事はハナの傍にいると決めていました。

アタ刑事の傍にいようと決めたハナの前に現れたのは「光」のオーナーであるスー・チンイでした。

ハナは、初めて会った瞬間からスーに嫌われていたのではないかと問いかけます。スーはただ微笑むだけでした。

スーは、ハナを連れてきた親友でママであるローズに、ハナは「光」のスタイルに合わないと語ります。

ハナの売春や殺人未遂の過去も気になります。しかしローズが頑なにハナの採用を勧めるため、スーは折れざるを得ませんでした。

スーにより「光」を追い出されたハナでしたが、ローズが実家まで迎えに行ってしまいました。

ローズは独断でハナを解雇したスーを責めますが、スーは「他人を守りたくない」とローズの考えを突っぱねました。

そして店の権利を8割持っているスー自身の方が立場が強いのだと語り、ローズとの溝を深めていったのでした。

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スー・チンイの不穏な動き

「新東陽(シンドンヤン)」にて、スーと「光」の上客でありスーの恋人でもある中村正男は食事をしていました。

そこでスーは中村に、一緒に日本へ行くことを伝えます。しかしスーの心にはいまだに元恋人ジャン・ハンの影がありました。

スーは「光」で麻薬取引をしているホステスのユリから奪った麻薬を見つめて、考え込みます。

食事を共にしながら、ローズとスーは息子ズーウェイを挟んで火花を散らし合います。

ズーウェイはスーが日本に行ってしまうことを寂しく感じていました。そんなズーウェイに、スーは誕生日カードを用意していました。

そこには、スーがズーウェイの実の母であることが記されていました。そして自殺未遂を図った夜、母になることを決意したのです。

スーはズーウェイを日本に呼ぶつもりでいました。ローズからズーウェイを引き離すことになると分かっていて……。

スーは店でケーキを注文し、誕生日カードをケーキに添えるよう頼んだのでした。

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あの夜の秘密

1988年10月5日、スー・チンイの死の前夜――スーは最終出勤日に「光」の営業譲渡契約書をホステス達に送ったことをローズに明かします。

「あなたを守ってくれる人を探してあげる」スーの言葉に激高したローズでしたが、男子大学生ホー・ユエンの登場で怒りを収めます。

その頃、同居しているローズの家に帰宅したハナは、ケーキ屋からスー宛に届いた手紙に気付いていました。

雨に濡れて開いた手紙には、ケーキが配送できなくなったため誕生日カードだけを届ける旨が記されていました。

スーが、ズーウェイに実の母はスー自身だと知らせる誕生日カードを送ったと知り、ハナは急いで「光」に戻ります。

そこでハナは「光」の裏口でジャンの手を自らの首にあてがい、殺してくれと頼むスーを目撃してしまいます。

その頃、台風でひどい雨になっていると知ったアタ刑事は、ハナを迎えに行くため中山警察署を飛び出していました。

姿を隠していたハナは、髪を乾かしているスーの前に出てズーウェイへの誕生日カードを突き付けます。

なぜローズを傷付けるのかと問うハナに、スーは「批判しないで」とはっきり言います。

ズーウェイを必ず奪うと強い口調で語るスーに、ハナはなぜ親友なのにそんなことをするのかと迫りました。

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ハナの導火線

「あなたを守ることで、ユノンは他人を哀れんで思い上がり、満足しているの」

スーは、ロー・ユノン――ローズのことをご主人様と言い、ハナを犬と呼びました。

ハナの脳裏に、売春を強制した昔の彼氏の姿が過ります。そして当時と同じように、ハナは衝動のままガラスの灰皿をスーの頭にに叩きつけました。

「光」に駆けつけたアタ刑事が見たのは、バックヤードで床にへたり込むハナと、血まみれで倒れているスーの姿でした。

スーが死んだことを確認したアタ刑事は、取り乱しているハナを落ち着けさせ、証拠隠滅を始めました。

アタ刑事は冷静でした。武器であるガラスの灰皿で外から窓を割ると、その灰皿を力いっぱい叩き割ります。

ハナは「光」のホステスなので指紋は残っていても問題ありません。しかし念のため、スーの遺体を別の場所に運ぶことにしました。

ハナは自首すると言いますが、殺人未遂の前科があるハナが重い罪に問われるのを恐れて、アタ刑事は黙っているように命じました。

そしてハナを守るために、アタ刑事は自ら愛するハナと離れることを決めたのです。

ハナを車の助手席に残し、アタ刑事はスーの遺体を山の中へと引きずって行きました。

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親友と親友

涙ながらにスーの死を確認する女性の声が誰のものか、録音を聞いたローズには分かってしまいました。

「光」のバックヤードでハナの到着を待っていたローズのもとに、向かいのクラブ「シュガー」のママであるベイビーがやってきました。

男装したベイビーはアイコに声をかけ、ローズのみならずアイコにも同席させました。

しかしアイコが1杯飲んだところで席を立たせたローズは、ベイビーが何をしにきたのかを問いました。

ベイビーは今日、母親の葬儀で思いの丈をぶちまけてすっきりしたようでした。しかし、母親本人には最後まで言えずじまいでした。

「死に直面すると正直になる」そう語るベイビーに、ローズは笑顔を返します。仲直りをする暇もなかったと後悔しながら……。

ベイビーは客の暴力から救ってくれたローズを「永遠のライバル」と称し、後悔しない人生を送ろうとエールを送りにきたのです。

ローズは、男子大学生ユエンが最初に聞かせてくれた録音だけで、犯人がハナだと分かっていました。

ユエンは会話の直前に聞こえる音が「光」の休憩室のドアチャイムだと気付き、従業員が犯人だと推理していました。

ローズの動揺した姿を見たユエンは、ローズが犯人に心当たりがあると分かりながらもテープレコーダーを預けました。

ベイビーの退店後、ローズはハナとバックヤードで2人きりになり、スーをどう思っていたのかと問いただしたのでした。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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