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Netflixドラマ『ミステリーバス』ネタバレ考察「狂気の3兄弟」

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ミヅチ
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この記事は、Netflixオリジナルのノルウェードラマ『ミステリーバス』(原題:Bloodride)「狂気の3兄弟」のネタバレと考察、感想です。

青年エリックは、3年間の精神科病院の入院を終えて、都会に出てきました。そこに長男ゲオルグと次男オットーが訪ねてきます。

兄たちにそそのかされ、エリックは薬も飲まずに外出します。途中で出会った女性モニカを連れて、山小屋へと向かいました。

幼い頃、父と兄たちと共に過ごした山小屋で、エリックとゲオルグ、オットー、モニカがパーティーを始めました……。

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主な登場人物とキャスト

エリック(アーレン・ルーダル・ヴィカーゲン)
オットー(ベンヤミン・ヘールスター)
ゲオルグ(ハーラル・ローセンストロム)

ここから先はネタバレがあります!
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ミステリーバス – 狂気の3兄弟

青年エリック

山小屋で暮らしていた青年エリックは、母親と共に都会に引っ越してきました。母親はエリックの外出を禁じ、決められた時間に薬を飲むよう指示します。

母親が出勤し、ひとり家に残されたエリックは「我が家の山小屋」と記されたアルバムをめくりました。

エリックがその中の1枚――子どもの頃、父親と兄2人と一緒に山小屋で撮った写真を見つめていると、呼び鈴が鳴りました。

精神科から退院した青年を、長男ゲオルグと次男オットーが迎えに来たのです。2人の押しの強さに負けて、エリックは外出しました。

ガソリンスタンドへ

エリックは運転手となり、兄たちを乗せて山小屋へと向かいます。その途中でガソリンスタンドの売店に寄ったエリックは、鏡を見て驚きました。

3年の入院で女性に飢えているエリックは、店員の女性に興味を持ちますが、気弱なため誘い出すことはできません。

しかしエリックが車に戻ると、兄たちが声をかけた女性モニカがいました。エリックはモニカも一緒に山小屋に連れて行くことにします。

モニカは心理学専攻の大学生で、恋人はいません。兄たちは、エリックにいい女性が見つかったと喜びました。

山小屋にて

モニカはヒッチハイク中に声をかけられたのにも関わらず、あっさりと男3人の車に乗り込んで、山小屋へとやってきます。

モニカはエリックが「クソ親父」と呼んでいるのを見て、父親との関係が複雑だったのだろうと話します。

エリックの父親は、ナイフを研ぐことを強制する人でした。「鈍いナイフじゃ殺せない」というのが口癖だったのです。

呑み始めると、オットーが音楽をかけて悪ふざけを始めました。そこでモニカは「何のビョーキなの?」と笑います。

オットーは曲を止め、厳しい顔で「ビョーキなのは俺じゃない」と言います。そこでエリックは、精神科に入院していたと明かしました。

それを聞いたモニカは、急にトイレに行ってしまいます。ゲオルグは、オットーが余計なことを言ったからだと責めました。

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父親はなぜ死んだのか

ゲオルグのアドバイスで、エリックは明るく振る舞います。そこでモニカは、プロの心理学者になるのが夢だと話しました。

モニカは身の危険を感じていないとエリックに伝え、父親との間に何があったのかを尋ねます。

その頃、帰宅した母親はエリックが部屋にいないことに気付いていました。開かれたアルバムを見て、山小屋に向かったと勘付きます。

モニカに、エリックが父親を殺したのだとゲオルグが話します。しかしモニカは、エリックはそんな人に見えないと答えます。

モニカは色々と聞きたがっていましたが、エリック以外の誰が父親を殺したと思うのかとゲオルグに尋ねられ、急に脅え始めました。

モニカの運命

帰ろうとするモニカを、オットーが椅子に縛り付けます。エリックは、ゲオルグとオットーに激しく痛めつけられました。

エリックは殺人を自供したけれど、本当の犯人は誰だと思うかとゲオルグが笑います。部屋の床には、血塗れのエリックが倒れていました。

母親はエリックを追ってガソリンスタンドに来ていました。そこで女性店員から、エリックが兄弟で山小屋に向かったと知ります。

目を覚ましたエリックはモニカを解放しようとしますが、ゲオルグとオットーはエリックの意見を聞こうとしません。

「こうなったのは全部、俺たちのせいだ。特にオットーの……」ゲオルグは、エリックに決着をつけるように語りかけます。

オットーはナイフを握り、モニカの胸に何度も突き立てます。モニカは泣きながら息絶えました。

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エリックの真実

山小屋にやってきた母親に、エリックは「兄貴たちが……」と訴えかけます。しかし母親は「あなたに兄弟はいない」と言いました。

血塗れのエリックは、兄たちがモニカを殺したのだと話します。驚いた母親が中に入ると、椅子には看板が縛りつけられていました。

父親も兄たちが殺したのだとエリックは言いますが、母親は反論します。父は生きている、家族を見捨てただけだと……。

エリックはひとりで外出し、モニカ――可愛いイラストの描かれた看板を乗せ、全員の役を演じながらひとりで騒いでいたのです。

エリックは、ポケットに忍ばせていた写真を取り出します。そこには、父親と幼いエリックの2人だけが写っていました。

再び、ガソリンスタンド

母親は、エリックがガソリンスタンドから盗った看板を返しに行きます。すると、ひとりになったエリックに誰かが話しかけてきました。

それは、ゲオルグとオットーでした。給油している女性を指し「やっちまえ」と笑うのです。

ゲオルグが給油ノズルを持ち、オットーがその先でマッチを燃やします。エリックはその様子を見て笑いました。

エリックは車から降ります。次の瞬間、ガソリンスタンドには大きな火が回り、女性の悲鳴が響くのでした……。

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考察と感想

考察

エリックは精神科病院に3年間入院していました。これは事実でしょう。実在しない兄たちと会えなかったのは、薬の影響です。

しかし、薬を飲むタイミングを逃してしまったためか、エリックの前に兄たちが現れます。エリックが作り出した別人格だと考えられます。

エリックは、兄たちが父親を殺したと思い込んでいました。その罪をかぶったことが、入院のきっかけになったのだと――。

そもそも父親は死んでいませんでした。現実においては、父親はエリックと母親を捨てて、別の人生を歩んでいるだけなのです。

エリックが別人格ゲオルグとオットーを生み出したきっかけは、父親から捨てられたことではないでしょうか?

父親が自分を捨てたという事実を受け入れられなかったエリックは、兄たちを作り出し、父を殺してもらった幻想に溺れたのです。

エリックはガソリンスタンドで殺人を犯します。父に捨てられ、母に守られる弱い自分から脱却するための手段だったのでしょうか……。

狡賢いゲオルグも、行動力のあるオットーも、気が弱いエリックの憧れる男性像なのでしょう。

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ミヅチガタリ

エリックが時間通りに薬を飲むように母親から注意された時点で、ここから先の展開はエリックの妄想なのだろうと想いました。

それでも兄たちと写っている写真が出てきた時は、ちょっと不安になりました。考え過ぎなのかも? と……。

モニカのことは最後まで分かりませんでした。買い物の間に乗っていたのは勘違いで、オットーのふりをして誘ったのかと思っていました。

看板!! さすがに思いつきませんでしたよ……。抑えつけてきた殺人衝動を、幻想の中で叶えたわけですね。なるほど。

エリックは最後に殺人を犯しますが、これも事実だか分かりません。女性客が本当に存在しているのか、確かめる手段がありませんからね。

殺人が事実であれ、幻想であれ、エリックはもう二度と病院から出さない方がいいでしょう。母親には酷な話ですが……。

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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