Netflixドラマ『捜索者の血』エピソード4ネタバレ感想

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Netflix独占配信ドラマ『捜索者の血』エピソード4は、地元の同級生が5年前の事件に関わっていると知ったデヴィッドが大胆な作戦を決行する物語です。

ミヅチ
ミヅチ

レイチェルは多くの女性と違い、心配して助けてくれる男性ではなく、助けたくなるくらい困窮している男性に惹かれるんですね。男運がなさそうです。

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Netflixドラマ『捜索者の血』エピソード4情報

日本公開日2026年6月18日
制作国アメリカ
ジャンル本が原作、ミステリー、犯罪、サスペンス
注意書き16+
暴力、言葉づかい
上映時間44分

『捜索者の血』エピソード4主なスタッフ

スタッフ

製作総指揮ロバート・ハル
原作ハーラン・コーベン
『I Will Find You』
監督マヤ・ヴルヴィロ
脚本ロバート・ハル
スティーブン・リリエン
ブライアン・ウィンブラント
ヘザー・ミッチェル

『捜索者の血』エピソード4あらすじ

息子 マシューを殺害した罪を負う脱獄囚 デヴィッドは、元義妹 レイチェルに助けられながら逃走と捜査を続けていました。そのレイチェルが逮捕されたことで、事態は一変します。

デヴィッドは、レイチェルの元恋人の資産家 ヘイデンに、レイチェルを救うよう頼みました。そしてデヴィッドは、事件の裏側を知る地元の同級生 カイルとの再会を計画します。

かつて自分を有罪にする証言をした隣人 ヒルデの協力によって、デヴィッドは地元のマフィアの手下であるカイルと再会しました。しかし、その再会は悲劇へと繋がります。

一方で、デヴィッドの無実を信じて動き始めたのは、デヴィッドの父 レニーと幼馴染のマッケンジー父子です。捜査資料を探ると、ある出来事について矛盾があることが分かり――。

ここから先はネタバレがあります!

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ミヅチガタリ

今回は、多くの事実が判明したように思います。まず、マシューが消えた夜、家の中にデヴィッドとマシューとの二人きりだった理由が分かりました。

それは、デヴィッドの元妻 シェリルが、現在の夫である病院の理事長 ロナルドに呼び出されたためです。しかし、その呼び出し理由である<バス事故>は起きていませんでした。

ロナルドがそんな嘘をついた理由も判明しました。<バス事故>を偽装する1年前――ロナルドが理事長になる前のこと、病院の不正に対する証言を取りやめたことがあったのです。

そうするように脅しをかけたのは、マフィアのドン(であると思われる)ニッキーでした。地元で有名なフィッシャー家に脅され、ロナルドは従うしかなかったのでしょう。

その結果、ロナルドは病院の理事長の座を得たのではないでしょうか。フィッシャー家の暗躍によって地位を得たとなれば、ロナルドはもうフィッシャー家の言いなりです。

そうしてフィッシャー家と繋がりができたロナルドは、1年後に再び頼みごとをされます。それが、シェリルを自宅から遠ざけ、家の中にマシューとデヴィッドふたりを残すための偽証でした。

その偽証についてデヴィッドの父で元刑事のレニーに探られていると知ったロナルドは、自らフィッシャー家に助けを求めたのだと思われます。妻 シェリルの信頼を失わないために……。

そして、フィッシャー家を率いるニッキーが、マシュー殺害偽装に手を貸した理由も、ぼんやりと見えてきました。レニーとの間に、確執があったようなのです。

レニーが持っていた捜査資料の中には<リアム・フィッシャー>という名がありました。フィッシャー家の男子ですね。おそらく、ニッキーの兄弟か息子か、近しい人物なのでしょう。

フィッシャー家の手下 カイルが知っているのは、その確執のみです。依頼人である黒幕 ガートルードがマシュー生存説を隠したがっているとは知らず、FBIにぺらぺらとしゃべってしまいました。

そのガートルードが、レイチェルの元恋人で復縁を迫り続けているヘイデンの母であることも判明しましたね。ヘイデンはこれから板挟みになることでしょう。

FBIは、この一話の間に、デヴィッドの行動理由がマシュー生存説であることに辿り着きました。デヴィッドは親しい人物だけでなく、FBIまでもを危険な企みの渦中に巻き込んだのです。

娘の立場を守るためにフィッシャー家の言いなりとなったヒルデは、カイルをはめたことで命を奪われる結果となりました。ヒルデは、自分の一生をどう振り返ったのでしょうね……。

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『捜索者の血』エピソード4ネタバレと感想・考察

アンダーラインが引いてある役名をタップすると、キャストと簡単な役柄紹介が表示されます。

ヘイデンの邸宅にて

8年前――ボストンにて、名門一家出身のヘイデン・ペインは、新聞記者の元恋人 レイチェル・ミルズの前で歓迎スピーチの練習をしていました。

レイチェルは、スピーチをよりよくしようと原稿に赤ペンで修正案を書き始めます。ヘイデンはその原稿を途中で取り上げ、母についての懸念を話しました。

「君と別れてから、自分の行いを改めた。今は、母の財団で働いてる。君のおかげで改善できたのに、母は認めてくれない」

遊び回ってばかりのお坊ちゃんだったヘイデンは、母からの印象が変わらないことに悩んでいます。レイチェルと別れたことは、ヘイデンの人生最大の後悔でした。

けれども、レイチェルは復縁の誘いには乗りません。友人としての関係が心地よいのだと言われると、ヘイデンに返す言葉はありませんでした。

現在――そのレイチェルから頼まれてヘイデンが邸宅を貸したところ、レイチェルはひとりの男――脱獄囚 デヴィッド・バロウズを連れ込んだのです。

ヘイデンが邸宅に戻ると、デヴィッドひとりきりでした。レイチェルが逮捕されたと知り、ヘイデンは怒ります。しかし、デヴィッドの息子 マシューの生存を知ると顔色を変えました。

デヴィッドの脱獄から34時間が経っています。日が落ちた中、FBIボストン逃亡者特別捜査班の捜査官 マックス・ウィリアムズと、その娘 サラ・グリアが合流しました。

サラは、息を吐いてマックスへの異動を告げます。それを受けてマックスが自分の気持ちを話す前に、捜査が再開してしまいました。

意外にも、ヘイデンはデヴィッドの息子 マシューについて何か感じるところがあるようでした。

マシューは、元恋人 レイチェルの姉 シェリルとデヴィッドとの夫婦の子供です。ヘイデンはバーベキューの際にマシューと会っていましたが、それ以上の関係はないと思われます。

そのマシューが生存していると聞いて、ヘイデンは警察への通報を思いとどまりました。元恋人の甥っ子のために、それだけの行動をするというのには違和感があります。

ところで、レイチェルと交際していた頃のヘイデンは遊び人だったようですね。そんなヘイデンを矯正させるに至ったのは、記者としての使命に燃えるレイチェルとの別れでした。

おそらく、ほかの女性と付き合っても、レイチェルと接しているときのような感覚が得られなかったのでしょう。志高く生きる人というのは、そういった熱量を感じさせるものです。

レイチェルが付き合うにふさわしい人物になるために、ヘイデンは努力したのかもしれません。けれども、レイチェルはそういった相手には恋愛感情を抱かないようです。

レイチェルは仕事に生きる女性なだけあって、何か弱点がある男性をサポートすることにやりがいを感じるタイプだと思われます。

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男たちの決意

マックスサラとは、脱獄囚 デヴィッドと話したヒルデ・ウィンズロウのもとへ向かいます。ヒルデは、FBIの失態を責めるばかりで、デヴィッドとの会話を明かそうとしません。

デヴィッドは危険を冒してヒルデに会いにきたのだから、10分もの間、何も話さなかったわけがありません。デヴィッドの逃走経路が分かりにくい場所だったことも、疑いを濃くしました。

デヴィッドの目的がヒルデへの復讐でないことが、放置された銃から読み取れます。それではなぜ、デヴィッドはヒルデに会いにきたのか……マックスとサラとは考え始めました。

ヘイデンは、デヴィッドから聞いた話をまとめます。ヒルデに裁判で偽証するよう頼んだ相手も、マシューを誘拐した犯人も、ボストンのマフィアだと思われます。

デヴィッドは、ヘイデンの力で逮捕されたレイチェルを救うよう頼みました。けれども、一本気なレイチェルは、自由の身となれば再びデヴィッドに力を貸そうとするでしょう。

そう心配するヘイデンに、あとは一人でやるとデヴィッドは告げます。逃走直前、デヴィッドはヒルデにスカンク――カイル・バーギンを呼び寄せるよう頼んでおいたのです。

「待て。今夜の宿泊先は? ――探すって言っても、指名手配中の身だろ。うちに泊まれ」

ヘイデンは、自分の身を守ることよりも、レイチェルの意志を尊重することを選択します。その翌日――デヴィッドの父 レニー・バロウズは、当時の捜査資料に目を通していました。

そこには、レニーの親友 フィリップ・マッケンジーと、その息子でデヴィッドの幼馴染 アダム・マッケンジー――そして、デヴィッドの叔母 ソフィ・バロウズもいます。

「マシューが誘拐された夜、シェリルは病院にいた。――でも、バス事故の報告書はない。不自然だから調べる価値はある」

レニーは、息子 デヴィッドの犯行だと決めつけた過去を後悔していました。そこに電話を終えたアダムがやってきて、事件当夜に交通事故など起きていないという事実を報せます。

「担当刑事は、病院の理事長に話を聞いてる。捜査資料によれば、シェリルはバス事故で病院に呼ばれたと」

その証言をした病院長 ロナルド・ドリーズンは――デヴィッドの元妻 シェリル・ドリーズンの現在の夫です。レニーは、ロナルドに会って話を聞くことを決めました。

FBIは当初、デヴィッドの殺害を目論んでいたウェッソン刑務官が亡くなったことから、デヴィッドの脱獄および逃走の目的は<復讐>だと考えていました。

けれども、ウェッソン刑務官がデヴィッドが収監された直後から何者かの援助を受けていたことや、デヴィッドがヒルデを殺害しなかったことは、どうにも違和感があります。

その違和感の決定打となったのが、ヒルデがデヴィッドの逃走を手助けしたことなのでしょう。デヴィッドの目的を見誤っていることに、捜査官父娘が気付いたのです。

しかし、ヒルデが口を割らないとなると、この先には進めません。FBIはまだ、ボストンのマフィアであるフィッシャー家の関与を知らず、その手先 カイルの存在も知りません。

彼らの存在を誰にも明かさないことで、デヴィッドはこの先の捜査を単独で進めようと考えます。ヘイデンは、カメラのある自宅を提供することで、監視するつもりかもしれません。

そしてここで、シェリルの現在の夫 ロナルドが5年前の事件に関わっていたことが分かりました。シェリルがその事実を知ったらと思うと、胎児の状態が心配になります。

ロナルドがもし5年前からシェリルに好意を寄せていたのだとすれば、計画に協力したことにも納得がいきますね。シェリルに知られたら離婚されるだけでは済まないでしょうが……。

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ロナルドの隠しごと

『捜索者の血』シェリル・ドリーソン
シェリル・ドリーソン

引用元:『捜索者の血』予告編 – Netflix

小児科医のシェリルは、病院に勤め始めた産科医に呼び出されて廊下に出ました。そこでシェリルは、病院を訪ねてきたレニーを見つけます。

レニーは発疹に悩まされる中、病を押して外出しているようでした。そんなレニーに、マシューは死んだのだとシェリルは告げます。

すると、レニーは質問を始めます。まずレニーは、事件当夜に起きたバス事故による患者を治療したかと尋ねました。

シェリルは、患者は別の病院に搬送されたと現在の夫である理事長 ロナルドに聞かされたと答えます。そこでレニーは、事件当夜にバス事故は起きていなかったと告げました。

レニーがその事実を確認するために来たと知り、シェリルは怒ります。そんなシェリルの様子を見て、レニーはほっとしたような表情になりました。

帰宅するレニーを見送ったあと、シェリルはロナルドに電話をかけます。シェリルが留守電を残している頃――デヴィッドヘイデンと共に外出しました。

その様子を見張っていたのは、資産家 ガートルード・ペインに仕えるボストン警察の男性刑事です。男はその状況を報告する電話を入れ、二人を追い始めました。

FBIニューヨーク支局には、マックスサラとがいます。サラはレイチェルが持っていた写真が気になり、マックスはヒルデが通話していた相手 カイルが気になっていました。

「スカンクと呼ばれてるのね。強盗や暴行、恐喝などの常習犯。生粋の悪党ね」

カイルには殺人容疑もかけられたのですが、どちらも不起訴となっています。マックスはヒルデに再び会い、サラはレイチェルに写真について確認することとなりました。

高齢女性に見えるガートルード・ペインと、中年男性のヘイデン・ペインは、どちらもペインという姓を持つ資産家です。

単純に考えれば、この二人は母と息子でしょう。現在、作品の中では明言されていませんが、都会に住むお金持ちのペインさんが複数存在するとは考えにくいと思います。

ガートルードのほうは、5年前の事件に関わっていると見て間違いありません。わざわざ刑事を仲間にして、マシュー生存を知ったのちのデヴィッドの行動を見張らせています。

収監中のデヴィッドを見張らせていたのも、ガートルードだと考えられます。うっかり真実を知って動き出すことがあれば、すぐに始末できるように整えておいたのでしょう。

そんなガートルードの年月をかけた企みに、息子であるヘイデンが関わっているのか――というのは、現在のところ分かりません。どちらとも言えない状況です。

もし関わっているのだとすれば、ヘイデンがデヴィッドに協力を申し出たのは、味方のふりをして監視するためだと考えられます。

関わっていないのだとすると、ヘイデンの言葉通り、レイチェルの意志を継いで協力者となったことになります。その場合、いずれ母と敵対することとなるでしょう。

そして、マックスとサラは驚くべき速度で捜査を進めました。マックスはカイルに辿り着き、サラはマシュー生存説へと近付いています。やはりこの父娘、すごいです……!

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ワシントン・スクエアの惨劇

「ワシントン・スクエアで会う。フィッシャーさんに、よろしく伝えて」

ヒルデカイルにそう連絡している頃、マックスサラとはレイチェルのいる留置場にいました。サラは、マシューらしき子供が写った写真を取り出します。

レイチェルは、友人家族が写っている写真だと答えました。答えをはぐらかしていると睨んだ二人は、ヒルデがカイルと連絡を取っていることを伝えます。

「バーギンの居所が分かりました。ニューヨークです。10分前にワシントン・スクエアにいました。そしてヒルデが行方不明」

サラの同僚 デヴ・チョプラ捜査官がそう報告しました。マックスとサラとは、レイチェルに再び事情を聞きます。それでもレイチェルは何も答えません。

「教えといてやる。バーギンはニッキー・フィッシャーの殺し屋だ。彼はデヴィッドを殺すかもしれん」

そう脅されても、レイチェルは口を結んだままでした。そんなFBIの動きを知らぬまま、カイルは待ち合わせ場所のワシントン・スクエアへとやってきます。

周囲を見回しながら歩くカイルでしたが、不意を突かれてデヴィッドに背後を取られました。銃を突き付けられていても、カイルは余裕を持ち笑顔のままです。

カイルは一瞬の隙を突いて、デヴィッドの手から銃を奪いました。そのまま正面にいた裏切者 ヒルデの胸を撃ち抜きます。続けてデヴィッドも撃とうとしますが、抵抗されて撃てませんでした。

公園を出て走り去るカイルを、デヴィッドは追いかけます。誤って自分の腹を撃ってしまったカイルは、限界を迎えて倒れ込んでいました。

ここで不思議な……というより、違和感のある事実が判明しました。スカンクと呼ばれるカイルは殺し屋であり、その仕事はヒルデのように他者を始末することにあるのです。

けれども、マシューは殺害を偽装され、誘拐されています。また、カイルは自分の腹を撃ったとはいえ、一般人であるデヴィッドを放って逃げました。

おそらくカイルには、殺してはいけない相手が明確に指示されているのだと思います。マシューはもちろん、デヴィッドも<生かしておかねばならない存在>なのでしょう。

監視役のウェッソン刑務官や、裁判で偽証したヒルデと、デヴィッドやマシューとの違いは……やはり、血筋なのでしょうか?

しかし、デヴィッドが育ったバロウズ家は、裕福な家庭には見えません。デヴィッドの母親が出てきていないので、そちらの血筋が名門だった可能性はありますが……。

どちらにしろ、デヴィッド自身は何も知らないようですね。なぜ狙われたのかも、なぜ生かされているのかも、デヴィッドは知らずにいるのです。

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デヴィッドとカイル

マックスサラとがワシントン・スクエアに到着したときには、すべてが終わっていました。発砲現場を動画で撮っていた者はいましたが、それはもみ合う男ふたりのものです。

「スカンクがバロウズを撃たずに逃げたのはなぜ? ……血よ。ケガしてる」

公園を出たデヴィッドカイルとは、トンプソン通りを南に向かいました。ニューヨーク警察が包囲網を敷く中、二人は廃虚に身を潜めています。

マシューの居場所を知るため、デヴィッドはカイルの銃創に手を突っ込みました。余裕の笑みで質問をはぐらかしていたカイルが、痛みに顔を歪めます。

チョプラ捜査官レイチェルを刑務所へと移送しようとしたところ、別の刑事が駆け込んできました。誰とも連絡を取れない状態だったレイチェルに、弁護士がついたのです。

「あなたを100万ドルで釈放させた。証拠は不十分だし、手続きは違法だったからね」

女性弁護士の視線の先には、ヘイデンがいました。ヘイデンは自らを<金持ちでハンサムな守護天使>と名乗り、レイチェルに事件から手を引くよう伝えます。

マックスサラとは、地元警察に協力を仰ぎました。トンプソンとプリンスの角のオフィスは法令違反で工事を中断しており、犯罪者が入り込むのにちょうどいい場所だと分かります。

「自分の父親に聞け。聞こえただろ。ニッキーがお前の家族を恨む理由が知りたいなら、お前の父親に聞け」

デヴィッドがようやくカイルから情報を聞き出したのと同時に、パトカーが廃虚の前に押し寄せました。そこにレイチェルから電話がきて、迎えにいくと告げられます。

デヴィッドは工事中の建物同士の間に出ようと考えましたが、FBIはすべての方向から建物に入ってきました。デヴィッドは足場を伝って外に出て、建物の壁に身を隠します。

マックスサラとは、横たわっているカイルを発見しました。マックスはエリアごと封鎖するよう無線で伝え、サラはデヴィッドを探し始めます。

資産家ガートルードが、デヴィッドやマシューを狙った理由はまだ分からないのでしょう。一方で、マフィアのボスであるニッキーは、デヴィッドの父 レニーに私怨があるようです。

レニーは元刑事のため、マフィアとの対立があったことは想像できます。そう考えてみると、名前を言えば誰でも分かるほどの存在である<フィッシャー家>にも違和感がありますよね。

有名なマフィアというと、その一家や仕える者たちも権威を持つものです。少なくとも、資産家から仕事をもらって、それに数年間もかかりきりになるような存在ではありません。

むしろ、力を持つマフィアならば、仕事を与える側なのではないでしょうか。フィッシャー家は、名だけが残って権威を失ったマフィアなのかもしれません。

もしや……そのきっかけを作ったのがレニーなのではないでしょうか。マフィアとしての地位を奪った相手への復讐として、ニッキーはガートルードに力を貸したのかもしれません。

カイルはニッキーの手下です。直接ガートルードと繋がっているとは思えません。デヴィッドの質問に答えられないのは、隠しているからではなく、知らないからなのでしょう。

だからこそ、カイルが知り得るニッキーの情報だけは明かしたのです。どんなに拷問を受けたところで、知らない情報は話せませんからね……。

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ロナルドの真実

デヴィッドは工事現場のものの多さを利用して、身を隠しながら車道へと近付いていきました。しかしそこに、警察官たちがやってきます。

ヘイデンは車を乱暴に運転して、警察官たちの注意を引きました。そして、デヴィッドがブロードウェイのほうにいたと告げ、警察官たちを遠ざけます。

その隙に、デヴィッドはヘイデンの車に乗り込みました。そんな騒動が起きているとも知らぬまま、レニーフィリップ所長とは、バーで酒を飲んでいます。

二人が待っていたのは、ボストン警察リビア署の同期だったジュリーでした。ジュリーは現在探偵をしており、二人はロナルドの調査を頼んでいたのです。

「6年前に、彼の勤める病院が保険詐欺の容疑で捜査の対象になった。医療費の水増しなどをしてた。彼は事件の重要証人だった。でも裁判前に突然、証言を拒否した」

ロナルドを脅した相手は、ニッキーでした。ニッキーが絡んでいることを初めて知った二人でしたが、その行動の理由には心当たりがあるようです。

帰宅したロナルドは、妻 シェリルに問い詰められていました。ロナルドは笑顔で交わし、レニーと直接話すと告げます。けれども、シェリルに見えないところで笑顔を消すのでした。

デヴィッドは、カイルの言葉を確かめるために父 レニーのもとに戻ることを決めました。同行すると決めたレイチェルに、ヘイデンは金を渡します。

ボストンに戻ると決めたレイチェルのもとに、グローブ紙の編集長 ジム・ドハーティが連絡してきました。協力する代わりに記事を書くよう言われても、レイチェルは頑として応じません。

署に戻ったマックスは、レイチェルが保釈されたことを知り驚きました。保釈の理由として、ウェッソン刑務官が自殺だったことをサラが告げます。

マックスとサラとは、その足でカイルに会いに行きました。言い逃れられると思っているカイルに、二人はあせらせるような質問を投げかけます。

「バロウズだ。息子が生きてると思ってる。自分で殺したくせに。あいつは頭がイカれてる」

やはり、カイルは詳しい事情を知らないようですね。すべての黒幕であろう資産家のガートルードは、成長したマシューらしき男の子が写り込んだ写真すら危険視していました。

もし、カイルもその事情を知っていたら、こんなに不用意にマシュー生存説をFBIに教えたりはしないでしょう。

カイルはマシュー誘拐および殺害偽装について何も知らないからこそ、FBIにマシュー生存を信じるデヴィッドのことを話したのです。

カイルの立場からしてみたら、デヴィッドが殺したと判決が下っているのに、そのデヴィッドが生存説を信じるというのは、確かにイカれた話です。

一方で、マックスとサラにとっては大きな一歩となりました。まだ写真とマシューとの繋がりには気付いていませんが、いずれ気付くことでしょう。

それよりも、デヴィッドの脱獄・逃走の理由が分かったことのほうが大きな意味を持つかもしれません。今までとは違い、次の動きを推測できるかもしれません。

そんな中、ヒントを知っているであろうデヴィッドの父 レニーが、ニッキーとの因縁について思い返しています。やはり、ニッキーとの間で何かあったようです。

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それぞれの夜

シェリルがシャワーを浴びている間に、そのスマートフォンに電話がかかってきました。けれども、水の音によってシェリルは着信に気付きません。

ロナルドは、シェリルから見えないように体の角度を変えて、シェリルのスマートフォンを手に取りました。たった今かかってきた相手からの音声メッセージが残されています。

『やあ、シェリル。レニーだ。ロナルドが嘘をついた理由が分かった』

ロナルドはすぐに音声メッセージを消去して、シェリルのスマートフォンを元の位置に戻しました。その頃――デヴィッドは、レイチェルの運転する車でボストンへと戻っていきます。

ヘイデンのもとには、母であるガートルードから電話がかかってきました。ガートルードは、ヘイデンとデヴィッドとが行動を共にしていたことを、写真という証拠付きで知っています。

翌朝にヘイデンを尋ねると言って、ガートルードは電話を切りました。そして夜も更けた中、サラはレイチェルが持っていた写真をじっと見つめています。

ふと指をどけると、写真の端に写り込んでいる少年が見えました。ハッとして、サラは捜査資料をあさります。そして、写り込んだ少年と死んだはずのマシューとの共通点に気付きました。

レニーは、自宅の机の中から捜査資料を取り出します。そこにあったのは、リアム・フィッシャーの資料でした。

昔の事件に思いを馳せているレニーの背後に、何者かが立ちます。その人物は、レニーの後頭部に銃口をあてるのでした――。

おそらくロナルドは、過去を探られる危険を察して、フィッシャー家に連絡したのではないでしょうか。

もし今後、レニーの遺体が発見されたとするならば……事件の黒幕ガートルードが狙う血筋には、レニーが含まれないということになります。

デヴィッドとその息子 マシューとが含まれ、父 レニーが含まれないとなれば――やはり、肝心なのはデヴィッドの母ということになりますね。

また、ロナルドは最初からシェリルを狙っていたわけではなく、孤独になったシェリルを救おうとしたのかもしれません。よいほうに考えようとすれば、そうなります。

サラは気になったものはとことん調べる性格のようですね。その執念が、マシュー生存説と写真の少年とを結びつけました。

FBIが<殺されたはずの少年>を発見したとなったら、裁判所はどんな反応をするんでしょうね……。殺人事件自体が存在しなかっただなんて、認めたくないことでしょう。

けれども、そんな気遣いなど、この父娘には存在しません。とにかく事実を追う二人が、危険なゾーンへと入り込もうとしています。

そして、ヘイデンは次回、大きな決断を迫られそうですね……。自分を認めてくれない母を取るか、復縁してくれない元恋人を取るか、悩むところです。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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