Netflixドラマ『捜索者の血』エピソード2ネタバレ感想

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Netflix独占配信ドラマ『捜索者の血』エピソード2は、脱獄に成功したデヴィッドが逃走を続けつつ隠された真実を追い求める物語です。

ミヅチ
ミヅチ

FBI捜査官たちが登場しました! デヴィッドたちの逃げる側と、FBI捜査官たちの追う側でそれぞれ進んでいくので、情報量が多いです。

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Netflixドラマ『捜索者の血』エピソード2情報

日本公開日2026年6月18日
制作国アメリカ
ジャンル本が原作、ミステリー、犯罪、サスペンス
注意書き16+
暴力、言葉づかい
上映時間44分

『捜索者の血』エピソード2主なスタッフ

スタッフ

製作総指揮ロバート・ハル
原作ハーラン・コーベン
『I Will Find You』
監督ブラッド・アンダーソン
脚本ロバート・ハル

『捜索者の血』エピソード2あらすじ

収監されているブリッグズ刑務所の所長 フィリップと、その息子で幼馴染 アダムの協力を受けて、デヴィッドは脱獄しました。

二人の協力は限界となったため、デヴィッドは元妻の妹 レイチェルに連絡を取ります。すべては、5年前に死んだはずの息子 マシューの生存説をレイチェルが唱えたことから始まりました。

デヴィッドに逃走を許したことで、FBIが捜査権を持つこととなります。ベテランの父 マックスと敏腕な娘 サラとが率いるチームが捜査に当たります。

真っ先に疑われたのは、フィリップ所長とアダムとの父子でした。捜査官父娘は、ブリッグズ刑務所に赴き、州警察が見ないところまでじっくりと観察していきます。

ここから先はネタバレがあります!

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ミヅチガタリ

フィリップ所長はデヴィッドの父 レニーと20年来の同僚だったために……アダムは幼い頃から共に育った幼馴染であるがために……。

この父子が、デヴィッドの命を救うために脱獄に協力したことには、納得がいきます。おそらく、この父子は、デヴィッドを事件前と変わらず<同郷の親しい人>として見ているのです。

それに比べると、レイチェルの態度はなかなか……理解しがたい部分があります。レイチェルは義妹だった人物で、どんなに親しかったとしても、姉よりも近しくなることは異常です。

元妻 シェリルは、異様なほどに距離を置いています。夫婦として過ごしてきた相手が、自分たちの子どもを殺したということになり、かなりショックだったのでしょうが……。

そうは言っても、レイチェルがデヴィッドとの距離を縮めるだけで怒るというのは、理解しがたい行動です。どちらもいい大人なので、注意はしても怒りはしないものではないかと、私は思います。

デヴィッドの<子殺し>という行動が、それぞれの人物に極端な言動を取らせるようになったと考えることもできます。

捜査に当たることになったFBI捜査官の父 マックスと娘 サラもそうです。<父が子を殴り殺すなんて>という強い怒りから、捜査を始めていました

そうは言っても、二人は腕のいい捜査官です。ウェッソン刑務官が何者かから指示を受けてデヴィッドを監視していたことに気付くのに、一日もかかりませんでした。

それよりも先に、ウェッソン刑務官こそが加害者であったことに辿り着いています。州警察が後手後手になっている時間に捜査していたら、ウェッソン刑務官は逮捕できたかもしれませんね。

ウェッソン刑務官は自殺によって証言能力を失いましたが、今後会うことになるであろうヒルデはどんな末路を辿るのでしょうか……。

<何者か>――ウェッソン刑務官が言うところの<連中>は、金を与えた相手を容赦なく切り捨てます。いずれその正体が分かるのでしょうが、権威を笠に着る人たちなのでしょうね。

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『捜索者の血』エピソード2ネタバレと感想・考察

アンダーラインが引いてある役名をタップすると、キャストと簡単な役柄紹介が表示されます。

逃げる男

息子を殺害した罪によってブリッグズ刑務所の囚人となっていたデヴィッド・バロウズは、父の親友である刑務所 所長 フィリップ・マッケンジーの協力で脱獄を果たしました。

けれども、その計画はひとつも上手く運ばず、現在はフィリップ所長の車で逃走している状態です。そこに、ブリッグズ警察署から電話がかかってきました。

「すぐに道をあけないと、所長の頭を撃つ。――黙って俺に従え! 出せ!」

警察がフィリップ所長の安否を気にかけていることを知り、デヴィッドは行動を起こします。運転席にいるフィリップ所長の頭に銃口を突きつけ、警察の包囲を突っ切るよう命じたのです。

現場の警察官たちは、デヴィッドと通話しているセムジー刑事からの指示を待っていました。フィリップ所長の命を犠牲にできないと判断した警察は、デヴィッドを逃がすことを決めます。

その頃、デヴィッドの脱獄は大きく報じられていました。デヴィッドの元妻の妹 レイチェル・ミルズは、レストランのテレビを見て、その事実を知ります。

そこに、非通知で電話がかかってきました。レイチェルは声を落として通話を始めます。デヴィッドは、パトカーに追われながらレイチェルに助けを求めていました。

ブリッグズ刑務所では、ウェッソン刑務官が連続殺人犯 ロス・サムナーのもとへと急いでいます。ロスは、いつものにやけ顔から真剣な表情になり、ウェッソン刑務官に助言します。

「バロウズを殺すはずが逃げられた。お前のせいだ。その上、お前は長年カネを受け取ってきただろ。返したとて――カネは足がつく。お前は崖っぷちに立たされたんだ。バロウズと同じように逃げるべきだ。ウェッソン、さっさと逃げろ」

ウェッソン刑務官だけでなく、ロスも<何者か>からの指示でデヴィッドを狙っていたんですね。ロスが急に背後から襲いかかったのは、殺害するためだったようです。

自らが所長を務める刑務所に、親友の息子の命を狙う人物が複数人いる――そんな状況であれば、フィリップ所長の突飛な行動にも納得がいきます。

そして、ウェッソン刑務官は今回が初めてではなく、長いこと<何者か>の手下として働いてきたとのことです。

ロスの語る通りならば、ウェッソン刑務官は刑務官としての仕事のかたわら、その立場を活かして<何者か>の指示を遂行する役目を負ってきたということですね。

囚人となった人ばかりを手下にしても、思うように事は進みません。<何者か>はパズルを組み上げるように、刑務官と囚人とを組み合わせて結果を出してきたのでしょう。

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動き出したFBI

フィリップ所長が運転する車は、グリーンビルの商業施設へと入っていきました。助手席のデヴィッドは警察と繋がったままの電話で、パトカーやヘリでの追尾をやめるよう指示します。

大きな駐車場に入った途端、ヘリはフィリップ所長の車を見失いました。電話口のセムジー刑事は、フィリップ所長や周囲の人々の安全を約束するようデヴィッドに乞います。

すると、フィリップ所長の車が駐車場から出てきました。警察が追尾を再開させると、車はスピードを落とし始めます。中にいたのは、フィリップ所長ひとりでした。

商業施設の駐車場で車を降りていたデヴィッドは、警察と繋がったままのスマートフォンを地面に叩きつけて壊します。そこに、レイチェルの運転する車がやってきました。

レイチェルは脱獄の理由を問うてきますが、デヴィッドは命を狙われたことを明かしません。さらに、警察から距離を取ろうとしていたレイチェルに、引き返すよう告げました。

デヴィッド脱獄を受けて、ボストンのFBI本部が動き始めます。ベテラン捜査官 マックス・ウィリアムズに、新人捜査官 ブライアン・シモンズが挨拶しにやってきました。

マックスと同じくFBIボストン逃亡者特別捜査班に所属しているサラ・グリアのもとには、上司 ジュリー・デソウザが現れます。サラに、シアトルへの異動を推薦したいとのことでした。

サラは優秀な捜査官です。しかしながら、サラを上回る腕を持つ父 マックスのもとで働いていると、実力を伸ばしきれないのではないかとジュリーは考えているようでした。

そんな話をしていると、当のマックスがサラを訪ねてきました。デヴィッドの脱獄から58分が経った頃、マックス率いる捜査班が動き始めます。

マックスは、フィリップ所長とその息子 アダムとのマッケンジー家を怪しんでいました。娘 サラが上司から何を言われたのかを気にしつつも、マックスは捜査を始めます。

アメリカといえばFBIですよね! ある程度の規模の事件が起き、それぞれの州では対応しきれない状況になると動き始めるようです。

デヴィッドは脱獄し逃走しているため、ブリッグズ刑務所があるメイン州に留まっているとは限りません。複数の州にまたがる事件の場合も、FBIが担当するそうです。

多くの事件を扱っているためか、デヴィッドが息子殺しの罪で収監されていることを知らない捜査官もいました。ここはむしろ、把握しているサラを褒めるべきでしょうか……。

サラが異動を勧められているのは、父 マックスと常に行動を共にしていては、マックスの右腕にしかなれないのでは……と心配されているからだと思われます。

優秀な捜査官とは、マックスのように見知らぬ捜査官からも慕われるほどに、広く深く人脈を築き事件を解決へと導く人のことをいうのでしょう。

ただし、当のマックスは異動を快く思わないでしょうね。捜査官は危険な仕事です。自分の手元に置いているからこそ、その仕事に就くことを許しているという面もあると思われます。

捜査に当たるのが親子であることもあり、子殺しの罪を受け入れたデヴィッドはひどい人物として受け止められています。私情を挟まず捜査に当たってほしいところですが……。

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父娘 vs 父子

デヴィッド脱獄の報道を見て、元妻 シェリル・ドリーソンのもとに現在の夫 ロナルド・ドリーズンがやってきました。妊娠中のシェリルがショックを受けていないか心配しているのです。

シェリルは、妹 レイチェルが先日からデヴィッドを訪ねており、現在はブリッグズ刑務所の近くにいることを明かしました。すると、話を聞いたロナルドは眉を寄せます。

レイチェルは、デヴィッドの頼みでウェッソン刑務官の住所を調べていました。そこでレイチェルは、デヴィッドに不利な証言をした隣人 ヒルデ・ウィンズロウの現在を話します。

「時間が経ってしまった。早く動くべきだった。ごめんなさい」

ヒルデが裁判以降は身を隠していることを知っても、デヴィッドの方針は変わりませんでした。レイチェルは危険なことを始めたデヴィッドに、寄り添うことを決意します。

「説明させてくれ。家族を巻き込むな。関係ないだろ。なんでもやる。……分かった。約束は守る」

デヴィッド殺害を指示した<何者か>から指示を受けたウェッソン刑務官は、逃走を諦めました。妻と娘 リサだけを逃亡させることにして、最後の別れを済ませます。

ブリッグズ刑務所に到着したマックス一行は、ヒッチング副所長と挨拶を交わしました。援助者を探すために面会者のデータを求めつつ、州警察の報告を受けます。

マックスは当初の予定通り、フィリップ所長アダムとに事情を聞くことにしました。模範囚であったデヴィッドが急に過激になった三日前にこそ、何かがあったのだとマックスは考えます。

父子ふたりは、マックスとサラとの父娘からネチネチと責められました。デヴィッドの父とフィリップ所長とは20年来の同僚で、デヴィッドとアダムとは幼馴染だろうとサラは詰め寄ります。

「そうだな。幼馴染のアダムは出し抜かれ、所長は利用された。――作り話はもう結構だ。ほかに援助者は?」

確かに、手錠をしていた囚人 デヴィッドに、幼馴染で気を許しているとはいえ、巡査部長にまでなっているアダムがやり込められるというのは……不自然ですね。

何より気にかかるのは、人質となったフィリップ所長が、アダムの父だということでしょう。そして、彼らは一家ぐるみで仲良くしていた過去があるのです。

その疑問は、元刑事のデヴィッドの父 レニーも抱いていたようです。レニーがどう動くのかが気になりますね。

さすがに元刑事としての立場があるため、息子を確保するために動くのか――はたまた、アダムと同じように、息子の無実の訴えを信じて協力するのか――。

フィリップ所長が会いに行ったときの様子を見る限り、確保に協力しそうな雰囲気があります。

そして、上司 ジュリーは父娘を分離させることが必要だと考えていましたが、私は「もったいないなあ」と感じました。

マックスとサラとは、父娘ということ以上に捜査官としてのスタイルが似通っているため、ポンポンとテンポよく相手を追い詰めていけるのです。

これはサラひとりでも、そして、マックスひとりでもできないことです。修行の場として、ほかの州に行くことはいいことでしょうが……もったいないですよね。

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家族のために

ヒッチング副所長が、デヴィッドの面会記録を持ってきました。それを見たサラは、デヴィッドと面会をしにレイチェルが来ていたことを知ります。

そのレイチェルのもとには、姉 シェリルから何度も着信がありました。シェリルは、5年前に死んだ息子 マシューが生きているかもしれない――ということを、今も知らないのです。

刑務所の職員が、デヴィッドとレイチェルとの面会の録画映像を検索しました。けれども、どちらの映像も開くことができません。

サラは、MP4ファイルが壊れているのならば、拡張子をAVIに書き換えれば修復できるかもしれないと考えました。すると、データが数時間前に消去されていたことが分かります。

アクセス権は解放されているため、映像データを消去した人物を特定するのは困難です。一方で、面会に立ち会ったのはウェッソン刑務官だということが分かりました。

『捜索者の血』ウェッソン刑務官

引用:『捜索者の血』予告編 – Netflix

マックスたちがウェッソン刑務官へと捜査の手を伸ばしている頃、デヴィッドたちはウェッソン刑務官の自宅に到着していました。デヴィッドは念のため銃を持ち、家の中へと入ります。

侵入者に気付いたウェッソン刑務官は、デヴィッドの背後に立ち、その頭に銃口を突き付けました。相手がデヴィッドだと気付くと、ウェッソン刑務官は怒りをあらわにします。

「連中は、お前が入所直後から、俺に見張るよう指示してきた。子殺しの世話役ってわけだ。そして義妹との面会後、お前を殺せと指令を受けた」

ウェッソン刑務官は、マシューの生死については知らないようでした。<連中>との連絡には二つ折りの携帯電話を使っていると教えたのちに、<連中>への恐怖におののき自殺を図ります。

何者かが近付いてきていると気付いたレイチェルは、デヴィッドを連れて逃げ出しました。そこに到着したサラは、ほんの数秒の隙によってデヴィッドを取り逃してしまうのでした。

ウェッソン刑務官は<連中>と呼んでいるため、指示している<何者か>は複数人だと判明しました。なんらかの組織だと考えるのが妥当でしょう。

<連中>がウェッソン刑務官に接触してきたのは、デヴィッドがブリッグズ刑務所に入ったあとだそうです。

最初から<連中>はデヴィッドの見張りとしてウェッソン刑務官を利用していたんですね。ウェッソン刑務官は、デヴィッドの行動を逐一報告するよう指示されていたのでしょう。

そうなると、面会の録画映像を消去したのも、おそらくウェッソン刑務官です。<連中>は、ほかの人物にマシュー生存疑惑を知られることを避けたい気持ちがあるでしょうから……。

ウェッソン刑務官が指示通りに動けている間は<連中>は金払いのいい有難い存在でした。しかし、デヴィッド殺害に失敗したことで、ウェッソン刑務官は追い込まれたのです。

<連中>からしてみれば、デヴィッドに知られたくないことがある事実も、デヴィッド殺害計画を立てたことも、他人には知られたくないでしょう。

だからこそ、ウェッソン刑務官は命を狙われたのです。重要なことなど何も知らされていないのに、ただ流されるままに見聞きしたものが、ウェッソン刑務官の死を呼ぶこととなりました。

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おかしな夜

ブリッグズ刑務所に残っていたマックスは、デヴィッドがいた9号室の備品をすべて回収するよう指示しました。そして、昨晩デヴィッドが医務室に向かった時間を尋ねます。

記録漏れのために、デヴィッドの行動がつかめません。隣の8号室にいた囚人は、デヴィッドが持っていた懐中電灯がほしいとマックスに告げました。

「ウェッソンが迎えに来た。妙だが、ない話じゃない。でも、開錠に鍵を使った」

通常、刑務所では別の刑務官が遠隔で開錠するため、部屋を鍵で開くことはありません。マックスがウェッソン刑務官の行動に違和感を覚えたとき、サラが電話してきました。

ウェッソン刑務官が死んだことと、デヴィッド脱獄の件は繋がっている――そう感じたマックスは、ウェッソン刑務官を調べることにします。

レイチェルは、レムホール大学で起きた性的暴行事件の被害者 キャサリン・トゥロとの交流について話していました。大学が隠蔽した事件の告発のため、キャサリンは取材を受けると決めました。

しかし取材する当日となり、キャサリンは自殺してしまったのです。周りから責められることを恐れていたキャサリンを、説得という体で追い詰めたのは、レイチェルでした。

「彼女の両親はグローブ紙を訴え、私は失業」

家族のためにと死を選んだウェッソン刑務官を見て、レイチェルはキャサリンのことを思い出していました。そのとき、ウェッソン刑務官が遺した二つ折り携帯電話が着信で震えます。

「見つけられても問題はない。それが分からないとは、甘いな。お前は自分の立場を分かっていない」

デヴィッドがマシューのことを尋ねても、相手の男は5年前にデヴィッドが殺したと言うばかりです。デヴィッドは怒りに任せて、電話を切るのでした。

ウェッソン刑務官は、おそらく<連中>の指示によって、デヴィッドと関わったときの記録はほとんどすべて消去していたのだと思います。

こういった捜査が入ることでもない限り、過去の記録を見返すことなどないでしょう。誰でもアクセスできることもあり、特に危機感も持たずに行動していたのではないでしょうか。

けれども、デヴィッド殺害に失敗した上、脱獄されたために、ウェッソン刑務官の行った不正行為がすべてFBIの知るところとなりました。

ウェッソン刑務官が関わっていることは確かだが、本人は自殺し、記録も残っていない――私がマックスの立場なら、しばしのコーヒー休憩を入れたくなる状況です。

そんな中、マックスは<欲しいものさえ渡せば情報を渡してくれる>相手、囚人に目をつけました。隣室にいた囚人は、昨夜の妙な出来事をきちんと覚えていて、教えてくれます。

まさかの場所から、ウェッソン刑務官の実態が浮き彫りになりそうですね。やはりデジタルより人を当たるのがいいと、ベテラン捜査官のマックスは思っているのではないでしょうか。

また、新聞社をクビになった上に、別の新聞社にも勤められなくなったレイチェルの過去が明らかにされました。

スクープ記事を狙って、相手の感情を大きく揺り動かしてしまった結果、レイチェルは取材相手に死を選ばせてしまったのです。

取材相手のキャサリンも、<連中>との約束を果たせなかったウェッソン刑務官も、その場から動けなくなってしまったために命を絶ったのでしょう。

そう考えると、どこに行けばいいのかは分からないけれど、目標とするものがあるデヴィッドは、ある意味幸せなのかもしれませんね。

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ニューヨークにて

脱獄から13時間後――デヴィッドレイチェルとは、ニューヨークに到着します。人で溢れる街は、夜でも昼のように明るくなっていました。

ボストンでは絵の競売が行われています。レイチェルは入手したプリペイド携帯を使って、競売に参加している元恋人 ヘイデン・ペインに連絡を取りました。

『捜索者の血』ヘイデン・ペイン

引用:『捜索者の血』予告編 – Netflix

ヘイデンは高額提示によって絵を手に入れつつ、レイチェルに電話をかけます。レイチェルがお金に困って一晩だけ泊めてほしいと頼むと、ヘイデンは快く受け入れました。

ヘイデンにとっては、レイチェルが連絡をくれたこと自体が喜ばしいことだったようです。本人不在の家ですが、使用人に伝えておくため、使ってほしいとのことでした。

「ウェッソンを調べたら、妙なことが分かった。5年に渡って、毎月1000ドルをREH社から受け取ってた。登記はケイマン諸島。追跡は無理ね。支払いは、バロウズの入所から」

ウェッソン刑務官は記録も残さず、夜中にデヴィッドを連れ出しています。サラは、ウェッソン刑務官がデヴィッドを殺そうとしたのではないかと推理しました。

マックスは、8号室の囚人に懐中電灯を渡しそびれたとこぼします。するとサラは、デヴィッドの所持品に懐中電灯はなかったと告げました。

二人はすぐにブリッグズ刑務所に戻り、デヴィッドがいた9号室を探ります。洗面台に隠されていたのは、マシュー殺害事件の捜査資料と、それを見るための懐中電灯でした。

ヒルデの名前に丸がつけられていたため、次の標的はヒルデだとマックスは察します。デヴィッドとレイチェルとが、ヘイデンの家に身を寄せている頃のことでした。

フィリップ所長アダムとの父子は、デヴィッドのことが心配でなりません。誰かから連絡が入ったアダムは、父を置いてバーを後にしました。

<連中>は闇の組織が行いがちな行動をなぞるように動いています。ペーパーカンパニー経由でウェッソン刑務官に金を送っていたため、<連中>を追うことは不可能でした。

一方で、その行動が<ウェッソン刑務官こそが加害者である>という証明になっています。後ろ暗いことをしていると言っているようなものですからね……。

そして、デヴィッドが入所したときからウェッソン刑務官が大金を得ていたと判明し、ペーパーカンパニーの狙いが最初からデヴィッドだったことに刑事父娘が気付きます。

大変なのは、デヴィッドに敵対して有り得ないような攻撃に出た人と、味方として無茶な行動に出た人との区別をつけなければいけないことでしょうか……。

特に幼馴染のアダムは反応が分かりやすいです。デヴィッドをかばう行動を悪し様に言われると、ブチギレそうになっていました。

ブチギレたのはウェッソン刑務官も同じですね。ただ囚人のお守りをしているだけでお金をもらえる楽な仕事のはずだったのに、余計なことをして――という気持ちだったのでしょう。

デヴィッドはあまりカッとならない性格ですが、その落ち着き払った態度が相手をあおってしまうことがあるのかもしれませんね。

それと……これは個人的な感覚かもしれないのですが……ヘイデンさん、ちょっとばかり気持ちが悪いです。なんだか、ねっとりしています。

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動き出した人々

レイチェルに、グローブ紙に勤めていたときからの友人 ジム・ドハーティからメールが届きました。そのメールを隠すように、レイチェルはデヴィッドの前でノートパソコンを閉じます。

夕飯を買ってきたレイチェルは、元恋人 ヘイデン宅で静かな夜を過ごしていました。夕食を買ってきたレイチェルは、デヴィッドと二人で食事を始めます。

その様子をヘイデンに見られているとは、二人とも考えてはいませんでした。ヘイデンは自宅にカメラをつけており、どこからでもアクセスできるようにしていたのです。

二人がソファに並んで食事をしているのを見て、ヘイデンの表情が硬くなりました。それと同じくして、アダムは大きなシャベルを手に、夜の森へと入ります。

デヴィッドの父 レニー・バロウズは、親友であるフィリップ所長に何度も留守番電話を入れていました。バーでテレビを見ながら事件の行く末を見守るフィリップ所長は、それに気付きません。

「ええ。間もなくです。はい、分かってます。心配には及びません」

<連中>のひとりである男が、夜の闇に乗じてデヴィッド宅に忍び込んでいました。何かを確認した男――警察官は、通話相手に対して丁寧にそう告げます。

アダムが向かった先は、マシューの墓でした。2018年3月31日生まれで2021年7月6日に亡くなったと、墓石に刻まれています……。

ヘイデンとしては、未練のある元恋人 レイチェルから「泊まりたい」と連絡があったため、復縁のきっかけになると思っていたのではないでしょうか。

その期待に反して、レイチェルはヘイデンの部屋に男を連れ込んでいたのです。ヘイデンとしては大きなショックでしょう。

それが脱獄し逃走し続けている殺人犯――と判決が下っている男だということは、ヘイデンにとって、さほど重要ではないのかもしれません。

その事実に気付いたら……危機的状況を共有することで、レイチェルとの絆を深められるのでは? などと考えるような図太い人かもしれません。

少なくとも現在は、デヴィッドとレイチェルとは恋愛関係ではないようです。過去にそうだったとしたら、デヴィッドは姉妹どちらもと恋に落ちた男になるわけですね。

<連中>のひとりである警察官の男は、警察官の証を身に着けていました。デヴィッドの実家があるボストンにいたことを思うと、ボストン警察の警察官かもしれません。

そうなると、アダムと<警察官の男>とは、同じ州で警察官として働いている――つまり職場が同じ人だということになりますね。だいぶ危険な立場です。

そのアダムは、誰かの指示でマシューの墓を掘り返していました。考えられるのは、デヴィッドですよね。納められているのが本当にマシューなのか確かめるための行動でしょう。

墓石の文字を見る限り、マシューは3歳で亡くなったんですね。そこから5年経っているため、現在のマシューは8歳です。

3歳と8歳とでは、別人と思えるほど違う姿になっていてもおかしくありません。頬に赤いあざでもない限りは、確信に近い感情は持てなかったことでしょう。

ここまできても、私は未だに「写り込んだ男の子は本当にマシューだろうか?」と思ってしまいます。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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