Netflixドラマ『なにかが、起きる』エピソード3「燃やされたい?」ネタバレ感想

『なにかが、起きる』タイトル新着
この記事は約19分で読めます。

Netflix独占配信ドラマ『なにかが、起きる』エピソード3「燃やされたい?」は、母の死を受け入れられない一家がある儀式を行う物語です。

ミヅチ
ミヅチ

弱い立場となったレイチェルが、一家に気を遣いながら過ごす様子を見ていると胃が痛くなってきますね……。

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Netflixドラマ『なにかが、起きる』エピソード3「燃やされたい?」情報

日本公開日2026年3月26日
制作国アメリカ
ジャンルミステリー、ホラー
注意書き16+
暴力、言葉づかい
上映時間41分

『なにかが、起きる』エピソード3「燃やされたい?」主なスタッフ

制作ヘイリー・Z・ボストン

『なにかが、起きる』エピソード3「燃やされたい?」あらすじ

レイチェル・ハーキンは<カニンガム一家に殺されるのではないか>と疑ってしまったことを謝罪するため、一人ひとりに謝って回ります。

一転、弱い立場となってしまったレイチェルは、末っ子 ポーシャによる結婚式の準備を手伝うことにしました。家族の皆に、結婚式の食事をチキンか魚か聞いて回るのです。

その中でレイチェルは、母 ヴィクトリアの死と向き合えていない人物が多いことに気付きました。そこで、ある儀式を行うことにします。

ここから先はネタバレがあります!

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ミヅチガタリ

<謝罪ケーキ>という発想がなかなか面白いなとは思ったんですが、殺人犯と疑われたことを思い出させる文言があるのは逆効果ですよね……。

そこは<とんでもない勘違いをしてしまって本当にごめんなさい>くらいに留めておいたほうがよかったのではないかと思ってしまいます。

<I’m Sorry I thought You were Going To Kill Me>などと書いてあるケーキを食べたいと思う人がいるかと考えると……まあ……。

気合が入りすぎの末っ子 ポーシャに振り回された結果、家族の面々に会うことになり、レイチェルは行動心理学者として<母の死に向き合えていない人が多い>と気付きます。

それは婚約者 ニッキーもそうですし、その兄 ジュールスもそうです。ポーシャも向き合うのが怖いからこそ、結婚式の準備に打ち込んで気を紛らわせているのでしょう。

だからこそ、レイチェルは<結婚式を生前葬の代替にするのは間違いだ>と判断したのです。気を紛らわすのではなく、自分の本心を見つめることが必要だったのです。

そうして一家は、妻や母を喪う現実と向き合い、心の内に隠された気持ちを探り出しました。レイチェルはこのためにカニンガム家に導かれたのかもしれませんね。

その一方で、カニンガム家に忍び込んだ実在の人物が存在したことと、長男 ジュールスが8歳の頃に目撃した<謝り男>が作り話ではなかったことが分かりました。

連続殺人鬼 ラリー・プールと、ジュールスが目撃した<謝り男>とは、何か関係があるのでしょうか……この地域に一体どんな謎が隠されているのか、気になります。

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『なにかが、起きる』エピソード3「燃やされたい?」ネタバレと感想・考察

アンダーラインが引いてある役名をタップすると、キャストと簡単な役柄紹介が表示されます。

何者かの視線

雪が降る田舎の村に、裕福なカニンガム家の<小さな別荘>があります。何者かが、息を潜めてその別荘に忍び込んでいました。

夜中、カニンガム家の父 ボリスは、犬の剥製を作っている最中に足音を耳にします。しかし、とっさに<犯人>が隠れたため、見つけられませんでした。

<犯人>は、次男 ニコラス――ニッキーと、その婚約者レイチェル・ハーキンとが眠っている部屋へと入っていくのでした。

「誓います」まで あと3日

翌朝、レイチェルはひとり車を走らせて町に出ていました。<殺されると勘違いしてごめんなさい>と記したケーキをお店に頼んだのです。

この行動をどう思うか、レイチェルは長男の息子 ジュードに尋ねました。するとジュードから、カードを贈ったらどうかと提案されます。

カードを書いたレイチェルは、自身を追う何者かの視線にも気付かず、ニッキーと過ごしている部屋に向かいました。

ニッキーは、ジョンズ・ホプキンス大学の脳神経外科医と電話しています。その前にはカルフォルニア大学にも連絡し、今はパリの外科医の研究に期待を抱いていました。

ニッキーは母 ヴィクトリアの脳腫瘍を外科手術で取り除きたいようです。ヴィクトリア本人が家族と過ごす最期を求めている一方、ニッキーは延命に必死でした。

「結婚は延期に。大事なことに集中して。皮肉じゃないの。命がかかってるんだから。結婚式よりも大事なことよ。こんな状況で結婚するのも、どうかと思う」

目覚めたあと着替えもせずに<世界一の脳神経外科医>を探すニッキーを見て、レイチェルは決意します。そして、家族の秘密を暴いたお詫びにと、テディベアを渡します。

けれども、ニッキーは結婚式は延期しないと告げました。そこに末っ子 ポーシャが入ってきて、結婚式まで間もないからと準備を急かします。

家族の意思と、本人の意思とが食い違うのはよくあることです。ニッキーのように別居している家族が異を唱えることもまた、よくあることなんですよね。

ちなみに名称もあります。<カリフォルニアから来た娘症候群>です。終末医療について、すでに合意がなされていることに反論する遠方の親族のことです。

ニッキー以外の家族全員は、ヴィクトリアの病状が悪化していく様を見ていたでしょうし、その治療が上手くいかないことにも直面してきたでしょう。

それをまったく知らずに過ごしてきたニッキーには、母の死が目の前まで迫っていることが理解も受容もできないのです。

もちろん、共に過ごしていても受け入れられないポーシャのような家族もいます。それでも、ニッキーほど現実が見えていない状態ではないでしょう。

行動心理学者のレイチェルが、これを知らないはずはありません。それでもニッキーの気持ちに寄り添おうとするのは、優しさゆえだと思います。

ニッキーが普段優しく接してくれる人で、ただ強情なだけではないと分かっているからこそ、レイチェルは寄り添おうとしたのでしょう。

そんな中、気になる<視線>が描かれました。レイチェルを追っているのは確かですが、何者なのかまったく分かりません。

また、物音は聞こえても、その姿は誰にも見られていないことから、人間ではない可能性もありますね。

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チキンか魚か

レイチェルと共に廊下に出たポーシャは、本気でカニンガム一家に殺されると思っていたのかと問い詰めてきます。

「あなたを検索しても何も出ない。SNSも高校のスポーツの記録もね。下手だったの?」

<殺される>という異常な発想に至ったのは、レイチェルの生き方が異常だったゆえではないか……とポーシャは考えているようです。

式場となる大広間には、ブナ材のビーチウッドを使ったゲートが作られていました。ポーシャは依頼した<愛の森>ではないと、チップを払うのを拒否します。

また、造花でもいいと考えるレイチェルに対し、場にふさわしい生花でなければいけないとポーシャは主張しました。

「どっかの田舎で在宅教育を受けたのね。……あなたが謎なの。付き添い人は? 入場曲は? 誰と歩くの? あなたが無頓着だから、誰かが考えなきゃ」

最期のときが近い母のため、ポーシャは神経質になっているようです。レイチェルはひどい言葉を投げかけられながらも、笑顔を作って対応しました。

忙しいポーシャは、ケータリング業者からメニューを決めるよう言われています。レイチェルは、カニンガム家の皆に<チキンか魚か>尋ねて回る役割を引き受けました。

最初に会いにいった相手は、ヴィクトリアでした。そこで二人は<母を喪う>ことについて話し合います。母と暮らしてこなかったレイチェルでも、何か思うはずだと……。

ヴィクトリアはチキンと魚両方を求めました。レイチェルは一家皆に気を遣い続けて疲れてしまい、窓辺で一服します。

母の最期にこれまでで最も素晴らしい結婚式を……と考えていれば、ピリピリしてしまうのも仕方のないことです。

レイチェルは一家に殺人犯の疑いを持ってしまったこともあり、強く出られない立場になっていました。

おそらく、広場恐怖症の父と二人で暮らしたレイチェルにとって、学校に通うことはほぼ不可能だったでしょう。

ひどい症状になると、自宅から出ただけでもパニック発作が起きるそうです。保護者として学校とやりとりすることは、ほとんどできなかったのではないでしょうか。

在宅教育を受けた理由は、こういった父の症状があってのことだと思われます。自宅にいれば一人前の保護者として振る舞えるのならば、選択肢はひとつですよね。

もちろん、そんな父を自宅から遠く離れた場所に連れ出して、結婚式に参加させるなんてことは――不可能です。レイチェルは一人で歩くしかないのです。

SNSのログがないのも、学校に通うことができなかったと考えれば妥当です。スポーツの記録がないのは、本人の言う通り、成績が振るわなかったためかもしれません。

ちなみにポーシャは「I googled you, you know.」と言っていました。今や「google」は動詞になっているんですね……!

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向き合うべき問題

長男 ジュールスが目にタオルをかけて、浴槽で温まっています。そこに長男の後妻 ネルがやってきて、浴槽で眠らないようにと注意しました。

「弟の好みは<傷付きやすく自己中な女>だ。踏みつけにされたいんだろ。それでいて救世主気取り」

ジュールスは、ニッキーの元彼女であるネルを、レイチェルと同じだろうとけなしているのです。罵られたネルは、誘われるままにバスタブの中にジュールスの顔を沈めました。

「分かった。言ってあげる。あなたは、お義母さんの死に向き合ってない。今までも、いつもそう。失敗した一度目の結婚にも、弟への嫉妬心にも、真偽不明の殺人鬼にもね。取り憑かれた当時の年齢から成長してない。問題に向き合いなさいよ。さもないと、すべてが崩れ始める。息子に顔向けできるの?」

レイチェルがやってきたことを知りつつ、ネルは話し続けました。そして何事もなかったかのように笑顔を作り、自分はチキン、夫は魚だと答えます。

ジュールスが去ると、ネルはレイチェルに謝りました。二人から希望を聞き終えたレイチェルは、ジュードに欲しがっていたビデオカメラを渡しにいきます。

地下の部屋の中では、ニッキーボリスとが話し合っていました。脳腫瘍の母の治療を望むニッキーに対し、ボリスはまずは結婚式を挙げてからだと主張します。

そこでレイチェルは、家族会議を開こうと提案しました。レイチェルとニッキーとの結婚式を生前葬の代替とするのではなく、問題に向き合うためです。

お互いの思いをきちんと吐き出すべきだと、レイチェルは考えていました。ネルいわく問題に向き合えていないジュールスは、母の死に向き合うことを頑なに拒みます。

そのうちに誰も口を開かなくなったため、ひとりの時間を作ってから、もう一度集まろうとレイチェルは提案しました。そしてレイチェルは、ネルと雪の森に入ります。

弟への嫉妬心――ということは、長男 ジュールスは何かしらの理由で次男 ニッキーを羨んでいて、その結果、弟の元彼女と結婚することになったのでしょうか。

ネルが真剣にニッキーと付き合っていたのならば、ジュールスに乗り替える理由が分からないと思っていました。

しかし、優しすぎて反撃できないニッキーを見限り、しっかり噛みつけるジュールスへと気持ちを移したのであれば、納得できます。

けれども、結婚して分かったのは、ジュールスは子どもっぽくただ反抗しているだけで、真の意味で反撃しているわけではなかったということです。

また、<真偽不明の殺人鬼>は<謝り男>のことです。ジュールスが8歳の頃に目撃した殺人犯は作り話だった……というのは嘘だったわけですね。

ただし<謝り男>が実在の人物か否かは、今でも分かっていないようです。ジュールスが向き合わない以上、他人が真偽を判断することはできません。

ネルは、問題が山積みのカニンガム家の人物の中で、唯一レイチェルの話が通じそうな人物です。血縁者でない者同士の連帯が生まれそうですね。

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告白の儀式

雪の森で、レイチェルとネルとは散策を楽しみます。ネルは、自分の結婚式を生前葬として利用されているレイチェルに同情していました。

二人がやってきたのは、ジュードにより枝を束ねて作った人形が下げられた場所でした。その人形に向かって本心を話すことを、一家に課したのです。

「目を合わせなくていいと思えば、旨の内を話しやすい。……言葉にする。一人ずつ順番に話しましょう。口に出せば皆さんの痛みと悲しみは和らぐでしょう。解き放つのよ。さあ、一人目は?」

陽が落ちた結婚式会場で、照明を消し、一人ひとりろうそくに火を灯します。祭壇に飾られた人形の前に出ていったのは、ネルでした。

「お義母様、素晴らしきカニンガム家の女性。あなたが開ける穴は埋まることはないでしょう。なぜなら、ひとつの時代の終わりとして、讃えられるべきだから。あなたの存在と強固たる勇気を、私たちは永遠に伝えていきます」

ネルは義母 ヴィクトリアに対する思いを手紙にしたため、それを読み上げます。次に続いたのは、ニッキーでした。ニッキーは、父母の築く家族像に敬服したと語ります。

「意見の違いもあった。俺の欠点も失敗も愛してほしい。俺は母さんを愛せるようになったんだ。愛してる。寂しいよ」

母の死から目を背け続けたジュールスでしたが、やっと、少しだけ本心を明かしました。それに続くのはボリスです。

ボリスは、ヴィクトリアの32歳の誕生日に出張を優先し、サントリーニ島への旅行をしなかったことを悔いていました。

ポーシャは、母のことを子孫に伝え続けると誓います。そしてレイチェルは、ヴィクトリアから贈られた言葉を繰り返しました。

全員の言葉を聞き終えた人形は、皆の手で燃やされました。一家の<告白>を収録したあと、ジュードはカメラを構えたまま家の中を歩き回ります。

完全に本心を打ち明けるなどということは、レイチェル自身も期待していなかったのだろうと思います。

ただ、これだけは伝えておきたい。この場で言っておかなければ、いつか後悔するだろう。――そういうものでも、よしとしたということですね。

長男の後妻 ネルの言葉は、型式通りのものでした。それが最初に出たことで、ほかの人々も少しは話しやすくなったのではないでしょうか。

ポーシャの言葉も、形式ばったものでした。しかしネルのものとは違い、実感のこもった<カニンガム家>の血を感じさせるものでした。

ニッキーは思いつきで話しているように見えましたが、普段から父母に感謝し尊敬しているため、自然に言葉が出てくるようでしたね。

ボリスは具体的に謝りたいことを告げました。表情を見るに、ヴィクトリアに許すつもりはなさそうですが……。

そして問題のジュールスは<出来が悪い息子だと愛されないのではないか>という不安を抱えて生きてきたことを明かしました。充分な<告白>だったと思います。

その息子ジュードに対しては、反省を活かしてか、割と自由に行動させています。ドレスを盗んだときと同じく、また何か余計なことを企んでいるようですが……。

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目撃された人物は

ジュードは、地下の開かずの間の鍵が開いていることに気付きます。ビデオカメラを構えたまま、部屋の奥へ奥へと入っていきました。

その頃、ほかの家族たちは庭に出て、燃え盛る<人形>を見つめています。皆、口にした思いと、できなかった思いとを抱えてたたずんでいました。

「おじいちゃんが動物をまつる部屋。犬は<見てる>って言ってた」

薄暗い部屋を小さなライトで照らしながら撮影していると、物音が聞こえてきました。ジュードは息を荒らげながら、ゆっくりと音のしたほうへと近付いていきます。

ふと横を見ると、カーテンの向こうに見知らぬ男が立っていました。そんな出来事があったとも知らず、家族は皆、それぞれの部屋に戻っていきます。

夜中に目覚めたレイチェルは、キッチンで水を飲み、置きっ放しの<謝罪ケーキ>をカットして食べました。その様子を、何者かが見つめています。

そして、部屋に戻ろうとしたレイチェルは――何者かに背後から襲われました。レイチェルは意識を失い、そのままどこかへと引きずられていきます。

謎の人物は……実在したんですね! 誰だか分かりませんが、地下室をねぐらにしつつ、夜になると家の中を歩き回っているようです。

ジュードがどうなったのかも気になるところですが……。この男は、最初からレイチェルが狙いだったようですね。

結婚に反対するカードを作って送ってきたのも、この男かもしれません。どんな目的があるのか、気になるところですね……。

そして、レイチェルが持ち帰った<謝罪ケーキ>は、誰も口をつけませんでした。がっかりする気持ちと一緒に、ケーキを飲み込んでいるように見えました。

どうなることやら、まるで先が見えなくなってきましたね。ちなみに私なら、チキンと魚と両方用意してほしいです!

※トップ画像はNetflixから引用いたしました。

ミヅチ

ホラー好きのネタバレブロガーです。ダークファンタジーもミステリも好きです。Netflixオリジナルドラマに首ったけです。

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