こちらにはNetflixで独占配信中の韓国ドラマ『再婚ゲーム』エピソード3のネタバレと感想があります。
主な登場人物・キャスト
ソ・ヘスン(キム・ヒソン)
イ・ヒョンジュ(イ・ヒョヌク)
チン・ユヒ(チョン・ユジン)
チャ・ソクジン(パク・フン)
チェ・ユソン(チャ・ジヨン)
あらすじ
勝つ方法を問わない女性弁護士チン・ユヒは、過去の悪行を知るソ・ヘスンを黙らせるため、就職口を斡旋します。
ヘスンは上司や大学の学生たちのことも考え、ユヒの作戦に乗らざるを得ない状況になりました。
しかし、それがヘスンの娘ミンジに知られて問題が起きます。ミンジは父に続き母にまで近付くユヒに対抗しようとしたのです。
ユヒは大人の汚い知恵によってミンジを撃退し、二度と歯向かわないようヘスンに脅しをかけるのでした。
その頃、超富裕層向けの結婚相談所レックスの代表チェ・ユソンは、仮面パーティーに向けて準備を進めていました。
そんな中、チェ代表が愛人として尽くしてきたチャ会長の息子であるチャ・ソクジンが仮面パーティーに参加を決めます。
チェ代表は、スーパーブラックであるイ・ヒョンジュを狙う二人に差をつけます。ユヒには隠し、ヒョンジュを別人にすり替えたのです。
ユヒは“ゼウス”がヒョンジュだと信じたまま、ソクジンに激しくアピールします。そして、ヘスンはユヒを特定しました。
ヒョンジュはチェ代表が味方につくチャン・ミジンよりも、話の合うヘスンを気に入ります。そしてソクジンも元彼女のヘスンに気付きます。
仮面パーティーの最後、仮面を外すイベントが始まりました。ヘスンは仮面を外し、ユヒについて語ろうとします……。
ミヅチガタリ
私がヘスンの娘だったとしても、父を死に追いやった女から就職口を斡旋されるなんて裏に何かあると考えると思います。
しかし、ヘスンの立場になると、亡き夫がユヒのような女を本気で愛していたことはおろか、家族を捨てようとしたことなど絶対明かせません。
母娘はどちらもお互いを守ろうとして、すれ違ってしまっているのです。しかしユヒが本気になっていないため、今回は助かりました。
そして今回は、ヘスンとソクジンがかつて恋人だったことが分かりました。しかし、別れ方には問題があったようです。
ソクジンが彼女だったヘスンに無断で海外留学したため、ヘスンが置いてきぼりになったことが別れの要因だったそうです。
ヘスンは怒っていましたが、大企業の会長を父に持つソクジンの立場を考えると、当時のソクジンに何かを決める権限があったのか……とも思います。
そしてやっと話の合う女性“アテナ”であるヘスンを見つけたヒョンジュですが、モテるゼウスの元彼女だったと知らされたわけです。
ヒョンジュはチェ代表にブチギレてもいいと思います。入れ替わりのせいで、まるでモテない上に金の話しかしない女をあてがわれたのですから。
ミジンは自身のことを魅力的だと語っていましたが、ヒョンジュのような疲れた男にとっては現実から離れた話を楽しめるヘスンの方が魅力的でしょうね……。
それぞれの思惑が絡まる中、ヘスンは皆の前でユヒの過去を暴露してしまうのでしょうか!?
再婚ゲーム エピソード3
ユヒの思惑通り
超富裕層向けの結婚相談所レックスが“スーパーブラック”である新しいバツイチの男性会員イ・ヒョンジュのために開催した仮面パーティーが始まりました。
会員もレックスのコンシェルジュたちも皆、仮面をつけています。その中には、因縁の仲であるソ・ヘスンとチン・ユヒもいました。
かつてヘスンの夫カン・ナムシクを偽りの愛で陥れ、冤罪を着せて自殺に追いやったユヒ――。
ユヒは過去を黙っていてもらうため、大学教員に返り咲きたいというヘスンの願いを利用します。
何としてもユヒに復讐をと考えるヘスンは、ユヒと仕事上の付き合いを持つことを拒みました。
しかし、ユヒの提案したプロジェクトが成功を収めれば、3人の院生が奨学金を受けられるようになるのです。
上司にあたる教授から説得され、ヘスンはユヒと共にプロジェクトを進めることを決意するのでした。
「“敵の判断を鈍らせ決定打を放つ”それが正攻法よ」
ユヒは得意気にそう語ります。“色”を使ってでも、どんなに不利な状況でも、勝たせるのが弁護士であるユヒの仕事なのです。
選んだ道
レックスの代表チェ・ユソンは、スーパーブラックであるヒョンジュを参加させる準備を進めていました。
近しい人からの頼みを無下に断れないヒョンジュの性格を考えて、ヒョンジュの友人を利用したのです。
ヒョンジュが仮面パーティーへの参加を決めた頃、ヘスンは女友達のハ・ヨンソへと仕事について説明していました。
「弱みに付け込んで、卑怯ったらない」
ヨンソはユヒのやり方について怒り狂いつつ、ヘスンの娘ミンジの近況についても報告します。
ミンジは悩みを抱えているようでした。ヘスンはドライブにミンジを連れ出します。ミンジはなぜか近所への外出を願い出ました。
図書館や公園、母ヘスンが再び勤めることになった大学――ミンジは母への尊敬の気持ちを新たにして、勉強に向かう気持ちを奮い立たせました。
セクハラや横領の罪を犯した末に自殺した父ナムシクについて思い悩んだ末に、ミンジは成績が落ちてしまっていたのです。
笑顔を取り戻したミンジに、ヘスンは学食へ行こうと誘いました。するとそこに、上司にあたる教授が現れます。
「それにしても、あのチン弁護士は義理堅い。亡くなった上司の家族の世話なんて中々できない」
ユヒとの付き合いについて娘ミンジには知られたくなかったヘスンですが、教授の不用意な発言によりミンジに事実を知られてしまいます。
惨めな母
「お母さんみたいに惨めに暮らすなら、頑張って勉強してもしょうがない」
夫を殺した不倫相手に頼らなければならないのかと、ミンジは母ヘスンに怒りをぶつけて走り去ってしまいました。
仮面パーティーの準備は着々と進んでいきます。極秘のパーティーのため、全コンシェルジュが守秘義務を負いました。
しかし、ユヒの担当コンシェルジュであるキム・ジソンはまだ若く収入も多くはありません。
やり手の弁護士であるユヒから金を積まれて、ジソンはユヒに“スーパーブラック”の仮の名を教えてしまうのでした。
チン・ユヒかチョン・ミジンか――レックスのチェ代表は思い悩んでいました。どちらも利益を与えてくれる存在です。
ヘスンの担当でもあるベテランのコンシェルジュに、チェ代表はそう語ります。そして、ユヒとヘスンの関係を探りました。
「ご存じで? 顔見知りと聞きました。ソさんの夫とチンさんが同じ職場だったそうです」
チェ代表は、ユヒとヘスン両者のプロフィールを取り寄せるよう、部下に指示しました。
その夜、ヘスンの入浴時間を狙って娘ミンジは母の部屋に忍び込みます。そして、ユヒの連絡先を見るのでした。
ミンジの暴走
チェ代表が愛人として尽くしてきたチャ会長は、息子チャ・ソクジンの結婚について悩んでいました。
チャ会長はレックスが仮面パーティーを開催すると知り、ソクジンにも参加するように勧めます。
水面下で争い合うチェ代表とソクジン――参加してほしくないチェ代表の言葉は遮られ、ソクジンは仮面パーティーへの参加を決めるのでした。
「一日予定を開けろ。お前と行きたいところがある。うちが所有する土地と建物を教えておきたい。いつ死ぬか分からん」
ソクジンは母と共に離れて暮らしていました。それでも、チャ会長は息子を大切な存在だと思っていたのです。
母にDVを繰り返していた父チャ会長と親しくはできずにいるソクジンですが、少しずつ父子の距離は縮まっているようでした。
『カン・ナムシクの娘。今、会える? 話があるの。外に来て。来ないなら私が行く』
ヘスンの娘ミンジは、出てくるまで諦めないと粘ってユヒを呼び出しました。そして、母ヘスンとの関わりを断つようユヒに迫ります。
「いいこと。あなたの父親は犯罪者よ。罪を隠すために私を脅し、レイプした。父親が私にしたこと、もっと知りたい?」
まだ中学生のミンジに対して、ユヒは生々しい性的暴行の様子を伝えると脅しをかけます。
ミンジがあまりの恐怖で泣き出した隙に、ユヒはタクシー代を握らせてその場を去りました。
娘
「今日は無事に返すけど、目を離さないことね。警告しとく、私を怒らせると危険よ」
ユヒは車を会社へと走らせながら、ヘスンに電話しました。娘ミンジの行動を全く知らなかったヘスンは慌てます。
女友達ヨンソと共にヘスンが血眼で娘ミンジを捜している頃、ユヒは会社に戻ってソン・ピルヨンの記事を読んでいました。
幼い頃、ユヒは父であるソン氏を待ち伏せたことがありました。キム・ウンソンという女性の名を聞いて、ソン氏は焦ります。
しかし、ソン氏はユヒが娘であることを絶対に認めませんでした。ただの迷子として扱い、タクシー代を握らせて帰らせたのです。
そのソン氏は、家族がごとく親しくしている秘書官コ・エランとその娘チャン・ミジンと共に食事を楽しんでいました。
ソン氏の妻ウンジュは入院しています。その容体は悪化しては持ち直すの繰り返しで、治る見込みはなさそうです。
「いつ出馬すべきだと思う?」
マスコミの前では大統領選挙への出馬はないと言っていたソン氏でしたが、“あの方”の意向通り出馬するつもりでいます。
ソン氏と“あの方”とはエランを通じて意思疎通をしており、エランは欠かせない存在となっているのでした。
チェ代表の思惑
ヘスンの娘ミンジは潜水橋(チャムスギョ)で発見されます。警察署のベンチには、膝をすりむいたミンジが待っていました。
「お母さんに何かあったらと心配だった。お父さんは、悪い人じゃないって言いたかった」
亡き父ナムシクが見せていた優しい一面しか知らないミンジは、ユヒに何と言われても父はひどい人であるはずがないと信じていました。
ナムシクが心からユヒを愛して家族を捨てようとしたこと、しかしその愛は金を得るために偽られたものだったこと――。
全てを知っているのは、ユヒとヘスンだけです。ヘスンは夜空を見上げて、亡き夫ナムシクに語りかけるのでした。
『高ランクの会員だけの仮面パーティーです。よろしければ、ご招待します』
一番低いランクの会員であるヘスンには、本来回ってこないはずの話です。担当コンシェルジュからの突然の電話に、ヘスンは戸惑いました。
「チン・ユヒさんも参加しますか?」
ベテランのコンシェルジュは、傍にいるチェ代表と目配せをします。ユヒが参加すると知れば、ヘスンは来るはずだと分かっているのです。
チェ代表の思惑通り、ヘスンは仮面パーティーへの参加を決めました。ヘスンが抱くユヒへの復讐の気持ちを利用したのです。
パーティーの始まり
ヒョンジュは経営する会社のゲーム開発もそこそこに、仮面パーティーへと急ぎます。
極秘開催の仮面パーティーには、たくさんの人が集まってきていました。多くの女性が、スーパーブラックのヒョンジュを狙っています。
「二度と私の前に現れないようケリをつける」
ヘスンだけは、他の誰とも違う目的を持って仮面パーティーにやってきていました。
体のラインを強調した真っ赤なドレスで着飾ったユヒは、ヒョンジュの仮の名が“ゼウス”だと聞き出していました。
ユヒが目を皿のようにしてゼウスを捜す中――チェ代表は面白い企みを実行に移していました。
「ゼウスとヘルメスを取り替えて。ゼウスの素性はもう広まってるはずよ。だから交換するの。チャ・ソクジンをゼウスに」
ヒョンジュとソクジンを取り替える狙いは、ヒョンジュを隠すためだけではありません。
後に遺産争いをする相手であるソクジンが、女性をどう取り扱うのかを見てみたいという考えもあったのです。
「“ガイア”ことチェ・ユソンです。天地の始まりに神が人に命を与えたように、今夜はその仮面によって自由が与えられます」
チェ代表はいつものように、詩的な表現で開会の挨拶をしました。そして、ステージ上では官能的なダンスが始まります。
ゼウスを狙う女たち
すぐにゼウスに向かっていった女性もいました。ユヒはその姿を見て、少し待つことに決めます。
悪友のジンスやホチャンと合流したヒョンジュは、男同士でお高く気取った女を誘ってみるというゲームを始めます。
その対象になったユヒはヒョンジュの悪友だけでなく、ヒョンジュ本人からの誘いもあっさり断りました。
そもそも前向きでなかったヒョンジュは、すっかり意欲を失ってしまいました。そこに黒いドレスの女性が近付いてきます。
「常にスポットライトを浴びている男性が、仮面を着け誰にも存在を気付かれずにいたら、不安で孤独になるものです。そんな時、優しく声をかけてくれた人に惹かれる……」
チェ代表は、ユヒには入れ替わりを隠しながら、そのライバルとなるミジンには入れ替わりを教えていたのです。
ミジンはあっさりゼウスの隣につき、“ゼウス”となったソクジンにはユヒが近付いていきます。
ダンスの時間が始まると、ユヒは踊りが苦手なソクジンを強引にステージに上げ、官能的なダンスを披露しました。
センターステージで視線を集めるユヒに挑発されたのか、ミジンもステージに上がって踊り始めます。
そんな二人を見ながら、ヘスンは思い出していました。ユヒの左肩には特徴的なタトゥーが入っていたことを……。
アフロディテ
赤いドレスの女性の左肩にユヒの入れていたタトゥーが入っていることを確認したヘスンは、その後をついてお手洗いに行きます。
ユヒは鏡の前であっさりと仮面を外しました。ヘスンは仮面をつけたまま、ユヒに話しかけます。
「“アフロディテ”は胸をあらわにして、いつも裸よね。男を惑わす人にぴったり」
ユヒは一瞬カチンときたものの、相手がヘスンだという考えには至らなかったようでした。
ヒョンジュの息子ジュノには、離婚し別居している母から電話がかかってきていました。しかし、ジュノは出ようとしません。
ヒョンジュの離婚した妻はヒョンジュの友人に電話し、ヒョンジュが再婚を考えていることを報告されるのでした。
“アフロディテ”であるユヒは、ビリヤードのプレイ中に無理な体制をして魅力的な体形を見せつけます。
ヒョンジュはユヒに興味を持って話しかけますが、ユヒはゼウスでない男となど話す気はないという強気な態度を取るのでした。
ユヒは二人きりの場所にゼウス――ソクジンを呼び出します。そして、実業家ではないと語るソクジンに変わらず迫ります。
しかし、そこにフリルの多いピンクの服を着た女性が現れ、ソクジンは去っていってしまうのでした。
男女の会話
ゼウスとの時間を邪魔されたユヒは怒ります。そして、ゼウスを狙っているから邪魔をするのだろうと詰め寄りました。
「勘違いしないで。私が興味あるのはゼウスじゃない。健闘を祈るわ」
そこで初めてピンクの服の女性に違和感を抱いたユヒは、仮面を無理にでも外そうと手を伸ばしました。
しかし、いい雰囲気になったカップルが乱入してきた隙に、ピンクの服の女性に逃げられてしまうのでした。
“アフロディテ”であるユヒが姿を見せないため、ヒョンジュはモテる“ゼウス”に話しかけるも、あっさり逃げられてしまいます。
次にヒョンジュの目に留まったのは“アテナ”であるヘスンでした。勉強や本と共にあるヘスンと、ゲームと共にあるヒョンジュはお互いを羨ましく思います。
「欲望や陰謀、そして競争。英雄にシンデレラストーリー、全て含んでる。特にゲームの娯楽性が高いのは、欲望や競争といった本能をかき立てるから」
ヒョンジュは、ヘスンと話が合うと感じて乗り気になってきました。しかし、そこにチェ代表に応援されているミジンがやってきます。
ヒョンジュの隣にミジンが来たのとほぼ同時に、ヘスンの隣にソクジンが現れました。
「私も元彼を思い出したわ。突然海外に留学して、私を置き去りにした。別れ方にも礼儀がある」
声色や過去から、ソクジンはヘスンの正体を見抜きました。しかし、ソクジンが話を進める前にユヒが現れます。
仮面の下
ユヒは徹底してゼウスを選び続け、好意を見せてきても、親切にしてきても、ヘルメスの手を取ることはありませんでした。
そしてパーティーの最後――全員が集められ、仮面を取って自己紹介をするイベントが始まりました。
エロスはヒョンジュの友人で、清潭洞(チョンダムドン)の皮膚科医でした。ニケは、女性アナウンサーです。
ポセイドンは、会計事務所を経営する男性でした。ディオニュソスもヒョンジュの友人で、弁護士です。
神々の女王ヘラは、大学教授でありチェ代表に選ばれた女性ミジンでした。美の女神アフロディテは、もちろん弁護士のユヒです。
セレネは仮面を外すのを嫌がりました。ポセイドンの顔を見て、目を逸らしていたことと関係があるようです。
知の女神アテナはヘスンです。ヘスンが仮面パーティーにいたと初めて知ったユヒは、表情を硬くしました。
「今夜は特別な理由がありここに来ました。私が経験したある事実を伝えるため……そして、私から全てを奪った女のことも……」
ヘスンはユヒに目線を向けて立ち上がると、堂々と話し始めます。皆の視線がヘスンに集まるのでした。
※トップ画像はNetflixから引用いたしました。
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