Netflixドラマ『御手洗家、炎上する』エピソード7ネタバレ感想

Netflixドラマ『御手洗家、炎上する』タイトル
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Netflix独占配信の『御手洗家、炎上する』7話は、後妻・真希子が先妻の長女・杏子と何者かによって追い詰められる物語です。

ミヅチ
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今まであまり存在感のなかった皐月ですが、ここにきて一気に主要人物としての存在感を出してきましたね!

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Netflixドラマ『御手洗家、炎上する』7話 情報

日本公開日2023年7月13日
制作国日本
ジャンルヒューマンドラマ、ミステリー、サスペンス、社会派、スリリング
注意書き13+
上映時間46分

『御手洗家、炎上する』7話 主なキャスト・スタッフ

キャスト

村田 杏子
元・御手洗家の長女
永野 芽郁
『クリエイターズ・ファイル GOLD』
御手洗 希一
真希子の連れ子・長男
工藤 阿須加
御手洗 真二
真希子の連れ子・次男
中川 大志
村田 柚子
元・御手洗家の次女
恒松祐里
『今際の国のアリス シーズン2』
クレア
杏子の幼馴染み
北乃きい
村田 皐月
御手洗家の先妻
吉瀬 美智子
御手洗 治
御手洗病院の院長
及川 光博
『桜のような僕の恋人』
御手洗 真希子
御手洗家の後妻
鈴木 京香

スタッフ

監督平川雄一朗
脚本金子ありさ

『御手洗家、炎上する』7話あらすじ

後妻・真希子はかつて自分のファンだったムジナの証言に追い詰められます。そして、自ら火事当夜に御手洗家にいたことを証言しました。

真希子は逃げようとしますが、長男・希一が真希子の前に立ちふさがりました。真希子は、自分が火事の真犯人であると認めます

しかし、夫・治から離婚を突きつけられた真希子は反撃に出ます。治の弱みをすべて知る真希子は、有利に物事を進めていきました。

そんなとき、予想外の相手が真希子の化けの皮をはがしにかかります。一度は同情を集めたぶん、真希子は激しく炎上し……。

ここから先はネタバレがあります!

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『御手洗家、炎上する』7話ネタバレと感想・考察

真希子の告白

信頼していた家事代行スタッフ兼マネージャーの山内しずかが先妻の長女・杏子だったと知り、後妻・真希子は驚きます。

真希子が13年前セレブを演じていたアカウント・エリーゼについて、杏子は調査を進めていました。

エリーゼのファンコミュニティ管理人・ムジナは、13年前の火事当日――真希子の後をつけていたのです。

真希子は自宅のある三沢野ではなく、御手洗家のある鈴ヶ丘で電車を降りました。真希子は、パート先のスーパーがあったのだと語ります。

真希子は真実味を足すため、杏子たちがスーパーに買い物に来たと話します。カレールーを買っていっただろうと……。

しかし、そのウソは夫・治によって暴かれました。先妻・皐月は自らスパイスを調合する人で、ルーを買うことは有り得ません。

今までまるで役に立たなかった治ですが、皐月のカレーの作り方を覚えていたこと、それを証言したことで少し株が上がりましたね。

ありもしないスーパーでの買い物について語るところが、ウソばかりついてきた真希子らしいです。

あまりにも日常的すぎて、杏子たちの記憶に残っていなくても仕方ないくらいの出来事ですからね……言い逃れとしては適切でしょう。

しかし、目の前で実母がウソをついたり話し合いから逃げようとしたり罪を告白したりと大暴れしている間、何も知らない次男・真二はどんな気持ちだったんでしょうか……。

しかし、火事当夜に皐月がカレーを作っていたのは事実でした。真希子は当日、御手洗家にいた事実を自ら語ってしまったのです。

一度は逃げようとした真希子でしたが、長男・希一に火事当夜と同じ目で見られて観念します。

杏子は、火事の犯人扱いされたことで人生を狂わされた母・皐月へ謝罪することを真希子に要求するのでした。

杏子は、真希子に対しての怒りよりも、皐月の人生が少しでも上向きに穏やかになることを願っているんですね。

怒りのままに暴力をふるうのではなく、皐月に謝罪しろと言う杏子――もしかしたら、真希子にとって最も苦しい要求かもしれません。

結局、真希子は先妻の影から抜け出すことはできなかったのです。

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反撃

ずっと争いを避けてきた治でしたが、ついに真希子を御手洗家から追放することを決めます。

また、真希子の連れ子・真二に院長を継がせる件も考え直すと言うのです。真希子はうなづきながらも、その目は鋭く光っていました。

翌朝、真希子は独断でマスコミを集めてフォトブックの会見を開きます。引退のウワサについて聞かれた真希子は、こう答えました。

「私は、支えてくれる家族とファンの皆様がいるかぎり、これからも御手洗真希子であり続けます」

治を呼び出した真希子は、強気で治に迫ります。今まで治のメンタルケアにも病院経営にも関わってきた真希子には、自信がありました。

一度は真希子を拒んだ治でしたが、真希子なしでは親戚付き合いすらできません。治は、真希子の本性に目をつぶることにしました。

それを知った杏子は、治はまたしても杏子たち姉妹を捨てたのだと語ります。それは治も分かっており、家の中で深く落ち込みます。

真希子は、治が離婚を発表する前に行動を起こしました。何としても御手洗家にしがみつくと決意したのでしょう。

治が気弱なためひとりでは戦っていけないことは、真希子が一番よく分かっています。代わりに戦える真希子は必要不可欠なのです。

弱みを握られている治は、真希子に逆らえませんでした。杏子もがっかりしたことでしょう。治には二度と期待しないほうがいいです。

治に自分をかばう発言をさせた真希子は、安心して帰宅しました。しかしその直後、真希子のインスタが写真を投稿し始めます。

真希子によって散らかされたリビング、ソファでぐったりと眠る真希子、家政婦に作らせた料理を自作と偽る真希子……。

真希子は、看護師長・市原を疑います。しかし、市原はもちろん杏子も投稿には関わっていません。

真希子に注目と同情が集まったタイミングで、何者かが動きました。同情された分、炎上もひどいものになります。

さすがの真希子も人目を避けるようになりました。ワイドショーでは真希子がウソつきなのは本当だったのだと、話題を独占しています。

敵を作りすぎた真希子は、疑う相手が多くて大変ですね……。

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皐月の本心

真希子は成岡総合病院に向かいました。入院している先妻・皐月は、かつての友人である真希子に優しく話しかけます。

皐月は、真希子が御手洗家の後妻となったことは覚えていないようです。そんな皐月に、真希子は話を合わせます。

しかし、かつて皐月から盗んだものが皐月の手元に戻っていることを知り、真希子の表情は固まります。

真希子は皐月がインスタを乗っ取った犯人だと思って、やってきたのでしょう。しかし、穏やかに過ごす病人の皐月を見て戸惑います。

最も驚いたのは、杏子が皐月のものを取り戻していたことのようです。ものを取っておく割に、何を持っているかの把握はしていないんですね……。

皐月に連れられて屋上に来た真希子でしたが、すぐに帰ろうとします。そこで皐月は、真希子の現状をよく知っていることを明かします。

皐月は、ネット記事を読むうちに記憶を取り戻していたのです。娘たちが火事の真犯人を探していることも、市原師長から聞いて知っていました。

真希子のインスタのパスワードは、真希子の前夫との結婚記念日です。それを知った皐月は、御手洗治を愛していない真希子を憎んでいました。

実は、もっと前――御手洗皐月と渡真希子として仲良くしていた頃から、ふたりはお互いを嫌い合っていたのです。

皐月はふんわりした人ですが、真希子が醜い感情を自分に向けていることは当時から分かっていたんですね。

恵まれた状況にある皐月を妬んで御手洗家から追い出した真希子のことを、皐月は憎んでいました。

皐月はママ友がひとりもいない状況を避けるために、真希子と仲良く接していたのかもしれませんね……。

帰宅した真希子は、自宅の前に集まる人々に対して思わず怒りを放ってしまいます。人々はそんな真希子を見て興奮していました。

杏子は離れたところから御手洗家をながめ、この炎上を招いたのは母・皐月だと確信するのでした。

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再捜査

御手洗家の壁には落書きが踊り、家の中は荒れ放題です。真希子の次男・真二は明るく振る舞いますが、夫・治は荒れています。

治は昼から酒を飲んで、真希子たち一家が御手洗家に来たせいでこうなったと言い放ちます。長男・希一は家の恥だとも……。

治ー!! ここに来て最悪の行動を取りますね。自分から招き入れて、捨てる覚悟も決められなかったくせに、どうして被害者面をしているのでしょうか。

俺の家と家族を返せ発言に対しては、ドン引きとしか言いようがないです。家族――皐月、杏子、柚子を捨てたのは治自身ですよね。

自分に都合のいいことを言ってくれて、面倒なことは全部引き受けてくれる真希子に世話になっていたでしょうに……。

帝明大医学部に入るまで3回も浪人している真二は、希一の優秀さが自分にもあればと笑います。

真二の優しさと責任感を知り、希一は御手洗家を捨てることを決意しました。希一は2階の自室から飛び降り、公園へと向かいます。

そこはかつて、杏子と共に星をながめた場所でした。ベンチに横たわって夜空を見つめる希一のもとに、杏子が駆けつけます。

希一は、誰よりも杏子を大切に想っていることを打ち明けます。そんな希一を、杏子は優しく抱きしめるのでした。

真二は御手洗家に入って10年以上経っても、貧しい家庭に育つ渡真二としての感覚を持ち続けていたんですね。

金と権力を手に入れた真希子の圧力に屈した希一にとっては、逆に真二がまぶしく見える存在なのかもしれません。

真希子から地下室に閉じ込められそうになり、希一は御手洗家から出ることを決めました。妥当な判断だと思います。

希一が杏子の部屋に身を寄せている頃、真希子のもとに警察がやってきていました。夫・治が火事の犯人だと通報したのです。

真希子は連行され、一度は失火として処理された事件を放火として再捜査すると告げられます。

そこで、警察はある証言に目をつけます。出火直後、御手洗家の勝手口から出てくる少年の姿が目撃されていたのです。

当時、窃盗から逃げる際にボヤ騒ぎを起こして時間稼ぎをする不良グループがありました。そのメンバーに、真希子の長男・希一がいたのです。

希一が放火犯ではないかと疑う警察に対して、真希子は自供を始めます。先妻・皐月の裕福さを妬んでいたのだと……。

急にぺらぺらと話し始めた真希子に、警察は違和感を抱きます。希一のことを聞いたとたん、口をつぐむこともおかしいです。

そんな中、希一は杏子を連れ出していました。不思議がる杏子に、希一は一緒に逃げようと提案するのでした。

このままいくと、母は窃盗犯で兄は窃盗および放火犯になるわけですが、真二の人生はどうなってしまうのでしょうか……。

真二は何も悪くないので、治の手もとに置いてあげてほしいです。でも治には期待しないと決めたばかりなので……。

そういえば、希一は火事当夜に御手洗家で真希子の姿を見たようでした。なぜ希一がそんな場面に遭遇したのかという謎が解けそうですね。

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『御手洗家、炎上する』7話まとめ

冒頭で真希子は火事の真犯人だと告白しました。しかし、それは希一の姿を見た直後のことでした。

真希子は金や権力、名誉欲の強い人ですが、それだけではないようです。パスワードを前夫との結婚記念日にしているあたりで、そう感じました。

そもそも真希子は、人生を狂わせた最大の原因である元担任教師の前夫を憎んではいません。それは息子たちに対する想いにも反映されているでしょう。

希一が放火犯だろうと思い、真希子はいざとなれば罪をかぶろうと考えていたのかもしれません。

もう治には何の期待もしていませんが、放火犯が真希子ではなかったと知った瞬間にどんな顔をするかは、ちょっと見てみたいですね!

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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