こちらにはNetflixで毎週配信中の韓国ドラマ『mine』シーズン1エピソード15「審判者たち」のネタバレと感想があります。
主な登場人物・キャスト
ソ・ヒス(イ・ボヨン)
チョン・ソヒョン(キム・ソヒョン)
イ・ヘジン/カン・ジャギョン(オク・ジャヨン)
キム・ユヨン(チョン・イソ)
ハン・ジヨン(イ・ヒョヌク)
ハン・ハジュン(チョン・ヒョンジュン)
ハン・ジノ(パク・ヒョックォン)
ハン・スヒョク(チャ・ハギョン/VIXXエン)
あらすじ
今回も、財閥ヒョウォングループを率いるハン家の次男ジヨンが亡くなった事件を調べるペク刑事が主軸となっていました。
ジヨンは亡くなる2日前、理事たちにより次期会長の座から追われていました。新会長は最大のライバルである長男の妻ソヒョンとなります。
ジヨンは会長の座を失い、さらに「闘犬場」で行き場のない人たちの命を弄んでいたという汚名により名誉も失ったのです。
最大のライバルだったソヒョンも、その夫である長男ジノも、皆ジヨンの死は絶望による自殺だと決めつけて話します。
実はジヨンの妻ヒスは、ジヨンの口から協力者であるソヒョンが性的マイノリティーだと知らされていました。
しかしヒスは「守りたいものがある」という共通点を持ち共に戦うソヒョンへの信頼を揺るがせることなく、より深い絆を築きます。
ペク刑事は事件直後にモナコに逃げたソンテ執事を疑いますが、ソンテ執事本人から殺していないと必死で訴えられました。
そこでペク刑事は記憶喪失を演じている様子のヒスを疑います。ヒスは夫ジヨンを殺したことを認めつつ、記憶は無いと語るのでした。
その一方で、長女ジニの夫ジョンドと、ジニが聖書を学ぶイルシン会のメンバーのひとりジャスミンの不倫がジニに知られました。
ジニは夫ジョンドの不倫を許し養おうというキリスト教的な考えを捨て、ジャスミンに大怪我を負った夫ジョンドを押し付けることに決めたのでした。
ミヅチガタリ
サブタイトルの「審判者たち」は、法律的な「判決を下す人」という意味なのか、キリスト教的な「この世を裁く神=イエス・キリスト」の意味なのか……?
本編で「神の許し」について言及していたのは長女ジニだけですね。しかしジニは教えに逆らい、夫ジョンドを見捨てます。
ジャスミンと大人しく話し合いで終わらせるのかとガッカリした直後、期待通りに大暴れしてくれたので大満足しました!
「もしかして、現場にいたもう1人はヘジンなのかな?」と思っていたのですが、どうやらヘジンは事件に関わっていないようです。
そしてソンテ執事も、毒ガスで地下室にいる次男ジヨンを殺そうとしましたが、生来の気の弱さで断念していました。
長男の妻ソヒョンは現場に倒れていた次男の妻ヒスを病院へと密かに運び、現場に転がっていた凶器の消火器を書斎に持ち帰っています。
しかしソヒョンが犯人だと決めつけることはできません。ペク刑事も最重要容疑者に挙げているのは、亡きジヨンの妻ヒスでした。
シスター・エマまでがジヨンの自殺を匂わせ始めたところで、突然ヒスが夫ジヨンの殺害を認めます。
前会長ソクチョルとその妻スネ、長女ジニ、長男の息子スヒョクと婚約者ユヨンは庭にいました。そして長男ジノはジニの夫ジョンドと共に病院にいました。
ジヨンを恨む主任メイドと、ジヨン殺人を断念したソンテ執事も庭にいました。これら9人は犯人ではないでしょう。
疑わしいのは現場にいた長男の妻ソヒョンと次男の妻ヒスです。しかし、どこにいたのか分からない人物もいます。
亡きジヨンの8歳の息子ハジュンと、その実母ヘジンです。ヒスが殺人罪を被ってまでかばいたい相手がいるとすれば、ハジュンとヘジンの2人でしょう。
殺人犯はヒスか? ソヒョンか? ヘジンか? はたまた幼いハジュンなのか? それとも、本当にジヨンが自殺を図ったのか?
次回が最終話です。ジヨンの死の真相は明かされるのか、ヒョウォングループはどうなるのか……楽しみですね!!
mine 第15話 審判者たち
殺人事件の2日前
財閥ヒョウォングループを率いるハン家の次男ジヨンが会長に就任する3日前、長男の妻ソヒョンは新しい情報を得ていました。
ジヨンが頻繁に通っている「闘犬場」のブローカーであるチョ・ギョンチョルの身元が割れたのです。
同じ頃、ジヨンは理事たちから会長就任を保留にされていました。その連絡を受けたジヨンに、ソヒョンは「おしまいよ」と声をかけます。
しかしジヨンに諦めるつもりはありません。「僕は雑草で野犬だ」と語り、邪魔者を殺すことも辞さないと鼻息を荒くします。
殺人事件の1日前
次男ジヨンは、妻ヒスを問い詰めます。息子ハジュンの実母ヘジンと組んで、ジヨンの邪魔をしているだろうと……。
ヒスは夫ジヨンが会長に就くのを阻んでいると打ち明けます。ジヨンがクズだという証拠を突きつけながら、最善の選択を勧めました。
「たとえ私を殺しても証拠は警察に渡る」と言うヒスですが、ジヨンに引き下がるつもりはありません。
「実母じゃない君と、性的マイノリティーのチョン・ソヒョンには無理だ」そう言われて、ヒスは初めて義姉ソヒョンの抱える秘密を知りました。
違いは間違いじゃない
次男の妻ヒスは以前、長男の妻ソヒョンに過去の恋愛について尋ねたことがありました。
「彼はいなかったけど、恋人はいたわ」その時ヒスは、彼と恋人は同じではないかと応えていたことを思い出します。
そこに当のソヒョンがやってきました。ソヒョンは自身の悩みなど感じさせず、夫ジヨンと闘うヒスを気遣います。
そんなソヒョンに、ヒスは「何か違いがあるとしても、間違いではないわ」と語りかけました。
ソヒョンは、性的マイノリティーであることがジヨンからヒスに伝わったのだと勘付きながら、ヒスの温かさに感謝するのでした。
ソンテ執事のスマホ
ハン家の本家「カデンツァ」にいる主任メイドは、部下たちから預かっている4台のスマホを取り出しました。
そして、ソンテ執事のスマホを見て「これは何? なぜ検索したの?」と問いかけました。ソンテ執事は慌てて自身のスマホを取り上げて怒るのでした。
最終手段
その夜――次男ジヨンは庭でひとり悩んでいました。そこにメイドのギョンヘがやってきて、頼んでいた睡眠薬を置いていきます。
ジヨンは見ていたスマホをテーブルに置くと、睡眠薬を手に取ります。その頃、ハン家の人々はそれぞれに悩みを抱えて悶々としていました。
ジヨンの妻ヒスと、長男の妻ソヒョンは雷鳴が轟く中で相談をしていました。「最終手段」のことについても……。
新しい門出と絶望
次男ジヨンが亡くなった事件の担当であるペク刑事は、長男の息子スヒョクに事情聴取しました。
急いで婚約式を行った理由は、スヒョクの母ソヒョンが希望したからだとスヒョクは語ります。
ソヒョンがヒョウォングループの新代表になることもあり、婚約式も含めて、ヒョウォンの新しい門出を祝うパーティーだったとスヒョクは言いました。
「ジヨンさんにとっては絶望の日ですね」とペク刑事が言うと、スヒョクは悲しみに目を伏せるのでした。
ソヒョンの証言
次にペク刑事は、事件の日に大怪我を負った次男の妻ヒスを病院へと連れて行った長男の妻ソヒョンに聞き込みに行きました。
ソヒョンはあっさりとヒスを病院に連れて行ったことを認めます。診察に付き添わなかった理由も、パーティーの最中だったからだと……。
事情を話さなかった理由を「聞かれなかったので」と突っぱねたソヒョンに、ペク刑事はヒスを発見した状況を尋ねました。
ペク刑事の調べたところによれば、ヒスは事件現場で夫ジヨンの隣に倒れていたはずです。
事件当時、ソヒョンは現場近くの書斎で法務部長と通話していました。通話が終わってパーティーに戻る途中、ソヒョンは現場を見たのです。
倒れている血塗れのジヨンを見つけて、ソヒョンはすぐ主治医に連絡を取りました。そしてヒスは――階段の上にいたとソヒョンは語ります。
証言者であるシスター・エマは「現場に3人いた」と語りましたが、ソヒョンは「2人だけでした」と証言します。
ペク刑事が頭を抱える中、ソヒョンは「ソンテ執事が入ってきた」と続けます。その後、ソヒョンは秘密のゲートを通って病院に行ったのでした。
「家族の中に彼を殺した人はいません」とソヒョンは断言します。しかしペク刑事は、転落死できるほどの高さはないと疑問視します。
ソヒョンは会長の座を失い、名誉も失ったジヨンが自ら命を絶ったと考えるのが自然だと語りました。
ジノの証言
そこに、新しく会長となった長男の妻ソヒョンの秘書が入ってきました。亡くなった次男ジヨンを裏切り、ソヒョンについた男です。
ペク刑事はソヒョンの聞き取りを終えると、専務である夫ジノのところへと向かいました。
ソヒョンは秘書にチェ弁護士を呼ぶよう指示します。
その頃、ジヨンは何者かと電話していました。「全部無視すればいい。絶対に見つからないから心配するな」
相手から衝撃の事実を告げられた瞬間、ペク刑事がやってきてジノは電話を切ります。
ペク刑事は、ジノがソンテ執事のモナコ出国を助けたことを突き止めていました。ジノは「モナコで暮らすのがソンテ執事の夢だった」と語ります。
ペク刑事に詰め寄られたジノは、ソンテ執事と交際していたと語りました。その関係が噂になったからモナコへ逃がしたのだと……。
そして、ジノは妻ソヒョンと同じことを語ります。亡くなった次男ジヨンは全てを失った絶望から自殺したのだろう……。
ジャスミンの嘆き
イルシン会のメンバーが勉強会のために集まりましたが、聖書を説く役目のシスター・エマが欠席してしまいます。
そこに遅れてジャスミンが泣き腫らした目でやってきます。ジャスミンは机に突っ伏すと「彼が交通事故に遭った」と打ち明けました。
ジャスミンは「私のせいよ」と語ります。ジャスミンが不倫していたのは――ハン家の長女ジニの夫ジョンドでした。
ジョンドの車でドライブしていたジャスミンは、うっかりジョンドの服に持っていたドリンクをひっくり返してしまいます。
「夫がランニング中に事故死すればいい」そう願いながら買ったジャージを着て、ジョンドは夜のランニングを行い事故に遭ったのです。
その話を聞いていたヒョウォン会長の妻スネの兄の愛人だったソ・ジンギョンは、ジャスミンの不倫相手がジョンドだと気付くのでした。
悪夢に悩むヒス
次男の妻ヒスは心療内科の診察を受けていました。一番辛いことは誰も信じられなくなったことだとヒスは語ります。
ヒスは夫ジヨンが死んだ日のことを毎晩夢に見ていました。死に際にヒスを見つめたジヨンの目が忘れられないとヒスは涙します。
「人生をリセットしたい」とヒスは話します。そんなヒスのことを、ペク刑事と共に事件を調べているファン刑事が見張っていました。
事情を聴くファン刑事に、女優の頃からの担当医なのだとヒスは笑います。シスター・エマひとりに頼るのはいい事ではないと……。
ペク刑事の新しい疑念
次男の妻ヒスは記憶喪失になり夫ジヨンと関わっていた日々を全て忘れてしまったと語っていました。
しかし、事件担当のペク刑事はヒスが演技をしていると疑います。そこで、ジヨンの葬儀の時のヒスの様子を防犯カメラで確認しました。
「夫が死んでいるのに涙ひとつ流さないとは」ペク刑事には、ヒスの記憶喪失よりも気になることが出来たのでした。
シスター・エマの最後の勉強会
夜になり、シスター・エマのいる教会にイルシン会のメンバーが集まりました。そこでシスター・エマは勉強会は最後になると話します。
シスター・エマは見守っていたハン家の次男ジヨンの死を止められなかったことを懺悔するため、修道女を辞めることにしたのです。
最後の勉強会は、前回に引き続き「自分のもの」についてです。財閥に関わっているイルシン会のメンバーには多くの持ち物がありました。
しかし宝石もヨットも、いつかは人の手に渡るもの。本当に自分のものと言えるのは、自身の言葉や行い、守ってきた人生だと語るのでした。
法務部長のチェ弁護士
次男ジヨンに命を狙われる恐れがあるため済州島に隠れていたチェ弁護士がハン家に戻ってきました。
法務部長として復帰したチェ弁護士は、新たな会長である長男の妻ソヒョンに笑顔で挨拶します。
チェ弁護士は、亡くなった次男ジヨンの実母である会長ソクチョルの愛人ミジャも心臓疾患で亡くなったため、遺伝性だろうと医師に応えさせていました。
ソクチョルとスネの後悔
次男ジヨンの死をきっかけに、前会長の妻スネはすっかり食欲を失くしていました。食卓を後にしたスネは、ペットの孔雀ノドクに会いに行きます。
ノドクが守っていた卵から産まれたのはキツツキでした。スネはノドクに、自分の子でなくてもちゃんと育てるよう語りかけます。
その頃、前会長ソクチョルはジヨンの写真に向かって語りかけていました。ソクチョルは、実の息子ではないジヨンを愛せなかったことを悔やんで涙を流します。
イルシン会の複雑な人間関係
スネが一口も食べなかった料理を主任メイドが頬張っている頃、ソ・ジンギョンはイルシン会のメンバーに真実を打ち明けていました。
今、イルシン会のメンバーは4人です。ソ・ジンギョンの姪がハン家の長女ジニで、ジニの夫ジョンドと不倫しているのがジャスミンなのです。
それを知ったもう1人のメンバーは驚きに目を丸くします。そして、ジニがいるジョンドの病室にジャスミンが向かったと話すのでした。
妻と不倫相手が出会う時
長女ジニは勉強会を通じて、夫ジョンドと離婚することをやめました。いきなり優しくなったジニに、ジョンドは気味悪さを覚えます。
ジニはジョンドの食べたいものを食堂で作ってもらうため、ジョンドの病室を出ました。そこでジャスミンと鉢合わせします。
ジャスミンは無邪気に不倫相手を見舞いに来たと話します。見舞う相手が同じジョンドだと気付かないまま、2人は挨拶を交わしました。
ジニが違和感を覚えて振り返ったことにも気付かず、ジャスミンはジョンドの病室に入っていきました。
不倫相手のジャスミンが連絡もなしに病室に来たことで、ジョンドは焦ります。ジャスミンに早く帰ることを促した時、ジニが病室に入ってきました。
怒りを抑えるため、ジニはシスター・エマから教わった方法をまた行います。怒りを赤子のように背負って、あやしてあげたのです。
ジニの怒り
ソ・ジンギョンともう1人は、急いで長女ジニと夫ジョンド、不倫相手ジャスミンが同席している病室へと向かいました。
きっと派手な喧嘩をしているという予想を裏切り、ジニとジャスミンは椅子に座って冷静に話をしていました。
怪我人であるジョンドの病室を出て、イルシン会メンバーの4人は待合室で話すことにしました。
ジニは「夫とは別れる」とジャスミンに言いました。そこでジニは、ジャスミンの夫に全てを話すと言い出しました。
大人しく今の夫と別れて、大怪我をしたジニの夫ジョンドと再婚しろとジニは詰め寄ったのです。
ジニは、ジョンドを養う必要がなくなったと高笑いしました。そして口答えするジャスミンの髪を掴んで激しく罵るのでした。
自分の城
長男の妻ソヒョンは、夫ジノの不倫相手を2人呼び出していました。ジノとの関係を絶ち、他言しないという念書にサインさせるためです。
プライドを捨てて金品を欲しがる不倫相手たちに、ソヒョンは「小さくても自分の城を持て」と諭すのでした。
ホスゲンと塩酸
新人執事は、ソンテ執事の部屋で毒ガスの原料となるホスゲンと、塩酸を見つけていました。
復帰したメイドのジュヒはハン家の人々に黙っておこうと言います。盗撮の罪を着せられてクビになった経験のあるジュヒならではの考えです。
そしてホスゲンと塩酸は主任メイドの元に届けられました。主任メイドは目を丸くして2つの瓶を見つめます。
ジュヒは、ソンテ執事はモナコに逃げたのではなく殺されたのではないかと疑いを持ち始めます。
余計なことを言うジュヒを主任メイドが叱っている時、その扉の向こうにはソンテ執事と親しいメイドのギョンヘがいたのでした。
ヒスの記憶
ハン家の分家「ルバート」では、次男の妻ヒスが継子ハジュンに好物のワッフルを作ってあげていました。
それを見たハジュンの実母ヘジンは、ヒスが記憶喪失を装っているのではないかという疑いをより濃くしていきます。
記憶喪失を演じながら、ヒスは自室に戻ります。そして事件当夜のことを思い出していました。
血塗れで倒れた夫ジヨンの傍には、凶器となった銀色の消火器が転がっていました。そこに長男の妻ソヒョンがやってきて、消火器を拾い上げます。
ハジュンの好物
継母ヒスが作ってくれたワッフルを満足気に頬張る次男の息子ハジュンは、実母ヘジンに「お母さんの記憶が戻った」と話します。
ヘジンは驚いて目を丸くします。そして、不安げな顔で歩くメイドのギョンヘと出会いました。
ギョンヘは、亡くなった次男ジヨンから致死量の睡眠薬を頼まれていたと打ち明けます。
頭を抱えるジノ
その頃、長男ジノは庭で父の愛人ミジャの遺品を焼いていました。そして、昼間の電話の相手――モナコにいるソンテ執事の言葉を思い出します。
ソンテ執事は、次男ジヨンを一旦は閉じ込めたけれど外に出したのだと打ち明けました。そして、ジヨンを殺してはいないと必死な声を出します。
ジノはてっきりソンテ執事が依頼通りジヨンを殺してくれたものだと思っていたため、殺人犯が分からず悩むのでした。
ソンテ執事の検索履歴
ジノの妻ソヒョンを主任メイドが訪ねていました。ソンテ執事が持っていたホスゲンと塩酸の瓶が、ソヒョンに届けられます。
主任メイドはソンテ執事が「毒ガスの原料 配合方法」と検索していたことも知っていました。
ソンテ執事が検索履歴を見られて激しく怒ったことも、ソヒョンに報告されます。ソヒョンは瓶を見たメイド全員を呼び寄せました。
ギョンヘの疑念
メイドのギョンヘと家庭教師のヘジンが話しているところに、主任メイドが入ってきます。
ギョンヘは次男ジヨンは誰かに殺されたのだと考えていました。それも、ギョンヘと親しかったソンテ執事を手駒にして……。
ギョンヘは、ジヨンから致死量の睡眠薬を頼まれたことを警察にも話していました。主任メイドは、何でも口に出すギョンヘを厳しく注意します。
ハン家の主ソヒョン
ソンテ執事の部屋から薬品瓶を見つけた新人執事とメイドのジュヒが、長男の妻ソヒョンの書斎に呼び出されました。
そこでソヒョンは、本当にソンテ執事の部屋にあったものかは誰も証明できないのだと2人を脅します。
そしてホスゲンと塩酸の瓶は、2人で処分するようにと命じます。2人はソヒョンに脅えながら書斎を後にするのでした。
隠し事の多いヒス
夜の庭を散歩する次男の妻ヒスに、その継子ハジュンの実母であるヘジンが声をかけます。
記憶喪失が演技だと気付いているヘジンに、ヒスは黙っているよう暗に命じます。そこでヘジンは、真実が知りたいと言いました。
ヒスこそが次男ジヨンを殺した犯人なのではないか……そう思っているのはヘジンだけでなく、事件担当のペク刑事もでした。
シスター・エマの証言
事件担当のペク刑事は、通報者であるシスター・エマに聞き取りをします。最後に亡くなった次男ジヨンと何を話したのかと……。
ジヨンにより兄を殺されたクァク・ヒャンドンの話を聞き、シスター・エマはジヨンの書斎へと向かいました。
そしてシスター・エマは、自首をするかヒャンドンに証言させるか選ぶようジヨンに迫ったのです。
ジヨンの返事を明かそうとしないシスター・エマは、代わりにパーティー当日の朝にジヨンから電話があったことを話しました。
「もうおしまいです。さようなら」――ジヨンはそれだけを告げて、返事も待たずに電話を切ったのです。
ジヨンが心配になったシスター・エマは、パーティーへと向かいました。そこでソンテ執事を見つけたシスター・エマは、ジヨンの行方を聞きました。
そしてソンテ執事は、ジヨンがハン家の本家「カデンツァ」にいると答えたのでした。
ソンテ執事の証言
ペク刑事に当のソンテ執事から電話がかかってきます。「僕は殺してません。地下室から出して差し上げました」
ペク刑事は、自身の知らない「地下室」に興味を持ちます。しかし既に、前会長ソクチョルの愛人ミジャに関わる物は全て処分されていました。
ソクチョルの命により、ジヨンの遺品が地下室に並べられることになります。残りの人生を、継子ジヨンへの懺悔に費やすために……。
義姉妹の絆
長男の妻ソヒョンも、次男の妻ヒスが記憶喪失を演じていると確信していました。しかしヒスは口を閉ざしたままです。
事件当夜のことをヒスは公にしたくないのです。守りたいもの、守るべきものがある2人の間には見えない絆が生まれていました。
ヒスは、継子ハジュンとその実母ヘジンを連れて海外で暮らすことを決意していました。
初めて会った日、ソヒョンが「エスプレッソより濃く、紅茶より深くて好きだ」と言って淹れてくれたお茶を、今度はヒスが淹れます。
夫同士が血の繋がらない兄弟だというだけの義姉妹であるソヒョンとヒスの間には、言葉が無くとも通じ合う想いがあるのでした。
秘密の地下室
次男の妻ヒスは庭を歩いていたメイドのギョンヘに、前会長ソクチョルの秘密の地下室へと案内するよう頼みました。
今、地下室には亡き夫ジヨンの写真がたくさん並べられています。ヒスは笑顔で写るジヨンをじっと見つめました。
その頃、捜査終了の指示を受け、あと2時間しか捜査できなくなったペク刑事がハン家を訪れていました。
令状もなく地下室に入りたいと言うペク刑事に長男ジノは反発しますが、その妻ソヒョンは「気の済むまで見てください」と言いました。
ペク刑事は、ジヨンが最後にいた場所である地下室を見ておきたかったのです。そしてペク刑事は地下室に入り……ヒスと出会いました。
ヒスは、特に酸素の濃い空間である地下室に「酸素を吸いにきた」と語ります。そこでペク刑事は切り出しました。「殺したのはあなたですね」
ヒスの告白
「そうです。私が殺しました。でも何も覚えてないの」ヒスは無表情とも微笑んでいるとも取れない微妙な表情を浮かべます。
その頃、主任メイドは私服に着替えて大荷物を持ちハン家から逃げ出そうとしていました。しかし、それを目敏い長男の妻ソヒョンが見つけ声をかけるのでした。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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