Netflixドラマ『なにかが、起きる』エピソード8「誓います」【最終回】ネタバレ感想

『なにかが、起きる』タイトル新着
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Netflix独占配信ドラマ『なにかが、起きる』エピソード8「誓います」【最終回】は、本当の<魂の伴侶>が明かされる物語です。

ミヅチ
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有り得る展開だとは思っていたのですが、想像以上のシーンが生み出されていて驚きました。今までの7話は、最終回を見るための助走だったように感じました。

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Netflixドラマ『なにかが、起きる』エピソード8「誓います」【最終回】情報

日本公開日2026年3月26日
制作国アメリカ
ジャンルミステリー、ホラー
注意書き16+
暴力、言葉づかい
上映時間59分

『なにかが、起きる』エピソード8「誓います」【最終回】主なスタッフ

制作ヘイリー・Z・ボストン

『なにかが、起きる』エピソード8「誓います」【最終回】あらすじ

レイチェル・ハーキンは、カニンガム家の次男で婚約者 ニコラス――ニッキーを<魂の伴侶>とするために、苦労を重ねてきました。

そして、ようやく辿り着いた祭壇の上で、とんでもない事件が起こります。レイチェルはその衝撃に耐え切れず、挙式会場をあとにしました。

そののち、日没までに<魂の伴侶>と結ばれなければ、死神との契約で死ぬことになる――その恐怖を、ニッキーはまったく理解していなかったことが分かります。

段々と日が暮れていく中、一度中断した結婚式が再開する様子はありません。呪いはどんな結果を生むことになるのでしょうか……。

ここから先はネタバレがあります!

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ミヅチガタリ

レイチェルは自分の足の指を切断してまで作った秘薬を飲むことなく、結婚式に出ました。それが最初の間違いだったのだと思います。

秘薬は黒魔術を用いたものなので、人知を超えた不思議な力によって、ニッキーの気持ちも変わっていただろうと考えられるためです。

結局、ニッキーは「結婚したくないと言っていたから」と結婚する覚悟を決めたレイチェルとの式を中断し……。

「結婚しない」と告げたレイチェルと、カニンガム一族を呪いから救うために、式を再開させたのです。ニッキーが相手の意見をまったく聞いていないことが分かりましたね。

30年前の目撃者であるジュールスが呪いを信じるのも、その妻であるネルがジュールスを信じるのも、自然なこととして描かれていました。

一方で、ニッキーは混乱しているレイチェルを落ち着けようとはするものの、その言葉を信用してはいなかったことが明かされます。

こういう男の人が、靴下を丸めたまま洗濯物に出したり、弁当箱を洗わなかったり、便座を上げたままトイレを出たりするんだろうな……と妙に納得してしまいました

相手の言うことを<重要なことではない>と決めつけてかかる人は、男女関わらず存在します。そういう人を結婚相手に選ぶと、大変なことになってしまうんですね。

ニッキーもそうですが、実はニッキーの母 ヴィクトリアもそうでしたし、妹 ポーシャもその傾向にありました。

信頼関係を築くには、まず相手の話を真正面から聞くこと……というのが、この作品を通して学んだことですね。

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『なにかが、起きる』エピソード8「誓います」【最終回】ネタバレと感想・考察

アンダーラインが引いてある役名をタップすると、キャストと簡単な役柄紹介が表示されます。

ニッキーの想い

花嫁姿のレイチェル・ハーキンが、カニンガム家の<小さな別荘>に設けられた挙式会場に入ってきました。招待客が見守る中、レイチェルはひとりで祭壇へと向かいます。

花婿であるカニンガム家の次男 ニコラス――ニッキーがレイチェルの手を取りました。レイチェルのヴェールが上げられ、牧師が話し始めます。

レイチェルは、初めてニッキーに会った日のことを語りました。飛行機に乗る気にならず、空港にいたニッキーと共にレンタカーで四日間の旅に出たのです。

その四日間が永遠に続くことを願う気持ちが、いつしか<確証>を求める思いに変化していました。けれども、人生で確かなものなど<死>しかないとレイチェルは気付きます。

「あなたがしてくれたように、心からのまなざしを贈る。そして約束する。あなたを信じ、私たちを信じると。それこそが結婚の本質よ」

レイチェルは、苦労して作った秘薬を飲まずに祭壇へと上りました。話を聞いていたカニンガム家の長男 ジュールスと、その後妻ネルとの二人が、秘薬を飲まなかったことに気付きます。

ニッキーは、結婚するために相手を選ぶのではなく、レイチェルと共にいるために結婚という手段を選んだのだと告げました。

「愛や結婚に対して僕が抱いていた思いは、すべてひっくり返った。すると、今までにないほど君を理解できた。今なら分かるんだ。結婚は人を破滅させる」

ニッキーが読み上げたメモは、一週間前に書かれたものだったのです。ニッキーは<小さな別荘>に来てからの一週間で、気持ちを変えてしまっていました。

証人の男は、祭壇から下りて出ていくレイチェルを不敵な笑みで見送ります。会場はざわざわと騒がしくなり、カニンガム家の皆の表情は引きつっていました。

ニッキーの他責思考がここにきて抜群の効果を出してきましたね。ニッキーは自分を責めることを避けた結果、結婚という制度が悪いという結論に達したのです。

それだけではありません。ニッキーには、レイチェルを含めた周りの人々の気持ちが見えていないという大きな欠点があります。

ニッキーが優しく思えるのは、従順だからです。美しい物語を聞かされれば世界はそういうものだと思い、レイチェルが結婚を否定するのであれば自分もそうする……。

自分というものがない人なのかもしれません。だからこそ、ネルやレイチェルのように、自分をしっかりと持っている女性に惹かれるのでしょう。

レイチェルは、ニッキーからプロポーズされて結婚を決めたものの、迷っていました。しかし、義母の死期や死神の呪いを経て、結婚すると決めたのです。

その大きく揺れ動く心が、ようやく結論を出したとき――結婚相手は、はるか前の言葉を取り出して「結婚しない」と言ってきました。

レイチェルも、見守っていたジュールスとネルとの二人も、よくニッキーに手を上げなかったものだなと思います。うっかり頬を叩いてしまいそうな発言ですよね……。

母親思いだったはずのニッキーが、死の迫る母のことなど考えずに結婚を辞めると言い出したことが一番ショックでした。

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完璧な結婚

挙式会場を出て行ったレイチェルを、ニッキーが追いかけていきます。結婚を嫌がっていたレイチェルに合わせて、一族の価値観を捨てたのだとニッキーは語ります。

呪いを知った今、レイチェルには<魂の伴侶>と結婚するしか策はないのです。しかしその希望は、伴侶であるニッキー自身によって打ち砕かれました。

「私たちの結婚は完璧だと偶像視してた。私と息子の関係をあなたが壊した。信頼を取り戻す時間は残されていない。私の最期が」

式の直前に意識を取り戻したカニンガム家の母 ヴィクトリアは、夫 ボリスが遠い昔の過ちをニッキーに教えたと知り、憤っていました。

部屋に戻ったレイチェルニッキーとは、結婚についての討論を続けています。レイチェルは、死が近付く中で冷静さを欠いていました。

「私はすぐに見抜いた。偶像視するほどの結婚じゃない。お母様はナルシシストでお父様はロマンチスト。自分の余白を埋めようとしてるだけ。お母様はあがめられたくて結婚したけど、お父様を吸い尽くしても満たされない。だから二人とも空っぽなの。見るに堪えない」

それならば、レイチェルがナルシシストでニッキーがロマンチストだと、ニッキーは言い返します。ニッキーは、レイチェルを愛することがいかに困難だったかを語りました。

招待客たちは、二人が戻ってくるか否かとささやき合います。カニンガム家の末っ子 ポーシャが、我慢できずに二人の様子を見にきました。

ポーシャを追い返して、二人は言い合いを続けます。呪いを理由に結婚する覚悟を決めたと語るレイチェルを見て、ニッキーはあんぐりと口を開きました。

招待客の男性陣は、昨夜から二人の結婚がうまくいくか賭けています。うまくいかないほうに賭けた男は、勝利を確信してほくそ笑んでいました。

どうせ日没までに死ぬのだから、言いたいことは全部言ってしまえ! と言わんばかりに、レイチェルが言いたい放題をしています。

それを受けて、ただ受け止めるだけだったニッキーも反論してきました。確かに、レイチェルを愛することは簡単ではなかったでしょう。

自我の強さは元彼女であるネルと比べても非常に強く、パートナーになった人は男女問わず従うことになるのだと思われます。

ニッキーは、レイチェルが訳の分からないことを言っても、一旦は話を聞いていました。その不安を受け止めようとしてくれていたのです。

ネガティブな感情をすべてニッキーにぶつけていたレイチェルを思い返すと、その負担を背負い続けたニッキーは偉いと思えてきますね。

ただし、その姿勢を続けたのは<美しい物語>を信じたためでした。偶像だと分かってしまった今、ニッキーは一族の価値観を刷り込まれた優しい坊ちゃんではなくなったのです。

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日没のとき

ニッキーが死神の呪いを信じていなかったことが分かりました。レイチェルは、二度目の嘘に耐え切れず涙を流します。

ニッキーは、好きになった頃のレイチェルだけを見ているのだと、レイチェルは気付きました。ニッキーは今のレイチェルではなく、かつてのレイチェルを愛しているのです。

日没が1時間後に迫り、レイチェルの母 アレクサンドラの死を目撃したジュールスはあせり始めました。しかし、二人の言い争いは止まりません。

「たとえ呪いがなくても<誓います>と?」

挙式会場の椅子は片付けられ、ダンス会場と化しました。そんな中、二人は過去に起こした互いの問題行動についても責め合い始めます。

ついにカニンガム家の一同が部屋に入ってきました。ジュールスネルポーシャとは、結婚しなければ一族に呪いがうつるとニッキーを説得します。

混乱して我を失っているニッキーを説得したのは、やはりヴィクトリアでした。優しく諭されたニッキーは、結婚式を再開させることを決意します。

しかし、もうレイチェルの気持ちはそこにありませんでした。もうすぐ陽が沈みます。窓辺に立つ証人の男は、沈みゆく陽と会場をうろつく死神とを見て笑いました。

そのとき、ヴィクトリアの鼻と口から大量の血が流れ出します。同じころ、会場に入って踊っている男も鼻と口から血を流し始めました。

カニンガム一族の人々が、男女に関わりなく皆、血を流して死んでいきます。挙式会場も、その隣にあるパーティー会場も、阿鼻叫喚となりました。

なるほど……挙式の際、ニッキーの発言にショックを受けたレイチェルは、最初に祭壇を下りていきました。

それが、かつて証人の男がやったことと同じだと捉えられたのです。結婚相手を祭壇に残し、結婚式から逃げたと……。

そのため、ハーキン家に降りかかった呪いは、カニンガム家へとうつったのでしょう。

すでに結婚していて、伴侶を裏切っているであろう軽薄な人物や、<魂の伴侶>ではないと死神に判断された人々が、次々と血を流して倒れていきます。

ここで気になるのは、レイチェルが<証人>と同じことをしたという判定が下っていることです。

同じ流れになるのであれば、今度はレイチェルが<不死身の証人>としてカニンガム家の結婚式に立ち会い続けることとなるのです。

そして、不思議なことがあります。ヴィクトリアは血を流しているのに、ボリスはまったく無傷なのです。

<魂の伴侶>とは、個人の信念や判断に基づいて判断されるのでしょうか。そうなると、ヴィクトリアは、かつてのもう一人こそが<魂の伴侶>だと思っていたということに……。

そして、もうすぐ離婚するジュールスとネルとも、二人して無傷なのです。死神の判断基準が分かりません……。

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尊い犠牲

ジュールスは、ジュードが無事か確かめるために挙式会場に向かいました。あまりの恐ろしさに物影に隠れていたジュードを、ジュールスが抱き上げます。

「彼の血筋にうつると警告したはずだ」

証人の男は、詰め寄るレイチェルにそう返します。その頃、死神は<小さな別荘>の中をゆっくりと見て回っていました。

ジュールスは、ジュードを子供部屋に連れて行き、そこから出ないように指示します。そしてヴィクトリアの寝室に向かい、呪いがカニンガム一族にうつったと告げました。

両親に隠してラスベガスで一度結婚していたポーシャも<魂の伴侶>と結ばれなかった既婚者として扱われます。ポーシャの体からも血が流れ出しました。

挙式会場の血だまりに、レイチェルはひとりたたずんでいました。そこにやってきたニッキーは、結婚式の続きを始めます。

すでにレイチェルは誓いの言葉を述べていました。続けてニッキーが誓ったことで、レイチェルとニッキーとの結婚が成立します。

レイチェルの目、鼻、口からとめどなく血が流れ出しました。けれどもそれは、カニンガム家から呪いがうつされたことにはならなかったようです。

ポーシャの血も止まることはありませんでした。そして、レイチェルはひとり中庭へと出ていき、雪の中、倒れ込みます。

カニンガム一族を守るため、レイチェルは犠牲となりました。けれども、ヴィクトリアもポーシャも助かりませんでした。

そんな中、死神は証人の男に死を与えることを決めます。夫婦どちらも生き残ったジュールスネルとは、その結果に驚きつつ涙します。

互いに<魂の伴侶>だと思っていたのは、離婚しようと決めていたジュールスとネルとの二人だけでした。

二人にとって離婚とは、愛するがゆえのものだったのかもしれません。理由は明かされていないので分かりませんが、魂の繋がりはお互いに感じていたようですから……。

しかし、こういう展開になることは予想していたとはいえ、呪いが降りかかるのは<これから結婚する人>だと思っていました。

すでに結婚している一族の面々を犠牲にするとは――今夜は激務だったことでしょうね。まさに刈入時です。

ジュードを守るためにと、ジュールスやネルがレイチェルを切り捨てることは想像の範囲内でした。やはり子供を守る気持ちは強いものですよね。

そうしてハーキン家に呪いを戻した――かと思いきや、そうではなかったようです。ではなぜ、レイチェルは命を落としたのでしょうか……。

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新たな証人

翌朝――証人の男が命を落とした次の瞬間、レイチェルの目が開きました。寝室に行ってニッキーと再会したあと、レイチェルはジュードとも顔を合わせます。

「覚えておいて。呪いは現実よ。誰にも惑わされないでね。いい? あなたはじっくり考えてから、結婚相手を選ぶのよ。私が証人だから安心して」

亡くなっている証人の男は、レイチェルに伝言を残していました。レイチェルは次の証人となるため、死神の犠牲になった人々の遺品を引き継ぎます。

<JUST MARRIED>と書かれた軽トラックは、証人の男のものでした。レイチェルは証人が使うカバンを荷台に乗せ、運転席に乗り込みます。

車にあったバー<スワン・ダイブ>のライターを使って、レイチェルはタバコに火を点けました。惨劇の舞台となった<小さな別荘>をあとに、車は走っていきます。

その道中、ニッキーから贈られた結婚指輪をはずし、窓から道に投げ捨てました。沈んだ表情だったレイチェルでしたが、その行動によって振り切れたのか、笑顔になります。

死神は、証人の男の寿命を延ばしたわけではなかったようです。男の命を奪い、その体に死神と同じような永遠の命を宿していたと思われます。

証人の男の体から<永遠の命>が取り出されたときに男は死んだのでしょう。正確には<二度目の死>です。人として死んだあと、100年以上経って証人として死んだのです。

前夜、ニッキーを<魂の伴侶>と信じられないままに式を続けたことで、契約通りレイチェルは死にました。人としての死です。

これは<魂の伴侶と結婚できなかったことに対する呪い>です。しかしもうひとつ、レイチェルは<祭壇に結婚相手を残して逃げたことに対する呪い>も受けなければなりません。

死神は<どちらも行われたため、両方の契約不履行に対応いたします>という姿勢でお仕事しているということですね。厳しい……!

最後のレイチェルの笑みは、解釈が分かれるところでしょう。「もうどうでもいいや」という自嘲的な笑みにも感じられます。

面白いのは、ニッキーに呪いが発動していないところを見るに、ニッキーはレイチェルを<魂の伴侶>だと信じているようです。

そう信じていながらも、一族を守るためにレイチェルに死んでもらおうとしたのです。これがニッキーの不可解なところですよね。

もしお互いに<魂の伴侶>だと信じて結婚したとしても、ニッキーはいつかどこかで、この不可解な行動を取っていたと思うのです。

つまるところ、レイチェルはニッキーと結婚できなくてよかったのではないかな……などと思ってしまいました。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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