Netflixドラマ『あの日の夜は』エピソード4「ルイサ」ネタバレ感想

『あの日の夜は』タイトル新着
この記事は約9分で読めます。

Netflix独占配信ドラマ『あの日の夜は』エピソード4「ルイサ」は、次女 パウラの妻 ルイサの視点で描かれる事件のあとの物語です。

ミヅチ
ミヅチ

事件についてルイサは何も知りません。知らないからこそ、起きてしまう出来事というものがあるんですね……。

スポンサーリンク

Netflixドラマ『あの日の夜は』エピソード4「ルイサ」情報

日本公開日2026年3月13日
制作国スペイン
ジャンルミステリー、犯罪、サスペンス、社会派
注意書き16+
暴力、性描写、言葉づかい
上映時間40分

『あの日の夜は』エピソード4「ルイサ」主なキャスト・スタッフ

キャスト

エレナ・アルビス
三女/0歳の娘のシングルマザー
クララ・ガレ
『オリンポ』『スルー・マイ・ウィンドウ』シリーズ『もうたくさん』
クリスティーナ・アルビス
長女/野良犬の保護施設を運営
パウラ・ウセロ
『淑女のつくり方』
パウラ・アルビス
次女/同性の妻がいる
クラウディア・サラス
『エリート』シリーズ『サルバドール』
ハビエル・アルビス
三姉妹の父親
ペドロ・カサブランク
『フェノメナス』『トイ・ボーイ』『ホワイトライン』など
ルイサ
次女パウラの妻
ヌル・ガルシア
ザヒ
ドミニカ人男性/長女クリスの元恋人
レイダー・ディアス

スタッフ

原作ジリアン・マカリスター
『That Night』
制作ジェイソン・ジョージ

『あの日の夜は』エピソード4「ルイサ」あらすじ

三姉妹の次女 パウラの妻 ルイサは、ドミニカ共和国を発つ前夜――パウラが帰ってこなかったことで、ひどく不安定な状態になります。

パウラだけでなく、姉妹全員が妙な言動をしていたためです。それはスペインに帰国したあとも続き、ルイサの心は追い詰められていきます。

ルイサは真実をつかむため、あの夜の出来事を調べてみることにしました。すると、ある衝撃的な事実が判明し……。

ここから先はネタバレがあります!

スポンサーリンク

ミヅチガタリ

ルイサにとって、どちらのほうがよりショックだったのでしょうか。妻が中絶しようとしたことか、それとも死体遺棄をしたことか……。

トラウマを抱える人物が多く描かれてきた今作ですが、ルイサもそのひとりでしたね。

ルイサは、前の恋人から浮気を隠されていたことがトラウマになっています。つらかったのは、相手を責められず自分ばかり責めてきたことでした。

<浮気を隠す>というのは、二重の罪なんですね……。浮気をしただけならば、隠しごとをしただけならば……どちらかひとつであれば、耐えられたのでしょう。

浮気は恋人を裏切る行動です。一方で浮気を隠すのは、恋人の心を傷付けないよう気を遣う行動です。

相手の気持ちを敏感に感じ取るルイサは、裏切りと優しさとを同時に感じてしまい、苦しくなったのでしょう。

そう考えると、パウラが中絶しようとしたことと、それを隠していたことも――前の恋人と同じく、裏切りと優しさとの組み合わせなんですね。

ルイサがパウラとの別れを取り下げたのは、トラウマを超える使命感を得たためです。パウラをこの呪われた家族から解放するため、三姉妹の父と戦う決意をしたのです。

スポンサーリンク

『あの日の夜は』エピソード4「ルイサ」ネタバレと感想・考察

『あの日の夜は』ルイサ
ルイサ

引用元:@NetflixES

ルイサの心情

『<狂気とは、同じことを繰り返して違う結果を期待すること>――私は正気じゃないからここにいるの』

三姉妹のいるホテルの部屋に、観光警察が訪ねてきました。それは、三姉妹がウィルフレド・ゴメズ・アブレウの遺体を埋めた翌日のことです。

観光警察は、料理教室で喧嘩をふっかけた次女 パウラに対する召喚状に署名を求めに来ました。5週間後の出廷命令が下ったためです。

パウラの妻 ルイサにとって、昨日は変な一日でした。三女 エレナからは10万ドルの工面を頼まれ、パウラは一晩中帰ってこず、長女 クリスは借金取りに追われているのです。

ルイサがおかしな雰囲気を感じる中、パウラは突然薬局に寄ると言い出しました。スマートフォンを置いていったため、ルイサは画面を確認します。

そこには、三女 エレナが昨夜パウラに助けを求めるメッセージがありました。そこに、昨夜帰ってこなかった理由はエレナが猫をひいたからだと話すクリスが現れます。

帰国する飛行機に乗る前、ルイサはパウラと仲直りすることにしました。皆が乗るマドリード行き889便は、何事もなくスペインに到着します。

ドミニカ共和国で撮った夫婦のツーショットを額縁に飾り、ルイサは満足げです。妊娠も順調で、言う事なしという状態でした。

しかし、おかしなことは続いています。何度話しかけても、パウラが反応しないのです。そして、スマートフォンの画面にかじりついています。

ルイサはなぜ、ドミニカから戻ってからもパウラの浮気を疑っていたのか……その疑いが解けましたね。パウラのせいです。

同性であれ異性であれ、カップルの片方が相手を放ってスマートフォンにかじりついていたら、浮気を疑われるのは当然のことでしょう。

不倫に気付いた人の多くが、スマートフォンの扱い方が変わったと話しているのを見ます。よくあることなのです。

見た目を気にするようになった、出かける時間が増えたなどの理由もありますが、最も見つかりやすいのがスマートフォンの扱い方なのではないでしょうか。

そもそも、一日で三姉妹それぞれに問題が起きるということ自体がおかしな話なのです。……いや、問題自体は本当に起きているのですが……。

スポンサーリンク

知りたくなかった真実

次女 パウラの妻 ルイサは、アルビス動物病院に戻らずにいる長女 クリスを心配します。なんとはなしに帰国前夜の話をふると、クリスは何も覚えていないようでした。

何かが変だと感じたルイサは、三姉妹が集まる公園に足を運びます。三人はもめているようで、ルイサの疑いはどんどん深まっていきました。

ルイサは、パウラにプレゼントしたスマートウォッチのGPSをたどってみることにします。帰ってこなかった夜、パウラはエウレカ薬局に寄っていました。

目を覚ましたパウラが、なぜスマートウォッチをパソコンに繋げているのか尋ねてます。そこでルイサは、パウラの浮気を疑っていることを白状しました。

その理由のひとつとなったのが、プレイのときに使っていたおもちゃの手錠がなくなっていたことです。そして、パウラがエレナの頬を叩いていたことでした。

問い詰められたパウラは、2003年――幼い頃からずっと、エレナを救おうとして失敗してきたことを明かします。涙するパウラを抱きしめ、ルイサも泣き出しました。

しかし、ルイサの疑いは晴れたわけではありません。パウラが仕事で出かけている間、ルイサは自宅のパソコンでエウレカ薬局について調べました。

エウレカ薬局に電話したルイサは、パウラについて薬剤師に尋ねます。けれども、薬剤師の態度は冷たく、一度は電話を切られてしまいました。

『時計を取りに戻った本人にも言ったが、彼女にも関係者にも、二度と会いたくない』

頼まれたビタミン剤を持ち、ルイサはパウラが勤めるアルビス動物病院へとやってきました。そして、受付にいた三女 エレナから巧妙に話を聞き出します。

「ルイサ、心配しないで。実行してないわ。つらい思いをするあなたを見てるし、大変だったのも知ってる。パウラに中絶なんてできるはずない。でしょ?」

エレナに秘密を知られてはいけませんね。ポロっと言ってしまうこともありますし、こういう風に罠にかけられることもあるのですから……。

パウラは今となっては、妊娠・出産に前向きに取り組んでいます。けれども、あの夜までは不安に駆られ、本気で中絶しようと考えていました。

そもそも、ルイサはとても子供好きであり、自分の手で子供を育てたいという願望が強い人です。

パウラはその熱意におされて体外受精に挑んだものの、心の底から望んでいたわけではない……ということが、ルイサにとってはショックだったのでしょう。

パウラとルイサとは、なんでも打ち明けて話し合う関係性を築いています。秘密にしてと頼まれたことでも、二人の間では共有されるのが通常です。

そんな間柄でありながら、二人にとって、夫婦にとってとても重要なことを隠していた――その事実は、ルイサの胸に突き刺さるものだったと思われます。

ルイサは普段かなり頭の回る人で、なおかつ相手の心情もくめる人です。けれども、パウラに疑いを持っている今は、違和感に気付けなくなっています。

パウラが中絶を試みたことを隠すため、三姉妹が皆で泥だらけになることなど有り得ません。冷静になれば分かることなのですが……。

スポンサーリンク

家族の秘密

次女パウラがいる手術室へと、妻 ルイサが入っていきます。三女 エレナは身振り手振りでなんとか伝えようとしますが、パウラには通じませんでした。

ルイサは、パウラが中絶を試みたことを隠すために嘘をつき続けられたのだと信じ込んでいます。パウラはその誤解を解こうとしますが、ルイサの決意は固く揺らぎません。

ルイサが別れを突き付けたとき――部屋の向こうからわめき声が聞こえてきました。動物病院の前はパトカーが停まっています。姉妹たちを捕らえにきたのです。

警察官がパウラの名を口にするのを聞き、パウラは部屋に戻りました。そして、ルイサに隠していた事実を伝えます。

「エレナがアネの父をひいた。子供のため死体を隠したの。本当にごめんなさい、ルイサ」

部屋の外にやってきた警察が、ドアを叩いています。パウラはドアを押さえていましたが、その枠を破って警察官たちが入ってきました。

ルイサも一時は拘束されましたが、すぐに釈放されます。三姉妹の父 ハビエルは、戻ってきたルイサを自宅に迎え入れました。

ハビエルは30年来の友人である弁護士 マリアノを雇いました。そして、ルイサと共に娘たちを守ろうと語ります。けれども、一度別れると決めたルイサはかたくなでした。

「やはりな。やはり君は弱い。だからパウラを見捨てた。すべてを与えたのに、不都合だと逃げる」

そこに、パウラから電話がかかってきました。嘘を重ねたのはルイサのためで、ルイサの幸せを祈っていると伝えるためです。

三姉妹が同時に逮捕された理由として<三姉妹の母親と同じことをさせないため>というセリフがありました。

特に女性が逮捕される際、よく言われることですよね。自殺を防ぐために、自殺できない場――留置場や拘置所に入れるというパターンです。

そうなると、やはり……三姉妹の母親は、自殺を図ったんですね。また、エレナの過去の記憶には、母からの虐待はもちろん、父の厳しい表情がありました。

すべての毒は父にあったと、ルイサは感じたのでしょう。父は家族たちを支配し、重い規則で縛り付けていたのだと思います。

母が何か不都合なことをしたエレナを溺れさせたのは、父の指示があったか……それとも父に忖度したか、どちらかでしょうね。

エレナが父に頼ることを最後の手段にしたことからも分かるように、父は三姉妹にとって頼りになる存在ではありません。

そもそも、姉妹全員が父を<ハビエル殿>と呼んでいることが異常ですよね。冗談かと思っていましたが、本当に<君主>だったようです。

スポンサーリンク

4年前の出会い

<家族>という鎖で三姉妹を縛り、自らが錨となって家族たちを沈めていく――そんな三姉妹の父 ハビエルと対峙し、次女 パウラの妻 ルイサは決意しました。

パウラをこの鎖から解き放つと決めて、ルイサはアルビス家をあとにします。報道陣に囲まれても、ルイサは物怖じすることなく胸を張って歩いていきました。

4年前――カウンセリングを受けていたルイサは、今よりもずっと暗い表情をしていました。元恋人 ミレネに浮気され、それを隠されたことが原因で病んでしまったのです。

ルイサが許せなかったのはミレネではなく、自分自身でした。そんな考えを変えていくよう、カウンセラーから助言されます。

帰宅しようとしたルイサでしたが、なぜか車が動きません。すべてが嫌になって涙が込み上げてきたとき、話しかけてきたのが――ハビエルでした。

ルイサが車を停めていたのは、アルビス動物病院の前だったのです。車の修理を得意とするパウラに相談すればいいと、ハビエルはルイサを病院の中へと導くのでした。

ルイサとパウラとを出会わせたのは、父 ハビエルだったんですね。だからこそ、パウラは父に従う姿勢を強く出していたのかもしれません。

落ち着きのあるパウラでさえ、父からの支配については冷静にとらえることができないようです。

そのように教育――という名のマインドコントロールをされた三姉妹は、家族同士で沈んでいく道を選ぶように育てられたのです。

ルイサは、離れるべきは自分とパウラではなく、パウラと家族たちであると判断しました。それはつまり、ハビエルと戦うということです。

そして、次回のサブタイトルは<ハビエル>――この事件のこと、そして過去の虐待のこと、母のこと、ロベルトのこと……色々分かりそうですね!

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

ミヅチをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました