Netflixドラマ『あの日の夜は』エピソード3「エレナ」ネタバレ感想

『あの日の夜は』タイトル新着
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Netflix独占配信ドラマ『あの日の夜は』エピソード3「エレナ」は、事件の核心を知る三女 エレナが事件の前の出来事を語る物語です。

ミヅチ
ミヅチ

ようやくエレナの口から真実が語られました。思っていたよりエレナが悪い子ではなかったので、少し安心してしまいました……。

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Netflixドラマ『あの日の夜は』エピソード3「エレナ」情報

日本公開日2026年3月13日
制作国スペイン
ジャンルミステリー、犯罪、サスペンス、社会派
注意書き16+
暴力、性描写、言葉づかい
上映時間46分

『あの日の夜は』エピソード3「エレナ」主なキャスト・スタッフ

キャスト

エレナ・アルビス
三女/0歳の娘のシングルマザー
クララ・ガレ
『オリンポ』『スルー・マイ・ウィンドウ』シリーズ『もうたくさん』
クリスティーナ・アルビス
長女/野良犬の保護施設を運営
パウラ・ウセロ
『淑女のつくり方』
パウラ・アルビス
次女/同性の妻がいる
クラウディア・サラス
『エリート』シリーズ『サルバドール』
ハビエル・アルビス
三姉妹の父親
ペドロ・カサブランク
『フェノメナス』『トイ・ボーイ』『ホワイトライン』など
ルイサ
次女パウラの妻
ヌル・ガルシア
ザヒ
ドミニカ人男性/長女クリスの元恋人
レイダー・ディアス

スタッフ

原作ジリアン・マカリスター
『That Night』
制作ジェイソン・ジョージ

『あの日の夜は』エピソード3「エレナ」あらすじ

三姉妹は1年前にもドミニカ共和国を訪れており、三女 エレナはそこで<運命の出会い>を果たしていました。

そして二日前――<運命の男性>がエレナのもとに再び訪れました。それはエレナにとっては喜ばしいものではありませんでした。

次女 パウラに問い詰められたエレナは<あの夜>に事件が起きる前のことを話し始めます……。

ここから先はネタバレがあります!

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ミヅチガタリ

やっと、当事者であるエレナの口から<あの夜>の出来事が語られました。よかったのは、意図的に殺人を犯したわけではなかったことです。

エレナとウィルフレドとの関係性は、1年前にクラブで出会い、肉体関係となった男女というだけのことでした。エレナが出産するまでは……。

エレナはウィルフレドとの体の相性が合わなかったと言い、連絡を断っていました。そのため、エレナの妊娠も出産も、ウィルフレドは知らずにいたのです。

その事実がウィルフレドに伝わった理由は、くしくもクリスが開設した野良犬の保護施設のお祝いが新聞記事となったためでした。

ウィルフレドはそもそも、かなりグレーな警察官だったようです。10万ドルを支払うか、それとも父親の親権を認めて子どもを渡すか……その二択をエレナに迫ったのです。

そこまで追い詰められても、エレナにウィルフレド殺害という発想はありません。結局、パニックに陥ったエレナが衝動的に殺してしまっただけでした。

パウラはエレナに同情し、協力します。しかし、エレナは自らの高慢さでパウラを突き放してしまいました。

また、真実を告げられなかったクリスも、エレナに怒りをぶつけました。エレナはここぞというときばかり選択を誤ってしまうんですよね……。

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『あの日の夜は』エピソード3「エレナ」ネタバレと感想・考察

『あの日の夜は』エレナ・アルビス
エレナ・アルビス

引用元:Esa Noche | Ya disponible | Netflix España

アネの父親

1年前――大音量の音楽が鳴り響くクラブの中、三姉妹は楽しく踊っていました。そんな中、三女 エレナは幼い頃のことを思い出します。

「汚れてるわ、ロベルト。エレナも。汚い。汚い。汚い。ずっと汚れたまま」

エレナに対し、現地の男性が話しかけてきました。大音量の中、英語で話しかけられたエレナは戸惑います。スペイン語で返事をすると、男性もスペイン語に切り替えました。

体格のいい男性は、踊りたいというエレナの要望に応えて一緒に踊り始めます。エレナは男性に体を預け、共に楽しんだのでした。

『学校は厳格なカトリック系だった。12年間、メイクも遊びも禁止されてたの。シスターの机には<高慢さは罪の始まり>と書いてある。暗記してるわ。……シスターは正しい。<高慢さ>――それが私の罪だった』

そして現在――エレナに対して次女 パウラが詰め寄っています。エレナが車でひき殺した男性警察官 ウィルフレド・ゴメズ・アブレウの財布から、ある書類が出てきたためです。

それは、エレナがドミニカ共和国が発行した出国禁止命令でした。エレナの6ヶ月の娘 アネは、ウィルフレドとの間にできた子だったのです。

しかし、エレナがそれを知ったのは昨日――事故が起きた日のことです。誰の子かなど気にしていなかったエレナは、父親を特定する気すらありませんでした。

もしや、親権を望まれたから、わざとウィルフレドをひいたのではないか……そう疑われて、エレナは必死に否定します。

ここにきてやっと、エレナとウィルフレドとの関係性が明らかになりました。ウィルフレドは、1年前にエレナと肉体関係を持った男性だったのです。

ドミニカでウィルフレドと関係を持ち、スペインに帰国後エレナは妊娠、アネを出産したということですね。

ドミニカの親権について調べてみましたが……アネの件は複雑なようです。そもそもアネの父親は、法的には不明な状態です。

さらにエレナはスペインで出産しているため、アネはスペイン国籍です。ドミニカ国籍は有していないと考えられます。

もしウィルフレドが親権を持っていたのならば、エレナはドミニカを出国した時点で実子誘拐罪となり、国際指名手配を受ける立場となります。

そうではなく、出国禁止命令が出ているということは……ウィルフレドは親権を持ってはいないが、親権を得るために争う準備をしていると考えられるのです。

エレナは男遊びの激しい女性です。しかし、アネの世話はきちんとしており、誰かに預けて旅行するということもありません。

パウラが「親権を主張されたら相手を殺してしまうのでは……」と思うほどにアネを思うエレナ……なぜ、ウィルフレドを殺すことになってしまったのでしょうか。

また、<ロベルト>の姿が初めて映されました。おそらく三姉妹の下にもうひとり、弟がいたのでしょう。けれども、現在ロベルトの姿はどこにもありません。

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父親の権利

二日前――三女 エレナとその6ヶ月の娘 アネ、次女 パウラとその妻 ルイサは、プールで楽しんでいました。

ルイサは、皮膚がんの原因の73%は子どもの頃の日焼けだと語り、もう5本も日焼け止めを使い切っています。ルイサは子ども好きで、アネをとても可愛がっているのです。

子どもには父親が必要なのだろうか……ルイサの口にした疑問に、パウラもエレナも表情を硬くしました。すると、雰囲気を察したようにアネが泣き始めます。

その頃、エレナたちが泊まっているホテルの239号室に、ひとりの男が訪ねてきていました。パウラはアネを連れて部屋に戻り、ルイサもそれに続きます。

ひとり残ったエレナに声をかけてきたのは、ウィルフレドでした。エレナはとぼけて逃げようとしますが、ウィルフレドはそれを許しません。

ウィルフレドは、長女 クリスが運営する野良犬の保護施設<リトル・パウズ>についての新聞記事を読んでいました。そして、そこに映るアネの写真を見たのです。

警察官であるウィルフレドは、アネが自分の娘であると確信していました。冷静に話を進めるウィルフレドに対し、エレナはあわて始めます。

「私は自分勝手で、メッセージに返信もしなかった。楽しかったわ。本当に素敵な夜だった。でも遠距離恋愛は嫌だったの。それだけ」

ウィルフレドは親子鑑定をしたいと告げました。エレナは、昼寝中のアネを起こしたくないからと、2時間後にまた来るよう頼みます。

リトル・パウズを訪ねたエレナは、ウィルフレドがモデル事務所を騙って、エレナの個人情報を聞き出したことを知るのでした。

人生とはこうも上手くいかないものでしょうか……おそらく、ウィルフレドには他に子供がいないのでしょう。

もし結婚していたり、子供を持っていたりするのならば、DNA鑑定をすること自体に後ろ向きになるはずです。

エレナが関係を持った相手が、クリスを騙していたザヒのような妻子持ちであったのならば、こんなことにはならなかったでしょう。

10代を抑圧的な生活の中で過ごしてきたエレナは、そこから解放され、自由に恋愛を楽しむようになりました。

しかしそれは、男性との愛を育むためのものではありません。体の相性が悪かったからと連絡先をブロックし、次へ次へと乗り換えていくゲームのようなものです。

ウィルフレドも、ただ一晩過ごすだけであったのならば、同じような考えでいたのかもしれません。けれども、子どもができたとなれば話は別のようです。

ところで……本当に申し訳ない話なのですが、ザヒとウィルフレドとの区別が付きません。なぜこんなに似た人をキャスティングしたのでしょうか……。

今のところ、ザヒの登場は1話のみ、生きているウィルフレドが正面から映されているのは3話以降なので、混同しないで済んでいますが……。

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10万ドルの作り方

三女 エレナは、獣医である長女 クリスにDNA検査について尋ねます。どうにかして結果を偽装できないかと、藁にもすがる思いでした。

クエン酸ならもしかしたら……という冗談でも、今のエレナには頼るしかありません。生のレモンを絞り、6ヶ月の娘 アネになめさせました。

どうにもならないと判断したエレナは、すぐにドミニカを発つことにします。しかしホテルの玄関には、アネの親権を得ようとするウィルフレドの姿がありました。

「10万ドルだ。10万払えば、もう来ない。――君は俺たちをバカにしてるだろうが、ドミニカの法律は父親の権利を保障してる。誘拐罪で告発することもできるんだぞ」

ウィルフレドに脅されたエレナは、10万ドルを払うと約束します。翌日の午後5時――受け渡し時まで、エレナとアネとのパスポートはウィルフレドが預かることとなりました。

なんとか金を工面しようと、エレナはホテルの部屋でメモを書きなぐっています。いつもと様子が違うエレナを見て、次女 パウラは心配そうでした。

エレナはクレジットカードから現金を引き出そうと金融機関を回りますが、外国人のためうまくいきません。次に、ローンを組もうと<大衆貯蓄銀行>に向かいました。

けれども、ローンを組むには20~30日かかると言われてしまいます。頼る先は父しかいないと、父 ハビエルに電話をかけようとしましたが……途中でやめました。

次にエレナは、パウラの妻 ルイサのもとを訪ねました。エレナの前の恋人の写真家 ギジェルモと共に賭けをして借金を作り、10万ドルまで膨れ上がったと嘘をつきます。

ルイサは株を持っているため、金を工面できると思ったのです。しかし、ルイサの持つ株は譲渡制限付き株式――現金化できないものでした。

クリスは獣医か、それに近い存在なのでは――と2話で考えていましたが、獣医だったんですね。

つまり、クリスはパウラと共に獣医二人体制でアルビス動物病院を運営していたわけです。そこから急に獣医が一人いなくなったとなれば、大変なのは納得ですね。

父も姉二人も獣医という家系で、エレナは特になんの資格も持つことなく受付をしていたようです。姉二人の知識に甘えてきたのでしょう。

ところで、スペインではクレジットカードの現金化が容易にできるようですね。カード払いがメインとなるお国柄で、現金を持ち歩く人が少ないためです。

一方、ドミニカではカード払い・電子決済は広まりつつあるという状態です。アメリカドルやペソなどの現金を求められる場所が非常に多いそうです。

現金主義のお店が多いということは、現金主義の国民も多いと考えられます。ウィルフレドが現金払いにこだわるのも、その影響かもしれません。

数時間で大金を得るというのは、自国であっても難しいことです。それは、ウィルフレド自身もよく分かっているはずです。

ふっかけられているだけなのでしょう。たとえ10万ドルを用意できたとしても、ウィルフレドが親権を諦めるとは思えませんね。

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あの夜の出来事

三女 エレナは最後に父 ハビエルに救いを求めました。しかし父の返答は冷たく、エレナを助けようとはしてくれませんでした。

「これも縁なのだろう。神の御業は不可解だ」

このままでは、生後6ヶ月の娘 アネを、一晩関係を持っただけの男 ウィルフレドに奪われてしまう……絶望したエレナは、ウィルフレドにメッセージを送ります。

金ができたと嘘をつき、ウィルフレドを呼び出すことにしました。ホテルに戻ったエレナは、次女 パウラの妻 ルイサのポーチからロラゼパムを取り出します。

砕いたロラゼパムを持って、エレナはレストランへと向かいました。待っていたウィルフレドに、明日には10万ドルを用意できると告げ、共に食事を楽しもうと誘います。

エレナは隙を見て、ワインにロラゼパムを仕込みました。そして、酔っ払ったウィルフレドを連れて、あの脇道に入っていったのです。

殺すつもりなどありませんでした。しかし、ロラゼパムと共に持ってきていたおもちゃの手錠を見た途端、ウィルフレドが激昂したのです。

ウィルフレドはエレナの頭をつかみ、何度も水の中へとエレナを沈ませました。それは、幼い頃に母から受けた虐待と同じで、エレナの頭はうまく働かなくなります。

必死に逃げたエレナは車に乗り込みました。その行く手を阻もうとウィルフレドが立ち塞がり――エレナは、ウィルフレドをひき殺してしまったのです。

すべてを聞いたパウラは、エレナに対してはもちろん、ウィルフレドに対しても怒りを爆発させます。

パウラならまだしも、エレナが大金を要求してきた相手を殺そうとしていたとは思えません。そんな度胸などないためです。

エレナが使ったロラゼパムは、即効性の抗不安薬です。脳の興奮を抑えて不安・緊張・不眠などの症状を改善する薬です。

通常こういった場面では、強力な睡眠薬や、毒物などを使います。殺すつもりであったのならば、もっと効果の高い薬を使ったはずなのです。

ましてやエレナは一般女性、ウィルフレドは男性警察官です。たとえ相手が意識を失い動けない状況だったとしても、一人では移動させることすらかないません。

エレナは本当に、パスポートを取り返すためだけに動いたのだと思います。アネを奪われたくないという一心で、無茶な行動に出たのです。

殺人事件となってしまった理由は、ウィルフレドがエレナのトラウマをえぐってしまったためでしょう。

エレナは母から受けた虐待を思い出し、その当時と同じ状態になり、パニックになってしまったと思われます。

ウィルフレドから逃げるとき、車でひいたときのことを詳しく思い出せないのは、隠しているからではなく記憶に残っていないためでしょう。

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三姉妹の仲違い

「空港に直行する。最悪、そこで捕まる。自首よりマシでしょ?」

すべてを知った次女 パウラは、そう提案してきました。三女 エレナは、生後6ヶ月の娘 アネをパウラの妻 ルイサと共に育ててほしいと頼みます。

そして、長女 クリスには事件の真相を告げぬまま、皆で空港に向かいました。まずはアネを抱いたエレナを出国審査に通します。

飛行機は何事もなく飛び立ち……三姉妹はスペイン パンプローナ空港に降り立ちました。父 ハビエルに迎えられ、皆やっと安心した顔をします。

エレナは、今まで通りアルビス動物病院で受付として働いていました。そこに、長女 クリスから電話がかかってきます。

『なぜ電話に出ないの? もうすぐ全員、失業よ。アネと一緒に、昔よく遊んだ公園にいる。パウラと来て。誰にも尾行させないで』

クリスは、ウィルフレドの遺体が発見された記事を読んで気付いたのです。エレナとウィルフレドとの関係が分かり、クリスは激しく怒っていました。

そんな中、パウラがルイサから浮気を疑われていることを明かします。ルイサに打ち明けようとするパウラに、クリスもエレナも反対しました。

ルイサを信用できないエレナは、切り札を出します。ルイサに、パウラが中絶薬を飲もうとしていたことを話すと脅したのです。

「何かが変だと気付いてるわよ。薬局にも寄ったから、勘づかれるでしょうね。大丈夫よ。そんな顔しないで。あなたを守ろうとしてる。いつも守られてるから……」

一人前に説得してくるエレナの頬を、パウラが激しくぶちます。もう協力できないとパウラは二人を置いて公園を去っていったのでした。

パウラの考えに反対するのは、私も賛成です。しかしそれは、罪を隠すためではありません。

三姉妹は、直接手を下したり、死体遺棄を手伝ったりした実行犯です。けれどもルイサは、それらの犯罪に関わってはいないのです。

ルイサのために、隠しておくべきだと思うのです。スペインは同性婚が法制化されているため、法的にパウラの妻であるルイサはそもそも疑われる立場にあります。

けれども、これは偶然なのですが……パウラが日中に喧嘩をふっかけた夫婦が警察に行ったために、相手をしていたルイサにはアリバイがあるのです。

本当にルイサを愛しているのならば、パウラは何も言わずにいるべきなのです。ルイサを巻き込まないことこそが、愛の証になると私は思います。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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